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花火大会

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8月も後半に入り、長いと途方に暮れていたはずの子の夏休みも終わりを迎える。子と1日中べったりの休みは、あちこちどこかに出掛けるというよりも、自宅でまったりと過ごすことの方が多かったように思う。
宿題にあった絵日記も、休み始めに行った「風鈴市」と近くのプールに泳ぎに行ったことや、子供会のお祭りの思い出を子は選んで書いていたようだ。風鈴市については、いざこざがあって思い出したくはないだろう出来事だったろうに、わざわざそれを選んでくれたことが嬉しかった。
まあ、それくらいしか「夏の思い出」がなかったといえばそれまでだけれど。旅行やキャンプ、海にも行かない、相変わらず母子家庭のような夏休みだったのだからー


団地中が静まりかえる盆休み期間が一番気持ちが落ち込むだろう、そう思っていたのだが、案外あれこれ雑務をこなしているうちに、あっという間に過ぎて行った。
我が家にとって夏休みは、子が自宅にいるーただそれだけしか変化のない休みだったが、それでもそれに終わりが見えるとなんだか寂しい気持ちになる。


最後に夏の思い出をー

そう思い立ち、突然だけれど子を連れて花火大会に行くことにしたのだ。夫にダメ元で一緒に行かないかと尋ねると、驚いたことに行くと言う。
全く期待していなかっただけに、嬉しい気持ちよりも戸惑う方が大きかった。



「3人で?やったー!!」


子にパパも行けると伝えると、飛び上がって喜んだ。悔しいが、子にとって夫はやはり大好きな父親なのだ。
暑さと混雑で夫の機嫌が悪くなる、そんな予想をすると少し気分が重くなったが、それでも子の満面の笑みを見れば私も嬉しい。


ー大会当日ー
事前に安く買っておいたジュースやビールを保冷バッグに詰め込み、お菓子などもたくさん。屋台は並ぶし高いので、お稲荷さんでも作って持っていこうと、昼過ぎにせっせと作っていると夫がそれを見て一言、



「何?弁当持ってくつもり?」



「うん、お稲荷さんならこの時期でも大丈夫だから。」


「それくらい向こうで買うから。あと、飲み物とかこんなに持って荷物になるだろう?あんたって本当貧乏臭いな。」



月末で、やりくり費はあと千円もないのだ。私のへそくりだって歯科矯正でほぼないに等しい。
顔がかぁっと熱くなるのを感じ、反論したい気持ちが一気に湧いたが、急いでそれを止めた。今、言い合いをして夫の機嫌を損ねると厄介なことになる。子が楽しみにしているのだ。その気持ちを踏みにじりたくはない。


「とにかく向こうで全部買うから。余計なもん持って行かないでいいからな。」


念押しで、私も勇気を出して夫に聞く。


「あなたが出してくれるの?悪いんだけど、もう家計費の残りが殆どなくて・・電車賃も・・」


「え?もうないの!?」


呆れたように溜息を付かれた。


「今月なんて、俺、殆ど夕飯家で食べてないし。家族で外食だってしてないし。何でそんなにすぐなくなるんだろう?・・・・・はぁー・・まあいいや。分かった。」


大袈裟に、大きく溜息を付きながらも夫が全てを持つことを了承してくれた。月に6~7万。習い事費用に1万、食費は3万に抑えている。後の2万に日用品や新聞集金、それに交際費や諸々。本当にギリギリだ。今月は確かに、夏休みだからということでレジャー費用として上乗せしてくれているのも確かなのだけれど。

夫に金の話をすると、嫌でも私が駄目な嫁だという気持ちにさせられる。そしてあの大袈裟な溜息を聞くのが心底嫌なのだ。あの深い溜息に相当なストレスを与えられているのだ。


心のモヤモヤを無理やりどこかに仕舞い込んだ。気持ちを切り替える。今日は楽しい花火大会なのだ。家族の思い出を作るのだ。
今年の夏はもう二度とやって来ない。

一眼レフの充電器を入れ替え、準備万端。
子の瞳に写る、美しい華をこのレンズに収めることに集中しようーそう心に決めたら、夫の溜息もどこかの風に吹かれて消えて行った。












































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