こなれた1本結び
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素敵ママを一言で表すとしたら、正に「こなれ感」のある人だと思う。
例え、スウェットにパーカーで出歩いていたとしても、なんというか垢ぬけたものがあるのだ。
今朝、ゴミ出しで彼女を見掛けた。近所のママさんと井戸端をしている感じだったのもあり、エントランスに出るのを躊躇し、また自宅に戻った。
ぱっと見、恐らく部屋着だったのだろう、それでもやはりお洒落な感じ。
一方、私はというと本当に部屋着。よろよろの毛玉満載のグレーのトレーナーに、ボトムはいつ買ったのかさえ思い出せない程、昔のジャージー素材のパンツ。これも同じくよろよろ感が半端ない。なので、一旦着替えてからゴミを出すことにしようと思い直したのだった。
ボブだった髪の毛が伸びて来ており、そろそろセルフカットの時期なのだが、寒いこともありそのまま。家事をする時は1本結び。最近は外出の時も一つに結ぶことが多い。
しかし、私の1本結びはなんというかダサい。
最近の垢ぬけヘアスタイルとして、1本結びは後頭部にボリュームを持たせるのだと言う。雑誌のモデルの1本結びー無造作だが垢抜けたあのスタイルは、実は手間がかかっている。
まず、髪全体をコテで巻く。パーマがあればそのままでも良いのだろうが、基本、きちんとコテで巻くことによってあのこなれたニュアンスが出るのだ。
コテで巻いたら、髪全体に掌に薄く伸ばしたヘアワックスをもみ込み、手櫛でささっと一つにまとめる。この時、後頭部をふんわりさせることを意識するのが良いらしい。そして、いかにも櫛できちんとといた感じーつまり、ひっつめにならないよう注意する。
ゴムで縛ったら、後はところどころ毛束をつまんで引っ張ったりの微調整。これで大体こなれた1本結びの完成だ。
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YOUTUBEの動画で何度も見て、挑戦してみた。
しかし、どうにもこうにもつむじの位置が悪いのか、後頭部にボリュームを持たせようと頑張るも、ぱっくり地肌が見えてしまう。それに、毛束をところどころ引っ張ると、こなれ感どころかやつれ感が出てしまう。
汗だくで、後ろ手に鏡を持ち何度も試行錯誤、やっと出来たと思い鏡を見ると、私の地味な顔立ちも手伝って、野暮ったい生活に疲れたおばさんが目の前にいる。何度やってもうまく出来ない。
そして、目立ち始めた白髪がぽつぽつとあるのも気になる。このぽつぽつが、更に悲壮感まで漂わせるのだ。
外出もなく、あまりにも暇な平日。じたばた鏡の前で頑張るアラフォーおばさんに苦笑い。それでも、まだ「女」でいたいわずかな欲求が、そんな無駄にも思える行動を起こさせてしまうのだ。
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- category: わたし
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- 2016/03/15