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虚しさとモヤモヤと

母の日を過ぎて、翌日。
気分は塞いでいる。
去年はカレーを作ってくれたこともあり、やはり期待していたのだ。

昨日は、普通の日曜日だった。いつものように家族の食事を作り、洗濯をし掃除をし、夫や子はリビングでくつろぎ、穏やかな休日。
だが、私の心の中はけっして穏やかではなかった。
流れるCMや番組では、母の日のワードが何度も何度も、また、新聞の折込チラシだって、母の日はOO~と、豪華なステーキ肉やカーネーションがレイアウトされており、目にしたくなくとも目に入って来た。

そんな時、いつもなら当日にお礼の電話なんてないのだが、実母から携帯に電話。


「あんた、ありがとう。届いたわよ。」

休日で私の背後に婿がいることを気にしてなのか、当たり障りのない会話。

「あんたは、OOから何か貰ったの?」

「う・・ん。ちゃんとしたものは貰ったことない。去年はカレー作ってくれたけど。」


「そういうこと、ちゃんと教えないと駄目なんじゃないの?普通、女の子ならやるけどね。あんた、育て方間違ったんじゃないの?ちゃんと愛情持って育ててたら、そんな風にならないと思うけどね。」

言われたくないー、私なりに愛情はたっぷり注いでいるつもりだ。母の電話により一層、もやもやが募った。










前進

義母が退院し、しばらくは自宅療養になるとのこと。三女からの電話だ。
その知らせを受け、なんだか胸がざわついた。長男の嫁の出番なのではないかと?
だが現在、夫は義実家と距離を置いている。そこへ他人の私がずかずかと首を突っ込むのも夫は面白くないだろう。
三女からしたら、いくら同居しているからといって、このまま介護の流れになり全負担が自身に降り掛かることを黙っていられない。
そうなる前に、先手先手で動こうと、まずは私に直接電話を掛けたのだ。


「私だって、在宅っていったって仕事しているし。日中、お母さんのお世話をするのはきついのよ。一応、自分で歩くことは出来るけど、階段の上り下りなんて無理。お父さんだって、もう年だから自分の世話で手一杯。何とかしてよ。」


だが実際、私は免許もないし、電車やバスを乗り継いで義実家へ行き、手伝いをすることはかなりハードだ。家のことだってある。


「OOだって、部活で遅いんでしょう?OOさん、今仕事してるわけじゃないんでしょう?日中暇なら、ちょっとは手伝ってよ!」

尖った声に、身構える。こうなると、これ以上何を言っても彼女からしたら「関わりたくない言い訳」に聞こえるだろう。

「分かりました。行きます。ちょっと日程調整してからになるのですぐにとはいきませんが。」

すると、三女はいくらか落ち着いたのか、

「あら、そう?じゃあお願いね。また来る日が決まったら連絡ちょうだい!」

ガチャ切りだ。なんでだか、私の周囲はガチャ切りする人間が多い気がする。私の性格が彼女らをそうさせているのだろうか?
在宅していた夫に、今度の件を伝えた。
夫は、少し複雑そうな顔をした後、


「俺も行く。」

予想外の言葉に驚く。てっきり、私一人で行かせるのだろうと思っていたから。夫も、これを機に出向かなければ、この先ずっと義家族とのしこりが残り、更には絶縁になってしまうという不安もあるのだろう。なんだかんだで義実家好き、シスコンなのだ。
夫と三女が顔を合わせることに、こちらまでが緊張するけれど、ようやく一歩前進したように思えた。







電話義務

実家とは疎遠になりつつ、コロナになってからは週に1度はこちらから電話を掛けるようにしている。
掛ける度に、面倒そうなリアクションを取られるが、調子が乗って来るとこちらから電話を切るタイミングがなかなか取れず、2時間近く話さなくてはならない羽目になるので、時間がたっぷりとれて尚且つ、夫不在時に掛けるしかない。
今週は、夫がほぼ在宅だったこともあり掛けることが出来なかった。それに気付いたのは、直接携帯に実母から掛かって来た時だった。

「もしもし。」

第一発目で、不機嫌そうな声。


なぜ、不機嫌なのか?母の苛つきは受話器越しにも伝わる。何かあったのだろうか?
聞いているうちに、つい先日伯母と電話をしたらしく、ちょっとしたマウントを取られたのだと分かり、その当てつけはやはりその根源となっている実の娘に向けられるのだ。
母親を幸せに出来ない娘である私に対してのアタリが強くなる。
実家べったりの従姉妹。仕事を始めたことで、全面的に孫を預け、週に3度は伯母の家で夕飯をとる毎日らしく、それは大変なことなのだけれど、賑やかで楽しく、このコロナ禍に引きこもりを余儀なくされても生き甲斐のようなものを与えられ溌剌と過ごす伯母に嫉妬しているようだった。
なので、ついぽろっと義母のことを話してしまった。

