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ひとりファミレス

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とうとう子の学校で、インフルによる学級閉鎖ー習い事のスイミングでも、ちらほら欠席者が目立っているのはこの時期ならでは。しかし、今週も私の期待を裏切り、目に入る後ろ姿。そう、スネ夫ママだ。彼女がいれば、私はその場にいられない。そそくさと寒空の下に出なければならない。そして、無駄な出費がまた増える。スクール近くのファミレスだ。ここら辺に、気の利いた時間潰しの場所などないのだ。

ファミレスで、ドリンクバー、それにお決まりのデザートを頼もうとして思い留まる。なんとなく甘いものーという気分になれず、おやつには重い気がするが、ベーコンとほうれん草のソテーを頼んだ。
両隣に人が座っていないのでいくらかリラックス出来たのだが、しかし斜め前方に主婦グループ、そしてその隣は母親世代の老人女性のグループがわいわい何やら楽しそうにだべっている。
大きな声ではしゃいでいるその内容はほぼ筒抜けだ。ある人からしたら、くだらない下世話な話題かもしれないけれど、しかし内容なんてどうだっていい、まるで学生のように腹の底から笑い転げる彼女達が眩しく、そして羨ましかった。
子の成長を喜ぶーそれは、勿論笑顔を作る元だけれど、しかし頭を空っぽにして、テレビでお笑いを見て笑う感覚で笑うことなど、ここ何年も実生活で出来ていない気がしている。元々、私の性質自体が感情を露わにするタイプではないのだけれど、それでも若い頃は、もう少しくだらないことで笑えていたのに。
くだらないことを、くだらないと認めた上で笑う。多くを見下ろすことで自分を保つことは簡単だけれど、それではいつまでたっても本当に望む将来が手に入らないのではないかー、薄々気が付いているのだが、どうにも出来ないままもう四十だ。

安いドリンクバーで、何時間も時間を潰せる相手がいること、それがどれだけ貴重なことなのか彼女らは気が付いているのだろうか?あの輪の中にも、顔で笑って心で悪態を付いていたり、また時間の浪費だが付き合いなので仕方がないと言い聞かせている者もいるのだろうか?




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寂しくなり、携帯のアドレス帳を開いた。過去、私の人生を通り抜けて行った人々ー、結婚しても、引っ越しても、削除出来なかった個人情報は、あちら側ではとっくに消去されているに違いない。
元彼のアドレスー、電話番号などもとっくの昔に削除したというのに、私はいまだそれを正確に思い出すことが出来る。いやー、忘れよう、忘れようと努力するあまり、しっかり記憶に刻み込まれてしまったのだ。
そして、よせばよいのに、また元彼の奥さんのブログを開いてしまった。


「家族ぐるみで♡」


題名を見た瞬間、やっぱり止めておけばよかったと心底思ったー、思ったが、しかし止めることなどもう出来なかった。そして、読み進めるうちに気分はどんより暗く沈んで行く。どうやら、近所に住む仲良し家族と、この間の休みにホームパーティーをしたようだ。勿論、元彼も。顔はスタンプが押されて特定出来ないようになっていたが、襟足から背中にかけての曲線は、間違いない。元彼は、きっと社交的で楽しい女性と家庭を築いた。太陽のような女性。そして、自宅は常に風通しが良く、人の出入りも多く、笑い声が絶えない。もし私と一緒になっていたのなら、築けていなかった「楽しい我が家」。
一方、もし夫が夫ではなくて元彼だったのなら、今の私はいなかっただろう。元彼の詰まらないが暖かい冗談に、いつも声を立てて笑っていた私だったから、きっと共に家庭を築いていたのなら、彼の能天気な大らかさが私を救い、もう少し笑顔のある人生だったかもしれない。意味のない「たられば」を思い描き、虚しくなった。

奥さんは、しきりに「幸せ」を連発していた。その言葉が私を刺激し、意地悪な気持ちが湧いた。
不特定多数に、幸せを見せつけること。それは、何か満たされない所があるからなのでは?だから、自分を納得させる為に、幸せだと言い聞かせる為に、こうしてブログに綴っているのだ、きっと・・
顔を上げると、先程まで大騒ぎしていた主婦達はいつの間にいなくなっていた。乱雑に置かれた数々のグラスを事務的に片付けるウェイトレスに、今の自分を重ねる。しかし、気分は全く晴れなかった。




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