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日曜の昼下がり

夫は、朝から義実家へ。義姉に呼ばれて出て行ってしまった。しかも、子も連れて。
今日は、父の日。
だから、子と夕飯を作る予定だったのだが、仕方が無い。
午前中、買い出しに行き、奮発して牛のすね肉を買って来た。勿論、激安スーパーの輸入物だが、それでもいつもの食事予算を上回る。
今、コトコト煮込んでいるビーフシチュー。ほぼ出来上がりなのだが、味見ついでにワインを飲んでいる。
夫の高級ワインはどれも未開封で、それが残念。数日掛けて飲むことが多いそれは、時々私の口に入るのだが。




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仕方が無く、シチューに使った安ワインの残りー、一応、料理目的で買った300円台のそれを飲む。
夫の飲み掛けワインに最近慣れていたので、やはり安いものは安いと舌が肥えてしまったけれど、3杯目あたりで味など分からなくなって来た。
ほろ酔いの良い気持ち。昼間から楽しい。束の間の現実逃避ー

明日からまた一週間、学校関係の集まりだとか色々予定があり、憂鬱だ。ラインを開けば、スネ夫ママらを中心にトークは盛んに行われている。
休みの日だというのに、家族放置でママ友ラインに熱中しているのだろうか?
頭がぼーっとしたついでに、私もトークに参加してみようと、間違ったポジティブに支配されそうになる。




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損な役割

父の日の準備を、夫が仕事である土曜にすることにした。私の父ではないが、スルーする訳にいかない。
夫は、意識している。自分に関わる記念日には敏感なのだ。
しかし、私の意に反し、子はまったく気にする素振りも見せない。母の日もヤキモキしたが、自分のことでは無い分、表立って促すことは出来る。


「父の日、いつやるの?」


「後で~」


「どうするの?プレゼントは?買いに行かなくていいの?」


「え~。お金使わなくても出来るよ。パパの顔でも描くから。」


「料理はどうする?パーティー、する?」


「うん、別にいいよ。」


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ソファーに寝っ転がり、漫画を読みながら答える子。私ばかりが一人、そわそわして馬鹿みたいだ。それに、別にいいよという言い草はどうなのだ?まるで他人事ではないか。


「あなたのお父さんなんだからね!」


語気を荒げると、子はようやくしぶしぶと立ち上がった。そして、自室からクレヨンと画用紙を持ってきたかと思うと、工作?らしきことを始めた。
見て見ない振りをしつつ、しばらくしてから子を見ると、飛び出すカードを作っていた。正直、私にくれたものより丁寧に作られており、胸の奥がチクリとした。
夫は、子を溺愛している。いいとこ取り。それでも、私が夫より子に愛情を掛けていること、子のことばかり想っていること、子がすべてだということ、それは伝わっていると思っていた。
しかし、実際はそうでもないようだ。
母親は、損だなー思いたくはないけれど、やはりそう思ってしまう。




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様々な寿命

掃除機が壊れてしまった。先週あたりから、吸い込みが悪いと思っていたが、とうとうスイッチを入れても反応が無くなった。
今週は、仕方なく、自宅に置いてある箒を使っているけれど、なんとなく汚れが落ちきっていないようで気持ちが悪い。人の手よりも、機械の方が信用出来る。

続いて、洗濯機の調子も悪い。脱水がうまくいかない。説明書を読んでも理由が分からない。ネットで調べてみると、寿命の可能性が高く、完全に動かなくなるのも時間の問題だ。
こういうことは続くので気持ちが落ちている。タイミングを見計らって、この週末に夫に伝えようと思うけれど、また余計な出費と思われるのが怖い。

冷蔵庫も、そろそろか。夏場に故障することだけは避けたい。
大物家電は、10年が寿命と言われている。それを前提にすれば、我が家の家電はダメになったとしても、大往生ということになる。
それでも、使えるうちは使うー限界まで。

夫婦生活の寿命は、10年も続かなかった。そもそも、子が生まれてから、私達の関係は「父親と母親」に変化した。ただそれだけのこと。
子が巣立てば、また変化するのだろうか?
足の裏の踵のひび割れは、私に「女」であることを許してはくれない。




