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続く反抗

子の反抗的な態度が、夏休みが終わってもまだ続いている。 むしろ、悪化しているよう。 ちょっとしたことで注意すれば、すぐにむくれて部屋に閉じ籠る。 夫に対しての反抗は無い。子は子で、反抗して良い相手を選んでいるようだ。 夏休みの宿題も、結局、私におんぶに抱っこ。そういう時は、こちらを頼る。 私も私で、道理に合わないところは徹底的に叱ればいいのだが、その気力を持続するのも難しい。 泣かれると、結局許してしまう。




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ママー!と、後ろを追って来てくれた頃が懐かしい。
今朝は、いただきますとご馳走様を言わなくなったことが気になっていたので、何気なく注意したところ、子は切れた。
私を睨みつけ、


「うっさ!」


と言ったのだ。流石にカチンと来て、夫がまだ在宅だったけれど言い合いになる。しかし、ここで夫が子にとって「良い父親」を演じる。


「朝の忙しい時に、いちいちうるさいんだよ。こっちは出掛ける準備で手一杯なんだ。あなたみたいに一日家にいられる訳じゃないんだから。」


そう言って、子を庇う。子は、夫に庇われて当然というように、私を馬鹿にしたような表情で見ながら歯磨きをする。
子供のしつけー、叱るのだって大変な労力を使うのだ。それを、夫は分からない。


「あなた、ちょっと年齢的に不安定なんじゃないの?」


更年期扱いまでされた。まるで私が、自分の感情をコントロール出来ずに家族に当たっているだけとでもいいたいのか。
苛々は増長され、二人が出た後、久しぶりに板チョコを一枚平らげた。




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未読?退出?

夫の仕事が忙しい。
朝は、最近食べずに出勤。
スーツのポケットから、スタバのレシートが出て来た。テイクアウトしているらしい。
自分と子の分だけ、朝食準備すればいいので楽なのだが、要らないPCは無いか聞きたいのでタイミングを失い困る。
帰りは残業でクタクタ、もしくは、酔っぱらって話にならないので、夫婦でまともに会話が出来るのは朝だけなのだ。
朝は朝でも、機嫌の良い朝を選ばなくてはならない。子が使用しているタブレットは、以前ライン設定した時、非常に使い勝手が悪かった。またあの環境に戻るのもきつい。
子が使っている間、ラインのことを気にするのも、学習を中断させるのも良くない。
2学期も始まり、数日経つ。もしかしたら、緊急のラインが回っているかも。そうだった場合、私のアイコンは未読になっているのか?
最悪、退出扱いされてはいないだろうか?嫌な予感程当たるので、今週中夫とコンタクトが取れなかったら、また子のタブレットに再設定し直さなくてはならないだろう。




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LINE問題

自宅のPCの調子がおかしいと気付き、何度も再起動したりしているうちに、とうとう電源ボタンにさえ反応しなくなった。
2学期が始まるというのに、何故今なのか!?真っ先に、ラインのことで頭が一杯になる。
役員関連の連絡は、すべてライン。そして、私はそれ以外で彼女らと連絡を取る手段が無い。
焦って、携帯からネット検索。再登録か、それとも新規登録か・・
ここ数日は、頭の中はライン設定のことで一杯。友達がその中にいる訳でもない、仕事で必要な訳でもない。
しかし、私にとってそれは、ライン友達が100人以上いる人と同等に、頭を悩ます問題だったのだ。




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まず、ラインより何より、PCを修理しなくてはならない。果たしてそれにいくら掛かるのか?
夫の使い古しの、捨てる予定だったPC。そもそも使い方が雑だったそれは、液晶画面にもひびが入っている。もう、寿命なのかもしれない。
とにもかくにも、子の学習専用として使っているタブレットで代用することになった。しかし、子と兼用で使うとなると何かと不都合。
自分専用のPCが、欲しい。
ダメ元で、夫に願い出ることにしようと思う。PTAでラインをしている為、タブレットが必要なこと。修理に出すのにも費用が掛かるので、もし不要なPCがあれば、貸して欲しいということ。 もう、神頼みだ。




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喪失感

ちびまるこちゃんの作者、さくらももこさんが亡くなった。
そのニュースをテレビで観た時、何か、ひとつの時代が終わったような気がした。
それまでも、大物スターや芸能人など、数多く著名人の訃報はあったが、ここまでの喪失感は無かったように思う。
それ程に、この漫画とは少女時代からこれまでを歩んできたのだと思う。

まだ小学生だった頃、私の愛読書は「りぼん」。キラキラした少女漫画特有の可愛い女の子とスポーツマンで頭脳明晰な男の子の恋物語が多くの連載を占めるその中で、彼女の漫画は異才を放っていた。
巻頭カラーを飾る連載たちとは、明らかに毛並みが違っていた。いつも、後ろの方のページに控えめに掲載されていたことを、今でも覚えている。

子供の頃は、雑誌のおまけが楽しみだった。シールだとか便箋だとか。しかし、いつも使わず余っていたのはちびまるこちゃんのおまけ。
使い道が、正直無かったのだ。今になって、取っておけば良かったなと思う。

