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自由研究

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夏休みの課題、子の小学校は平均的な宿題量だと思うのだけれど、それでも「自由研究」と「読書感想文」は、親子共々頭を悩ませる代物だ。
最近では、宿題代行業者なども需要があるとのこと。それ程、我が子が持ち帰る夏休みの宿題を負担に思う保護者が増加しているということだろう。
私が子供の頃も、自由研究の課題が一番荷が重かった。何もないところから作るー私に一番欠けている創造性。ドリルなど「こなす」だけの課題なら取り組みやすいのだが、まっさらな状態から自由にーというには何とも難しく、正解がない曖昧なところも子供ながらに苦手だった。

大人になり、ネットなどの情報収集が手軽に出来るようになったことで、見よう見真似で難関な自由研究もどうにかこなすことが出来そうだ。
子に、何をやりたい?と聞いて、すぐに返って来るような独創性のある子ならばトントン拍子に話も進むのだが、やはり私の子供、そう簡単に一筋縄ではいかないのだ。


PCを開くー、「自由研究・小学校・2年生」で検索。それだけで、盛りだくさんの情報がずらっと画面越しに並ぶ。「簡単」という単語を入れれば、更に分かりやすいものだけに絞られる。本当に便利な世の中になったものだ。


ふと覗いたサイトに、様々な工場見学の紹介をしているものがあり、夏休みにどこか近場のそれに連れて行こうと思っていたのでビンゴの内容。
アイス工場やビール工場、お菓子工場やパン工場、そして焼売工場まで。しかも無料か低価格(入場料数百円)で、見学に加えて体験も出来たり、また土産まで付いてくるのが殆どで、金欠のこの夏には持って来いの内容が盛りだくさんだ。
子と共にPCを見ながら、ここも行きたい、あそこも行きたいと盛り上がる。子が一番に行きたがっていたのはアイス工場だ。しかし、やはり考えることは同じなのだろう。夏休みの宿題&レジャーにと、狙っている家族は多かったらしく予約で一杯。これは数カ月前から予約しないと無理だったという話。
お台場にある未来館も気になったのだが、これは企画展などと合わせるとそれなりの金額が掛かるということで断念した。交通費やら色々コミコミでまだ空きもあって・・となると段々行けるものは絞られて来た。
結局、一番良さそうだったのはビール工場。しかし子は飲むことは出来ないし・・子もアイス工場に心奪われ、それ以外は乗り気ではなさそうだった。


「もう、どれでもいいよーママが好きなところにすれば?」


私があれこれ子の為に真剣に悩んでいるところ、言われた台詞。我が子ながらカチンと来てしまう。一体誰の為の自由研究なのだ!?そして、その物言いが夫に似ていて腹が立った。どこか女王様気取りな感じが夫の俺様と重なるのだ。

パタンーとPCを閉じる。


「ママは知らない。自分で考えて。なんであなたの宿題なのにママが決めないとならないの?ママは別に工場見学なんて行きたくないけど。」


子供相手にムキになってしまった。いや、最近、子が親離れしつつある現状に対抗するような感情が湧いたのだ。そして互いに引っ込みがつかなくなり、


「工場なんて別に行きたくない。OOは工作がいいと思ってた!」


「じゃあ、好きになさい!」


子は更に私の怒りを買う言葉を発した。
久々の親子喧嘩だった。しばらく互いに口を開かず、私は黙々と洗い物をし、子は子でセロテープや画用紙、ダンボールを取り出して何かを作っているようだった。
冷静に考えれば、子が自分で考え創作すること、それが自由研究だ。なので、そのまま子の思う通りにさせておけば良いのだと思う。しかし、肩を震わせながらダンボールをうまく切れないでいる子の背中に、母性が働く。
子が泣き出したら声を掛けようー素直に謝って来たら手伝おう。洗い物が終わる頃には怒りも治まり、いつでも子が助けを求めて来るのを迎える準備が出来ていたのだが、しかし子は部屋中を散らかし放題にした上で大きな声を張り上げた。


「ママ!!ママ!!いろんな紙頂戴!!」


先程喧嘩をしたことなど忘れ、興奮した面持ちで子が私を呼んだ。部屋中あちこち散らかった中に、ダンボールや普通紙、画用紙などで作った大きさもまちまちの「何かよく分からないもの」が集まっている。


「これね、ぴょんぴょんカエル!いろんな大きさや紙の物で作って、どれが一番遠くに飛ぶのか調べてみるの。」


その思い付きに私も嬉しくなり、さっきまでのイライラは消えていた。早速、家中にある色々な厚さだったり材質の紙を集めて子に渡す。子は小さいながらも器用な手つきでいくつものカエルを作って行く。


「明日はコース作り。明後日は表を作って全部飛ばして記録を出すの。」


「いいね。すごいすごい。」



結局、私達は工場見学に行くことはなかった。喧嘩によってどうなるかとハラハラしていた自由研究は、子が自分で考え自分で作り出すという理想的な形で終わらせることが出来た。
出来栄えは、やはり幼稚で雑なところもあるけれど、親が手を入れない自由研究ならば、贔屓目かもしれないが上出来だと思う。
そして、私が子と対等に喧嘩をしたことが「自立」に繋がったことを肌で感じ、寂しくも子の成長を間近で見た夏休みの出来事だった。



































































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