「え?入院?後遺症とか大丈夫なの!?」

電話口で大興奮の母の声は、なんだか嬉しそうにも聞こえる。

「じゃあ、仕事も辞めたの?退院しても、もう動き回るのは無理そうね~」

認知症の前兆については伝えなかったけれど、義母が病気ーそれも重大なものに掛かったことはいくらか実母を勇気づけたようだ。

「だいたい、あちこち動き回り過ぎだったのよ!自分の年齢を考えないとね。私はちゃんと健康管理してるわよ。毎日のように病院にだって言ってるし!」

喜々として語る母は、すっかりご機嫌が直ったようで、電話の終わりには最初の不機嫌さはすっかり消えて、

「そうそう、OOは元気?」

孫のことにも気を掛けるだけの余裕が出来たようだった。やれやれという気持ちで受話器を置くと、やはり2時間近く話していたようだ。喉はカラカラ、どっと疲労感が押し寄せた。












雨の休日

雨の休日。
部活だと嘘を言っていた子だけれど、注意する前に子の方から、

「部活、無くなった。」

と言ってきたので、様子見することにした。夫も休みで、珍しく在宅仕事も勉強もせず、リビングでうだうだと過ごす。
久しぶりの、家族水入らずの時間。
こうして3人、のんびりと同じ時間を共有するのはあとどれくらいなのか?
仕事のことをいつ聞かれるかーとドギマギし、模範回答も用意していたのだけれど、それについては特に聞かれることもなく表面的には穏やかな時間が過ぎて行った。
子も夫も、再放送のテレビを流し見しながら、ソファーにもたれてスマホを眺める。私は、そんな風にリラックスしている彼らを横目に、自分のペースで家事を進める。
ふと、夫の表情が穏やかなのを見て、今がチャンスとばかりに義母の件について話を持ち掛けてみた。

「お義母さん、いつまで入院とか聞いてる?ちょっとお義父さんに電話でもしてみたら。今日は家にいるだろうし・・」

祝日なので、病院に行っていることもないだろうという思いからだったのだが、夫は途端に不機嫌になった。

「気になるなら、自分で掛ければいいだろう?何かあれば向こうから掛かって来るだろうよ。」

あんなにも、義実家に依存していた夫。相当こじれてしまった。母親が一命はとりとめたものの、入院しているというのに。
それとも、三女が電話に出て来るかもしれないことに恐れをなしているのか?義姉達には頭が上がらない夫。
もし義父に掛けて三女が電話口に出たら、どう振舞ったらよいのか分からないのかもしれない。
本当のところ、夫は気が小さく弱虫な末っ子なのだ。義姉にも言われた、「長男の嫁らしく」という言葉が、頭の中をぐるぐる回って離れない。



客ではない

義父の声が暗かったので、身構えた。義母の身に何かあったのか?と。
だが、適切な処理により大ごとにはならなかったらしい。ほっと胸を撫でおろす。そして義父は、弱々しい声で私に訴えた。
とにかく、コロナが落ち着いたらこちらに来るように夫に伝えて欲しいと。兄弟、仲違いのままだと、いずれ義父や義母の身に何かあった時にどうしようもないのだと。
長男である夫に、こういう時は力になって欲しいのだと。そして、それを叶えるのには、嫁である私の力が必要なのだと。
電話の終わり際、在宅だった三女も代わり、

「長男らしく行動しろって伝えておいて!それと、OOさんは、長男の嫁って立場、分かってるよね?」



受話器を置いた後、今までにないプレッシャーに圧し潰されそうになった。
夫に言われたことを伝えると、鼻をふふんと鳴らしながら、面倒臭そうに呟いた。

「そうなった時は、そうなった時だろう。俺は、長男だからな。権利は主張するけど。」

恐ろしい言葉に、これを義両親や義姉らが聞いたらどう思うだろうと頭がくらくらした。そして、夫がこうなったのは、嫁である私のせいだという空気が、義家族中に充満している。直接的ではなくても、それが伝わる。
嫁なのだと思い知る。今までが、お客様過ぎたのだ。







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