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デリケートな話題

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家の資産はどうなっているのだろう?最近、震災などもあって手元にある金を気にするようになった。何が不安かって、妻である私がそれにノータッチであること。
夫にもしものことがあれば、一体どうしたら良いのか?気になりだしたら眠れなくなり、意を決してー、結婚してからもう何度目だろう?それとなく夫に尋ねた。
GWに入り、今年はいくらか休みがある夫は上機嫌だった。昨日も休みで、子とゲーセンや本屋へ行った他は、自宅で殆どゴロゴロしていたのだが、日頃の疲れも取れて顔つきも柔らかかった。それを更に促すかのように、ロールキャベツを作ったのは正解だった。夕飯後、子が就寝してから更にもう1本ワインボトルを開ける。しかも、私にまでグラスを用意してくれた。


ーチャンスは今だ。


そう決めた途端、心臓がバクバクし出す。夫婦だというのに、何故こうも緊張するのだろう?意を決し、勇気を出した。目の前のテレビでは、震災報道。あくまでも自然に。


「私達のところも、いつ地震が起きるか分からないでしょう?最近色々考えると不安で。急にお金が入用になっても、通帳の管理を日ごろからしてないと、下すことも出来ずに困っている人が多いらしいわ。」


「ある娘さんがね、親の通帳やカードのありかもどの銀行口座を持っているのかも分からなくて、で、親は入院してしまって口もろくに利けない状況だから、その入院費用すら下せずに困っているという話をどこかで聞いたわ。」


おぼろげだがー、そんな話をどこかで耳にしたのは本当のこと。少しだけアレンジして伝える。


「私とOOも、もしあなたがどうにかなったらと思うと、居ても立っても居られないの。まとまったお金が必要になること、あるじゃない?だからー」


「俺がどうにかなるって?縁起でもない。」


それまで上機嫌だった夫は、突然顔を曇らせた。しまったーそう思った時にはもう遅かった。そして、新婚時代、保険になかなか入ってくれず、子供が生まれてからは流石に考えてくれるだろうと、再度申し出た際も、なかなか動いてくれなかったことを思い出す。生命保険イコール、彼の中では、金と自分の命を天秤に掛けられるー気分の悪いものであるらしい。しかし、なんとか義父母を巻き込んで、孫可愛さもあり、夫の説得を手伝って貰ったのだ。それでも最低限度の保証だが・・




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「一応、どの口座を持っているかくらいは教えて欲しいの。別にそれをどうこうする訳じゃないの。もしもの安心材料としてー」


「俺が稼いだ金を、何であなたに管理されないとならないの?」


「いや、管理ではなくて。もしものー」


「だーかーら、もしもって時に生命保険入ったじゃん。今時、どこの夫婦も別財布でしょう。生活費渡してるんだから、これ以上何の不満がある訳?」


「・・・OOの為よ!OOが可愛くないの!?これから大学に行くとしても貯蓄をしないとならない。今、OOのお金いくら溜まってる?それは、母親として聞く権利があると思う。」


まただー、何かが乗り移ったように、私らしくもない、強気に出ることが出来た。夫が一瞬怯んだ隙に、畳みかける。


「俺の金、俺の金って言うけどー、じゃあ何で結婚したの?子供を産んだの?あなたのことが分からない・・」


最後は涙声になっていた。抑えていた感情が、次から次へと溢れて止まらない。


「私はーあなたの何なの?あなたにとって、私はどうでも良い存在!?家族じゃないの!?」


「・・・うっぜーな。」


ぼそっと夫がつぶやくのが耳に入った。その言葉を頭の中で変換した瞬間、それまであった感情の糸がぷつりと切れた気がした。


「寝るわ。」


夫は飲み掛けのワイングラスをそのままに、さっさと寝室に引き上げてしまった。私の心は急激に冷めて行った。ソファーに座り、夫が私の為に注いでくれたワインを一気に体に流し込む。
それから、テーブルに置かれたままの、まだ三分の二以上残っているワインを、次から次へとグラスに注いでは体に流し込む。いつしかテレビ画面はニュースから深夜番組に代わっていた。
10代そこそこのギャルが、男性芸人と卑猥な話をして盛り上がっている。何がそんなに愉快なのかー、腹を抱えてゲラゲラ下品に笑う、女達。
彼女らの甲高い笑い声に、急に酔いが回り始めた。リビングがぐるぐる揺れて、突如、我慢出来ない程の吐き気に襲われる。何とかトイレまで間に合ったが、便器は真っ赤に染まっていた。一瞬ぎょっとしたが、それは飲んだばかりの赤ワインだということに気付く。


ーやはり、働かなくては。


頭の片隅で、少しだけ素面になった私は思い直す。
夫をあてにすること自体、無意味なのだ。彼は、「現状の生活を約束してくれる存在」なのだと割り切らなければ。未来を見るから辛くなる。
対等になる為には、やはり働く必要がある。




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