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果物は贅沢品

子を病院に連れて行くと、典型的な風邪。一応、インフルエンザや溶連菌の検査もし、どちらでもなかったことにホッとした。
いつもは反抗的な子だが、病気になると、途端にあの幼かった頃の可愛さが戻る。恐らく、心細いのだろう。


「ママ、ここにいて。」


枕元にいて欲しいと懇願された。子が眠りにつくまで、傍にいた。家事は進まなかったが、久しぶりに子から必要とされていることが嬉しかった。


「何か、欲しいものは無い?」


「さっぱりしたものが欲しい、ぶどうが食べたい。」


作ったお粥にはほぼ口を付けない子、何かしら食べて欲しかった。少しの間留守番させ、近くの小さなスーパーへ走った。
この時期、りんごやみかんが旬で、安価で買える。子が欲しいと言った種無しぶどうはなかなかの値段だった。980円の国産種無し巨峰か、480円のアメリカ産の皮ごと食べられるマスカットかー
健康体なら、後者を選ぶだろう。しかし、今は体が弱っている子、果たしてぶどうが消化に良いものなのか分からなかったが、何でもいいから何か口に入れて欲しかった。
散々迷った挙句、やはりケチってしまった。結局、ぶどうは辞めて、フルーツの国産缶詰にしたのだ。350円程のそれは、しかし、我が家にとっては割と贅沢なデザートの部類に入る。




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急いで帰宅し、子が眠る寝室へ行くと、


「ぶどう、買って来た?」


「ごめん、売って無かった。だから、缶詰買って来た。」


子が、明らかに失望したような表情を見せた。やっぱり無理してでも、980円の巨峰を買うべきだったかと後悔した。それでも、皿に少しだけ取り分けて子の口に運ぶと、パクパク食べだした。
あっという間に平らげ、お代わりを食べたいと訴える。冷たくて、喉越しが良いのだろう。
食べるかどうかも分からなかったので、1缶しか買わなかったのだが、すぐに無くなり、2缶買っておけば良かったとまた後悔した。
水分と糖分が取れたことで、心なしか血色も良くなった子。その後、すやすや眠りについたのを確認し、家のことに取り掛かる。自分が倒れていた時もそうだが、家族が倒れても、家の中は途端に荒れる。 「部屋を保つ」ことは、家の主がそれなりの努力をした結果なのだ。
ふと、委員長からのラインが来てないかと、PCを開く。ドキドキしながら、ログインすると、1件。


「こんにちは!娘さん、大変でしたね。この時期は仕方が無いですね。我が家の子供も昨日から中耳炎です・・こちらのことは気にせず、お大事にして下さい。」


委員長自身の近況も交えつつ、こちらの気持ちを察して軽くしてくれる、そんな文章に心が打たれた。
ほっとしたら、ようやくお腹が減って来た。レンジで温めたご飯に卵と醤油を掛けただけの少し遅い昼食が、疲れ切った体に染みて、やけに美味しく感じた。




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選択ミス

昨日は、PTA役員会だった。しかも、本部も参加の全体会議。
先日のイベント資料をまとめ、報告をしなくてはならず、委員長も出席するのだが、そのサポートとして私に白羽の矢が立った。
個別に委員長からラインが来た時点で、なんとなく嫌な予感はしていたのだが、予想的中。
一匹ママと柔らかママにも依頼したらしいが、バッサリ仕事だと断られたとのこと。
なぜか、一匹ママより柔らかママに対しての怒りが湧く。いまだ金を返して貰っていないことで、どうしたって負の感情が渦巻くのだ。
二つ返事でOKと言う訳にいかないが、しかし、委員長の頼みとあっては断れるはずもない。迷った挙句、了承したのが先週のこと。
しかし、それから夫が体調不良、私にもうつり、一旦回復の兆しを見せたが、なんとなくだるい。そうこうするうちに、子が頭が痛いと言う。
熱を測ると37℃越え。しかし、発熱のラインではない。委員長との約束が無ければ、子は休ませただろう。しかし、面子を守ることに必死な私は、子を学校に行かせてしまった。
明らかな、選択ミス。




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気が重いながらも、家を出ようとしたところ、自宅の電話が鳴った。学校からの呼び出し。子が38℃でぐったりしているのでお迎え要請。
なので、結果的に、会議はドタキャンとなった。土壇場で委員長にガラケーから電話をするも繋がらなかったからだ。ラインを開く為に、PCの電源を入れている時間も無かった。 委員長は、スマホでは無いのか?お門違いだが、苛々する。
焦りながら、自転車を飛ばし、学校に到着。昇降口でスネ夫ママの背中が見えた。ここで、彼女との間に何もなければ、委員長に言伝を頼んだだろう。しかし、それが出来なかった。 スネ夫ママの、軽やかに遠ざかる背中を、何とも言えない気持ちで見送っただけだった。 保健室に直行すると、子がぐったりしていた。
こういう時、車の運転が出来ればーと思う。
子のランドセルを持ってやり、自転車に乗るかそのまま歩くか聞くと、歩くと言う。
フラフラの子が不憫だった。
ちらっと、正門から会議室の方向を見上げるが、何も見えない。外の時計を見ると、会議はとうに始まっている。
仕方が無いとは分かっていても、妙な責任感からは何も生まれないどころか、迷惑を掛けることもあるのだ。
委員長に対しても、我が子に対しても。きっぱりとした決断力、それが私には足りない。

