夏休みの宿題
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3年生の夏休み宿題は、低学年のそれよりもボリュームがなかなかあって大変だ。
私がそうだったように、子も、ルーティン的な課題は得意とするが、想像力を要するものには、なかなか手を付けづらいらしい。
読書感想文、自由研究、そして工作。この3点は、小学生の夏休み課題として基本中の基本だが、やはりまだ親の手が必要とされるのは我が子だけではないはずだろう。
それを証拠に、夏休み課題を代行するという商売が横行しているのだ。
「分からない~」
「何にしようかなー」
うだうだと、付いているテレビを眺めながら、しかし大して深刻そうでもない子にイライラする。少しでも焦りや不安が見られれば可愛いが、どこか他力本願な我が子の能天気さに腹が立った。
「ママは知らないよ。お手伝いはするけど、これはOOの宿題だからね。」
こう突き放したのも、夏休みに入り、みこちゃんらと遊び狂っているかぼーっとテレビやゲームをしたり漫画を読んでいるからだ。そして、私が口煩く宿題をやるよう言えば、
「ママはいつも煩いなぁ~、パパはそんな怒らないよ。」
そう言われて、とうとうこちらもプツンと切れてしまったのだ。
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しばらく様子見をし、しかし、相変わらず白紙のノートと原稿用紙。どの本を読むかも決めていないらしいし、何を研究するかの下調べもしていないようで歯痒い思いだ。
このまま放って置こうーその方が子の為だ・・という思いと、早く片付けてしまいたいという思いが同居する。
低学年であれば、こちらがお膳立てし、あれこれアドバイスをし、それに倣って子はレールの上を歩いていたが、もう3年生なのだ。
これからの時代は、自発性が求められる。IT化が進み、決められた業務はロボットがしてくれるのだ。何十年後、子が大人になった時に、人間に求められる能力を思うと、今のままではまずいと思うのだ。
8月に入り、いよいよ何も行動を起こさない子に対して、結局根負けしてしまう私がいたのは、予想通りの展開だった。
そして、なんだかんだ偉そうなことを言いながら、ネットで得た情報をそのまま子に受け流している母親の子だから仕方がない、そういった諦めもあるのだ。
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- category: 小学校
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- 2016/07/30