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ラインの♡マーク

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夫のラインを見てしまった。
酔っぱらって帰宅した際、いつもは風呂場まで持参のスマホをダイニングテーブルに出したままだったからだ。
ポップアップメッセージで、内容まで見れてしまった。
ライン特有の、「ピンポン」音。それが立て続けに鳴り、そのどれもを見てしまったのだ。


{今日は、御馳走さまでした♡}


{OOさんと飲むお酒、本当に美味しくて幸せです♡}


{色々、話せてすっきりしました。元彼とのことも吹っ切れそうです^^}


{やっぱりOOさんは大人だな~(*ノωノ)}


{カッコいいし、奥さまが羨ましい~また、来月飲みましょう。次は私にお礼させて下さいね♡}


ピンポン音は、計5回。いやー、夫が風呂から上がってスマホを触ったら、また数回あった。
浮気ーではないと思う。そして、ツーリング仲間の例の女性でもない。そういえば、最近彼女の気配を感じない。




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外面の良い夫。
スマートで、お洒落で、金払いも良くて、女性に優しい。
家での様子をビデオで撮って、彼女らに見せてやりたい。
夫は、この女と1対1で飲んだのだろうか?たぶん、そうだろう。あのラインの内容で、他者を含む感じは見受けられなかった。
相談とは、仕事の相談だろうか?いや、元彼がどうのこうのってことは恋愛相談?妻子ある男に、そういった相談をマンツーマンで酒を入れてする若い女の無神経さに心底腹が立った。
やたらと♡の多いラインにも苛立ったし、ちゃっかり次の約束をしている辺りも確信犯だと思った。無邪気風を装って、虎視眈々と獲物を狙うーそんな雌豹のような匂いがしたのだ。

風呂上がりの夫の首元は、悔しいが男の色気を漂わせている。私はあの首元に腕を巻き付けることなど到底出来ない。妻なのに、出来ない。
それをした時の、夫の反応が恐ろしい。「拒絶」させるに決まっている。しかし、それを確かめないことで、まだ数パーセントの期待を残したいのだ。


「もう1本飲みたくなったな。」


そう言って、私の方を見る。冷蔵庫から冷えたビールを出す。それを渡すと、私に顔を向けずに受け取り、鼻歌混じりにスマホでラインをしている夫に嫌悪感が湧く。


ー私は、家政婦か。


何とも言えない、虚しく悲しい感情の頂点に浮かぶ言葉は、ありきたりだが、それより他に無かった。
夫が自室に引き上げた後、しばらく開いていなかった秘密のノートを開く。そして、頭の中に叩き込んだラインメッセージを書き写した。最後に一行、付け加えた。


「私は、家政婦じゃない。」







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