自宅に戻り、とにかく子に優しくすることで、自分の行いを懺悔した。会議が終わったと思われる頃、ラインをしてみた。未読のまま。
大丈夫、委員長は常識のある人。どうしようもなかったのだと、私の行いを受け入れてくれるはずだと信じて待つしか無い。




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勝手な電話

子ども会のクリスマス会の準備の手伝いがあったのだが、さぼってしまった。
支度もし、家を出る直前に、実母から電話があったのだ。
バタバタしつつ受話器を取ると、呑気な声が聞こえて来た。


「もしもし~、あんた、例の旅行の話はどうなったの?」


従姉妹家族との旅行の件だ。私の中で、その優先順位は低く、今は役員仕事と子ども会、それに義実家とのスキー旅行が先決。
年内の話でもないし、断る気100%だったので、忘れかけていたのだ。
私のリアクションの薄さに、気を悪くした母。これから子ども会の仕事に行くと、電話を切る言い訳をすると、


「そんな仕事でもないボランティア、別に出なくてもいいでしょうよ。」


小馬鹿にしたように言う。流石に、カチンと来る。母だって、私と同世代の頃は、積極的にPTA仕事に関わっていた。むしろ、私と違って活き活きとしていたし、ママ友もたくさんいた。 自宅には、一定数の仲良しママがいたし、その小さな世界で起こるゴタゴタを楽しんでいるように見えた。
私とは違うーしかし、母からしたら「お遊び」の範疇なのだろう。自分が楽しんでいたから尚更。




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「そんなの、適当にさぼりなさいよ。それより、姉さん達はもう何日か都合付く日決めたって。あんたから何も連絡がないからって、しびれを切らして私のところに催促して来たのよ。私は正直、面倒臭いし、行きたくないんだけどね。姉さん達があんまりしつこく誘うから・・」


お決まりの台詞。相手がしつこく誘うから仕方が無くーという体に持って行きたがる母。本当は、一番楽しみにしているのだろう。
このまま引き延ばすのも、結局、断るのだから酷だーそう思い、思い切って打ち明けた。


「春休みは、ママ友関係だとか学校だとかで忙しくて、予定が立たないの。悪いけど、今回はー」


「あ、ちょっとお父さんが呼んでるみたい、とにかく都合付けといて。」


一方的に電話を切られてしまった。
時計を見ると、とっくに集会所の集合時間は過ぎていた。任意の集まりだったこともあり、すっかり出席する気は失せていた。
母の勝手な振る舞いに疲れ果ててしまったが、手伝いに行けなくなった理由が出来て喜んでいる私がいることも否めないのだった。




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荒れ放題のリビング

夫の風邪がうつり、更にこじらせて、ここ数日私が倒れた。
吐き気と頭痛、それに腹痛。
最悪なことに、週末を挟んだので夫も子も自宅におり、使いたい時にトイレが使えなかったりと、ストレスが溜まった。
二人が出勤&登校し、心置きなくトイレも使えるようになり、気分もいくらか回復した。




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しかし、部屋を見回してげんなりする。私が数日家のことをしないだけで、この荒れよう。
夫は、自分達の食べるものくらいは何とか外食したり総菜や弁当を買って凌いだようだが、洗濯だとか掃除まで気が回らなかったらしい。
山のような洗濯に、ゴミ箱から溢れかえったプラ容器や厚紙、それに物一杯に置かれたダイニングテーブルやソファー回りを目にすると、余計に具合が悪くなる。
誰か、代わりに整理整頓して欲しい。家事代行など、金さえあれば頼みたい。
しかし、普通の主婦である私に、そんな贅沢など出来る訳が無い。
フラフラになりながらも、最低限の家事はしなくてはならない。辛い。




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アウター

急激に寒くなり、衣替えの時に用意していたダウンコートを出した。
激安スーパーなど、自転車に乗って行く用事がある時、薄手のジャンパーだと震えあがる。
元々、安物のダウン。もう何年か愛用していたものだが、気付くとフード部分が大きく破れており、また袖口のリブニットは毛玉だらけでみすぼらしい。
最近、自分の買い物をしていない。丁度、ユニクロの感謝祭のチラシが新聞の折り込みに入っていたので、これがチャンス!と見に行くことにした。
ノーマルなタイプのものでいい。今度は、汚れも目立たないブラックが欲しいー、チラシを見ながら、久しぶりの買い物にワクワクする。
しかし、


「もう、これキツイ。」


子が、去年買ったばかりのダウンを羽織り、窮屈そうにしていた。
今朝は、物凄く寒かったので、子にもダウンを出していたのだ。そんなに身長が伸びたように見えなかったのに、肉付きが良くなったのか、確かに前のファスナーを上げるとパンパン。


「あと、靴もキツイ。」


この間、フリースがサイズアウトし、長靴もサイズアウトしたと思ったのに。重なる時は重なる。今月、夫から渡された予算はもうオーバー確定だ。
虎の子から出すにしても、自分のアウターどころでは無くなってしまった。