毎号、続きが気になる漫画でも無かったそれは、ある時を境に、突然巻頭カラーを飾った。
あれは、まだ中学生の頃。まだ、りぼんが愛読書だった私。
バーン!と、まるこちゃんの大きな顔に、「アニメ化決定!!」の文字の表紙。それまで、最後のページにさらっと描かれていたその漫画が、堂々デビューを果たした瞬間だった。
それまで紙面の中でのちびまるこちゃんやその他のキャラクターは、一旦、私の中で変換されていたことで、生きていなかったのだと思う。
第一回、アニメを観てみようー、確か、数少ない友人とそんな約束をした記憶がある。




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そして、第一回アニメ。アニメというのは不思議なもので、当たり前だが、初めて動くまるこちゃんに衝撃を受けた。そして、声が、まったく想定外だった。
漫画の中で、おばさんっぽい喋り方をしていたことで、もっと愛想の無い声だと思っていたのだ。しかし、実際耳にした声は、とても可愛らしい、しかしどこかおばさんな雰囲気もある独特な声。もう、この声以外はあり得ないと思う程。

そして私は、ちびまるこちゃんを毎週楽しみに観るようになった。
一緒に観ようと約束をした友人も、このアニメにはまり、はまじの似顔絵を描いてそこに吹き出しで手紙のやり取りをしたり、クラスの誰々がどのキャラクターに似ているかで盛り上がり、放課後何時間も過ごしたり。
あの頃の、忘れていた記憶が、とめどなく流れる。普段、まったく思い出すことも無い、クラスメイトさえ何人もが浮かんだ。

教室の隅で一人静かにいたはずの私は、そうでもない楽しい時期もあったのだと思い出す。
確かに、キラキラしていた時期があったのだ。

そんな、昔を思い出した。
それから大人になってからも、日曜の夕飯前ー、何気なくテレビを点けたそこに、まるこちゃんがいてー、次の日会社を休みたい症候群に掛かったり。
また、子供が生まれたら、一緒に観るようにもなった。
まさか、あの第一回目を観た時に、自分が結婚して子を産み、お母さんになっているところなんて想像さえしていなかった。

こんなにロスなのに、漫画も本も持っていない。
それくらい、無意識の中で彼女の作品が私の中に根付いていたのだろうと思う。
そんな、私世代の「お母さん」は、多いと思う。

ご冥福を、心よりお祈り申し上げます。




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隣の健全家族

素敵ママ一家と、駐車場で出くわした。
愛想良いご主人が、私に向かって笑顔で挨拶をしてくれる。
トランクに、いかにもなアウトドア機材を詰め込み、バーベキューにでも行くのだろうか?
素敵ママ同様、キャップにサングラスを掛けただけでも、お洒落なパパ感満載だ。


「お出掛けですか?」


つい、私の方からも言葉を掛けてしまう、そんな人当たりの良い男性だ。


「えぇ、キャンプに行くんですよ。雨、降らなければいいんですがね。」


忘れ物を取りに行った夫と子が戻り、そそくさ会話を切り上げた。しかし、夫は面白くないような表情をしている。
ご主人が会釈をしたというのに、スルーだ。


「行くぞ。」


車に乗り込み、エンジンを掛け駐車場を出ると、やはり一言。


「形から入るタイプだな、あれは。」


なんと、ご主人の悪口を言い出した。トランクの中やまだ積み荷されていなかった機材を見たのだろう。そのメーカーブランドが、夫いわく、「いかにも」らしい。


「インスタとかやってるんだろうな。写真撮る為に、アウトドアやってる奴らの気が知れない。」


夫こそ、バイクに手を付ける前までは、インドア派だったというのに、今ではその道のプロ発言。
ツーリングを何度もするうちに、仲間内では寝袋一つで寝泊まりする輩もいるらしく、まるで自分がそれをやってのけたかのような口ぶり。
家にクモ1匹いただけで、退治することすら嫌がる癖に、外で野宿だなんて神経質な彼には無理な話だ。


「キャンプ、行きたい!」




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子が、突然言い出した。夏休みも終わるというのに今更。しかし、夫は面倒なのか、ネガティブなことばかり吹き込む。


「全部自分でやるんだぞ。テント作ったり料理も片づけも。虫も多いし、テレビも無いぞ。それに、電波だって届かないから動画も見れないぞ。」


「えー、じゃあいいや。」


あっさりしたものだ。実際、女2人に男1人でキャンプに行けば、夫が率先して動かざる得ないだろう。周囲の目があるのだ。
右も左も、お父さん連中が頑張っている中、嫁や娘にすべてを任せてアウトドアチェアーでビール飲みながらスマホーなんてことは、いくら夫でも出来る訳が無い。
ならば、誰の目も気にする必要の無い自宅で、好き勝手やっている方がいいに決まっている。

素敵ママファミリーは、健全だ。
皆が、しっかりと自分の役割を心得て、それを愉しむ。アウトドアの醍醐味を知るのだから。




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  • 2018/08/25

手術の予感

最初に尻に違和感を覚えたのは、子を出産して間もなくのこと。
元々便秘気味だったこともあり、それを発症するのは時間の問題だったのだが、出たり引っ込んだりを繰り返し、だましだまし11年目。
一昨日、腹を壊してトイレにうずくまること1時間強ー、忘れ掛けていた違和感がまたやって来た。そして、今回はどうも手強い。

