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検査結果

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持病の検査結果を聞きに病院へ行って来た。
何度目にしても、あの威圧的な医師の元へ行くのは憂鬱だが、ここのところ体調に思うところがあったので、安心材料が欲しかったのもあり検査依頼を申し出たのだ。

結果から言うと、良くなっていた数値は悪化し、現状ではグレーゾーン。今すぐ命に別状はないが、しかし油断すれば即入院という事態も考えられる。目の前が真っ暗になった。
ここ数年、調子が良かったーいや、良過ぎたことを過信し、甘く見ていたのだ。病気は、すっかり私の中から消え去り、そもそも実在していたのかさえ分からない程に存在感は薄くなっていた。
夫にまず、その事実を伝えた。メールでだ。
しかし、一向に返信はなかった。仕事中だから仕方ない。それでも少しは心配し、早く帰宅してくれるかもしれないと期待していた。子に病気のことは言っていない。入院や手術ともなれば説明しなければならないが、まだその段階ではないし、変に伝えて余計な心配を掛けたくなかった。
夕飯の支度をする気にもなれず、しかしなんとかカレーライスとサラダの用意はした。いつもはこれに数品酒のつまみになりそうなメニューも考えるが、今日のところはいくら夫であっても大目に見てくれるはずだと信じて疑わなかった。




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ー今日も、残業か?


子と共に夕飯を済ませ、風呂に入り、それから寝かせて夫を待つ。何かしていないと胸のザワザワは治まりそうもなかったので、小さいボリュームでニュースをつけながらライター内職をする。
時計の針は0時を過ぎた。
そこへ、玄関の鍵を通す音が聞こえた。
リビングに入って来た夫は、一目で分かるくらいに酔っていた。また例の独り言。しかし、今夜は機嫌がいい。


「毎日毎日、俺くらいだよ。部下にせがまれて飲みにいってんのは。面倒だけど、誰からも誘われないアイツみたいになったら終わりだよな。」


誰からも誘われないアイツーそれは、この間の辞令で夫の上司になった後輩だ。異動して夫の課に来た。その知らせが来た時、夫はぐでんぐでんに酔っ払い、悪態つきながら散々愚痴を聞かされた。とはいっても、私に向かって愚痴っているのではない、独り言だからトイレにこもりながらだとか、風呂に入りながらだ。近所迷惑ではないかというくらい、筒抜けの独り言。


「今日ね、検査の結果が出てー、メール見なかった?」


一応、耳に入れておきたくて聞いてみたが、


「いつものあれだろう?またいつの間にか治ってるんじゃない?」


その言葉に、少しの思いやりも感じなければ心配も伝わっては来ない。まるで、他人事だった。家族なのに、私の体の中の異変に向き合おうともしない。それは恐怖からではない、冷酷な無関心さからのものだった。

翌朝の弁当は、到底作る気が起きなかった。なので、タッパー一杯に白米、それからジャーに昨夜の残りであるカレーを入れて持たせた。きっと文句を言うに違いない。恥ずかしいと、弁当を食べずにそのまま持ち帰るかもしれない。
それでもこれが、私が夫の無関心に対抗する精一杯のやり方だった。




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