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「この店のがいいな。」


子が、タブレットで見せたブランドのダウンは、なんと1万円越えした。


「今、流行ってるんだ。S奈ちゃんもここの服よく着てる。」


遊びに来た時の彼女の服装を思い出す。子とはテイストが全く違う、しかし言われてみれば仕立ての良さそうな服だった。
私が、ユニクロで3000円くらいのダウンを諦めようとしているのに、そんな高価な物を買える訳も無い。やんわり子に無理だと伝えると、大きくため息を付かれた。 こちらがため息を付きたい。
女子は、金が掛かる。湯水のように金があれば、好みの物を買ってやりたいし、自分だって破れたアウターなどすぐに捨てて新しい物を購入したい。
しかし、現実的では無い。
実際は、子が学校へ行った後、ユニクロへ行き、キッズのアウターを物色するのだった。




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反省会

夫の風邪がうつったらしい。
頭は痛いし、体も痛い。鼻水も止まらない。熱をはかると37.8℃と微妙な体温。
鉛のような体を引きずって、役員会へ出席。
こういう体調不良の時や天候の悪い時に限って、何かと外に出なくてはならない予定がある。
教室に入る。大きなイベントを終え、このチームで半年やって来たというのに馴染めていない自分。
皆、楽しそうに雑談に花を咲かせている。
誰に向かって挨拶をしたら良いのか分からず、取り敢えず空いた席に座る。


「おはようございまーす!」


柔らかママが、元気な声で教室に入る。すぐに、スネ夫ママらと楽しそうに雑談の輪に入っていた。
委員長の声が、ガラガラだ。聞きたくもないのに、会話が耳に入る。どうやら、先日の打ち上げメンバーで、カラオケに行ったらしい。
私は、打ち上げには参加しなかったので、カラオケにも誘われなかったのだ。
ラインには、特にそんな情報は無かったので、もしかしたら、別にグループラインを作ったのかもしれない。
そのメンバーから外されているのは、恐らく、一匹ママと私?とにかく、打ち上げに参加しなかった者だろう。
付き合いの悪さーいや、頑張って付き合ったところで、疲れ果てて金だけ飛んで、何も残らなかっただろう。そう思えば、少しは自分に納得出来る。




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役員会が始まり、ほぼイベントの反省会。皆で、良かった点や今後に向けての改善点を述べて行く。
順番に、委員長が指名する。
私も、その日は反省会だと分かっていたので、事前に用意していた意見をー手帳にメモしていたものを、皆の前で発表した。
ほぼ前の人達の意見とかぶってしまったが、熱のせいか頭がぼんやりして、どうでも良くなっていたのもあり、構わず棒読みで手元のメモを読み上げた。
体調不良の方が先に立ち、いつものように過度な緊張感は殆ど無かった。

柔らかママが、発表する。そしてまだ金を返して貰えてないことを思い出す。ランチ代ー我が家の食費にもなる。今日こそは、彼女に催促してやろうと意気込んだ。 何故、貸した方がここまでヤキモキし、しかも気を遣わないとならないのか?
彼女が気分を害さない言い方を考え始めた時、馬鹿らしくなった。
一匹ママだったら、


「この間のお金、返して貰えますか?」


ストレートに、切り出せるだろう。中途半端な自分がもどかしい。




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優しくなれない

ここ数日、夫が風邪を引き、仕事を休んだ。
しかし、熱は殆ど無いようで、喉の痛みと関節痛のみ。傍から見たら、出勤出来るのでは?と思うくらいの体調に見えたが、本人は大袈裟に振る舞う。 電気毛布を出せ、湯たんぽを用意しろ、お粥が食べたい、ハーゲンダッツのアイス(何故か新作を買って来い)、いちごのヨーグルトでないとダメだとか、あれこれ注文を付けられる。 自室のベッドで寝ればいいものを、何故かリビングに布団を敷いて、テレビ前でゴロゴロ・・・
なので、私はPCも、ラインチェックくらいしか出来ずにいた。
私が寝込んでいる時はスルーする癖に、自分が体調を崩すと、大騒ぎなのだ。
熱も無いのに、冷えピタの在庫が切れていたことに、機嫌を悪くするわ、体調が悪いと言いながら、マックなどのジャンクフードを食べている辺り、心配する気も失せる。
そして、


「病院、行ったら?」


何でも無い、当たり前の声掛けに、突然、こちらが引く程怒りだした。




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「俺が仮病でも使ってると思ってるのか!?」


その台詞が出る時点で、半分仮病なのだと認めているようなものなのに・・・
しかし、火に油を注ぐ程の情熱も持ち合わせていない私。


「病院の薬の方が、効くと思うから・・」


夫は、少々気まずそうな顔をしつつ、布団に潜り込んだ。
布団に横になりながら、スマホを片手に、いつもは馬鹿にしているワイドショーを見て、コメンテイター達に向かって一方的に野次を飛ばしている。枕元には、スポーツドリンクと何故か袋菓子。
やっぱり、半分サボりだと思う私は、優しくない妻なのだろうか?