いぼ痔は、女性に多いと聞く。やはり、出産をきっかけに発症する人が多いらしい。放置して治る場合もあるが、静かに成長する場合もある。
まるで、ご無沙汰していましたといわんばかりに、その出っ張りを見付ける。恐る恐る触ると、悲鳴を上げそうになる衝動を必死で堪える。

ロボットのような不自然な動きと、座る際、小さな悲鳴を度々上げていたら、ついに子に心配された。


「ママ、大丈夫?」




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まさか、病名を言えるはずもなくー慌てて誤魔化す。夫にばれたらまたどう思われるかと怖かった。それを笑い飛ばしてくれる人柄だったらどんなに気が楽か。恐らく夫は、嫌悪感丸出しで私を見下げるに違いない。


「ちょっとね、腰が痛くて。」


腰痛ということにしておく。しかし、次第に痛みが強くなるそれに不安感を覚え、ネットで検索すれば「手術」という文字が羅列する。日帰りでも可能らしいが、保険などの関係で病名を家族に隠し通せるはずもない。
取り敢えず、頻繁にそれを押し戻す。ウェットティッシュを指に巻き、恐る恐るその突起物に触れると、冷や汗が滲む程痛む。
なぜ、女性ばかりこんな目に合うのか?母になるということは、人生に渡り、心身共に痛みを伴う。だからこそ、女性は我が子に一体化し易い性質を持つのかもしれない。




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あなたにでも分かること

「あなたにでも分かることだからー」


突然届いたダンボールの中身は、ブルーレイレコーダー。ここ最近、調子が悪かったこともあり、夫がいつの間にやら購入していたもの。
珍しく、仕事中だというのに電話があり、今日中にセッティングしておくよう言われたのだ。

夫は、常日頃、ーあなたにでも分かることーという言い回しをして物事を頼むことが多い。言い換えれば、「サルでも出来る、簡単なこと」という意味。
10年以上にも及ぶ、夫からのこういった些細なやり取りは、一般常識の無いアラフォー専業主婦なのだと、私自身を貶めるのに十分な材料となっていた。


夏休み中の、家族団らんの時でさえ、私は自信をまたひとつ無くした。
一般常識を問う、クイズ番組。まだ二十歳にもならないおバカタレントが答えられず、皆の笑いを買っていた。夫は、インテリを気取りつつ、こういうバラエティは好きだ。うまく答えられないタレントを馬鹿にし、ゲラゲラ笑っている。番組中でも、出来ない同業者を笑いものにし、悦に入っているタレントは多い。私は、こういう番組が大嫌いだ。
知性の無さを売りにしている彼らも、馬鹿にしている彼らも、観ていて不快極まりない。
人名クイズのようなもので、しかし、見たことはあるけれど顔は思い出せない。それを見抜いてか、夫が突然、


「ママにでも、分かるだろう。」


そう言って、子の前で私を追い詰めた。




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「ママ、知ってるよね~」


子は、無邪気な笑顔を私に向ける。


「私も知ってるよ、だって社会で習ったもん!」


二人の視線が私に痛く刺さる。内心、冷や汗。逃げるように、掛かってもない携帯片手に別室へ逃げた。


「PTAからだ。ちょっと電話してくる。」


そんなのは、嘘。そして、こんな時に笑って、


「え~、ママ、おバカだから忘れちゃったよ。OO、教えて!すごーい!!頭良くなったね、ママ越えたね。」


なんて、可愛く言えるだけの愛嬌もない。もし、そんな返しをしたら、私はもしかして、夫に愛されていたかもしれない。夫婦のカタチも、親子のカタチもまた違ったのかもしれない。
家族間なのに、プライドを捨てきれず、丸裸になれない。


「誰からだった?どんな用件?」


夫に聞かれることを前提に、答えを寝室で用意する。リビングに戻った頃、二人は次のクイズで盛り上がっていた。夫が、チラッとこちらを見たことに気付かない振りをし、急ぎでは無い家仕事を黙々と始めた。
家族団らんの場でさえ、緊張感は付きまとう。夫婦なのに、対等に扱われない。見下げられていることが、悔しくて悲しい。




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  • 2018/08/23

ダメ出し連発

ライター作業がうまくいかない。
何度もダメ出し。酷い時には、夜中にメールが届く。
このクライアントとは、合わないーそう感じながらも、単価には満足しているし書きやすいお題が多いので、ずるずる契約を続けている。

盆休みに入り、夫が在宅の時にも来るメールにも、うんざりした。
日中、修正など出来る時間も限られており、夫がまだ部屋から出て来ない朝だとか、ちょっとコンビニや本屋へ外出している隙にパソコンを立ち上げる。
なんとか修正が終わり、あちらからの返事を待つ。割とレスポンスは早いのでパソコンは立ち上げたままなのだが、30分経つのにまだ来ないこともザラ。

修正箇所は、 文章丸ごとの時もあればちょっとした言い回しや言葉の変換の時もある。
丸ごとの時は、また最初から記事を書き直さなければならず、時間も取る。明日までに!と突然言われても、こちらは主婦なのですぐに対応など不可能。
クライアントの顔は、見えない。だからこそ、メールでは細心の注意を払い、嫌われないよう丁寧で低姿勢な文章を心掛けている。それでも、突然音信不通になったり無理難題を押し付けられたリが続くと、なんだか足元を見られている気分になり酷く落ち込む。
ここ1週間、ほぼ一日置きに来る修正依頼メール。勘弁して欲しい。




