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社交場デビュー

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子がやりたいと言い出したスイミング。どうやらクラスで仲良くなった友達が通っているらしく、最近では夫にも訴えるようになった。


「見学行ってみたら?」


夫は子に甘い。私から習い事の件を頼んでみたところで動かない癖に、子から直接お願いされると案外すんなりことが進むのだ。早速、夏休み明けから始まるらしい教室のお試し見学とやらに行って来た。
習い事は、学校の垣根を越えて人が集まる。なので、多少一人きりでいたところで顔も名前も知らない関係なのだからそれ程居心地が悪いわけでもないだろう。むしろ知った顔がいなければいいのだが・・
自宅前のバス停から送迎バスも出ており、車の運転が出来ない私にも具合がいい。

スクールに到着すると、年齢はバラバラ、中高生や成人男女、また老人までいるので気後れせずに済んだ。それに、知らない顔ばかり。群れている人々もいくらかいるが、それも気にならない。ここでなら気兼ねなく、子が泳ぐのを見学しながら携帯をいじったり読書をしたり思うまま過ごせるかもしれない。
子が体験する小学校低学年コースの時間になると、やはりプールのガラス越しには私と同年代くらいの女性の群れがいくらか出来て来た。最初なので子の着替えを手伝い更衣室を出ると、知った顔が前方にあったー素敵ママだった。


「あれ?通ってるの!?」


素敵ママは下の子を抱っこし、R君を追い掛けて何かを渡そうとしているところだった。彼を見送り、再び私に話し掛けて来た。


「やだー、いつから?」


「今日から。OOがやりたいって言うからね。一応お試しで。」


「そうなんだー。うちの学校の人、結構通ってるよ。」


それを聞き、少々げんなりした気分になる。折角自宅から少し遠目のスクールを選んだというのに、ここでまたダンス教室のような疲労感を味わいたくはない。
立ち話をしながらも、あちらこちらに彼女は手を振り、声を掛けられ、そしていつものように彼女の隣で私は劣等感を味わうのだった。

なんとなく話の流れで、彼女と共にガラス越しに見学出来るソファー前に座った。少しして、やはり顔の広い彼女の元に2人組がやって来た。予想通りの嫌な展開。しかし、彼女は笑顔で私にそれぞれを紹介、そして2人組も感じ良く私に挨拶をしてくれた。
R君は幼稚園の頃からこのスクールに通っているのだから、素敵ママがこの場に何人もの顔見知りがいて当然のことだ。それに、こうしてすんなり仲間に入れてくれ、また既存の彼女のママ友らも新入りの私を感じ良く迎えてくれる。2人は初対面だったが、どうやら1人は子と1年の時に同じクラスだったこと(要するに、R君ともということだ)が判明し、当時の男性担任の話題で盛り上がったので、私もその話題に乗ることが出来、疎外感を感じることもなかった。
2人組のうちの1人ーFさんは、私と同じくらいといっても良い程無口で、しかし愛想が悪いわけではなくにこにこしており好感が持てた。もう一方のGさんは、学校が違うこともあり、適度な距離感が心地良さを与えてくれる。要するに、失敗したとしても引きずらずに済むってことだ。
素敵ママを介さなくても、2人は直接私にあれこれ質問をしてくれた。いつもならばスルーされることが多いだけに、予想外の展開にあたふたしてしまったが、多少どもりながらの私の会話を彼女らは嫌味のない笑顔で真摯に耳を傾けてくれたのが嬉しかった。

結果から言えば、とても楽しい待ち時間が過ごせた。ダンス教室のようなー、たまに群れに入れた時の疎外感を感じることもなく、団地の集まりの時のような居たたまれない雰囲気でもなく、素敵ママと2人きりで話している時と同じくらいまでにはいかなくとも、それに近いくらいの気軽さがこのグループにはあった。


ーいよいよ私にも居場所が出来るかも・・


スイミングの契約をすれば、週に1回この感じの良いグループの中で自分の居場所を確保することが出来る。それは大きな収穫だった。あっと言う間に待ち時間の1時間が過ぎて、子供達が更衣室から出て来ると、そこでなんとなく雑談タイムはお開きになった。どうやら子供同士は特段仲良しでもないらしく、その事実は更に心を軽くした。余計なしがらみもないー

子は子でクラスのお友達には会えなかったというが、それは体験だったからだろう。おそらくR君らのクラスに在籍しているのかもしれない。
最初は一番下の級から始めることになること、お友達と必ずしも同じクラスになれるとは限らないこと、それらを伝えても子はスイミングを習いたがった。
帰りのバスは混んでいたが、知った顔はどこにもいなかった。素敵ママは車で送迎しているので、そのまま共にいると図々しくも家までの送迎を無言でお願いしているようで、挨拶もそこそこに先回りしてバスに乗ったのだ。私と彼女の距離はそこまで近くはない。いや、私にとっては近くても彼女にとったら遠いのだということくらい自覚している。

帰りのバスで、私は機嫌が良かった。それは子にも伝わったらしい。

「ママ、何かいいことあった?」

さすが女の子だ、勘が鋭い。


「うん、OOが上手に泳いでいたのが嬉しかったの。」


「え、OO今日泳いでないよ。宝探しゲームで潜っただけなんだけど・・」



その一言に、浮かれ過ぎて子のことを全く見ていなかった自分にハッとした。自分の居場所を求めることに必死になり過ぎて、肝心の子の様子を見逃したのだ。
それを誤魔化すかのように、


「パパもやっていいって言ってたし、次回から通おうね。」


と伝えた。


子の習い事=母親達の第二の社交場。やっと私もデビューする時を迎えられたのかもしれないと思うと、ようやく風向きがこちらに向いて来たのだと期待に胸が膨らんだ。







































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