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限りなく黒に近いグレー

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「ママも来れば良かったのに。」


スキー旅行から帰宅し第一声、子にそう言われ、


「だって、ばあばがママを仲間外れにしたんだもの。」


そう返せたら、どんなにスカッとしたかー実際は、我が子の前でも仮面を付ける。平然を装って、子の土産話を聞き、夫の荷物を解き、片付ける。脱いだままぐちゃぐちゃにビニール袋に詰められた汚れ物を洗濯機に放り込むと、それまですっからかんだった洗濯槽は、蓋が閉まらないのではないかと思う程にパンパンになった。そしてその事実が私を幸福にする。


ー私はひとりじゃない、私には家族がいるのだー


初めてのスキー、子にとってそれは特別な体験だったようで、頬を真っ赤に染めながらも興奮冷めやらない状況。帰宅した夜、寝床に入ってもまだ思い出話を聞かせてくれた。反して、夫は少々疲れた様子。殆ど喋らずそのまま自室へ籠ってしまった。


「パパにスキーは教えて貰えたの?」


何気ない質問、しかしこの質問が後に我が身を苦しめることになる。


「ううん、叔父ちゃんに教えて貰った。パパは知らない人と滑ってたよ。」


ー知らない人?なんだ、それ。


子は急に睡魔に襲われたのか、段々と目が閉じて来ている。


「じいじやばあばのお友達?」


「分かんない、なんかね、ホテルに着いたらパパとその人が喋ってて、挨拶してたよ。」




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胸騒ぎがした。しかし、三番目の義姉の恋人のことだと思い込む。子にとっては初対面だ。


「お泊りは、誰と寝たの?」



「じいじとばあば。」


「パパは!?」


「分かんない・・もう寝てもいい?」


鼓動が高鳴る。嫌な予感しかしない。心の奥では、子に向かって叫んでいた。


ーその人は男だった?女だった?何歳くらいだった!?パパ以外とは喋っていた!?ー


声にならない声、そしてそれをはっきりさせることは、自らの首を絞めることになるのだろうか・・はっきりさせることが怖い。でも・・させなくてはならない。これははっきりさせるべき事項だ。うやむやのまま何事もなかったかのようにすることなど出来ないし、そうしてはならないことなのだ。

頭に浮かぶ、ツーリング仲間の女性。ここしばらく彼女の存在は、私の中で遠のいていた。いや、自発的に遠ざけていたと言った方が正しいのかもしれない。問題は全て後回しー私の悪い癖。
黒か白か、限りなく黒に近いグレーか。今の状況は、私の中で後者に当たる。まだ事実確認をしてもいないのに、そう思うのは、とっくの昔に夫に対する信頼感がないからだろう。信頼?信頼ってなんだろうか。それを落としてしまった頃にタイムスリップで戻れるものなら戻りたい。しかし、形にならないものを落とした代償は大きく、そしてその殆どは二度と手に入れることが出来ないのだ。




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