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居場所は自分の中に

新聞広告に交じり、広報誌が入っていた。
ページを繰ると、ボランティア募集の記事。そして、馴染みある団体名。
敬語ママに誘われ、私が所属していたあの団体だった。

最後は、辞めるも辞めないもはっきりせず、自然消滅的に行かなくなってしまった。あの場にも、結局、居場所は出来なかった。
小さな写真に、見覚えのあるスタッフの笑顔が写っている。

他にも、様々なボランティア募集が掲載されていた。地域活性化を目的としたものもある。
先日の、2歳の男の子を救ったボランティアの神様を思い出した。

彼は、年金暮らし。自分の生活は慎ましやかだ。一日500円と予算を組んでのボランティア活動。
活動中の彼の食事は、質素だ。朝は、大量の梅干しに冷ご飯に水を掛けただけのもの。昼は、食べる間も無いので塩飴のみ。
そして、夜もまた大量の梅干しに冷ご飯。たまに、ご褒美にと袋ラーメン。これも、水でふやかして食べるのだそう。




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身を削ってという言葉が浮かぶ。
どこにそんなパワーがあるのか?
70代、定年をとうに過ぎ、最後の生き様を見せる時。誰かに見せるでもない、自分自身に納得の行く人生を全うする。
贅沢で穏やか、趣味を持ち、仲間や長年連れ添った伴侶や子供達、そして孫達に囲まれ過ごすのも、幸福のひとつだけれど。
人の為にー、他人の為にと、身を削り行動すること、そこに居場所を見付けること、それが自然に出来る人生は、神々しい。
70代と老年だが、その精神を持ち続けて来られた彼のそれまでの人生は、実りあるものだったのだと思う。
出会って来た人達、経験が、今の彼を作って来たのだろう。信念がある人にとっての居場所は、自分自身の中にあるのだろう。
頭が下がる思いだ。




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連携プレイ

夏休みも、もう終盤。
宿題は、まだ大物が残っている。自由研究だ。
テーマは、実験系か調べもの系のどちらかで、子は、調べものをやりたいと言った。
もう、5年生だし、今回は口出しするのをやめようと思っていたのだが、一向に進まない。
何をどう手を付けたら良いのか分からないようだ。
例年通り、と親は思っていても、子にとっては一年に一度のレポート提出。
取り敢えず、そのテーマに沿った本を借りに図書館へ行った。それで1日はつぶれ、それを読み込むのにまた数日。
要点をまとめ、感想を書く。その下書きをチェックすると、まとまりもなく取っ散らかっている。




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ダメ出しすれば、鬱陶しく思われる。傍観すれば、進まない。読書感想文の時と同じくだ。
夏休みの宿題は、親のスキルが試されているように思う。廊下などに張り出されている優秀作品などは、大人が手を加えただろう仕上がり。
そうでない作品も、休み明けの授業参観で張り出しされるので、あまりにも不出来だと悪目立ちしてしまう。放置して、出来る子もいるだろう。だが、我が子は無理。
私自体、レジュメなど作る機会も無い。こういう分野は、夫の方が得意だったりするのだろう。だが、子の面倒な部分は全て丸投げだ。
宿題の成果は、親と子のコミュニケーション力にも掛かっているように思う。本人のやる気もそうだが、それを引き出させ、また的確なアドバイスをし、それをすっと素直に受け入れる。
そんな、連携プレイの成果だ。




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家族円満アピール

ラインのタイムライン機能に最近気付き、度々覗くようになった。 友達登録している企業だったり、従姉妹、それに引っ越し前のママ友や役員の近況がすぐ分かるタイムライン。ポップアップ機能のお知らせメッセージを開くと、夏休みのあれこれが写真と共に掲載されている。
委員長は、友達家族とキャンプに行ったようだ。美味しそうな串焼きにかぶりつく子供達。大人達は赤ら顔で盛り上がっている。
そこに、「いいね!」のスタンプやコメントがずらり。いいねが23個ついており、これは多いのか少ないのか普通なのか、基準は分からないけれど、私からするととてつもない数。
引っ越し前のママ友も、既に北海道に戻っているのだが、こちらに帰省していた時のリア充ぶりをアップしていた。「いいね!」スタンプの数は、14個ほど。やはり、多いのか少ないのか分からない。
ただ、引っ越し前のママ友にはスタンプを押してみた。コメントも入れてみた。委員長の投稿は、そのままスルーした。




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スネ夫ママとは、直接ライン交換していないので、タイムラインは流れて来ないらしい。しかし、ちょっとした役員同士のラインがあり、彼女のアイコンはまた変わっていた。家族全員ー勿論、彼女も入っている写真。
背景は、どこか旅行に行ったのだろうか?綺麗な夜景と水辺らしい雰囲気。
随分昔、病院で見掛けた主人と共に、仲睦まじい様子。子供がいても、隣合わせに肩を寄せ合う姿は、なんだか羨ましかった。
これから業務連絡の度に、夫婦円満・家族円満をこのアイコンから見せ付けられるのだろう。




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速報

行方不明だった2歳の男の子が見付かったとニュースで知り、安堵した。
この暑い中、3日間も一人きりで過ごしていたのかと思うと、どんなに心細かったことだろう。
こういったニュースには、かなり感情移入し過ぎてしまう。しかも、行方不明になった翌日は誕生日だというから、ご両親やご家族の気持ちを思うと言葉にならなかった。
これが、幼い頃の我が子だったらー、いや、今の我が子であってもあり得る事件だ。子を持つ親なら誰しもが持つ危機感。
何度もテレビやネットでその後の動向をチェックし、今朝、見付かったという速報に、日本中が胸を撫で下ろしただろう。
本当に、無事見付かって良かった。そして、保護したのが捜索ボランティアの一人だったということと、高齢の方だというから驚く。毛布や飴を持ち、自費で駆け付けて、こういう人が真のボランティアなのだと思う。




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ガラスのイヤリング

楽しみにしていた予定が流れ、気分は落ちている。
しかし、彼女が会えたら私に渡そうとしてくれていたらしい包みが自宅に届き、それを開けて心が和んだ。
彼女がハンドメイドで作成したイヤリングとお菓子。主張し過ぎないけれど、存在感のあるデザイン。耳たぶに付けると、それだけで夏らしい。
キラキラ光るガラスのパーツが涼し気で、気分も華やぐ。
お菓子も、北海道のものらしいが、物産展ではあまり見掛けない有名どころのもの。手紙には、


ー会えなくて残念!!でも、またしょっちゅうこっちに戻るからその時は連絡するね~まだまだ暑いけど、楽しい夏休みをねー


「ママ、それ買ったの?」


「ううん、貰ったの。手作りだよ。」


私の為に、貴重な時間を割いてくれた。このイヤリングを作るのにどれだけの時間を掛けてくれたのか?パーツの買い出し、ハンドメイドの時間、そして、ラッピング。
イヤリングに重みを感じた。彼女の優しさと心遣い。ひとりぼっちなんかじゃないよの重さ。これを付ければ、隣に彼女がいてくれる、そんな心強さを感じた。




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義姉の呆れ顔

義家族とは、旅行へ行ったばかりだというのに盆だからという理由でまた集まりがある。
正直、彼らと会うのは年に一度でいい。飛行機でないと行けない距離だったらー。帰省代は掛かるだろうが、行けない理由はいくらでも思い付く。

旅行中、結局いつものアウェイ感。気を遣うばかりで楽しめなかった。
私以外の皆は、「家族」なのだから、そりゃあ楽しいだろう。特に、義姉達や義母の女同士の会話に、私は入っていけないし、たまに話し掛けられても見当違いの返しをしているのか場は白ける。
夫は義兄らと独身時代から仲がいい。夫がまだ学生の頃から義実家に入り浸っており、夫のことは「弟」同然。お互いため口だし、愛称や呼び捨てで呼び合っている。
お互い結婚してからは専ら皆でワイワイするようだが、昔はよく男だけで飲みに行ったりもあったらしい。
なので、旅行中はほぼアルコール漬けだった。
皆赤ら顔で、特にビール園では、食べ放題の飲み放題で時間ギリギリまで飲んだ。
そして、宿に帰ってからもまた一つの部屋に集まって飲んでいたようだ。
私は、子を寝かせるという口実で行かなかったけれど。

食事は、子供は子供、大人は大人で席を取った。長女夫婦と私と夫、義両親と次女夫婦という具合にテーブルが別れ、盛り上がる長女夫婦と夫の会話に入って行けずに黙々と肉を焼いて場を凌ぐ。
気まずかったのが、夫と長女の旦那が煙草を吸いに一服で席を空けた時だ。長女と私が二人きりという流れで会話に詰まった。
オルゴールの館では、次女と二人きりになり気まずかったが、まだ移動中なので逃げ場はあった。しかし、対面で鉄板を挟んでいる状況の中、気の強い長女と二人きりはほろ酔い気分もすっかり冷める。


「飲み放題なんだし、遠慮しないでどんどん頼めば?」


そう言って、ドリンクのメニュー表を私に差し出す。そして、私は店員を呼ぶが、こちらに気付かない。


「私、ワインにする。赤お願いね。あと、二人にも生追加しといてあげて。」


そう言って、席を立ってトイレへ行ってしまった。
賑やかな店内。そして、なかなか店員の数も少なく、こちらにやって来たかと思い手を挙げるが、他のテーブル席に声を掛けられそちらに流れてしまう。
義姉が戻る前に頼まなければと焦れば焦る程、面白いくらいに店員と目が合わない。


「すみません!!」


店員と目が合った気がし、大声を出した。やっと気付いてくれたかと思えば、私を素通りして後ろのテーブル客に呼ばれ行ってしまう。そもそも、私の声が耳に届いてもなければ視界にも入ってないらしい。
どこに行っても、目立たない自分。というか、目立ちたくないところでは悪目立ちする癖に、こういう場では透明人間になってしまう。
そうこうするうちに、義姉が席に戻ってしまった。




