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無愛想な子供達

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夏休み、一旦静かになった我が家だが、学校が始まり放課後になると、また子供達のたまり場となった。
メンバーは同じ。みこちゃんを含む親が働いている子供達。その日は芋づる式に友達が増えていったのか、なんと7人も家に来たのだ。
リーダー格?の子が、ドカッとソファーに座ると、すぐさまDSを取り出した。続けてその両脇に座っていた子らもDS機を取り出す。
子もまだ新品のそれを取り出そうと部屋へ行くのを慌てて制止した。みこちゃんだけが持っていない状況になってしまう・・
そこまで気を遣う必要はないと思うのだが、しかし彼女にはなんとなく「情」のようなものがあった。
勇気を出して子供達に声を掛けた。


「ゲームなんだけどね、みこちゃんだけないでしょう?他の遊びしない?」


一瞬、子供達の表情に緊張感が走ったのが分かった。


「えー、なんで?」


リーダー格の子が不満気な顔で答えた。


「私はいいよ!」


すぐにみこちゃんが口を挟む。どこか焦っているような、そんな表情で。

リーダ格の子は、再び無表情にDS画面に目を落とした。何となく不穏な空気を感じた。
彼女達の中で、既に優劣関係が出来上がっており、その秩序を乱すことはあってはならないーそんな声が聞こえた気がした。

おやつに買い置きのスナックー、それにポッキーを出した。テーブルの上に置くとものの5分で無くなった。食い散らかされた空き袋。それを見るとイライラがまた募る。 子が嬉々としてDSの電源スイッチを入れる。みこちゃんはそれを後ろから覗き見る。


「みこちゃんにも貸してあげなさい。」


「はーい。」


そう言うのが精一杯だった。
正直、みこちゃんだけ来てくれれば良いのに・・と思う。母親からは相変わらず何の挨拶もないけれど、それでも子供同士とはフィフティ―フィフティーの関係性だ。
何より、子が彼女と遊んでいて楽しそうにしている。
その他の子供達は、こちらがにこやかに話し掛けても愛想もない。常に視線は自分のDSか友達のDS画面。
そして、こんなに尽くしたところで、私自身に何も返ってこないのだ。


「いつもお世話になっています。」


「お邪魔ばかりしてしまって。すみません。」


学校行事などの際、私にそんな言葉を掛けてくれるのならば、全然違うのに。彼女達の母親が良識のある人間で、顔見知りになることで、この愛想の無い子供達の印象も変わるのに・・
帰りに、子は思い出したように夏旅行の土産を皆に配った。頭の中でざっと¥500×7本=¥3500の計算式。子のことをあまり見ていないと言うと語弊があるが、目が行き届いていない親達は、自分の子がそんな土産を貰ったことすら知らずにスル―だろう。せめて、お礼の一言があればー。しかし、そんな見返りをするのなら、最初から渡さなければ良いだけの話だということも分かっている。 悶々とする気持ちを相変わらず引きずる、そんな2学期の幕開けだった。




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