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  • 2018/11/21

楽器も人を選ぶ

久しぶりに、鍵盤を叩くと、音が出ない箇所があった。
子に聞くと、だいぶ前から「ミ」の音が出なかったらしい。それもあり、練習する気になれなかったと今更ながら告白された。
それは恐らく言い訳だろうが、私自身も新たな趣味ーと、意気揚々としていた少し前の気持ちは薄れ、気分転換にピアノーという優雅な時間は皆無となっていた。 最近では、学校の役員仕事や子ども会の仕事のあれこれで、家にいる時はほぼPC画面に張り付いているか、または携帯漫画を見ているだけ。
最近では、単純な携帯ゲームにまではまりつつある。しかしこれらは無料で出来る環境。wifiさえ繋がっていれば、料金のことを気にせず、有益な情報を得られたり時間を潰せるのだから、今の世の中は恵まれていると思う。
デジタルデトックスを試みたこともあったけれど、私のようなコミュ障で人との関わりが家族以外ほぼ無い人間にとっては、無理な話なのだ。




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ピアノの話に戻るが、電子ピアノの保証書を見ると、無料で見てもらえる期限はとっくに切れていた。また金が掛かる。
虎の子から出すのはきついし、だからといって夫にお伺いを立てるのも、タイミングというものがある。
数少ない機嫌の良い時ー酔っぱらって自分の武勇伝を語っている時に、すかさず申し出るしか無いのだ。
それまでは、「ミ」の音無しで練習を頑張ってもらうしかない。


「もうすぐ発表会なのにな。」


不具合のせいにして、そうでなくても練習なんて進んでしなくなった子はそうこぼす。まるで、自分は練習したくて仕方が無いのに、修理をしてくれない親が悪いのだと言わんばかりに。
そして、私もますます鍵盤に触れる気がしなくなった。「喜びの歌」を「ミ」の音が出ない状態で弾こうとしたら、何となくリズムが狂い、瞬く間に弾く気が失せた。 まるで、楽器に弾くことを拒否されているような、そんな気にもなった。




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貧乏性の贅沢時間

マックの無料クーポンの期限が間近なので、昼は気分転換がてら、隣町にある店舗へ。
最寄り駅だと、知人に会いそうだし休んだ気がしないのだ。

ドリンクSの無料クーポン。コーヒーは自宅でも飲めるけれど、たまには人に淹れて貰いたい。これって、贅沢なことだろうか?
注文すると、若い男性店員が、「それだけですか?」的な顔をしたような気がした。
自意識過剰かもしれないが、単品ーしかも一番安いクリスプと無料コーヒーを頼む貧乏性の私に、皆の視線が注がれている気がしてならなかった。




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それでも、面の皮を厚くする。滅多に来ない、隣町の店舗だから出来ることだ。
何でもない風を装い、トレイに置かれた商品を持ち、居心地の良さそうな席を探す。最近のマックは、カフェ風な作りになっているところが多い。時間を選べば、ファミレスより快適。
個人で来る客が多いのだ。
サラリーマンだとかOLだとか、受験生?だとか。
この時間帯、ファミレスでは同世代のママ軍団がお喋りに花を咲かせている。そんな場所では一人きりでくつろげない。
何となく、自分の寂しい立ち位置に焦ってしまうのだ。

今週も、また終わった。
年末に近づくにつれ、時の長さの速さといったらない。少しでも有意義に、大掃除などに取り掛かりたい。
小さな図書館で借りたばかりの断捨離本を片手に、100円ぽっきりで贅沢な時間を過ごした。




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血縁

何事も無かったかのように、従姉妹からのライン。
実母に通じるところがある、それはそうだ。二人は血が繋がっているのだから。

9月に、ラインのやり取り中、彼女が勝手に気分を害してからだから、約2か月ぶりか。
私なりに、彼女の相談に親身になって答えていたのだが、それを張り切っていると指摘されたのだ。

恐る恐るラインを開くが、その内容に愕然とした。
私と実母、それに彼女とその母親との4人で、国内旅行にでも行かないかという誘いだったのだ。




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ー子供は?


その問いに、当たり前のように、


ーそんなの、旦那に任せるに決まってるじゃん。そっちはもう大きいんだから問題ないよね。


しかも、この話は実母にも伝わっており、私の回答待ちらしい。実母も、直接ではなく従姉妹を通す辺り、こちらの状況を探っているのだろう。


ー無理だよ、うちの主人は土日ほとんど仕事だし。


ーじゃあ、OOちゃんも一緒でいいじゃん!それなら叔母さんも喜ぶし。親子3代女子旅っていうのもいいかも~うちはまだ小さいからお断りだけどね。


呑気な返答に、やや苛つく。費用の問題は勿論のこと、夫だけ置いて旅行だなんて有り得ない。そんな話が夫の耳に入ったが最後、キツク当たられるに決まっている。


ー来年の春くらいがいいかな。OOちゃんも春休みじゃない?都合いいよね。


こちらが困り果て、ラインを返せずにいると、従姉妹だけのトークが次々に連なる。こちらの都合を考えない、自己中心的な勢い。やはり、実母の血が混じっているのだ。 私もその血が混じっているはずなのだが、何故こうも違和感を感じずにはいられないのだろう。


ー日程とか、また相談するね。じゃあ!


ノーと言えないままPC画面の前で狼狽えていると、そんなことは露知らず、従姉妹は急にラインを切り上げた。
浮かれ気味のスタンプがドン!と押されて、そのまま私達のライントークは終了した。 さて、断り文句をこれから考えなければ。




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デリケートな話題

ハロウィンが終わり、街は徐々にクリスマスらしい景色。
我が家も、安っぽいプラスティック製のだが、ツリーを物置から出した。
放課後、遊びに出ない子に、飾り付けをしようと声を掛けた。断られること前提だったが、意外に乗り気。
最近、なかなか会話が成り立たない私達だけれど、飾り付けをしながら、子は学校でのあれこれを話してくれた。
とはいっても、自分のことではなく、クラスメイトの誰彼の失敗談だとか面白話だとかだ。
上機嫌に語る子に、今がチャンス―と、子の交友関係を探った。


「ちょっと聞こえたんだけど、この間、友達がうちに来た時に遊園地に行くって話、いつになったの?」




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「え?聞いてたの?」


途端に子の顔が曇った。しまったーと思った時は、既に遅し。


「知らない。もういいや、後はママが飾って。」


そう言い放つと、自分の部屋に引き上げてしまった。恐らく、子は誘われていないのだ。軽率に聞いたことを後悔する。
デリケートな問題なだけに、再び殻に閉じこもってしまった子に、今後どうコンタクトを取ったら良いのか悩む。
仲間外れだとか、いじめにあっている訳ではない、ただ居心地が悪いだけーなのに、何故こんなにも胸がざわつくのだろう。
昔から、マイナスの予感が良く当たるだけに、今回だけは勘弁して欲しい気持ちで一杯だ。




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器を広げる

子ども会の手伝い。
来月に予定している、クリスマス会の打ち合わせだ。
和気藹々と、集会所を装飾する飾りを作る母親らに交じり、黙々と作業をする。
もはや、義務感でしかない。そして、ここまで自分を偽ってやって来たのだから、こうなったら最高学年までやり遂げてやろうーそう思う。
子の為というよりも、自分の為。
子の友達関係を垣間見てしまった今、私は私で頑張る時なのだと思う。
役員仕事も、半分過ぎたが、なんとかこなして来たのだ。




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子の反抗期も、何となくの事情がつかめたことで、対策を練ることが出来る。
それまでは、ただただ私のことがキライになったのだと思い、正直ナーバスになっていたのだ。
八つ当たりー、親にだからこそ出来る甘え。そう思えば、一回り、母としての器を大きくしようと思える。

思う存分甘やかす時期はとうに過ぎたーしかし、支え、フォローし見守る時期は今後もずっと続くのだ。
彼女の方から、話し掛けやすい雰囲気を作る。まずはそれを心掛けよう。




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女子グループの難しさ

先週末、子が友達を家に連れて来た。
仲良しグループの、S奈ちゃんやM希ちゃん、それにR花ちゃんだ。
彼女達は、習い事も一緒。チアリーディングをしている。子も、やりたがった時期はあったものの、最近は諦めたようだ。
何が驚いたって、子の外面の良さだ。最近自宅で見せる仏頂面は一体どこへ行ったのか?と思うくらいに、友達の前で見せる顔は違っていた。
部屋から、どうやら主導権を握っているらしいS奈ちゃんの声が聞こえる。おやつとジュースを運びがてら、様子を見に行くと、子の表情に胸騒ぎを覚える。
まるで、愛想笑い?のような、不自然な笑顔がそこにあったからだ。


「はい、食べてね。」


テーブルに、おやつを置くと、


「ありがとうございまーす!!」


3人が、女の子特有の高い声を出した。そしてすぐに会話に戻ったのだが、遊園地がどうだとか、ラインがどうだとか、また男子の名前も出ており、誰を誘うかーそんな話題。 ドアを閉めて、聞き耳を立てる。
M希ちゃんが、


「えー!そんなん、私がアイツと組むのだけは嫌!」


「でもさ、Y君を誘うなら、Tも付いて来るからさ。」


「ジャンケンでしょ!」


「S奈、早く告白しなよ~」


「M希がラインでY君呼び出して。」


「そういう役は、R花でしょ?」




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テンポ良く、繰り広げられる女子トーク。甲高い笑い声の中に、子の笑い声も聞こえる。しかし、会話には混ざれていないようだ。そもそも、その遊園地??とやらは男女のグループで行く予定なのか? 子の仲良しグループは、クラスの中で言えば、カーストの上位?ということ!?そして、ラインというワードも気になる。彼女達はスマホを持っているということか?
色々な思いが交錯し、頭が痛くなって来た。
そして、子だけが、グループ内で「ちゃん」付けなのも気になった。子も、他の皆は呼び捨てで呼び合っているのに、S奈ちゃん、M希ちゃんと「ちゃん」付けだ。 小さなことかもしれないが、このグループ内での我が子の立ち位置が、居心地が良いものでは無い気がしてきた。
いやー、考え過ぎだ。彼女達は、チアリーディングをしているので、その流れで呼び捨てで呼び合っているだけ。ただそれだけの話、深い意味は無い。
5時の鐘が鳴り、ぞろぞろと部屋から彼女達が出て来た。服装もどこか大人びた感じで、子の着ている服とは、皆、テイストが違う。