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ドヤ女王

梅雨の時期、湿気のせいで髪はまとまらず、気分も最悪だ。
役員になったことで、天候関係無く、外に出る機会が増えたからだ。
よりによって雨の日にーということも多い。以前なら、引き籠り主婦にとって梅雨万歳!だったのだけれど。
先日、スネ夫ママが、ばっさりと髪を切りゆるくパーマを掛けたことに気付いた委員長らが、彼女に行きつけの美容院を聞いた。周囲のママらが、羨望の声を上げた。


「えー!さっすがぁ!予約、取れる?」


「一応、独身時代から通ってもう15年になるからね。」




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都内の、一部読者モデルなども通っているらしい有名美容院に彼女は通っているのだった。セレブ気取り!?内心、ドヤ顔の彼女に苛立ちを隠せずにいた。セルフカットにセルフカラーの自分が惨めで仕方が無かった。
ネットでその美容院を検索すると、ずらーっと名前が上がり、それに伴う口コミも☆5つ弱。カットだけでも6000円、それにカラーも8000円。そしてパーマなんて入れたら更に1万円程追加。トリートメントなども入れたら3万円前後だろうか。
普通の主婦感覚でいえば、この金額は目玉が飛び出る程のもの。しかも、美容師を指名すれば、その指名料も取られるのだ。
ただ悔しいけれど、彼女のヘアスタイルは素敵だった。後ろから見たら芸能人と言われても遜色無い程の完璧なカット。梅雨だろうが関係無く決まっているのだ。

図書館の仕事もまだしているのだろう。パート代は全て小遣いなのだろう。
過去、仲良さげに夫婦で病院にいるところに出くわした。息子も出来が良い。順風満帆ー雑誌から抜け出たようなライフスタイルを送る彼女に妬みしか湧かない。
ただ、素敵ママが生まれからの金持ちならば、スネ夫ママは成金。そんな雰囲気は誤魔化せない。
どこか、卑しさが透けて見えるのだ。




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裏切り

「では、次回の司会進行して下さる方、いらっしゃいます?」


委員長が、皆を見渡して問いかける。
スネ夫ママが、何故だか分からないけれど、落ち着きなくママ友らとクスクス笑い合う。
隣にいる大和ママが挙手するタイミングで、私もーそう思っていた。
大和ママの向こう隣りに座っているのが、先日のランチで同じテーブルにいたお喋りママだった。そのお喋りママが、大和ママに何やら耳打ちしている。
二人は、こそこそ笑い合い、そして一斉に手を挙げた。


「やりまーす!」


一瞬、何が起きたのか分からなかった。挙げようとスタンバっていた右手を、意味もなく何度もさする。動悸とめまいがし、その場にいるのが耐えられない程になった。
気付けを飲んで来るのを忘れたことを、心底後悔した。


「ありがとうございます!」


周囲から拍手が起こる。私は茫然とし、しかし大和ママの方を見ることが出来なかった。裏切り?と思うのは大袈裟だろうか?
あの約束は何だったのだろう?すっかり取り残された私は、早速親しげな雰囲気の二人に圧倒され、一人暗くなっていた。




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その後、諸々の打ち合わせを終えて帰る際、大和ママが私の方に寄って来た。


「OOさん、私が手を挙げたら一緒に挙げてくれるって思ってたのに~」


ーえ?ワルイノハワタシデスカ??


声にならない声が、心の中で何度も反響する。そのまま彼女は笑いながら、お喋りママと教室を出て行ってしまった。
背後に、感じ悪いスネ夫ママの視線をビシビシ感じながら、そそくさと帰り支度をし、誰とも挨拶を交わさず教室を後にした。
あまりにも悔しくて、悲しかったので、コンビニに寄ってあれこれ浪費してしまった。
アイス二個にプリン二つ、それに店で一番安いワインと唐揚げ。
自宅に戻り、まだ子は帰宅していなかったので、アイスとプリン一つずつはそのまま冷蔵庫に、後は全て平らげた。
ワインだけは、流石に一本飲むのは無理だったので半分程体に入れ、夫にばれないよう虎の子があるクローゼットの中に忍ばせた。 酔いで痺れた頭に、大和ママの上品な声がぐるぐる回り、やがてその声はスネ夫ママのそれに変化した。


「うわーーーー!!!!」


クッションに顔を埋めて、大声で叫ぶ。まるで、夫の雄叫びと同じだ。
声を出せば少しはすっきりするかと思ったけれど、気分の悪いもやもやは、体の奥まで沈殿し私の隅々まで浸食して行った。




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