にほんブログ村 主婦日記ブログ ひきこもり主婦へ
にほんブログ村 主婦日記ブログ 専業主婦へ
にほんブログ村 子育てブログ 一人っ子へ

一人反省会

スポンサーリンク





秋の学校行事ー、PTA主催のバザー兼祭りがもうすぐ行われる。私は今年、役員でも係でもなかったのだが、担任には「いつでも暇なお手伝い要因」として自ら手を挙げてしまった一学期から、こうした催しで人員が足りないと声が掛かるようになってしまった。
実は2学期になってから、子供達の遠足の付き添いだとかその他諸々、何度か声を掛けられていたのだが断っていた。理由は簡単、安易に引き受けてポツンを味わうーそして後悔するという繰り返しに疲れ果てていたからだ。
しかし、担任はそんな私の気持ちなど露知らず、何度も何度も声を掛けてくる。さすがにもう断りきれなくなり、仕事内容を聞いて出来そうだと思ったので、今回は引き受けた。その内容とは、バザーの物品収拾の受付だ。
受付なら、やることはある。それに、値札付けなどの作業と違って仲良し同士で輪になり雑談ーという流れもなさそうだ。ただ与えられた仕事を黙々とやる。それなら寡黙な自分にもなんとかこなせそうだった。

そして、役員から当日の流れなどの説明を受けに学校へ出向いたのが昨日のこと。受付メンバーは全部で6人。そして瞬時にしてそれぞれが顔見知りではなさそうだったので安堵する。
それは、互いにぎこちない敬語で会話を交わしていることからも伺えた。これならー、私もこの輪ならなんとか入れるかも・・・

早めに学校に到着したのだが、既に集合場所には3人おり、出遅れたなと思った。それでも弾まない会話をしているようだったので、いつものように緊張せず、彼女らに声を掛けることが出来た。


「おはようございます。今回受付のお手伝いをさせていただきます、OOと申します。」


「あ、こちらこそ、よろしくお願いします。」


互いに顔を見合わせて挨拶をする。そして残りの2名が大笑いしながら教室に入って来た。


「おはようございまーす!」


その2名は、私と同世代。そしてどちらかと言えば目立つタイプー、それに、2人はどうやら仲良しらしい。途端に背中に緊張感が走る。
続いて役員が来た。当日の流れの用紙を配布し、さらっと説明をする。殆ど紙に書いてあることを読み上げるだけだったので、すぐに終わってしまった。そしてお決まりの質問タイム。
やはり、目立つ二人組が真っ先に質問をした。その質問に返答出来なかった役員は、本部に聞いて来るのでとしばらくその場を空けた。私達は教室に取り残される形になった。




スポンサーリンク





隣の教室が音楽室だったようで、授業が終わり、ぞろぞろ生徒達が出て来た。すると、二人組の一人がおそらく自分の子供に向かって大きな声を上げた。
すると続いて先に来ていた3名のうちの2名が手を上げて、やはり自分の子供だろうーに向かって声を掛ける。どうやら私達メンバーのうち、3名の子供は同じクラスらしかった。
そこから一気に、目立つ彼女が2名に話し掛け、担任の話やクラスの誰それの話。それに加われない残り3名は微妙な笑みを浮かべて彼女らの話を聞いているしかない。
しかし、目立つ2人組の相方は、どうやらその担任に世話になったことがあるらしく、またまた盛り上がるーそしてついには残りの1名も、実はもう卒業した上の子がその担任と絡んでいたらしくーもうここからは私だけが取り残される形になった。
また、その担任が相当な変わり者だったらしく、過去のエピソードや現在のあれこれネタ提供が入り混じり、場は途端に盛り上がった。

ちょっとした会話の糸口をつかむ上手さー、ぼけぼけしているとすぐに話題は変わるー、その変化に付いていく頭の回転の速さ。そして、決して目立たなくても好感が持てるにじみ出た感じ良さ。
それらが皆無の私は、一体何を武器にしたら良いのか。沈黙は金ーだなんて言葉、このママ友社会では通用しない。喋れば喋った分だけ、顔が広ければ広いだけで認められる社会なのだ。

いたたまれない思いでいる中、やっと役員が戻って来た。時計を見ると10分足らず。それなのに、沈黙を守っていた私にとっては1時間もの長さに思える時間だった。

解散し、下駄箱まで降りる。いつの間に、3名2名で先程の会話の続きをしながら並んで歩いている。前に3名、後ろに2名、私はその間に一人きりで、そろそろ歩く。廊下の幅的にどちらの話にも入れず、しかし真ん中にいるので具合が悪い。
下駄箱に着き、そそくさと外履きに履き替えると、


「お疲れ様でしたー。」


出来るだけ笑顔で挨拶し、その場を去った。


「あ、さようならー」


2名程が挨拶し返してくれたが、他の人達は私の存在など気に留めることなく、会話に花を咲かせていた。
そしてまた、一人反省会が始まるのだった。




スポンサーリンク





trackback

copyright (c) 隣の芝生 all rights reserved.

プロフィール

selinee

Author:selinee
FC2ブログへようこそ!

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR