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サードプレイス

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人にとって、第一の居場所は家庭ー
第二の居場所は職場ー
そして、近頃では第三の居場所を求める人々が増えていると聞いた。すなわちサードプレイスと呼ぶそうだ。
職場と家との往復に物足りなさを感じ、通勤前や帰宅途中に習い事や行き着けの店を作るという。コンビニや本屋など自己完結する場ではない、他社と関わる第三の場である。

私のような専業主婦にとってのサードプレイスはどこだろう?そもそも第二の居場所すらない私。子供の学校関係や習い事の送迎関係を第二の居場所とするのなら、このネットの世界がサードプレイスだろうか?携帯画面ー片手で収まる居場所。
そこは、朝っぱらでも夜中でも、来るもの拒まず去る者追わずの年中無休で開かれた世界だ。煩わしい人間関係はないが、寂しさが埋められるかといったらそうでもない。例えば、ヨガやフラダンス、ママさんバレーなどのアクティブな場は、健康的に汗を流し、また同じようにポジティブ思考を持つ人々と交わうことで、更に相乗効果で自分を前向きに保てるだろう。日々単調な日常であっても、第三の居場所を思えばそれを励みに頑張れる。
また、行き着けのカフェやバー、そこでは利害関係のない交友を広げられるかもしれない。ちょっとした異業種交流の場にもなり得るのだ。


勇気を出して、高橋さんのいる接骨院へ足を運んだ。あそこは私のサードプレイスだから。
受付には、あの綺麗な女性が座っており、久しぶりだったことで多少の気まずさを感じながら診察券を出すも、向こうは何とも思っていないのだろう、ビクビクしている私に対して特に表情を変えずの応対だった。
しばらくして名前が呼ばれたが、その日の担当は高橋さんではなかった。その男性は寡黙なのだろうか、必要以上にこちらに向かって話し掛けることはなく、淡々と施術をしていく。しかし、力加減がやや強めだったことで痛みが勝り、リラックスすることも出来ず、だったらもう少し弱めにお願いすれば良いのにそれを伝えることが出来ない。
なんでもない風を装って、言われるがままに右に左に体制を変える。正直苦痛な時間が続いた。
そして、私の頭に浮かぶいくつもの疑問。


ー高橋さんに気味の悪い女だと思われたのだろうか?
ーやはり避けられてる?


マッサージでベッドが軋む音以外は聞こえない沈黙を破るように、私はその男性に尋ねた。


「高橋さんは、今日どうされたんですか?」


一瞬の間の後で、


「高橋君?彼は今日お休みですよ。」


求めていた答えが返って来たことで、安堵と共に笑みまで溢れる。避けられていたわけではないのだ。しかし、休みということは何をしているのだろう?趣味のカメラを持ってどこかにお出掛けだろうか?彼女はいるのだろうか?いたとしたらデートだろうか?
知りたいー欲求が高まる。


「はい、今日はここまでです。」


若干愛想の悪い男性スタッフが席を外す。素っ気なくされようが、こちらも何とも思っていない相手だから大して傷付かない。カーテンを閉めるとさっさと着替え、施術室を後にした。
会計を済まし、高橋さんの出勤日はどこかに書いていないかと、受付の中のカレンダーを覗く。マジックであれこれ記されているようだが、受付の女性が邪魔で良く見えない。彼女が立った隙に、身を乗り出し確認すると、「全出」の文字。これは全員出勤という意味だろうか?
高橋さんのシフトまでは確認することが出来なかったが、全員出勤の日程が分かっただけでも御の字だ。接骨院を出ると、急いで携帯に今月の全出と書かれた日付をメモした。


ーまるでストーカーではないか。


頭の片隅でそう思いながらも、どうにも胸のときめきが抑えられずにいる。
そう、例えば彼の家を突き止めるーだとか、ゴミを漁るーだとか、嫌がらせをしているわけではない。ただ客として通院しているだけ。
向こうには金が入るー双方WIN-WINの関係だ。


そう言い聞かせると、若干芽生えていた罪悪感のようなものは消え、カレンダーに花のシールを貼ることで充実感をおぼえる。
韓流スターを追いかけているのと同じ。
誰にも迷惑を掛けているわけではない。
なんとなくいいなと思う相手が、テレビ画面ではなくたまたまリアルな場所にいただけ。

私のサードプレイス、それは自分の心にだけ秘めた居場所。誰にも邪魔されたくはないし、されるつもりもない。























































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