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「あれ?まだ来ない?」


続いて、一服を終えた夫らも戻る。


「すみませーん!」


長女が大声を張り上げる。すぐさま店員が飛んで来た。


「あの、ワインとビール、まだですか!?」


店員は、テーブル席の番号とポータブルの小さなリモコンのような機会を取り出し確認すると、


「ご注文はまだ受けていないようなのですが・・」


困り顔で答える。私は泣きたい気持ちで、


「ごめんなさい、まだ頼んでなくて。」


長女が、あからさまに驚いた顔の後、呆れ顔になる。怖くて夫の顔は見れずにいた。
飲み物ひとつ頼めない、気の利かない義妹のレッテルが貼られた気がした。
その後は、名誉挽回といわんばかりに、ひたすら皆の肉や野菜を焼き続けた。
長女の呆れ顔がまだ脳裏に焼き付いている。しばらく会いたくないのに、そうも言っていられないこの状況が辛い。




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祭りのご褒美

祭りも無事に終わり、もぬけの殻。
子供達を見守りつつ、神輿が回る各ポジションで待機。屋台担当ではないので、臨機応変に動かなくてはならない。
母親達は皆、談笑しながら日傘を差し、子供達がやって来るのを待っている。一緒に回っても良かったのだけれど、私もなんとなくの流れで待機となった。
子供達の掛け声が聞こえ、顔を真っ赤にした子の姿も見える。近所の同学年女子とは反りが合わないけれど、男子や下級生女子とはうまくやれているようだ。
子ども会も、脱退を何度か考えたのだが、やはり子の為に続けた方が良いと判断した。災害や犯罪の多い昨今だからこそ、近所との関わりは最低限していた方がいい。
例えそれが、「あの引きこもり気味ママの子」というレッテルを貼られていたとしても・・透明人間になるよりはマシなのだ。

子供達が到着し、アイスを振る舞う。良かった!心配していた事態は免れた。どのアイスも形は崩れていないようだ。スムーズにアイスや飲み物は配られ、そしてまた神輿は動く。
子が私を見付けると、嬉しそうにアイスを受け取る。子にとっては、母親がこういう行事に進んで参加するのが誇らしいのかもしれない。まだ、小学生なのだーいくら反抗期だとはいっても。

神輿が終わると、片付けー、そして子供達はすいか割りなどをし、解散の流れだ。周囲を見渡すと、自治会の人達が生ビールを振る舞っている。素敵ママらがそれを受け取り、乾杯をしている。


私も何気なく傍に寄ると、


「お疲れ様です!!」




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紙コップに入った生ビールを貰うことが出来た。乾杯する人は身近にいなかったけれど、とにかく喉が渇いていたので、一気に飲む。
キンキンに冷えており、また缶ビールとは違う、サーバーの生ビールは言葉に出ないくらい美味しかった。


「美味しい!!」


思わず声に出したら、隣にいたおじさんが嬉しそうに笑う。


「ほら、これもやるよ。」


なんと、もう一杯くれた。ほろ酔い気分で、祭りの舞台を眺める。子は、いつの間にS奈ちゃんらといる。祭りで遭遇したのだろうか?
子が友達と楽しそうにしているのを確認したら、もう私の出番は無い。2杯目のビールは、味わうように飲んだ。一人の祭りも悪くない、そう思った。




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アイス買い出し

子ども会の祭り。
私の担当は、神輿を担いで回る子供達へのアイスや飲み物の買い出し。
しかし、この暑さで自転車の買い出しは、正直きつい。
指定された数ー、それが予算内に収まるように、また、子ども達に人気のアイスを子に聞いて、朝一番に激安スーパーへ行こうと思ったけれど、開店時間には、既に外の気温は37℃。
猛暑だ。
なので、夕方に出向くことにした。
それでも、もう18時になるというのに外は明るく、蒸し暑い。
チョコレート系、サイダー系、フルーツ系などの棒アイスをカゴに入れ、レジに向かう。何箱もアイスを買った後、飲料が安いドラッグストアに寄り、ペットボトルのお茶やスポーツドリンクも買おうと思ったが、順番を間違えた。 アイスを買った後ではゆっくり飲み物を選ぶ時間など無い。
取り敢えず、ドライアイスを袋に入れ、一旦自宅に帰ることにした。子にも買い物を手伝って貰おうかと思ったけれど、暑いし面倒だし留守番がいいというので私一人。
自転車のカゴのスペースを考えても、やはり、飲み物は後日買うのが賢明だ。

背中も胸元も汗でびっしょり。シャツが肌に張り付くのが気持ち悪い。生暖かい風が頬を撫でる。夕方になっても風は無く、昼間に熱せられた空気は行き場を失いぐるぐると漂い続けている。
大急ぎで帰宅し、すぐに冷凍庫にアイスを入れた。冷凍庫がほぼアイスでパンパンになり、それを目にして急な不安に陥る。


ー溶けて・・ないよね?




