映画と贅沢
この週末、夫は相変わらず出勤なので子と以前から計画していた映画を観に行った。
恐らくこれで最後のプリキュア映画ー、同時上映されていた「アナと雪の女王」「ドラえもん」などにも興味がありそうだったので、先走ってチケットを購入した事を少し後悔したが、やはり映画館は特別な雰囲気。
私も子も普段派手なレジャーが出来ない分、ドキドキとワクワクが止まらなかった。
映画館はペットボトルなどの持ち込みが禁止なので、2人分のジュースとポップコーンを買った。
それだけで贅沢気分。
映画の内容は、モンスターペアレンツの母親を思い出すような話だったので私も案外のめり込めた。
映画が終わり、グッズ販売の所に駆け寄る子。
その日はそれまでに貯めていた自分の小遣いを持っていたので、そこからやりくりをして何を買おうか迷っているようだった。
長い時間迷いながら、優柔不断に決められないでいる子。
プリキュアはもう恥ずかしいし、買うのをやめてアイカツの何かを今度買おうかと迷っていたが、結局パンフレットを500円で購入していたようだ。
すぐに帰るのもまだ時間が早かったので、映画館の近くの遊び場のベンチに腰掛けて水筒のお茶を飲んだ。
すぐ隣のベンチでは同じように映画館帰りと思われる友達親子の群れがあり、母親同士は数人で盛り上がり、それは良かったのだが、子供同士で盛り上がっている群れをチラチラ横目で見ている我が子が気になった。
映画館で買ったグッズを開けて、互いに見せ合ったり、また持ってきたネイルシールを女の子同士できゃあきゃあ言いながら付け合ったりして楽しそうだった。
おやつ交換のようなものも始まり、全く面識の無い子供達だったのだがどうしてもそれが気になるようで、子に向かって観てきた映画のことをあれこれ話しかけても子は殆ど上の空で隣のベンチが気になるようだった。
私自身がその場にいるのが耐えられず、つい子をお茶に誘ってしまった。
折角外で食べる様にお茶もお菓子もバッグに入れて来たのにだ。
「パフェでも食べに行こうか?」
「え??うん!行きたいー!」
子は途端に切り替えて、そそくさとベンチを立った。
私もそれを追いかけるようにベンチを後にした。
丁度おやつの時間だったので、サンマルクカフェでパフェを食べた。
私はチョコバナナ、子はストロベリー。
合計1200円以上の出費だ。
それでも、こうやって親子で映画を観た帰りに美味しく外でパフェを食べた記憶は、いつしか子の思い出に残ると信じてーまた私自身の記憶にも。
実母は私が幼い頃、毎週のようにデパートに繰り出しては買い物や外食で気分転換をしていた。子供心に実母が洋服や食器などを買い込むのに付き合うのはつまらなくて疲れるだけだったが、唯一楽しかったのはその間に挟むランチやお茶の時間。
金遣いが荒い実母に色々と思うことはあるけれど、そうした贅沢の楽しさはやはり今思い返しても楽しい思い出であり、そうした記憶は宝物でもある。
この日は、私の中で「子と私の卒園祝い」としていたので、色々と奮発した。
子は何度も、
「美味しいね、また来たいね。」
と上機嫌だった。
とてもじゃないけれど、家計費からは出せないレジャー費。
夫から貰う生活費だけではこんな贅沢は絶対出来ない。
家で作れば、アイスとコーンフレークと果物できっと500円もあれば食べれるものであっても、時間と雰囲気を買うのだ。
そう思えば1200円も高いとは思わない。
この日は気が大きくなって、更に600円のジャムを3瓶も買ってしまった。
春休み中、実母に会うのでその時に渡すもの。
こうした交際費も生活費からは出せないのだが、独身の頃から母に何かを渡す習慣がいまだに抜けず、また結婚したら娘がケチになったと言われると夫の株がますます下がる。
夫は子にとっては父親で、その父親の悪口を言われるのは避けたいところなのだ。
今朝ー、贅沢した日から一夜明けて、1斤68円の食パンに600円のジャムを塗って食べた時の矛盾の可笑しさ。
まるで自分の中の矛盾を見ているような気持ちがした。
