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あてもなく横浜

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GWの一人時間ー、友人もつかまらず家族も留守。外は行楽日和。割と静かな団地だけれど、連休中だからか更にひっそりとしているように思う。
いつものように自宅に引きこもっていようかと思ったが、ふと思い立って元彼の住んでいた街へ行くことにした。昔住んでいた場所なので、現在住んでいるわけではないー思い出の場所。
SNSでなんとなくの場所は分かるけれど、お互い妻子ある身でそれをしてはいけないという理性が働く。年老いた自分を見られるのも怖いし、また幸福な彼のマイホームなど目にしてしまったらそれをぶち壊してしまいたい衝動に駆られるかもしれないー、自分で自分がどうなるかさえ分からないのだ。
連休中の列車はやはりざわついており、一旦座ったものの、次の駅で赤ん坊を抱っこしながらベビーカーを担ぎ、幼児の手をひく母親が乗り込んで来た。子供は疲れたのかぐずっており、すぐに席を立つ。こういう時、咄嗟に「どうぞ。」と一声掛けて席を譲ることが出来たらよいのだけれど、断られた時の気まずさを思うと声掛けをためらい、ただ黙ってそこを離れ、静かに相手が座るのを見届けることしか出来ない。
すると、若い体のピンピンした今風の若い男性がドカリとそこに腰を下ろした。私の自己満足な善意はしたくもない相手に受け取られたのだった。

みなとみらいに着くと、途端に自分がいかに場違いな場所に来てしまったのかを思い知る。街は家族連れやカップルばかりで、一人でぶらぶらしているのは自分だけのようにさえ思える。喉が乾いたので、チェーンのカフェ店に入り、1杯のアイスコーヒーをオーダーする。席に座ると、誰も見ていないのに、これみよがしに自分には家族がいるという証明ー携帯待ち受けに写る我が子を見たり、結婚指輪のある薬指をなぞったりーをする。


カフェでは買い物袋をたくさん持った三人組の女性だったり、またいちゃついているカップルだったり、子供がアイスを口の周り中につけているのを拭き取るのに必死な母親だったりーがおり、その誰もが忙しそうに口を動かし目を動かしと表情をめまぐるしく変えている。
私だけが、無表情なまま携帯画面を操作する。結局は自宅にいても外にいても、私の話し相手は携帯で繋がる一方通行の交友関係なのだ。

カフェで小1時間程涼んだ後は、ウィンドウショッピングをした。母の日はネットで手配したので、特に急ぎの買い物などはなかったのだが、なんとなく雑貨や来月にある父の日のプレゼントなどを物色する。催事で北海道展のコーナーがあり、大好きなレーズンバターを買えたのがこの日一番の収穫だった。

百貨店と百貨店との間にある道路を横断する為、信号待ちをしている時ー騒がしい雑踏の中でいいようもない寂しさに襲われた。初夏を思わせる太陽に当たりながらー、交差点で多くの人々が赤から青に変わるのを待ち、それが変わった瞬間、置いてきぼりにされたように足がすくんで動けなかった。青信号のメロディが何の曲だか分かるのと同時に自分を取り戻し、早足で歩く。
特に目的はなかったのだが、店に入り繊細なレースのハンカチを2枚購入した。私の分と母の分だ。少しのデザイン違いのそれは、涼しげでこれからの季節、フォーマルな場でも使えそうなものだった。
その勢いで、おもちゃ売り場まで行き、サン○オへ足を運ぶ。子が喜ぶかもーとキャラクターのハンドタオルとスーパーでは買えない同キャラクターの一口ゼリーを買う。容器が500円程度で売られており、その中に詰め放題という形。たったの5個しか入らなかったが、きっと容器代がその価格の殆どを占めているのだろう。
綺麗にラッピングして貰うと、おまけのような可愛いマグネットがラッピングされたリボンの上に掛けられていた。


元彼の自宅まで行こうかと思っていた朝の気持ちは、そんなことをしてどうするのだという思いと面倒臭さでたちまち消え去る。
ただ、学生の時によくデートした山下公園をぶらぶら歩いた。コンビニで買ったビールを片手に、暑さと疲れで腰を掛けたいのだけれど、どのベンチもカップルで埋まっており、仕方なく周辺をウロウロする。
仕方なく、階段に腰を掛け、ただぼーっと海を眺めた。潮風を体全部に行き渡るように吸い込むと、あの頃が少しだけ蘇る。
記憶とは、景色だけでなく匂いにもあるのだと知る。


10年以上前の私と彼が、目の前を通り過ぎる。
楽しげに、これから先の未来はキラキラしたものであると信じて疑わない瞳をしながらー


シュワシュワと弾ける炭酸が、過去に思いを馳せる私の目を覚ます。結局過去に戻ることは出来ない。出来るのは、今与えられた駒をどう動かしていくか。
ビールを一気飲みし、片手で収まる荷物を持って、誰もいない我が家に戻る。そこが今在る私の居場所だからだ。










































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