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授業参観○懇談会×

子の授業参観だった。数日前から半分楽しみ、半分憂鬱。授業参観は良いのだが、その後の懇談会に出席するか否かをずっと迷っていた。
悪魔が耳元で囁く。


ーどうせ2学期だし、大した話もないはず。出席したところで時間の無駄。


一方、天使はこう言う。


ー専業主婦で一人っ子親だっていうのに、我が子の懇談会にも出席しないだなんてどうかしてる。担任からもやる気のない親だと思われるし、周囲からも変な親だと思われる。

子のクラス前の廊下には一台の机があり、そこには配布プリントと保護者出欠簿が置かれてあった。生徒の名前の横には2つの欄ー「授業参観」「懇談会」の2つだ。
授業参観の欄には大体の保護者が○を付けているようだったが、その隣の懇談会についてはちらほら空欄があった。ざわざわとした廊下ー、取り敢えず授業を観なければ。
特に顔見知りもおらず、また挨拶をしなければならないような顔ぶれもなかった為、一人黙々と入口から窓際の端っこを陣取り、子の様子を見ていた。
去年はスネオママらがいたことで、授業も集中出来ずにいたが、今回のクラスは殆ど知らない人達だったので気楽だ。しかし、相変わらず幾つかの群れがあり楽しそうにしているのを横目で見ると、何となく落ち着かなくなってしまう。私の悪い癖だ。

授業は算数だったのだが、子は相変わらず目立たず、しかしクラスメイトや担任の話は良く聞いていた。自分は大人しいのを棚に上げて、子には目立って欲しいと思う親心。十人十色だと分かっていても、薄暗いグレーよりも元気な黄色や可愛いピンク色に我が子は染まって欲しいとどうしても願ってしまう。しかし、それは自分の胸にだけ納める。子にそれを伝えてしまえば最後、余計なプレッシャーを与えるだけ。それは、私が子供の頃に受けていた辛さなのだということを思い出す。
長い目でー、いつかの将来、子にしか出せない色に染まれば良いのだ。

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隣には、赤ん坊を抱きかかえた母親が体をゆらゆらさせながら参観していた。ビスケットを与えつつ、騒がせないよう細心の注意を払っており、自分の子供の様子に集中することが出来ないようで不憫だった。
また、2~3歳の下の子供を連れた母親達も、参観に集中出来ないようだった。パズルやシールを与え、静かにさせようと頑張るも、廊下で騒ぎ出す子供達を追い掛け出す始末。同じ年頃の下の子供達を持つ親らは、授業が始まる頃は初対面だったようだが、いつしか世間話をする程に親しくなっており、その人間関係構築のスムーズさに息を飲む。
このように、私はフリーなので授業をじっくり観ることが出来る癖に、周囲の保護者達の関係性やスペックを観察ばかりしているどうしようもない親だった。


授業が終わり、懇談会ー
授業参観に出席している親のうち3分の1は×印だったこともあり、私もその流れに乗って帰宅してしまおうー悪魔の声に負けてそうしようと思っていたのだが、実際帰宅するのは幼い下の子連れや赤ん坊連ればかりー。知り合いに挨拶をしつつ帰宅して行く彼女らの後ろ姿を目で追いつつ、判断し兼ねる。出欠簿の懇談会欄は、相変わらず空欄のまま。×を付ける勇気もなく、かといって○を付ける度胸もなく、だらだら迷いながら周囲の様子を伺う。
廊下には、いつしか誰ひとりとしてぽつんと佇む母親はいなかった。皆、親しげに会話をしている。いつの間に?そもそも知り合いだったのか?大小異なる群れに挟まれて困惑していると、担任が教室から顔を出し、


「お待たせしましたー。準備が出来ましたので、空いているお席にお座り下さい。」


ぞろぞろと知り合い同士、相談しながら着席して行く。埋まっていく席を見ていたら、胸がドキドキして止まらなくなった。恐怖感が私を支配し、冷や汗まで出て来たのだ。
具合が悪くなり、外の空気を吸おうと昇降口まで出た。その足で、私は校門を目指す。振り返らず、早足で。もう教室に戻る気力は湧いてこなかった。

空欄のままの出欠簿ー、担任はどう思うだろう?しかし、それよりもこんな母親を持つ子はどう思うだろう?情けなくて涙が止まらなかった。




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