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平等≒友情>選挙

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選挙前。
久しぶりに、例の宗教友達から連絡があった。
こういった電話は、通常無視するものなのだと思う。しかし、寂しい私はつい受話器を取ってしまうのだ。
何故なら、人と話すことに飢えているからだ。


「もしもし?」


携帯の表示で誰からかかってきたか分かっているというのに、さも分からない振りで出る自分に実母を重ねて嫌悪感を抱く。
いつからか私も無駄に勿体ぶる人間になったものだ。


「あ。OO?元気?」


友人は、それまで連絡を取っていなかった距離感を感じさせない気安さで私に話し掛ける。身構えてしまう私とは正反対の人懐っこい性質。
こういったところは、この宗教の信者だからなのか、それともそもそも彼女の持つ性質なのかはいまだに分からない。




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相変わらず結婚しそうもない彼女。
しかし、信念を持つ彼女は孤独とやらに無縁らしい。恋人がいるいないだとか、子供がいるいないだとか、そんなことは二の次。
それよりも何よりも、今大事なのは、彼女が支持する政党が勝つことーそれだけなのだ。

適当に相槌を打ちながら、しかし、マニュアルなのかこちらの近況にも関心を持ったような質問をしてくる彼女に対して無下に出来るわけもない。
その政党に「入れる」ような素振りを示し、だらだら世間話を続けるのだ。
この瞬間、明らかに有利なのは私の方なのだ。それを知ってるからこそ、あれこれ向こうの心情など無視して自分の話ばかりを持ち掛けてしまう。
ママ友付き合いの悩みー、勿論、多少話は盛っている。話していてこちらが惨めにならない程度のさじ加減での悩み。
それに対し、子供がいないーまして結婚すらしていない彼女の精一杯の想像力を駆使したアドバイスに耳と傾ける振りをしながらも、その殆どがスル―。
それでも、互いに気持ち良く電話を終えられる。それは、選挙前という、この時期限定のいびつな友情関係なのだ。

多少なりともの罪悪感を消すかのように、支持していない政党に票を入れる。
これで、平等に彼女との友情関係が成り立つのだと信じて。




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