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サービスの氷を入れた袋と一緒に持ち帰った。我が家でアイスなどを買う時もそうしている。ただ、棒アイスはあまり買わず、子が好きなカップ系を買うことが多いので、正直溶けているのかさえ分からない。
この猛暑で果たして大丈夫だろうか?店を出て自転車に乗り、まっすぐ家に戻った。外にいた時間は15分。いつもの何倍もの速さで自転車を漕いだ。
もし、溶けていたら?子供達に非難される・・最悪、棒から外れて溶け出していたら、いくらその後で固まったとしてもそのアイスに当たった子は嫌な気持ちになるに決まっている。
ひと箱開けて、確かめてみるしかない。
ドキドキしながら、自腹になってしまったフルーツのアイスの箱を開ける。まるで、合格通知の封書を開ける瞬間そのもの。
そーっと一本を取り出し、棒の形状のままであることに心底ほっとした。すべてを開けてみて、一本だけ角が溶けかかっているものがあった。しかし、棒から外れてぐちゃぐちゃになっていない。
これくらいなら、許容範囲内だろう。


「ママ、何してるの?」


「あぁ、アイス、食べない?」


どっと疲れ果て、夕食前だが、子と二人で棒アイスを食べた。安堵と若干まだ少しの不安を持ちつつ、車の免許の必要性を強く実感した。




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イチ抜け

子ども会の準備、親子共々参加出来る人だけの集まり。
案外、まだ帰省する前なのか、過半数の親子が集まった。子は、Dちゃんらの同学年女子とは絡まず、下級生の女子と戯れていた。
登下校で仲良くなったらしい。
黙々と作業をする中、素敵ママらが、駅前に建てられた一戸建てについてあれこれ話しているのが耳に入った。
そして、素敵ママがその内覧に行ったというのだ。


「とうとう、買うの~?」


「まだまだ、観に行っただけ。」




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しかし、どこか自慢げ。周囲のママらは実際どう思っているのだろうか?同じ団地住まいだから、世帯収入の差こそあれ、同等の仲間意識があった彼女達。
そして、断言はしない彼女。だが、私はあなた達とは違うオーラ―を全身で発する。オブラートに包みつつ。

家購入だとかー、まったく私とは関係のない話であっても、駅前にある新築の一戸建ては、キラキラ輝いて見えた。近くを通れば、嫌でも目についたし、実際こんな家に住む人間は、余程の金持ちだと羨ましい気持ちで見ていた。
素敵ママが、団地住まいというのもおかしな話だったのだ。ご主人の仕事の関係で、社宅扱いという話はチラッと数年前に聞いたことがある。
会社が家賃の殆どを持ってくれていたのだから、彼女がいくら浪費しようとも、貯金はがっぽり出来ていたということだろう。


彼女は、この場所から晴れて「一抜け」するのだろうか?




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読書感想文

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夏休みの宿題の中でも、自由研究と読書感想文は大物だ。
特に、読書感想文なんて、親向けの指南書が多く出版され、その売れ行きは好調らしい。
子も漫画なら進んで読むが、活字は得意ではなく、また作文などもスマホ世代ということもあり、文章を書くのに苦戦する。
一度、下書きを書かせてチェックしても、「楽しかった。」「悲しかった。」「すごいと思った。」くらいの感想しか出て来ない。
つい、大人目線で私ならこう書くのに・・とあれこれ口出ししたくなるのをぐっと堪えるのがもどかしい。

机上で白紙の原稿用紙をいざ前にすると、子は書くことに構えてしまい、親の私も書かせることに構えてしまう。よって、ガチガチの型にはめられた感想文の出来上がりとなる。
だからといって、自由にやらせれば、高学年必須の原稿用紙2枚以上など無理は話で、数行でペンを持つ手は止まる。にっちもさっちもいかないのだ。






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推薦図書は、なんとなくとっつきにくいし、そもそも担任が目を通している率も高い。本選びも難儀だ。読みやすい本は、探偵物や推理小説、恋愛本など。それはそれで感想が難しい。
それでも、なんとかこれならーと思う本を購入し、読ませ、子が寝た後には私も目を通し、大まかな感想を自分の中で形にする。その上で、子の書いた文をチェックするのだが、骨が折れる。
導入のあらすじが長すぎて感想を書くスぺースが足らず、殆どを赤で削除したら、子はふくれっ面。
理想的な感想文の構成は、あらすじを導入で書き、中盤に特に印象に残った場面とその感想、そして自分の体験談を入れる。最後に、その本を読んで自分はどうありたいか、また成長して行きたいかーを作中の登場人物達と重ねつつ、結べたらいいのだけれど。
書いて、消して、また書いての繰り返しで、子も私も疲れ果ててしまった。テーブルの上には、消しゴムのカスがてんこ盛り。
子の思うままに書かせ、それこそ規定の枚数書けなかったとしても、自分が恥を書くだけだと責任を持たせ、チェックせずに提出するのも一つの形かもしれない。
しかし、私は過干渉気味の親だ。なので、どうしても口出ししてしまうのだ。




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北海道

義家族との北海道旅行。
スキー旅行と同様、私にとっては苦痛の時間。嫁として、妻として母としての義務を果たしに行ったようなものだ。
それでも、表向きは楽しそうに振る舞わなくてはならない。

ただ、函館の夜景は綺麗だったし、朝市などで食べた海鮮丼も格別だった。
スキーに比べたら、まだ個人的に楽しめたように思う。
家族水入らずなら、何倍も楽しめただろうーその思いは、一人胸の中に仕舞う。

