にほんブログ村 主婦日記ブログ ひきこもり主婦へ
にほんブログ村 主婦日記ブログ 専業主婦へ
にほんブログ村 子育てブログ 一人っ子へ

もう一つの顔

スポンサーリンク





温かい春の日差しを浴びて、図書館に向かう。4月も中盤。花粉は酷いし正直気分は最悪だけれど、出来る限り外に出る用事を作るよう心掛けている。
人間、太陽の光を浴びないと病気になるというのは強ち嘘ではない。特に今日のようなぽかぽか陽気に家の中でじっとしていると余計に気分が滅入る。
ランニングハイではない、サイクリングハイ。自転車を漕いでいるうちに、もっともっと走りたい欲求に駆られる。いつもは通らない道を遠回りし、信号待ちで喉が渇いたので水筒を取り出そうとし、それを忘れたことに気付く。
目に付いた、寂れたスーパーに寄り道。外観に反し、中は以外に多くの客でごったがえしていた。ここら近所では馴染みの店なのかもしれない。狭い店内、レジはたったの2台。どちらもそれなりに列をなしており、どちらに並ぼうか迷いながらも、かごを持たず素手で商品を持っている女性の後方に並ぶことにした。
並びながら、ぼーっと隣のレジの店員を眺める。


ーえ?あの人・・・


どこかで見たような、しかしなかなか思い出せない。口元はマスクで覆われているし、そして眼鏡。私の視線を感じたのか、彼女がふとこちらを見た。そして、すぐに反らされた。それと同時に気が付いた。




スポンサーリンク





ー千葉ママだ!


しかし、いつもの彼女は付けまつげに濃いアイライン、眼鏡など掛けていないし化粧は3割増し濃い。とてもじゃないが、同一人物とすぐに気付く訳もなかった。列は進み、私の番になる。目の前の店員を通り越して、隣のレジに立つ彼女を見る。胸元の値札を見て、やはり千葉ママだと確信した。
なんとなくー、なんとなくだがバツの悪そうな表情をしていた。なので、私も気が付いていない体を装った。テープの貼られたペットボトルを手に、振り返ることなく店の外に出た。

見てはいけないものを見てしまったー、そんな偏見めいた気分になるのは、千葉ママの普段の振舞いとのギャップがあったから。まいこちゃんママらの群れ中にいる時、彼女らに競うかのようにいつでも仕立ての良い服やバッグ、アクセサリーを身に着け、またディズニーランドの年間パスポートに留まらず、あちこち旅行や買い物など湯水のように金を使っていたからだ。プライドも高そうだったし、まいこちゃんママがセールスする化粧品も、気前良く率先して大量に購入していた。ハンドクリームなどのコスメはセレブ御用達の物、さり気なく金持ちアピールをしている、そんな印象があったから。


ー見なかったことにしよう。


彼女があの店で働いている理由は、単に暇つぶしなのかもしれない。無理があるけれどそう思い込む。まるで、何かのドラマのよう・・本当にあるんだ、と他人事のように思った。そして、見られたのが「私」で良かったと彼女も思っているかもしれない。だって、私には、その事実を共有するような仲間がいないのだからー。




スポンサーリンク



trackback

copyright (c) 隣の芝生 all rights reserved.

プロフィール

selinee

Author:selinee
FC2ブログへようこそ!

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR