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波打ち際

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今回、GWの中日は夫家族と海へ行って来た。
気疲れした一日だったが、子は大いにはしゃいでいたし、また夫も先日の不機嫌さなど微塵も見せずに楽しそうに振舞っていた。
長女家族と末姉は今回不参加だったことは、少なからず私の気持ちを軽くした。長女家族は、姪も甥もGW中は部活仲間と遊びに行くらしく、また末っ子の甥だけ連れて友達家族とバーベキューに行く日がこちらの日程と重なってしまったと言う。
末姉は、彼氏と温泉旅行へーこれもこちらの日程と重なった。
夫と仲良しの次女夫婦のみの参加ーしかし、人数が少なくても私の疎外感が薄れることなどまるでなかった。
久々の海は、風が強く目を開けていられない程だったが、しかしそれでも多少の気分転換になった。
子供達も、海に石を投げたり、寄せては返す波に近づいたり逃げてみたり、大きな声ではしゃぎながら海辺を駆け回っていた。夫と義姉は何やら親密に二人きりで海辺を散歩し始め、 残されたのは、子供達と義両親、そして義姉の夫と私。


「風、強いですね。でも子供達も楽しそうで来て良かったです。」


沈黙に耐え切れず、なんとか言葉を絞り出した。子供達ー、子のひとつ上の甥と今年小学生になった姪と子は、まるで子犬のようにじゃれ合いながら楽しそうに波打ち際ではしゃいでいる。


「ああして見たら、従妹じゃなくて実の兄弟みたいね。OOも、ほら楽しそう。でも喧嘩慣れしてないからこの間も大変だったわよ~」


私抜きで、夫と子だけ義実家に遊びに行った時の話だ。その日は一番上の義姉家族もいたので、孫だけで総勢6名。最初は和気あいあい皆一緒に楽しんでいたという。カードゲームをすることになったのだが、子が一番ビリだった時に一人いじけてしまい、なかなか立ち直ることが出来ずに最後はめそめそと泣き出したらしい。
他の子供達は、負けたらその時は悔しがるものの、所詮ゲーム。すぐに次に切り替え楽しむことが出来るというのに、子だけがぐずぐずとした調子で、結局帰宅時間になっても笑顔が戻らずだったと言う。


「ちょっとOOは弱く育ってるね。やっぱり一人っ子だから打たれ弱いのかもね。」


義母が何の気なしに言った言葉は、私の胸をチクリと刺す。


「そうそう!OOはTHE・一人っ子だよね~!あんなことで泣いちゃうんだったら世の中渡っていけないよ!」


突然、義姉の声が背後からして驚く。


「一人っ子で女の子でしょう?もう見ただけで箱入り娘だって分かるよね!うちの子のクラスメイトでもいるけど、やっぱりちょっと問題起こしてるなーって子って兄弟いなかったりってパターン、多いよ。勿論、その子その子の性質もあると思うけどさ、OOは兄弟がいた方がうまくやれると思うんだよね~ちょっと何かあると内にこもりやすいっていうかね。家の中で子供同士のどうにもならない理不尽なトラブルを経験しておけば、実際外で同じようなトラブルが起きた時にうまく対応出来ると思うんだよね、子もそうだけど親もさ。」


次女のことは苦手だが、それでも彼女にとって子は同じ血の繋がった姪なのだ。ズケズケとしたアドバイスだが、その中には叔母として子を心配する愛情を感じられたし、心に痛かったがしかし認めざるを得ないところもあった。


夫は義姉の意見をどんな顔をして聞いているのだろう?そう思い探すが、いつの間にか離れたところで義兄とバイクの話で盛り上がっているようだった。この人に期待するだけ無駄だー


「だから一人っ子は駄目なんだ、もっと強くならんと!」


突然、いつもは寡黙な義父が声を荒げた。責められているようで、体全体がビクリ!とした。遠くから波の音と共に聞こえて来る、呑気な夫の笑い声にイライラさせられる。まるで他人事じゃないか。


ー何で私が?実の祖父からそんな風も思われている子が不憫になり、怒りが湧いて来た。我慢出来なかった。


「兄弟がいるとかいないとか・・そんなことはその子の性格に関係ないかと思います。それを言ったらー、親が共働きだとかそうじゃないとか、大家族で逆にあんまり見てあげれてない子だって愛情不足だとか言われるんですよ。兄弟だってずっと仲が良いとも限りません。逆に足かせになることだってあると思います。お互い敬遠の仲になることだって・・頭から子が一人っ子だからこうだとか決めつけられると、正直気分悪いです!そういう考え、視野狭すぎなんですけど!!!」




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しかし、情けない私が声を出して彼らに逆らうことなど出来るはずもない。実際のところは、涙目になりながらこう言うのが精一杯だった。


「そうですね。一人っ子で甘やかし過ぎたのかもしれません。もう少し強くなって貰いたいですね。私の育て方が間違っていたのかもしれません・・・」


弱い微笑みを浮かべながら、心にもない台詞を吐いていた。最後の方は悲しみというよりも悔しさで声が震えていた。
義姉も義父も、これ以上言うと私が泣き出すとでも思ったのか、


「まあ、あれだな!母親にとっては一人娘は心強いよな!」


「そうそう、娘さえいればね。OOも、ママと仲良ければ兄弟いなくっても!」


よく分からない曖昧なフォローが、人を不快且つ、もやもやさせるだけだという想像力すらこの人達は持ち合わせていないのだ。
夫の家族なのだ。夫を育てた親であり、夫と同じ釜の飯を食べて来た兄弟なのだ。それを思えば、それも納得出来た。納得するしかなかった。




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