痛い質問
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夏休みに入れば、やたら目につく親子グループ。
ショッピングモールや図書館、プールやファミレス、それに映画館。どこもかしこも、平日は親子連れでごった返す。
なんとなく、子と二人きりだと居心地悪く感じてしまう。たまに、純粋な親子連れに見えても、実は子供が4人もいたりして騒がしい。
Eちゃんのように、我が子と同じ家族構成であったとしても、がっつりママ共付き合いをしていれば寂しさを感じないのだろう。
子ども会の集まりで、耳に入ってしまったキャンプの話やお泊り会の話・・母親同士も気心知れているから、預けたり預けられたリも気兼ねなく出来るのだろう。
我が家では、あり得ない話だ。誘われもしないし、また誘えるような相手もいない。
私一人なら、丸一日家に引きこもっていることはさほど苦にならないのだが、午前中に勉強やピアノを終わらせて暇を持て余している子を目にすると、何となく申し訳ない気分になる。
なので、ぶらっと外に出る。そして、上記のようなグループを目にして更に落ち込むのだ。
園時代、お迎えの園庭で、親同士が約束を取り付けていた居たたまれなさ。あれを思い出す。まだ何も知らずにいた子は、親同士の付き合いなんて関係無く、何故自分だけお友達の家に誘われないのか、純粋に疑問に思っていただろう。
そして、率直に聞かれたとしても、何とかそれらしい理由を付ければ言いくるめることが出来た。
それが今ではー、何となく母親の状況を察しているのが分かる。だからこそ、はっきり面と向かっては言わないが、何かの拍子に反抗的になれば、その断片が垣間見えてしまうのだ。
「ママ、子ども会の時に、なんで他のお母さんと話さないの?」
最近子に投げ掛けられた、きつい質問。それに、私はきちんと答えることが出来ず、揚げ物をして忙しい風を装って聞こえない振りをした。
この質問は、子ども会絡みの話を二人でしている中で出て来たわけではない。子に、自由研究のテーマをちゃんと自分なりに調べているのか聞いた時だった。子にとって、その質問はうざったかったのだろう。
互いに、痛い質問をし合う。なんだか辛い。
「ママ、友達いないんだ。」
なんて、笑って返せるくらいの肝っ玉母さんになりたい。
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- category: 近所
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- 2017/07/31