常識外れの烙印
園でノロやインフルが流行りだした。
予防接種をしていても、かかるかかからないかは運次第。後は神頼み。
月曜に、朝から微熱があった子を休ませた。その翌日に園に出向くと普段は声を掛けられない私なのだが、Yちゃんグループのママ連中に話し掛けられた。
「OOちゃん、昨日お休みだったけれど・・ただの風邪ですか?」
「えぇ、今朝はすっかり元気だったので。」
そう答えると、なんだか面白くなさそうな顔で少しの間ーそれから、
「他のクラスでインフルとかノロとか流行りだしたらしいですよ。隣クラスでは病み上がりだと思っていた子が園に来て、その翌日にインフル判定出たらしくて。一人掛かるとあっという間ですよねー」
そう言いながら我が子の方を見遣る彼女。
遠まわしなイヤミなのか何なのか、もう少し子の様子見で休ませるべきだと言いたいのか。
私が何も言えずに黙っていると、それじゃあと仲間と連れ立って帰って行った。
正直面白くなかった。月曜に休ませたのも、念の為を思っての事だったし、結局その日のうちに平熱になり元気になっていたし、それでも一応周囲に気を遣ってマスクをさせて登園させたのだ。
なのに、常識外れの烙印を押された気分・・
重苦しい気持ちのまま、自宅に戻り家事をこなした。
そしてお迎えー
子はやはり元気一杯で園庭を走り回る。視界の隅っこにYちゃんママらの群れが入ったが目に入らない様に他に視線を見遣る。
私が今気にしなければいけない事、子の事が第一優先。
今日はハナクソと呼ばれていないか、子は嫌な思いをしていないか、注意深く観察していなくては。
さなちゃんやまいこちゃん、またYちゃんらとは一緒にいない子ー、どこにいるのか探すと、違う学年の女の子達と砂遊びをしていた。
その中のうちの一人の子が、やたらと咳をしているようで気になった。目元もうるうるしているように見える。大丈夫だろうか・・
そんな事が気になりながらも園庭解放の時間は終了し、皆とさよならをして自転車で子と帰宅した。
それから1日経ち、水曜の夜中だったー
突然子が目を覚ましー、辺り一面シーツから布団までに嘔吐した。
夫は驚き、オロオロするだけ。自分のところに嘔吐物が掛かっていないかばかり気にしていて、明かりをつけてそっと自分の布団を子の布団から離したのを私は見逃さなかった。
とにかく、子を横向きに寝かせて嘔吐物が喉に詰まらないように、背中をさすってやりながら吐けるものは全て吐かせた。消毒だとか言っている場合じゃなかった。
嘔吐まみれの子の体や顔を熱いタオルで拭いてやり、着替えさせたら少しだけ水分を取らせて私の布団に避難させた。子の嘔吐に汚れた布団やシーツなどは全て消毒しなくては。
それからはずっと、朝まで寝ずに子が吐きそうなタイミングで桶を出し、トイレに連れて行ったり水分を取らせたりしていた。夫はうつると困ると言って書斎に行き寝る事になった。
それはいいのだが、子の嘔吐物を過剰に汚い物を見るように反応していたのが悲しかった。昔からおむつ替えすら断固として拒否して来た夫なのだから、想像通りの行動なのだけれど。
そして再度園を休んだ。
休み中、まいこちゃんママから久しぶりに個人的なメールがあった。
心配してくれたのかな?と表題の「お大事に」というメールにかすかな甘い期待を抱きながら開封すると、そこにはYちゃんママ達のような、なんとも遠回しでイヤミとも取れる内容が書かれていたのだ。
内容については割愛するが、要するに、
クラスでとうとうノロが流行り出した、それがOOちゃんが当園した翌々日からだということ、Yちゃんママ達が病原菌がOOちゃんだと噂していたということ、OOちゃんを病み上がりなのに無理やり登園させたからクラスに菌が広まったとクラス中のママ達が噂していることなどが書かれていた。
最後に、彼女自体はそんな事は全く思っていないし、早く良くなってねお大事にと締めくくられていたが、だったらそんな話をわざわざメールで送ってくれなくても良かったのに。
ママ付き合いが無いからこそ、聞きたくもない噂話が耳に入って来る事もなかったのに・・
常識外れな親という烙印を押された手前、登園時の周囲の視線が怖い。
もし学級閉鎖にでもなれば、ますますその矛先は病原菌を登園させたと思われている私に向かうのだろう。
あの日、本当の病原菌ではと思われる砂場で遊んでいた年下の女の子ー言い訳したい気持ちはどこにも吐き出す場所が無い。泣き寝入りというやつだ。
このまま親子揃って当園拒否になってしまうそうな、そんな弱気を引きずる今週だった。
