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鍵っ子のみこちゃん

最近子が仲良くしている友達、先日のシルバーウィークもランチを我が家で食べた子。名は、みこちゃんと言う。
みこちゃんは中学生の兄と二人兄弟。母親が何の仕事をしているのかは知らないが、とにかく土日や連休も急な仕事が入るらしい。
学童は何故か入れられてないとのことで、兄弟がいるからなのか?人の子ながら無用心だと思う。いつでも首に携帯を掛けており、「何かあればすぐママと連絡が取れるから大丈夫。」だとみこちゃんは言う。実際、我が家に遊びに来た時も、みこちゃんは母親と携帯で電話をしていた。今の時代、首から掛けるのは鍵ではなく携帯電話なのだ。

我が家でパスタのランチを出した時に、みこちゃんは大袈裟なくらい喜んだ。私は特段料理が上手なわけでもないし、センスもない。それでも、夫がレトルト嫌いなので、いちいち手作りで作るのだが、それがみこちゃんにとっては凄いことなのだと言う。「ママはいつもご飯を買ってくる。」ことが多いのだそうだ。
子供の言うことなので、どこまでが事実なのかは分からない。仕事で疲れてたまに買う惣菜であっても、それが「毎日」だと過剰に感じているのかもしれない。そうだとしたら、それはきっと寂しさの裏返しだ。


「OOはいいな。いつもママがおやつとか作って家で待っててくれるんでしょう?みこの家はだぁれもいないんだ。」


そう言いながら、ポシェットから封が既に開けられたスナック菓子の残りを私に向かって差し出した。


「おばさん。みこの家、これしかなくて・・どうぞ。」


袋の中は食べかけのスナックが3分の1も残っていなかった。しかし、友達の家にお邪魔するという子供心に精一杯の気遣いなのだろうと思うと、胸が熱くなった。


「ありがとう!でも今度からは何も持って来なくていいからね。」


母親からは、小さなメモに「お願いします。」の一言のみ。普通、昼ご飯をご馳走になるー、しかも面識のない家に対して子供が世話になると聞けば、未開封の菓子くらい持参させるだろうにー。そういう気遣いが出来ないのは仕事が忙しすぎて余裕がないからなのか、それともただの常識はずれな親なのか?
みこちゃんの母親がどんな人物なのかは、先日の参観日に知ることもなかった。そもそも子に聞くと、仕事で来られなかったとのこと。いくら仕事とはいえ、よその家が羨ましいーそう思わせてしまう境遇にいるみこちゃんのことを不憫に思った。



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シルバーウィークが終わってからも、みこちゃんは放課後になると度々我が家の玄関チャイムを鳴らし続けた。飛び飛びだが、何日か家に上げたら、今度は自宅に帰らずランドセルを背負ったまま子と下校して来た。


「どうせ誰もいないし。OOちゃん家で宿題して、遊んでから帰る。」


流石にそれは駄目だろうと諭した。一旦家に帰って、それからおいでと。渋々頷くと、15分も立たないうちにチャイムが鳴った。聞いていたみこちゃんの自宅はO×商店の近くなので、子供の足でも往復ならば30分は掛かるはずー。玄関を開けると、息を切らしてぜえぜえいっているみこちゃんが立っていた。


「走ったの?」


「うん・・たくさん遊びたくて・・」


実際、子と部屋で遊ぶ様子を見ていると、なかなか二人の相性も良いようだった。どちらかが強すぎることも弱すぎることもなく。意見が分かれれば、それぞれがマイペースに一人遊び。親の愛情不足で私にばかり話し掛けてくるかもと身構えたが、案外そうでもなかったことに物足りなさを感じたほどだった。
おやつにーと、ミニアメリカンドッグを作って出した。これには子以上に喜んでくれて、無我夢中で頬張る横顔が嬉しくも切なくもあった。
みこちゃんは、その後も足繁く我が家のチャイムを鳴らした。
晴れの日だけでなく雨の日もー。しかし、運悪く彼女が来たのが子の習い事とバッティングしていた為、ここ何日かは連続して玄関先で断るはめになった。断った時の悲しそうな表情が少し気になり可哀想に思う。しかし、それと矛盾してどこかほっとした気持ちもあったことは否めない。


ー依存されては困るー


子も楽しそうにしているし、小学2年生だと身の回りのこともあらかた出来る。私がすることといえば、おやつの用意とたまの話し相手くらいであって、普段人と接する機会が少ないふやけた脳には良い刺激になっているとさえ思う。それでも段々みこちゃんのちょっとしたことが気になり始めた。
まずは臭いー、何ともいえない臭いがするのだ。それは全くしない時もあるのだけれど、する時は顔をしかめてしまうほど。子が気が付かないのは鼻炎のせいもあるのだが、私は嗅覚がそれなりに鋭くあるので気になりだしたら止まらない。


ー風呂に入ってないのだろうかー


とてもじゃないが、直接聞くことは出来ない。そして、臭いがする日の服は、どこかよれているように感じる。髪の毛も自分で結っているからなのか1本結びはところどころ半端な長さの毛が出ていてボサボサだ。
そんな状態で、押入れに入り切らないで和室に畳んである布団の上にどっかり腰を掛けられた時は、つい嘘をついてしまった。

「ごめんね、その布団に乗るとパパが怒るんだ。」


その場にいない夫のせいにした。それに、その布団を実際使っているのは紛れもなく私だ。子供とさえ波風を立てたくはない私。

女の子なのだし、いくら仕事が忙しいといっても多少は小奇麗にさせるべきではないのか?上がった時の靴下は汚れているうえ、小さな穴が空いていた。しかし決して貧乏ではないはずー。その証拠にOX商店の近くにある、みこちゃんが住んでいるという大型マンションは我が家の賃料の1.5倍はするという。要するに、金がないのではないー目が行き届いてないのだろう。

本心は、子供の向こう側にいる母親の顔が見えないことー、それが面白くない。以前、Dちゃんと関わりがあった時にも感じたモヤモヤ感。我が家を託児所から学童に昇格する気がないのであれば、躊躇半端な同情は、かえって子供の心を傷付ける。




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