「お邪魔しました~!」


何ていうか、嘘くさい礼儀正しさ。上辺だけの。特に、S奈ちゃんからはそれを感じた。


「送ってくね。」


そう言って、子は3人の後ろ姿を追い掛ける。置いて行かれないよう、必死に付いていく子の背中が切なく、それでも見守るしかないのだと言い聞かせる。




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自由な一日

何の予定も無い平日。
珍しく、子が放課後に友達を呼ぶと言うので、張り切って菓子でも買いに出掛けようと思う。
ついでに、引っ越し前のママ友宛てに手紙でも書きたいので、季節の便箋。文具店をぷらぷらするのは、楽しい。
輸入食品雑貨店にも寄ろう。無料コーヒー片手に、何も買わずに商品を眺めているだけでも居心地が良いあの空間は、私の数少ない癒しの場。
店側からしたら、迷惑な客に他ならないだろうけれど、そんな人々でごった返しているので気にならない。

実家から、携帯宛てに着信があった。いつもならこちらから掛け直すところだが、夫から、通信費のことをあれこれ言われたこともあり、スルーすることにした。そんな実母も、私が子と同じ年くらいの時は、家に友達が来ればそれなりの対応をしてくれた。ただ 母のお眼鏡にかなう友達であればの話だけれど。

最近、難しい親子関係。学校で何かストレスを抱え込んでいるのかもしれないー子供にとって、学校で過ごす時間は大半だ。そして心の安定は友達関係のあれこれに大半は影響されると思う。
なので今日は、それを知るいい機会だ。




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通信費

「先月、なんでこんなに通信費掛かってるの?」


突然、夫から指摘され、あたふたする。
夫のスマホ画面を見せられ、その通信費の高さにぎょっとする。
引き落とし口座は、基本、夫の管理。私はやりくり費だけ渡され、なんとかその中で頑張っていたので、想定外の指摘に自分の詰めの甘さを実感した。
そして、思い出す。PTAでのやりとりに電話を使ったことを。
確か、委員長と資料作成のやり取りだとかで、ラインでは意思疎通が出来ない時に、こちらから何度か電話を掛けた。
ラインはPCからしか出来ないので、家の電話から彼女の携帯に掛けたのだ。それでも、ここまで費用が嵩んだことに驚きを隠せずにいた。 しかし、すぐに夫からの疑惑を晴らそうと、そのことを伝える。


「あのさ、こういう費用って、学校側から貰えないわけ?」


通信費として幾らか学校から出るとしても、1000円も貰えないだろう。PTA仕事は、ボランティアだ。夫は、学校関係にはノータッチの癖に、こういう時だけ干渉する。




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「そんな金掛かるなら、役員なんて受けないもん勝ちだな。無駄に金と時間払って、ランチだなんだくっちゃべって、お気楽なもんだよ。」


ーはぁ?


夫の言い草に、ムカッとする。


ー仕事してれば偉いわけ?じゃあ、私がもしいなかったら、あなたは子供の為の無償仕事を、他の誰かに丸投げして、涼しい顔してるってわけ?子供一人につき一役ー、やらなくてはならない無言の重圧に耐えられる!?


「もう少し頭使えよ。」


そう言い捨てて、自室に引き上げて行く背中に、台布巾を投げ付けてやりたい気分だった。
まだ私が、PTA仕事を楽しく遣り甲斐を持ち、和気藹々とこなせていたら我慢出来る言葉だが、実際は、度々気付け薬を服薬したり、酒を飲んだりしてだましだまし頑張っている。また頻繁に腹を下しつつも、這ってでも出席していること、サボりたいが、性格的にそれが出来ず、無理矢理自分を偽って参加しているのだ。 それを、夫から軽んじられたことに、心底腹が立った。
半分は過ぎた、PTA仕事。早く、この責務から逃れたい。




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2対1

体調が悪い中、なんとか頑張って作った夕飯。それにケチを付けられた。
夫ではなく、子にだ。


「これ、昨日給食だったんだけど。」


筑前煮を指して言う。だから?と言い返したい気持ちを抑え、しかしゆっくりと諭す。


「給食は、肉じゃがだったよね?これは、筑前煮。具材が違うよ。」


「でも、味付けは同じじゃん。」


「文句言うなら、食べなくていいから。」


さすがにカチンと来た。最近の子は、こだわりを見せる。まるで、夫のよう。日に日に似てくるその性格に嫌気が差す。
まだ、私に懐いてくれていたら許せるものを、頼る時だけ甘えて頼り、そうでない時はまるで用済みと言わんばかりの態度を取る。
その日のメニューは、筑前煮と味噌汁、それに小松菜のお浸しと秋刀魚に冷奴や漬物だった。確かに、子の好物が無いのも可哀想かと思い、ついコーンバターとウインナーもメニューに出したら、ものの見事にそれだけをおかずに、筑前煮には手を付けずだった。


