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ぽつんの集会

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子供会の顔合わせがあった。私は役員ではないけれど、お手伝いという名目で度々招集されれば参加しなくてはならない。学年ごとに集まる年もあるのだが、今年は全体で顔合わせも兼ねた集まりがあったのだ。
新たな会員でもないのに、そわそわドキドキするのは何故だろう?顔見知りも多少はいるというのに、それでもいつの間にかアウェイになっている自分を想像してしまうからだろうか?

集会所に着くと、既に玄関からざわめきが聞こえて具合が悪くなる。遅すぎもせず、だからといって早すぎもしない時間帯に到着したというのに、私の前後でこの集まりに参加すると思われる人間は見当たらなかった。だとすると、あの入り口を一人で開けて、皆の注目を浴びなくてはならない。

恐る恐るドアを開けると、長テーブルを囲むようにして10人以上の母親達が楽しそうに会話に花を咲かせている。AちゃんママやDちゃんママ、そして素敵ママ・・他にも高学年の仕切っていると思われる女性が、素敵ママと何やら話し込んでいた。
誰もこちらに目を向けようともしていなかったのと、なんとなく挨拶をしそびれたこともありバツが悪い。すごすごと端っこの席に腰を下ろす。下した途端、その場所を選んだことを酷く後悔した。
思い切って挨拶をしながら、素敵ママの隣に座れば良かった。何故なら、その真向かいは酒井さんだったから。かろうじてだが挨拶をする中だったし、一応同じ幼稚園卒という共通点も持っている。彼女とはずっと疎遠だったが、同じ棟だしこれから親しくなろうと思えばこれを機会になれたかもしれないのにー

しかし、酒井さんは私の知らない誰かと喋っている。見渡してみると、私以外で一人所在なさげにしている人などいそうもなかった。意味もなく携帯を触る。そしてまた自己嫌悪。自分で自分に壁を作っているのだ。


「こんにちはー」


「あ~、今日仕事大丈夫だった?」


続々と人が入って来るのと同時に交わされる会話。私には誰一人声を掛けてくれなかった。こんな時、自分はこの世界で誰からも必要とされていない、ちっぽけで価値のない人間なのだと落ち込むのだ。 だいたい、学年ごとにグループが出来ていた。そりゃあそうだろう。それが普通なのだ。そして、1年生の頃、その輪に入り損ねた自分はもう既に手遅れなのだ。




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去年の役員はEちゃんママ、今年もまた裏でなのか既に決定していた。私が話したこともない人ーそしてまた蚊帳の外だ。
時間になり、一通り役員から一年間の行事の流れの説明があった。その間も、ざわざわとした雑談があちこちで繰り広げられる。私はその中で、必死にメモ取りをして時間を潰した。
しかし、頭の中は空っぽだった。
酒井さんが、既にこの輪のサブ中心的存在になっていることに驚く。学年も違うので彼女の人間関係はよく知らないが、しかし周囲の母親達と軽口を叩いている様子を見ると、ご近所バス停仲間達と共に、既にこの場に馴染んでしまったようだ。

私は角に座ってしまった失敗により、右隣と前方にしか人がいないのだが、右側の人はその隣の人と熱心に習い事の話をしており、また前方の人は酒井さんグループと和気あいあいと盛り上がっていた。


ー欠席すれば良かった・・


実際、仕事などの用事で欠席している人は何人かいたようだ。

大体の集まりにおいて、大きなグループに対抗するかのようなややそれより小さめのグループがあり、そして我関せず大人の付き合いな2~3人組がいくつか出来るのを見て来た。今回も同じような雰囲気が出来上がり、ちょっとした決め事において、大きなグループが役員を差し置いてあれこれ口出しをしたところ、対抗グループのリーダー格がそれはおかしいと意見をする。気の強そうな女性は、酒井さんと先程まで親し気に話していた人物だった。明らかに、仕事の出来そうなー実際勤め人なのだろう、分厚いスケジュール帖を取り出し、向こう一年先の日程調整をしたいとまで言い出している。 さっさと話を進めたい人ー、和気あいあいと楽しくやりたい人ー、同じ子持ち主婦であってもそれぞれ置かれた環境下において、思うところは違うのだろう。

長かった会が終わっても、まだ楽しそうにその場に居座る人々に対して、私は何故そちら側にいつでも行けずにいるのだろうと思う。勤め人の数人に混じって、まるで何かしらの予定があるかのように、そそくさとその場を後にしようとしたその時、


「お疲れさまー。」


素敵ママが最後に声を掛けてくれたのが救いだった。
次の招集はいつだろう?とても、とても気が重い。




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