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椅子取りゲーム

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私は猫ではないが、まさに借りてきた猫のような時間を過ごすはめになってしまった。
突然掛かってきた担任からの電話ー、急遽、運動会準備の係に欠員が出たとのことで、穴埋めになってくれないかというものだった。
勿論二つ返事でOKしたのだが、ふと冷静に考えてみると、欠員ということは既に何度か集まりもあり、出来上がった輪の中に入らなければならないということ。
それに気が付くと、途端に億劫になり、すぐさま断りの電話を入れたくなった。しかし、受話器越しの担任の安堵の声を思い出せば、そんなことは到底出来る訳がないに決まっていた。


そして、事前打ち合わせの為学校に出向いたのが昨日のこと。打ち合わせ場所である教室内には、時間前だというのにざわざわと人が大勢集まっており、楽しそうに雑談しているのが見えた。


ホワイトボードには、役員が分担を箇条書きにしており、該当人数も書かれていた。
時間になり、適当な席に座る。真向かいも隣も、皆知り合い同士で座っているように見えてしまい怖気づく。一応座る際には挨拶をしたが、隣の人とは目が合ったことで返して貰えたものの、あとの人達に私のか細い声は届かなかったようだ。


そして、肝心の担当決めは、挙手でサクサクと決められた。ポスターを貼る係や、大道具係や白線を引く係、またテントを貼ったり椅子を出したり片付けたりの作業等。
ボランティアなので、そこまで大変な作業ではないにしても、皆が和気あいあいとしている中でその作業をするのが苦痛にほかならない。そして、当たり前だがこちらから話し掛けなければ誰も話し掛けてはくれないその状況に、再び引き受けてしまったことを後悔するのだった。
じゃんけんなどで人数調整をしながらそれぞれの係が決まると、担当ごとに別れて席を移動し、更に細分化された仕事を互いに割り振る。長などは存在しないのだが、なんとなく喋る人が私を含む6人あまりをまとめる役となっていた。
彼女達は特段、最初から仲良しではないのだろうけれど、それでも話を進めていくうちに、その場にいる私を抜かした全員が発言し、笑ったり冗談を言ったりして場が和んでいくのに比例して、私の焦りも増していく。場の空気に合わせて愛想笑いを浮かべるしかなく、子供会の時同様、口元がうまく開かない。次第に微笑はぎこちなくなり、頬の筋肉の痛みとそれに伴い偏頭痛まで起こし始めていた。
しまいには、場を取り仕切っていた人が、細分化された担当表に名前を書いて行くのだが、次から次へとまるで椅子取りゲームのように即座に立候補する人々ばかり、仕切り手が名前を聞き取りながらメモをしていく。複数立候補している人もおり、私のように一つも役が与えられないままの人間はそこにいなかった。話が進んでいくにつれ、段々と役が少なくなって行く中でいよいよ焦り出し、何か仕事は他にないかと一字一句の言葉を聞き逃すまいとしていたのだが、そんな私の焦りをよそにどんどん話し合いは進行して行く。
勇気を出し、

「やります!」

と何度か手を挙げるも、私より早く挙げた人に白羽の矢は当たり、そもそも私が立候補していることなど皆目に入らないようで、それはまるで授業参観の時の子と重なり過ぎるくらいの空回りようだった。


「じゃあ、こんな感じで当日よろしくお願いします。役員さんに伝えて来るね。」


私は何も役を与えられていないー頭がパニックになり、声を上ずらせながらその人を呼び止めた。


「あの!すみません!!わ、私、何もまだやることないので何かやらせて下さい!」


皆の注目を一挙に浴び、顔面は真っ赤になり、頭からつま先までの毛穴という毛穴からぶわっと妙な汗が吹き出したようだった。タイミングを間違えた発言ー、本来ならもっと前にその台詞を言うべきだったのに、必要以上に萎縮した結果、周りに迷惑を掛けることになってしまった。


「あ、ごめんなさい、お名前聞いてもいいですか?」



「OOと申します・・」



「あ、じゃあ、OOさんにはーうーん、どうしようかな・・あ!じゃあ、昼休みに体育館を解放するんですよね、時間が決められているんで、その前後の鍵の開け閉めー戸締り確認などお願いしてもいいですか?」


仕切り手は、3つ4つ仕事を引き受けており、その中の1つを私に譲ってくれることになった。おそらくチャキチャキしている彼女なら、全部担当したところで大した負担にならないのだろうが、その場を収める為に無理やり私に仕事を与えてくれたように思えた。


体育館の戸締りー、結局私に課せられた仕事はまたもや自己完結出来るものだった。黙々とー鍵を与えられての戸締り確認。
それから全体的に行なう、運動会後の机や椅子の片付け等も任された。

ボランティアなのだからー、子が世話になっている学校に貢献する気持ちで参加するだけで良い。ママ友作りの場と考えるからいちいち萎縮し、うまくいかないと過剰に落ち込んでしまうのだ。
それにー、やはり発言を積極的にするべきだ。前回の子供会同様、ただそこでにこにこ置物のようにうっすら笑みを浮かべて皆の話を聞いているだけなら役立たずでしかない。もっとスピーディーに、的確に、はっきりと会話に参加しなくては。頭では分かっているのになかなか実行出来ないでいる。私の場合、もっとこういった場数が必要なのかもしれない。
誰かの例え話だが、料理を作るのに包丁も持たず、買い出しにも行かず、ただぼーっとつっ立っているだけなら邪魔だしいない方がマシ。皿洗いでも何でも率先してやるという意思表示を見せなければー


口下手なら、せめてきっちり与えられた仕事はこなそう。幼稚園の時だって何とかやり遂げたのだから。
自分に誓う声にならない声を、何度も何度も胸に刻んだ。








































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