にほんブログ村 主婦日記ブログ ひきこもり主婦へ
にほんブログ村 主婦日記ブログ 専業主婦へ
にほんブログ村 子育てブログ 一人っ子へ

深夜2時の着信

スポンサーリンク



先日の朝、一通りの家事を終えて、ふとテーブルの上にある携帯を見ると、着信ランプが点滅していることに気が付いた。
普段、私への着信などたかが知れており、大体がどこかのショップのメルマガだったり子の通う学校からの「不審者お知らせ通知」ばかり。今度もきっとそうだろうーそう思いながら、液晶画面のお知らせ通知を消す為だけに携帯を開いたのだが、メールではなく電話の方の着信だと知り、妙な胸騒ぎがした。


ー実家からだろうか?


真っ先に思い付いたのがそれ。すぐに着信履歴を確認する。そして、それは電話帳からの名前ではなく、数字の羅列であること、そしてその羅列は、私が最も恋い焦がれていた羅列であることが分かり、途端に心臓がバクバクし出した。
着信時間は深夜2時。そんな時間帯に、自分宛の電話があるなんて、想像出来るはずもない。
朝、アラームを止める為に携帯に触れはするものの、液晶画面を確認することなどなかった。

心を落ち着ける為、家事をする。いつものルーティンワーク。家族が食い散らかした皿やコップを洗い、食べかすや醤油のシミがこぼれているテーブルを台ふきで拭く。1回目の洗濯物を干しながら、朝の情報番組を観る。しかし、ニュースはまるで頭に入って来なかった。私個人で、ここまでの大ニュースがここ数年あっただろうか?




スポンサーリンク





ー何かの間違いだろうか。自発的に掛けたのではない、ボタン操作の手違いで起こった出来事。


着信が1度切りという事実は、その可能性を色濃くする。それでも、手違いであったとしても、彼がこの番号に掛けて来たイコール、今もなお、彼の電話帳の中で私が生きているということが立証された。私がしたように、彼は番号を削除していなかったのだ。元恋人のー、かつて、何度も何度も受話器の向こうで愛を語り合う為の架け橋だった数字の羅列は、彼の方ではまだ「私」として残されていたのだ。結婚前の、旧姓で・・

胸が締め付けられる思いー、心の奥底でくすぶっていた炎が燃え上がる為の風が吹き込まれた、そんな気がした。しかし、リダイヤルするだけの勇気も単純さも、また思いの強さもなかった。
間違い電話に、本気で返す自分。そして、想定外ー勿論それはマイナス要素を多く含むー、そんなリアクションがあった場合、自分はもう二度と立ち直れない、そんな気がした。


「元気でやっていますか?」


もう会えない人に、心の中で語り掛けること。自己完結で終わらせること。帽子掛けに掛かっている、子の体操袋を眺めていたら、それでも罪悪感が湧く。行動を起こさずとも、それでも自分の心の内にある感情が、「家族を裏切る行為」なのだと気付く。

ドラマティックな展開など、私に起こるはずがない。所詮、ただの間違い電話。
そう何度も言い聞かせる。しかし、たらればの想像は私を捉えて離さないのだ。




スポンサーリンク



trackback

copyright (c) 隣の芝生 all rights reserved.

プロフィール

selinee

Author:selinee
FC2ブログへようこそ!

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR