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主婦の味方

食事作りが面倒なこの頃、先日は、夫と子に心無い言葉を投げられ、ほとほと嫌気がさしていた。
目には目を、歯には歯を。
そんな思いで、激安スーパーで大量に安売りしていたレトルト系調味料を何種かカゴに入れた。それに、カット野菜。
言い訳をすれば、普通に買うより安かったのだ。それを3袋程買う。冷凍食品にも心奪われたが、見付かればまた何か言われるに違いない。
倉庫のように隠す場所もないので諦めた。

交代出勤日の夫、だが、これまでのように残業や飲みはなく真っすぐ定時に帰宅。レトルトの包みは丁寧に新聞紙にくるみ捨て、カット野菜と合わせ炒めたものをその日の食卓に出した。
カット野菜、これまで割高だし抵抗があったけれど、なんて楽なのだろう。袋からそのまま出して炒めるだけ。包丁とまな板を使わないことがこんなにも食事作りのストレスを軽減させるとは!
ここまで来たら、洗う食器類も減らしたく、野菜はざるに開けずに袋のまま水道水を入れ、じゃっぶじゃぶ袋の中で数回洗っては捨てを繰り返した。

食事作りのストレスは、その後の片付けも含まれる。いかに、それを減らせるか考えるのにも労力を使う。最近、袋のまま食べられる冷凍チャーハンが注目されているらしいが、需要があるということだ。
それが毎日だと、味気ないし侘しささえおぼえるが、たまにならば十分な息抜きになる。


「これ、うまいな。こういうの食べたかったんだよ。」


夫に料理を褒められたのは、昨年のビーフシチュー以来だ。


「なんか、いつもと味付け違う、うっま!」


子も、喜んだ。内心、複雑な思いだったけれど、私も家族も喜んでWIN-WINだ。だが、再現となると難しい。これは、定期的にレトルトをストックしなくては。
冷凍食品やレトルトを毛嫌いしていた夫だが、まさか、目の前にあるそれがそうだとは露知らず。言いたい気持ちをぐっと堪え、何食わぬ顔でいつもと違う味付けのそれに手を付けた。




籠の中の母子

とうとう、都内の感染者数が9人、一桁となった。
皆の頑張りが功を成したのだろうか。


「ちょっと、バルコニーに出よう。」


巣ごもり時間が長引くにつれ、気も滅入る。五月の爽やかな空気に触れないまま、梅雨を迎えるのも憂鬱だ。
夫が在宅していると、外出はしにくい。必要最低限の買い物くらいは行くけれど、子を連れての気晴らしはNG。
感染数が減ったとしても、まだ油断は出来ないと夫は言う。「緩み」こそが、危ないのだと。
こういう時、車の運転が出来たらーと思う。軽くドライブでも気持ち良いだろう。夫に連れて行って欲しいのが本音だが、実際そんなことを頼めるような雰囲気でもない。

籠の中の鳥のように、バルコニーから外を眺める。案外、人は出ているのだ。下を見下ろすと、団地のエントランス付近にお隣さんとその仲間達親子がたむろしている。
その中に、素敵ママはもういないけれど・・・
子どもは、マスクをしていない。完全に、緩んでいる。お友達同士、お菓子を食べたりしているのだから。


「あー、退屈。」


子が、うんざりしたような顔で空を見上げる。


「来月は、さすがに学校も始まるかな。」


「そうだね。」


入学してから、数回の登校日を除いて、休校中はずっと自宅にいる子。散歩くらいーと正直思うが、夫にばれたら大変だ。
それに、最悪、感染したとして?行動履歴を知られたらまずい。我が子を守るのは、親しかいない。過保護と思われたとしても、長い人生のうちの数か月なのだ。

そして、いよいよ自粛解除の兆しが見え始めた今、少しだけ、この生活に名残惜しさを感じる私もいる。
また、夫や子に取り残され、一人孤独に淡々とした日常を過ごすのだと。
この、異例ともいえる家族時間を、もっともっと大切に、心残るものにしたいと思うのだ。




食事作りの限界

「また餃子?」


夫と子に言われ、はっと気付く。


「しかも、一昨日は麻婆豆腐だったぞ。」


「中華ばっかじゃない?昼はラーメンだったし。」


まだ、自粛解除はされていない都内。しっかり3食のご飯作りはいつまで続くのだろう。
確かに、食事内容がマンネリ化している。
これまで、昼は夫に弁当を作ったとしても夕飯は飲み会や残業などで抜きだったり、また子は学校で給食が出るものだから、品数を多く求められたとしても、食事内容がかぶることは、あまり無かったのだ。


「飽きるな。」


ボソっと呟きながら、餃子へ箸を伸ばす夫。食費節約の為、品数を少なくするように言われ、楽になったかと思えた食事作りも、こんな風に文句を言われたのならまた苦痛となる。
その日の夕飯は、餃子に中華スープ、それに春雨サラダとかぼちゃの煮物。一応、バランスだって考えた。だが、今週は確かに中華ばかり。
家族共に食べられるーこれまでは、帰りの遅い夫の為に、温められる料理だったり、揚げ物はその都度揚げたりしていたが、中華は何となくだが一気に炒めたり焼いたりするものーと思うので、夫が代休の日に作ることが多かった。
それに、ビールに合うのはやはり中華。てっきり喜んで食べてくれているだろうと思っていたが、二人とも、うんざりしていたらしい。

買い物だって、なかなか行けない。冷蔵庫のありもので作る三度の飯作りは、頭を使う。バラバラになったジグソーパズルを合わせる作業に似ている。もっとも、私が完成させる最近の作品は、中華ばかりなのだけれど。


料理ブログを開き、献立を真似してみようかと思ったけれど、どれもこれも何かが足りない。レシピに忠実にならずとも、自分なりの舌と感覚で作れる人が羨ましい。
主婦歴十年以上の私だが、いまだに軽量カップやスプーンを使い、レシピ通りに作らなくては失敗するのだ。

あぁ、外食したい。ファミレスでも何でも。自分で作る料理は、味だって予想出来るし楽しくない。それでも家族の為にー、それだけをモチベーションに頑張っているのに。
なんだか、糸がプツリと切れてしまいそうだ。




ポストチェック

「まったく、催促だけは来るんだよな!アベノマスクは一向に届かない癖に。」


舌打ちしながら、夫が放つ言葉に同意。
使い捨てマスクー黒いカラスのようなものだけれど、それはまだ十分にあるのに、あのマスクが来ないことに腹立だしい思いは私も一緒。
自動車税の通知が来てから、夫の機嫌がまた悪くなったのだ。そのとばっちりがこちらにも来るものだから、鬱憤は政府へ向く。税金など、徴収にかけては素早い対応。しかし、与える対応は、いつだって鈍すぎる。

あの顎も鼻も出てしまいそうな、サイズ感も微妙ガーゼマスク。恐らく、使うことはきっと無い。それなのに、人間不思議なものだ。
来ないことでこんなにもヤキモキするなんて。

毎日のように、ポストをチェックする夫。そして、苛つくのだ。
不動産系チラシなどのゴミになる広告でも苛々していたのに、それに加えての自動車税通知にカチンと来たのは、恐らく我が家だけではないと思う。

そして、マスクは最近多くの店に出回るようになった。ドラッグストアーは勿論のこと、近所のスーパーや八百屋でも。
以前のような価格にはまだ下がっていないけれど、ひと箱50枚入り5000円程度だったものが、安いもので2000円程に値崩れしている。
更に価格が下がることは、予想出来る。アベノマスクが届くのと、この値崩れ。一体、どちらが早く私達のニーズに応えてくれるのだろうか。




ネットショッピング

連休中だというのに、荷物がひっきりなしに届く。全て、夫宛て。
夫は、鼻歌交じりにリビングで荷ほどき。勿論、除菌作業をしながらだ。
出て来たのは、洒落たスツールだったりライト。また、絵に興味なんて無かった癖に、有名画家のポスターなど。
それらを自室に運び込み、ドタバタ。逆に、これまで使っていた椅子やライトなどは要らないからと子に譲ると言うが、子からしたら趣味でもないそれはただのガラクタ。
即刻、要らないと言われて粗大ごみ行きだ。
メルカリで売れるようなものでもないし、今は自粛の時。更に、ゴミ収集も大変だと聞くので、ゴミは一旦ベランダに避けている。
また、外出する予定も無いのに、リモート服?とやらを買い集めている。スーツのような仕事着ではなく、だからといって部屋着はNG。綺麗めファッションというところだろうか。
それでも、下はスウェットなのでちぐはぐだ。

PCカメラで見えている部分だけ、気合を入れる。それは、金メッキのようなものだ。メッキはいずれ剥がれる。既に、私達家族の前では剥がれてむき出しになり、しかも錆びているようなものだ。
それに、夫は気付かない。

夫が楽しそうに買い物をしているのを横目に、私は両家の母の日のギフトをネットで選ぶ。今年は買いに行くのも会いに行くのもNG。すべてステイホームで済ます。
あれこれ見ているうちに、自分の物欲がふつふつ湧いて来た。
つい買い物かごに、綺麗色のブラウスを入れる。新しいスニーカーも。


「決まった?」


はっと振り返ると、背後に夫。夫から義母の母の日を選ぶように頼まれていたのだ。支払いの段階で、夫を呼ぶことになっていた。


「なんだ?これ。こんな格好、する訳ないよ。しかも、安っぽいしセンスないな。」


顔が引き攣る。夫は、私が妄想ショッピングしていただなんて思ってもない。純粋に、義母のギフトをチョイスしていたと思っている。


「物じゃなくて、消えものがいいな。姉貴らの方が好み分かるし、それなりのもん買ってるんだから。食い物か花、選んで。」


返事をせずに、買い物かごの商品を削除した。




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