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隠れんぼ

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子供の頃ー、隠れんぼが得意だった。隠れるのがうまいーあの頃はそう信じて疑わなかったが、今なら言える。
ただ自分に存在感がなかっただけだと。
鬼になった子は、目立つ子ばかりを探して私のことなど眼中になかったようだった。長い間隠れていて、あまりにも見つけられないのでこちらから出て行くと、友達は既にゴム飛びなんかをしたりして、他の遊びを始めているのだった。
内心ムッとしながらもそれを表に出さずヘラヘラ笑いながら、


「隠れんぼはもう終わったの?」


と聞くと、大抵、


「え?うん、もうとっくに終わったよ。」


ずっと隠れていた私を放って違う遊びをしていたことを謝罪するわけでもなく、悪びれもせず次の遊びに熱中している彼女らに、気の弱い私は怒りをぶつけることも出来ないまま、消化不良のまま再度新しい遊びに加わるのだった。


いてもいなくても変わらない子ー



誰かと喋りたい。


引きこもりのくせに厄介な私は、定期的に人と交わりたい衝動に駆られる。コミュ障だと自覚しており、人と関わっても神経をすり減らすことが分かっていながら、大人しく家にいることが出来ないでいる。
振込みをする為にコンビニへーそれだけでも、なんとなく外に出てやるべきことをやれたという達成感を得られるのだ。
そう、それだけでー

夏日のような空の下、コンビニの外に出ると昼時ということもあり多くの人々が行き交う。ママチャリに子供を乗せて幼稚園のお迎えに行く母親達ーもう昔のことだがあれ程苦痛だった習慣さえ懐かしく思う。
今日の広告の品ー苺1パック250円に釣られ、久々に駅前のスーパーに立ち寄った。いつもは隣街の激安スーパーまで買い出しに行くのだが、なんとなくそこまで自転車を走らせるのは億劫だったのだ。

目的の苺をかごに放り込むと、プラプラとあてもなく野菜~肉~魚売り場を流し歩く。ふと、前方に見たことのある横顔。孤高の人だった。中折れハットにラフなTシャツ、ガウチョパンツを素敵に着こなす彼女は産後ダイエットの必要もない程スラリとしたスタイルを持続している。赤ちゃんを抱っこひもに入れて真剣にチーズ売り場で何かを物色している彼女はこちらに気が付いていないようだったので、即座に踵を返す。あれ程人恋しかったはずなのに、挨拶をすることすら躊躇する私がいた。
少し歩くと、サカイさんが前方にいた。また向こうに気が付かれる前に左のコーナーに曲がる。缶詰コーナーで一息付き、子のおやつを買おうとお菓子コーナーへ。再度曲がろうとすると、今度は素敵ママだった。ひとりでいる彼女に声を掛けることは容易いはずなのに、どうしたことかまた踵を返し、レジへ向かう。
自分でもよく分からないが、面倒だったのだ。レジで会計をしているところ、隣の列にふわふわママがいた。卒園以来全く話してもいなければ関わってもいない彼女だがー普通ならば挨拶をして近況報告くらいはするのだろうと思う。
しかし、私はチラッと彼女を見ると、帽子を目深にかぶり気が付かない振りをした。向こうは完全に気が付いていないようなので自意識過剰な行為だが、とにかくこちらは全く気が付いていないーという演技を徹底しながらレジの人に言われるがままポイントカードを出すも、意識は隣列にあるので違う店のカードを出してしまう始末。
私の方が先に会計が終わりそうなのと、買ったのは苺だけだったので、そのまま店外に出れば何事もなかったことになる。
すると、聞き覚えのある声ー


「久しぶり!」


「わ~元気?暑いよね!!あー大きくなったねぇ。」


「もう抱っこで暑くって。今からこんなじゃ来月とかどうなっちゃうんだろう。汗ももすごいのよ。」


「さなちゃん、元気?」



孤高の人とふわふわママの会話が聞こえたー
その華やいだ声達を背中越しに聞きながら、そそくさと店の外に出る。必要以上に早足でー、急ぎの用もないのに何かに追われるかのように自転車置き場に向かった。
15分程度駐車していただけの自転車のサドルはやけどをしそうなくらいに熱を持っており、またがるとその暑さに顔をしかめる。




ーなんで、なんで自分はこうなんだろう?
ー人と関わりたいと切に願いながらも、自分から人を遠ざけている。


偏屈な自分に嫌気がさす。素敵ママにさえ挨拶をするのが億劫な気持ち。あれは何なんだろう。生理前だから?それとも人との会話がなさ過ぎてどんどん億劫さが生むひとりの気楽さに拍車がかかっているからなのだろうか。
家に引きこもり、人と関わらなければ、誰彼と比較して落ち込んだり嫌な思いをすることもなければ傷つかなくて済む。しかし、果たしてそれで良いのだろうか?

答えの出ない疑問を自らに投げ掛ける。ふわふわママと孤高の人の楽しそうな声を思い出すと、なぜ私はあの中にすんなり入ることが出来ないのだろうかと落ち込む。二人共、特段仲良くはなかったが、園時代には私に公平に接してくれた数少ない知人だ。
隠れんぼしていては、誰も私を見つけてはくれないまま日が暮れる。鬼になるリスクをしょってでも、広場に出なければならないと頭では分かっているのに尻込みしてしまうのは何故だろう。





















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