予防接種をしていても、かかるかかからないかは運次第。後は神頼み。
月曜に、朝から微熱があった子を休ませた。その翌日に園に出向くと普段は声を掛けられない私なのだが、Yちゃんグループのママ連中に話し掛けられた。
「OOちゃん、昨日お休みだったけれど・・ただの風邪ですか?」
「えぇ、今朝はすっかり元気だったので。」
そう答えると、なんだか面白くなさそうな顔で少しの間ーそれから、
「他のクラスでインフルとかノロとか流行りだしたらしいですよ。隣クラスでは病み上がりだと思っていた子が園に来て、その翌日にインフル判定出たらしくて。一人掛かるとあっという間ですよねー」
そう言いながら我が子の方を見遣る彼女。
遠まわしなイヤミなのか何なのか、もう少し子の様子見で休ませるべきだと言いたいのか。
私が何も言えずに黙っていると、それじゃあと仲間と連れ立って帰って行った。
正直面白くなかった。月曜に休ませたのも、念の為を思っての事だったし、結局その日のうちに平熱になり元気になっていたし、それでも一応周囲に気を遣ってマスクをさせて登園させたのだ。
なのに、常識外れの烙印を押された気分・・
重苦しい気持ちのまま、自宅に戻り家事をこなした。
そしてお迎えー
子はやはり元気一杯で園庭を走り回る。視界の隅っこにYちゃんママらの群れが入ったが目に入らない様に他に視線を見遣る。
私が今気にしなければいけない事、子の事が第一優先。
今日はハナクソと呼ばれていないか、子は嫌な思いをしていないか、注意深く観察していなくては。
さなちゃんやまいこちゃん、またYちゃんらとは一緒にいない子ー、どこにいるのか探すと、違う学年の女の子達と砂遊びをしていた。
その中のうちの一人の子が、やたらと咳をしているようで気になった。目元もうるうるしているように見える。大丈夫だろうか・・
そんな事が気になりながらも園庭解放の時間は終了し、皆とさよならをして自転車で子と帰宅した。
それから1日経ち、水曜の夜中だったー
突然子が目を覚ましー、辺り一面シーツから布団までに嘔吐した。
夫は驚き、オロオロするだけ。自分のところに嘔吐物が掛かっていないかばかり気にしていて、明かりをつけてそっと自分の布団を子の布団から離したのを私は見逃さなかった。
とにかく、子を横向きに寝かせて嘔吐物が喉に詰まらないように、背中をさすってやりながら吐けるものは全て吐かせた。消毒だとか言っている場合じゃなかった。
嘔吐まみれの子の体や顔を熱いタオルで拭いてやり、着替えさせたら少しだけ水分を取らせて私の布団に避難させた。子の嘔吐に汚れた布団やシーツなどは全て消毒しなくては。
それからはずっと、朝まで寝ずに子が吐きそうなタイミングで桶を出し、トイレに連れて行ったり水分を取らせたりしていた。夫はうつると困ると言って書斎に行き寝る事になった。
それはいいのだが、子の嘔吐物を過剰に汚い物を見るように反応していたのが悲しかった。昔からおむつ替えすら断固として拒否して来た夫なのだから、想像通りの行動なのだけれど。
そして再度園を休んだ。
休み中、まいこちゃんママから久しぶりに個人的なメールがあった。
心配してくれたのかな?と表題の「お大事に」というメールにかすかな甘い期待を抱きながら開封すると、そこにはYちゃんママ達のような、なんとも遠回しでイヤミとも取れる内容が書かれていたのだ。
内容については割愛するが、要するに、
クラスでとうとうノロが流行り出した、それがOOちゃんが当園した翌々日からだということ、Yちゃんママ達が病原菌がOOちゃんだと噂していたということ、OOちゃんを病み上がりなのに無理やり登園させたからクラスに菌が広まったとクラス中のママ達が噂していることなどが書かれていた。
最後に、彼女自体はそんな事は全く思っていないし、早く良くなってねお大事にと締めくくられていたが、だったらそんな話をわざわざメールで送ってくれなくても良かったのに。
ママ付き合いが無いからこそ、聞きたくもない噂話が耳に入って来る事もなかったのに・・
常識外れな親という烙印を押された手前、登園時の周囲の視線が怖い。
もし学級閉鎖にでもなれば、ますますその矛先は病原菌を登園させたと思われている私に向かうのだろう。
あの日、本当の病原菌ではと思われる砂場で遊んでいた年下の女の子ー言い訳したい気持ちはどこにも吐き出す場所が無い。泣き寝入りというやつだ。
このまま親子揃って当園拒否になってしまうそうな、そんな弱気を引きずる今週だった。
- category: 幼稚園
- trackback:0
- 2014/01/31