妊娠
雨がしとしと降る中、今朝は夫が珍しく子を園まで送迎してくれた。
昨夜は深夜だったこともあり、シフト出勤のため遅めなので団地沿いのバス停から市バスに乗り出掛けて行った。
二人を玄関で見送ると、お隣もどうやらご主人が出ていくところだったのだが新婚さんのようにハグしているところを目にしてしまった。
お互い気がついてバツが悪かったが、奥さんは照れ笑いをしておりその表情がなんとも可愛らしかった。
まさに「愛妻」という感じ。
そして、お腹の辺りに膨らみを見た。
確かにーあれは妊娠しているお腹だった。
お互い隣同士でも、ライフスタイルの違いから会話も無く、挨拶くらいなのでそれ以上突っ込んだ会話も出来ず、気軽に「おめでたですか?」などと聞くことも出来ないまま会釈だけして玄関の扉を閉めた。
お迎えまでたっぷり時間のある今日は、ゆっくり自分の為だけに湯船を張って暖まろう。
そう思い、バスタブに湯を入れる。
貧乏性なので、普段は半身浴程度の湯しか入れないのだが今日は特別にたっぷりと。
引き出物か内祝いかで貰ったバスソルトも入れた。
一人で入浴すると、色々と考えてしまう。
これからのこと、子のこと、夫のこと、そして自分のこと。
そしてまたお隣の奥さんの丸みを帯びたお腹を思い出す。
愛されてるんだなって思った。
子が誕生して6年になる。
それまでも私達夫婦は一心同体という感じでは無かった。
好感の持てる結婚相手、そんな位置付け。
私はいまだ元彼を引きずっている。あれ以上恋焦がれる男性には一生涯めぐり合えないだろう。
魂と魂が触れ合うようなーそんな関係だった。
湯船で平らなお腹を撫でる。
もう一人ー愛するわが子を欲しい気持ち。
定期的にやってくる思い。
しかし、夫はすっかり私に興味を失っている。
産後、求めてもらいたくて自ら夫に迫ったことがあった。
その時の拒絶と夫の冷たい目ーそしてあの台詞。
「まず痩せなよ。」
あの時のショックは、体重が戻った今でも忘れられずにトラウマだ。
確かに産後で体重は戻りきっていなかったけれど、二人の子を授かり出産し、本当の家族になり、少なくとも夫に対しての愛情が深まりつつあったあの頃。
勇気を振り絞り、迫ったのだ。それなのに一蹴された。
そしてあの悲しい惨めな思いに自分を陥らせるのが怖くて行動出来ないままに数年。
いまや夫の裸体を思い出せないくらいに月日が経ってしまった。
「私はこのまま女として終わってしまうのだろうか。」
ーなんて安っぽい台詞を一人風呂場でつぶやく。
淡々とした日常ー子は健やかに育ち夫は病気もせず真面目に働いてくれる。
昨日はボーナスも出たそうで、土産にケーキを買って来てくれた。
いくら貰ったのかは分からないけれど。
株主総会の時期で、色々な企業から通知が届く。
夫が株にいくらつぎ込んでいるのかも知らされないし、どうせ分からないだろうの一言で返される。
冷蔵庫の中にあった旬の果物、子が好きなぶどうにさえ「いくらしたの?」と聞かれると自分が無駄使いをしたのだと責められている気分になる。
消費しているだけの生産性の無い女のように思ってしまう。
夫にとって、私は何なんだろう。
子の母親ーそれだけなのか、妻として少しは想ってくれているのだろうか。
**********
昨日の記事、実は勇気を出して書きました。
叩かれるのを承知で。
嘘つきの大馬鹿野郎と怒鳴られる覚悟で。
こんなどうしようも無い情けなくてずるくて嘘つきな自分に暖かいメッセージ。
逆にこの先悪いことが書けなくなりそうなくらいです。
皆さんのアドバイス、一つ一つ参考にして、あの話は駄目だったという方向で行こうと思います。
お酒を飲んで気持ちが大きくなり過ぎて、潜在的に嫌な自分が見事に露呈してしまいました。
虚勢を張ってしまう自分が醜いです。夫に愛されないのも仕方ありませんね。
地道に内職ライターを頑張ろうと思います。
ありがとうございました。