「バランス良く食べないと、背が伸びないよ。」


子のコンプレックスを刺激したのが悪かったのか、子は、秋刀魚さえ半分残し、シンクに食器を片付ける。つい、苛々とし、子の背中に向かい小言を言う。


「聞こえないの?返事くらいしなさいよ!その態度は何!?」


子は、振り向くと鬼の形相で、


「はいはい、分かりましたよ。食べればいいんでしょ!」


そう言うと食卓に戻り、立ったままで筑前煮を口一杯に放り込む。そして、味わうこともなく、よく噛みもせずに麦茶でそれを流し込んだ。


「これでいい!?」




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流石に、私も堪忍袋の緒が切れた。


「いい加減にしなさい!!!もういい!!食べなくていい!!」


そう叫び、子から箸を取り上げ、ボキッと折った。


「勝手にしな!!」


子は、突然切れた私に驚き、一瞬怯んだ。しかし、昔のように泣いたりすることはなく、舌打ちするかのような表情を見せ、風呂場へ行ってしまった。
今朝になり、箸の無い子は、朝食の時にこれ見よがしにフォークとスプーンでご飯と味噌汁、それにハムエッグを食べた。それを見た夫が、


「箸は?」


そう聞かれるのを待ってましたと言わんばかりに、


「昨日、折られた。」


そう言って、夫に同情を求める。夫は、


「あなた、何やってるの?子供相手にヒステリックになってるんじゃないよ!」


冗談じゃない。何もかも嫌になり逃げ出したい衝動を堪えながら、ただ夫の声が耳に届かないふりをするのに精一杯だった。




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女の子の育て方

男の子と女の子ーどちらの子育てが難しいのか?なんて、ナンセンスな問い掛けを自分の中でする。
女の子しか産み育てて来なかったから、難しいのは女の子ーそう声を大にして言いたい気分だ。
いや、結局は、性別なんて関係無い。育てにくい子かどうか、親に子供を丸ごと受け止めるだけの力量があるかないかだ。
ほんの数年前は、なんだかんだ私の手の中に納まる子だった。スキンシップも多く取って来たつもりだし、彼女の一挙一動に喜んだり悲しんだり。
まるで、初めての恋人。同性だし娘だけれど、輝く未来に向けたときめきのようなものがあったのだ。 思春期だから?一過性のもの?春を思う時期ーいずれ迎えるだろう春の為に、立ち向かわなくてはならない試練の時期なのか?




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雲行きが怪しくなって来たのが、ここ数年の間。
我が子なのに、何を考えているのか分からない。分からないのに、まるでこちらのことは全てお見通しーそんな視線を突き付けて来ることが度々ある。
内心、ヒヤリとすれば、足元をすくわれる。聞きたくない言葉を、愛しい者から聞かなくてはならない苦痛。
夫に当たれない分、向かう矛先が無い。積もり積もった不満は、何倍にもなって我が子に向かう。
子は、理不尽な扱いを受け、更に私に嫌悪感を抱く。

結局、ハロウィンパーティーもせずに終わった。友達が家に来ても、何もないから詰まらないーそう言うのだ。
やっと口を開いたかと思えば、スマホが欲しいと言う。仲良しグループが持っていて、ラインをし合っているというのだ。
まだ5年生だし、親の私さえタブレットでやりくりしているのだから、勿論、却下。すると、不貞腐れる。
先に、我が子に対しては財布の紐が緩い夫に聞いたらしいが、私に頼めと丸投げだ。答えは、NOということ。そういうことは、私の口から言わせるのだ。




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納豆ご飯

どん詰まり。
朝、夫と子を送り出し、何もする気が起きず寝ていた。
役員仕事もひと段落ついて、気が抜けたところもあるけれど、疲れてしまった。
家族の脱ぎ散らかしたパジャマや、ビシャビシャに濡れた洗面台、それに目玉焼きの黄身がこびり付いた皿だとか、1度使ったらまた新しく出されるグラスの数々を見ていたら、体中の力が抜けて入らなくなった。 丸まった布団を整えることもせず、またそこに潜り込み、気付けば正午過ぎ。朝は小雨で外も薄暗かったのに、いつの間にか太陽の光が差している。私が寝ていようが起きていようが、世界は同じ速度で回っている。
のそのそ起きて、納豆ご飯だけ食べた。味は、良く分からなかった。口の中も回りも粘ついて、気持ち悪くなっただけだ。
今日は、家事を徹底的にサボることにした。
夕飯は、カット野菜を買って、調味されている素を使って、レトルトのスープに割引の総菜。それでいい。
夫に何か言われても、聞こえない振りをしよう。

子が帰宅するまで、またひと眠りしよう。




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冷たいグラス

「今度は、温泉付きのホテルだから。言うことないだろう。」


夫は、もう5杯目のビールを片手に、上機嫌だ。
打ち上げに参加することが無かった私は、思ったより早帰りだった夫の晩酌に付き合った。
義家族と行くスキー旅行。その日程の目途も立ち、宿泊ホテルも決定したとのことだった。
夫は、私がこの旅行を楽しみにしていると本気で思っているのだろうか?気を遣う義理の家族と、何泊もしなくてはならない旅行なのに。
百歩譲って、私が元々スキーを趣味としているのなら、そんな台詞が出たとしても、納得がいく。
しかし、楽しくもない、いやむしろ大嫌いなスキーに、苦手な家族と・・・何のメリットも無い家族旅行。
子の為だけに行く、母として嫁としての務め。暮れや盆に挨拶に行くーそれと同じく、義理でしかない付き合いだ。


