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反省会

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子の通う小学校は、PTAは勿論のこと学校ボランティアであっても、その仕事内容は徹底しており、任務遂行後の反省会をすることは勿論のこと、報告書をきちっと上げなくてはならない慣例がある。
今回、私は運動会のボランティアに欠員補充という形で参加したのだが、後日役員から招集がかかり、各グループで今年の反省点と申し送り等をまとめてくれと通達があった。
直前に、ざっくばらんに決められたグループごとに報告書を提出ということで、招集日に配布された指定の用紙にメンバーの意見をまとめて書き込むという形だ。
事前に知らされていたので、口でうまく伝えられない分、せめて紙にきちっとまとめておこうと夜な夜な反省点をいくつか箇条書きにし、まとめて分かりやすくA4用紙に収めた。
少々やり過ぎた感があったのだが、それでも何も用意していないよりはマシと言い聞かせて持参した。

以前集まった時のように、各グループになり意見を交わし合う。前回同様、仕切りの人が配布された報告書フォーマットを手に、メンバーに向かって意見を求めた。


「あの・・これ、まとめて来ました・・」


自信無さげに用紙を取り出し、机に置いた。メンバーが一斉に感嘆の声を上げてくれたので心の底でほっとした。場を白けさせてしまうかもー、やり過ぎで痛いヤツと思われるかもーと危惧していたからだ。


「助かります!これ、この文章使わせてもらってもいいですか!?」


仕切りの人が嬉しそうに私の書いた用紙に目を通してくれた。私のような目立たない人間でも役に立つことはあるのだーと嬉しい気持ちになる。
仕切りの人が、私の書いた文章を更に分かりやすくまとめながら、所定の用紙に清書していく。しかしその途中で、ポンポン周りから意見が飛び交い始めた。
それらは、私が事前に考え抜いて挙げた反省点よりも的確であり、仕切りの人も記述する手を止めて、周囲の意見に耳を傾けながら大きなリアクションを取り盛り上がる。


「そうかー!確かにあれはまずかったですね!!来年は時間で分担してもいいかも!それ、申し送りしましょう!」


報告書に記述するスペースは限られているので、メンバーの意見を全て取り込むことは難しい。そして、長々と箇条書きをした私の文章は、いとも容易く次々にカットされる。
頭の切れが良いメンバー達の思いつきの発言にかなうわけもなく、いつの間に私が提出したA4用紙の箇条書きメモは、他の資料の下敷きになり見えなくなってしまった。


思うままに意見を出す彼女らに気後れする。勇気を出して一言発言しようにも、予め用意した箇条書きメモは下敷きになってしまっているので言葉にならない。かといって、思い付きでの意見すら浮かばず、またいつものようにただ薄笑いを浮かべながらその場にいることしか出来なかった。

さっきまで、感嘆の声をあげてくれたメンバーは、既に私の存在などそこにないかのように盛り上がり、次から次へと今年の反省点から来年への改善点を挙げる。皆、頭の回転が早くテンポの良い会話ー、そして無駄がない。私のようなにぶい人間が入る隙などどこにもなかった。


時間になり、報告書は皆の意見で真っ黒になりそうだった。仕切りの人がメモにまとめた意見を綺麗に清書しながら、


「じゃあ、私が全部まとめて書いておきますんで。もういいですよ~お疲れ様でした~」


「じゃあお願いします、お先失礼します。」


「お疲れ様でしたー」


ぞろぞろと皆が席を立つ。
私もそれに習い、席を立ちながら挨拶をしようとした時だった。



「えっと・・OOさんですよね、このメモ。参考にしたいんで貰ってもいいですか?」


仕切りの人が私の渾身の作を手に笑顔でそう言った。単純に嬉しかった。先程まで雨雲で支配されていた心に、ぱーっと太陽の光が射したかのような気持ち、作った笑顔ではない自然な笑顔を彼女に向けている私がいた。


「あ、はい!勿論です。参考になるか分かりませんが・・使っていただけたら嬉しいです。」



見てくれている人は見てくれるのだーということを実感した一日だった。無駄かもしれないと思われる作業であっても、私なりに出来る範囲で頑張ろうと勇気付けられた出来事だった。






















































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