昨夜は深夜だったこともあり、シフト出勤のため遅めなので団地沿いのバス停から市バスに乗り出掛けて行った。
二人を玄関で見送ると、お隣もどうやらご主人が出ていくところだったのだが新婚さんのようにハグしているところを目にしてしまった。
お互い気がついてバツが悪かったが、奥さんは照れ笑いをしておりその表情がなんとも可愛らしかった。
まさに「愛妻」という感じ。
そして、お腹の辺りに膨らみを見た。
確かにーあれは妊娠しているお腹だった。
お互い隣同士でも、ライフスタイルの違いから会話も無く、挨拶くらいなのでそれ以上突っ込んだ会話も出来ず、気軽に「おめでたですか?」などと聞くことも出来ないまま会釈だけして玄関の扉を閉めた。
お迎えまでたっぷり時間のある今日は、ゆっくり自分の為だけに湯船を張って暖まろう。
そう思い、バスタブに湯を入れる。
貧乏性なので、普段は半身浴程度の湯しか入れないのだが今日は特別にたっぷりと。
引き出物か内祝いかで貰ったバスソルトも入れた。
一人で入浴すると、色々と考えてしまう。
これからのこと、子のこと、夫のこと、そして自分のこと。
そしてまたお隣の奥さんの丸みを帯びたお腹を思い出す。
愛されてるんだなって思った。
子が誕生して6年になる。
それまでも私達夫婦は一心同体という感じでは無かった。
好感の持てる結婚相手、そんな位置付け。
私はいまだ元彼を引きずっている。あれ以上恋焦がれる男性には一生涯めぐり合えないだろう。
魂と魂が触れ合うようなーそんな関係だった。
湯船で平らなお腹を撫でる。
もう一人ー愛するわが子を欲しい気持ち。
定期的にやってくる思い。
しかし、夫はすっかり私に興味を失っている。
産後、求めてもらいたくて自ら夫に迫ったことがあった。
その時の拒絶と夫の冷たい目ーそしてあの台詞。
「まず痩せなよ。」
あの時のショックは、体重が戻った今でも忘れられずにトラウマだ。
確かに産後で体重は戻りきっていなかったけれど、二人の子を授かり出産し、本当の家族になり、少なくとも夫に対しての愛情が深まりつつあったあの頃。
勇気を振り絞り、迫ったのだ。それなのに一蹴された。
そしてあの悲しい惨めな思いに自分を陥らせるのが怖くて行動出来ないままに数年。
いまや夫の裸体を思い出せないくらいに月日が経ってしまった。
「私はこのまま女として終わってしまうのだろうか。」
ーなんて安っぽい台詞を一人風呂場でつぶやく。
淡々とした日常ー子は健やかに育ち夫は病気もせず真面目に働いてくれる。
昨日はボーナスも出たそうで、土産にケーキを買って来てくれた。
いくら貰ったのかは分からないけれど。
株主総会の時期で、色々な企業から通知が届く。
夫が株にいくらつぎ込んでいるのかも知らされないし、どうせ分からないだろうの一言で返される。
冷蔵庫の中にあった旬の果物、子が好きなぶどうにさえ「いくらしたの?」と聞かれると自分が無駄使いをしたのだと責められている気分になる。
消費しているだけの生産性の無い女のように思ってしまう。
夫にとって、私は何なんだろう。
子の母親ーそれだけなのか、妻として少しは想ってくれているのだろうか。
**********
昨日の記事、実は勇気を出して書きました。
叩かれるのを承知で。
嘘つきの大馬鹿野郎と怒鳴られる覚悟で。
こんなどうしようも無い情けなくてずるくて嘘つきな自分に暖かいメッセージ。
逆にこの先悪いことが書けなくなりそうなくらいです。
皆さんのアドバイス、一つ一つ参考にして、あの話は駄目だったという方向で行こうと思います。
お酒を飲んで気持ちが大きくなり過ぎて、潜在的に嫌な自分が見事に露呈してしまいました。
虚勢を張ってしまう自分が醜いです。夫に愛されないのも仕方ありませんね。
地道に内職ライターを頑張ろうと思います。
ありがとうございました。
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- 2013/06/25