「毎年、シーズン中にいいホテル取って行けるなんて、あなたのママ友なんかも羨ましがるんじゃないの?」


「・・・」




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私にママ友がいないことを知ってか知らずかの無神経な発言。いないと分かっていて言っている可能性も、彼ならあり得る。
私の反応を面白がっているのだ。なので、こちらも敢えて無表情を保つ。精一杯の反抗。

夫に勧められるまま、グラスの中のビールを空にする。寒いし、本当はワインの気分だが、それを伝えたら夫の気遣いに水を差す。
彼の中でその日は、妻を労いビールを勧める優しい夫でいたい気分なのだ。自分自身に酔っているのだ。
仕事が上手くいったのかもしれない。それ程に、上機嫌の夫だった。それを証拠に、その日の夕飯は品数がやや足りなかった。
それでも、文句も無く、またこれ見よがしにカップラーメンを作ることも無かったのだ。
それにしても、私は家庭の中で、何故これ程気を遣わなくてはならないのか。
夫の顔色ー最近では、子の顔色まで伺いながらの生活。楽しいこと、それは自分自身の中にあることも分かっている。だが、それを探すエネルギーを発する前に、疲れて横になりたくなるのが現実だ。




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  • 2018/11/04

幹事がキライ

何度も書いては消してのメッセージ。
送信ボタンを押してしまえば、あっという間のことだった。
何となく、持病の影響で頭痛と気だるさがあったことも一つの理由。そして、週末は夫の仕事が夕方まであったことも一つ。
夫が帰宅してから、バトンダッチで打ち上げ参加も出来ないことは無い。PTAの飲み会だと言えば、夫はOK出すだろう。私がそこに馴染めていないことを知っているからこそー
しかし、夫も仕事が多忙で、私のあれこれに構う余裕など無さそうだった。それも更にきつくなり彼のストレスになれば、多少の干渉は出て来るかもしれないけれど、今は免れている。




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私の欠席メッセージは、瞬く間に既読数が役員数と同等数になった。が、何時間も経った後、委員長からのみ「了解!」スタンプが一つ押されて来ただけで、後は仲間内のやり取りばかり。
飲み放題コースを取っただとか、オプションでスパークリングワインを付けた方がいいかとか。コースで頼むか、それならどのコースがお得かなど。
幹事はスネ夫ママ。そうなったことも、行く気が失せた理由の一つだ。
とにかく、会費の4500円は手元に残った。明日辺り、子と久しぶりにランチに行こうか。何か、子の心を取り戻せるコトやモノ、それを模索している。




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グレイの心

週末の打ち上げー
ライントークに華が咲く。
皆、まるで目の前で会話をするかのように、リズミカルにポンポンとメッセージを送り合う。
私はギリギリまで参加を迷っていた。
一匹ママは、返事が早かった。


ーその日は予定があるので、またの機会に。皆さん、お疲れ様でした!!




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彼女のように、物事を白黒はっきり付けられたら、楽に生きられるのだろうか?
自分の気持ちが分からない。行きたくないのに、取り残されるのも怖い。
私が欠席したところで、誰も寂しがらないし、そもそもいないことさえ気付かれないだろう。
それでも、もしかしたらの期待が残る。
会費は4500円。高いーこの金で、子と贅沢ランチが出来る。取り敢えず、その費用はライター内職で今週稼ぐことが出来たけれど。
最近、子との関係がうまくいってないことの一つに、二人でお出掛けなどの楽しみが激減した。
金が無かったこともあるが、私が役員仕事に疲れ果て、その余裕が無かったのだ。
ギリギリまで迷うー欠席か、出席か・・・




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歯には歯を目には目を

子が、学校で受けた視力検査の結果を持ち帰って来たところ、要再検。
早速、眼科へ。
視力が低下しており、早いところ、眼鏡を作らなければならないだろうと言われて落ち込んでいる。
私もかなりショックだったが、本人も思春期ということで、気が滅入っている。


「矯正もしてて、眼鏡もだなんて、最悪。」


私は、その言葉にどう答えたらよいのか分からなかった。もう少し経てば、コンタクトの選択肢もあるけれど、今はまだ眼鏡が無難。
眼鏡美人ーにでもなればいいけれど、正直、雑貨屋などで子がふざけて眼鏡を掛けたのを見た時に、なんてこの子は眼鏡が似合わないのだろうーと思ったことがある。 それ程、彼女の場合、眼鏡はマイナスの印象を与える。
親である私さえそう思うのだ。本人も、それが分かっているからなのだろう、欝々としている。




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ゲームや動画などを、本人が欲するままに与えてしまったことも、原因の一つだ。これは、親である私の責任だ。
タブレット学習も、今思えば、目を悪くする一因だったのかもー
数え上げればきりが無い。もう、こういう運命だったのだと腹をくくるしかない。
夫にそれを伝えると、


「眼鏡って、幾らくらい掛かるんだ?」


すぐに、費用のこと。私のように、ショックを受けるのだとばかり思っていたのだが、違う点でのショックを受けたらしい。


「矯正もだけど、また金が掛かるな。」


ため息を付きながらも、溺愛している子の体のことなので、夫は財布の紐を緩めるだろう。その反動が、また私に来るだけだ。
気休めにブルーベリーでも与えてみようか。なるべくなら、裸眼のままがいいに決まっている。




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