恐らくこれで最後のプリキュア映画ー、同時上映されていた「アナと雪の女王」「ドラえもん」などにも興味がありそうだったので、先走ってチケットを購入した事を少し後悔したが、やはり映画館は特別な雰囲気。
私も子も普段派手なレジャーが出来ない分、ドキドキとワクワクが止まらなかった。
映画館はペットボトルなどの持ち込みが禁止なので、2人分のジュースとポップコーンを買った。
それだけで贅沢気分。
映画の内容は、モンスターペアレンツの母親を思い出すような話だったので私も案外のめり込めた。
映画が終わり、グッズ販売の所に駆け寄る子。
その日はそれまでに貯めていた自分の小遣いを持っていたので、そこからやりくりをして何を買おうか迷っているようだった。
長い時間迷いながら、優柔不断に決められないでいる子。
プリキュアはもう恥ずかしいし、買うのをやめてアイカツの何かを今度買おうかと迷っていたが、結局パンフレットを500円で購入していたようだ。
すぐに帰るのもまだ時間が早かったので、映画館の近くの遊び場のベンチに腰掛けて水筒のお茶を飲んだ。
すぐ隣のベンチでは同じように映画館帰りと思われる友達親子の群れがあり、母親同士は数人で盛り上がり、それは良かったのだが、子供同士で盛り上がっている群れをチラチラ横目で見ている我が子が気になった。
映画館で買ったグッズを開けて、互いに見せ合ったり、また持ってきたネイルシールを女の子同士できゃあきゃあ言いながら付け合ったりして楽しそうだった。
おやつ交換のようなものも始まり、全く面識の無い子供達だったのだがどうしてもそれが気になるようで、子に向かって観てきた映画のことをあれこれ話しかけても子は殆ど上の空で隣のベンチが気になるようだった。
私自身がその場にいるのが耐えられず、つい子をお茶に誘ってしまった。
折角外で食べる様にお茶もお菓子もバッグに入れて来たのにだ。
「パフェでも食べに行こうか?」
「え??うん!行きたいー!」
子は途端に切り替えて、そそくさとベンチを立った。
私もそれを追いかけるようにベンチを後にした。
丁度おやつの時間だったので、サンマルクカフェでパフェを食べた。
私はチョコバナナ、子はストロベリー。
合計1200円以上の出費だ。
それでも、こうやって親子で映画を観た帰りに美味しく外でパフェを食べた記憶は、いつしか子の思い出に残ると信じてーまた私自身の記憶にも。
実母は私が幼い頃、毎週のようにデパートに繰り出しては買い物や外食で気分転換をしていた。子供心に実母が洋服や食器などを買い込むのに付き合うのはつまらなくて疲れるだけだったが、唯一楽しかったのはその間に挟むランチやお茶の時間。
金遣いが荒い実母に色々と思うことはあるけれど、そうした贅沢の楽しさはやはり今思い返しても楽しい思い出であり、そうした記憶は宝物でもある。
この日は、私の中で「子と私の卒園祝い」としていたので、色々と奮発した。
子は何度も、
「美味しいね、また来たいね。」
と上機嫌だった。
とてもじゃないけれど、家計費からは出せないレジャー費。
夫から貰う生活費だけではこんな贅沢は絶対出来ない。
家で作れば、アイスとコーンフレークと果物できっと500円もあれば食べれるものであっても、時間と雰囲気を買うのだ。
そう思えば1200円も高いとは思わない。
この日は気が大きくなって、更に600円のジャムを3瓶も買ってしまった。
春休み中、実母に会うのでその時に渡すもの。
こうした交際費も生活費からは出せないのだが、独身の頃から母に何かを渡す習慣がいまだに抜けず、また結婚したら娘がケチになったと言われると夫の株がますます下がる。
夫は子にとっては父親で、その父親の悪口を言われるのは避けたいところなのだ。
今朝ー、贅沢した日から一夜明けて、1斤68円の食パンに600円のジャムを塗って食べた時の矛盾の可笑しさ。
まるで自分の中の矛盾を見ているような気持ちがした。
- category: 暮らし
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- 2014/03/31