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初出勤

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初出勤の前日は、殆ど眠ることが出来なかった。
やっと寝付いたのが、午前4時ー、最後に記憶する携帯の時刻がそれだったので、実際はもっと遅くだったのかもしれない。
6時のアラームが鳴り、半ば頭痛のする重い頭を引きずりながら洗濯・掃除をし、家族を送り出す。
服装は、貸し出し用の制服があるので自由とのことだったが、初日ということもあり、無難に黒パンツとグレーのアンサンブルにしておいた。
早め早めの準備もあり、30分前には職場に到着してしまった。
事務所は、小さな雑居ビルの2Fにある。ビルとビルとの間にあるその建物は結構古く、日当たりも悪い。
そしてー、事務所の入口に、早速数人の男性社員らしき人影がたむろしているのが見えて、足が竦んだ。


「おはようございます。今日からお世話になります、OOと申します。」


新卒のようにはいかないが、それでも出来るだけ礼儀正しい挨拶を心掛ける。私の挨拶に、やはり社会人だからだろう。皆、普通に会釈を返してくれたのでほっと胸をなでおろす。

入口に入り、面接をしてくれた男性がすぐ目に入ったので挨拶をすると、タイムカードを渡され通す様に促された。


ーピー!!


入れ方を間違えたのか、大きな音が鳴り驚く。たじろいでいると、男性は私の代わりにカードを機械に通してくれた。そのまま与えられた席につき、取り敢えずとマニュアルを渡された。
恐らく、毎年この時期に募集を掛けているのだろうー。薄っぺらい簡素なマニュアルは、相当年季が入っているように見えた。
募集内容と同様、簡単な電話対応とデータ入力が主な業務のようだった。
それから、何人かの社員が出社し、タイムカードを次々に通していく。また、私と同じくらいの年頃だろうか?社員なのかパートなのか分からないが、数人の中年女性や若い女性が和気藹々と出社して来たので、途端に緊張感で背中が凍ばった。




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「・・・・・まーす」


就業時間ギリギリになり、一人の若い女性が部屋に入って来た。小柄で可愛らしい雰囲気の女性だ。低血圧なのか、そのふんわりした雰囲気に反して無表情。
そして、彼女はずっと空席だった私の隣の席に腰を下ろした。


「おはようございます、今日からお世話になります、OOと申します。」


立ち上がって挨拶をする私に、女性はチラっと視線を移すと、


「あぁ、あなたが。月宮です、よろしくお願いします。」


表情を変えずに抑揚のない返事をした。そして、私の仕事の殆どは、この一回りも年下に思える、気難しそうな彼女のサポートをするのだと知り、少々気が重くなるのだった。




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