今回、末の義姉は仕事で来なかった。というよりも、どうせの夏休みは、恋人や友人と過ごしたいのが本音だろう。
正直、敵が1人減っただけで、精神的負担はかなり軽くなった。歯に衣を着せない末の義姉は、どうも苦手。勿論、気の強い長女も調子の良い次女も苦手だが、3人集まれば最強で、私の身の置き場はどこにも無い。
また、長女の大学生の姪も来なかった。学生にとっては長い夏休みのはずなのだが、サークル活動やバイトに忙しく、家族旅行どころではないらしい。

子は、始終はしゃいでいた。一人っ子である子にとって、従兄弟という存在は、心の支えでもあり自分を出せる唯一無二のものなのだ。
私にも、従姉妹がいるのでその気持ちは分かる。大人になっても、大事にしたい存在なのだ。




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赤レンガ倉庫でぶらぶらしていると、義姉が、姪っ子アイちゃんにオルゴールをせがまれていた。子も興味を示したようで、二人で盛り上がっている。
こうしてみると、もし子に妹がいたのならこんな風だったのかもと、若干切ない思いに駆られる。


「この曲がいい~!」


「私はこれ~!!」


様々な種類の、大小異なるオルゴール。義姉は、値札をみずにそれを受け取ると、さっさとレジへ行ってしまった。


「ばあば達、あっちの店行きたいから。早くして。」


アイちゃんは、嬉しそうにスキップしながらママの後を追い掛ける。
子が持つ、アイちゃんが買って貰ったオルゴールの値札を見て、躊躇する。細かな細工がしてある、宝石箱になっているそのオルゴールは、五千円近くもした。
一応、虎の子は持っていたが、実家への土産や何かあった時の為のもので、子に何か勝ってやるにしても千円程の予算だったので、正直却下したい。しかし、


「アイちゃんとお揃いのが欲しい~」


子が、ねだり始めた。更に、レジを終えて次女とアイちゃんがこちらへやって来た。アイちゃんは、無邪気に私達に向かい、


「まだ買って貰えてないの~?」


次女も、不思議そうにこちらを見ている。金銭感覚があまりにも違うのだ。それでも、思い出にーと多少の見栄もあり、私はレジに向かっていた。後で夫に建て替えた分、貰えばいい。話を切り出す自信はないけれど。
子は、オルゴールを買って貰えてご満悦。アいちゃんと楽しそうに駆けて行った。次女は、私と二人きりになり、無口だ。いつもはあんなにお喋りなのに、長女や三女、それに夫がいないとこうなのだ。 沈黙のまま、子供達の後を追い、皆と合流した。

早目の夕食を皆で済ませ、函館山に登った。夏場だというのに、恐ろしく寒かった。それに、せめて写真を撮りたかったのだが、多くの観光客でごった返し、写真どころではなかった。
しかし、人垣の間から少しだけ見えた夜景は恐ろしく綺麗で、息を飲んだ。
この美しさを誰かと共有したかったのに、夫は義兄らと早目の夕食で飲んだ地ビールで酔いつぶれ、景色など殆ど見ておらず、子はアイちゃんら家族にべったり。私の存在など忘れているかのようだった。
周囲の騒がしさが一瞬静まり、ただただ景色に見とれる。
何物でもない、私がここにいる。見下ろすオレンジ色の光の一つ一つに、それぞれのストーリーを想像し、まだ終われないと思う。




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冷食パーティー

夏休みだというのに、毎日のようにラインチェックしてしまう。
例の、役員仲間との飲み会の誘いはいまだ無い。
グループラインも、休み前にはうんざりする程のやり取りだったのだが、ぱったりと無くなった。
結局、飲み会は流れたのだろうか?
最初から出席する予定など無かったけれど、誘われなければないだけで、胸がざわつく。我ながら、面倒臭い性格だと思う。

私は、飲むこと自体は好きだ。なんていっても、ひとり晩酌。
夫が納会だなんだで遅い日々を言い訳に、子が寝るのも待てず、最近では暑さもあってキッチングリンカー。
激安スーパーでは、これまた激安チューハイが多く置いてあり、下手すればお茶やジュースより安い。
度数9%のものは、コスパが高くてすぐ酔える。そして、現実逃避も出来る。




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料理は苦手だし嫌い。こう毎日暑いと、キッチンに立つのもメニューを考えるのも億劫。冷凍庫の奥には、こっそり冷凍食品を忍ばせている。
最近では、冷蔵庫チェックも出来ない程多忙な夫。なので、私も楽をするのだ。
昨夜は、子と「冷凍食品パーティー」をした。一緒に激安スーパーへ行き、子に好きなものを選ばせた。勿論、半額の日を狙って。
子が選んだのは、エビピラフと冷凍ピザ、それにたらこパスタと高カロリーなものばかり。私は、ツマミっぽいものが欲しかったので、サラダチキンをカゴに入れた。
レンジでチンするだけー、たまにはこんな食卓でもいい。適度に手抜きすることで、次の日からまた家事も頑張れる。
大皿と取り分け皿2枚だけ使用し、片付けも楽。その分、以前録画してまだ観ていなかったアニメの映画を子と共に観れた。
9%のお陰で、正直、内容は殆ど頭に入って来なかったけれど、今朝になっても、まだ楽しかった余韻だけが残っている。




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