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懇談会一言メモ

最後の懇談会。 PTAの集まりの後だったので、さぼる訳にもいかず、出席することにした。 廊下では、楽しそうにお喋りするグループがあちこち。高学年になるのに、更に役員までして来たのに、いまだにどの輪に入ることも出来ずに一人佇む私。 もう、「一人の人」というレッテルをしっかり貼られているのだろう。誰とも目が合わない。 いやー、厳密に言えば、チラチラこちらを意識しながら、仲良しママ達と歓談している人もいる。私の首のギプスが、より注目を集めているような気さえする。
嫌な感じだ。
お近づきになるチャンスだった、子の仲良しグループのママらとも、挨拶すらしなくなった。
S奈ちゃんが子に意地悪な年賀状の返信をしたり、また先日のバレンタインで友チョコ交換をすっぽかされたり、嫌な思いもあり、こちらからへこへこ頭を下げて媚を売るのが馬鹿らしくなったのだ。 教室が開き、席に着くのも一人。
皆、仲良しママ同志で固まるのだ。隣の空いた席にやっと誰かが座ってくれたかと思えば、父親だ。
担任が、愛想笑いで懇談会を始める。1年の締め括りというやつだ。そして、「最後に保護者からの一言」がある。お決まりのそれだ。
懇談会に出ると決めた時点で、一言はまとめて来た。それなのに、順番が近づくにつれて緊張感は増し、更に笑いを取る母親がいたりするからハードルが上がり、私の隣の父親が、更にそれにかぶせるように笑いを取ったところで頭が真っ白。


「では、OOさんお願いします。」




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担任に促され、予め用意して来たメモを取り出し、読み上げた。


「すみません、緊張しやすいので読みます。」


一気に、教室内に音が無くなった。
後は、早口で手元のメモを読み、


「一年間、ありがとうございました。」


担任に頭を下げた。担任は、微妙な笑みを浮かべていた。
私のように、メモを見ながら一言を述べる保護者は一人もいなかった。だが、メモがないと、頭が真っ白で更におかしなことになる。腹痛も朝からあったし、最悪トイレーというのは避けたかった。
お守り代わりに持っていたメモは、本当は使うつもりなど無かった。言葉は何度も練習して暗記していたし、実際直前までメモはポケットの中だった。
だが、周囲の空気に飲まれてしまったのだ。気の利いた一言ー、笑いを取るような言葉・・・
メモは手汗でぐっしょりと濡れ、しわしわになっていた。いい大人が、こんなことで情けないが、それでもさぼらず出席した自分は、母としての仕事をひとつ終えた達成感もあった。




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ムチ打ち

初心者コースのてっぺんから麓を見下ろすと、その美しい景色に見とれる余裕などなく、ただただ恐怖。
私よりも後にリフトを降りた人々が、難なくすんなりと滑り降りるのを見送る。
夫は、私が足がすくんで動けなくなっているのを失笑しつつ、だが少しは同情してくれたのか、アドバイスをくれた。


「とにかく、ボーゲン。内股に力を入れればいいだけだから。」


そう言い残し、さっさと滑り出した。子だけは、私が泣きそうになっているのを察したのか、そっと横について私の滑り出すタイミングを待ってくれていた。
いつまでも子を待たせるのも悪いと思い、勇気を出して滑ることにした。


「大丈夫、滑るよ。」




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ストックで雪を掻き、体を動かす。平面から斜面に板を進めた瞬間、体がふわりと一瞬浮かんだ気がし、みるみるうちに自分の意思とは関係なく、体ごと猛スピードで麓に向かって進んで行く。
周囲の景色が見えなくなり、視界は狭く、前方にいた子を追い抜く。


「ママー!」


という声がどんどん遠ざかって聞こえる。スピードを調整出来ず、加速するばかり。前方にいる子供の集団にぶつかりそうになり、焦れば焦る程勢いを付けてそこに向かって行く。


ー危ない!!


その瞬間、反射的におかしな姿勢で回転しながら転倒した。ものすごい衝撃が首から頭に走り、あーあもうダメかもーと意識が薄れそうになる。


「大丈夫?ママ?」


子の声で我にかえり、だがしかし、首が痛い。少し左を向こうとすると痛みで顔がゆがむ。再び滑る気など起きなかった。
スキーから帰宅後も、首の痛みは治まらないどころか、夜寝付けない程の頭痛まで起きたので、後日整形外科に行くと、ムチ打ちとのこと。
情けないことに、首にギプスをする羽目になった。
どこまでも、ついてないしドン臭い。




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スパルタ

三女の恋人に助けられ、また一人でぎこちなく麓を登り降りしていると、夫が子と共に降りて来て、私のところにやって来た。
夫は、大きくため息をつき、


「そんなところでウダウダしてたら、永久に滑れないぞ。リフトに乗らないとダメだ。」


子までが、


「ママとリフト乗りたいな~」


と言い出した。冗談じゃない。リフトの続く先を見る。あんな場所からここまで一人で滑って降りるなんて、無理だ。
だが、夫は容赦しない。


「あなた、母親でしょう?子供の前で恥ずかしくないの?」


追い打ちを掛ける。恥ずかしいに決まっているし、だからスキーは嫌なのだ。


「いいから、行くぞ。」


「無理!」


無理なものは無理なのだ。だが、夫の性格上、反発されたらムキになり俄然、自分の意向を通そうとする。


「あのなぁ、雰囲気壊してるの、分からない?空気読めよ、皆で来てるんだから。」


夫いわく、皆が楽しく滑っているのに、嫁の私だけがイヤイヤ連れて来られているーそんな雰囲気を醸し出していると言うのだ。楽しそうに滑っていれば、義父母や義姉達も、心の底から楽しめると。
彼らが、いつまで経ってもリフトにすら乗らない嫁に対して、口では言わないが、表立って楽しめないし心苦しいに決まっていると。
実際、私のことなどお構いなしに、彼らは彼らで楽しんでいるように見えるのだが、もう夫に従うしかないところまで追い詰められていた。
渋々、リフト前まで子の肩を借りて到着する。夫は一人、私と子が二人でリフトに乗るらしい。


「大丈夫だよ、ママ。」


子は、もう一人でもリフトに乗れる程の腕前で、慣れた足取りで乗り場の列を進む。私は心臓が胸から飛び出るのではないかという恐怖感と戦っていた。どうやって乗るのか、前の人達を見てイメトレする。
合図の音と共に、線まで進み、尻にリフトの椅子が付いたタイミングで足を上げるーこの芸当が私にこなせるのか?




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夫が先に乗り、いよいよ私達の番。


ーピンポンー


合図の音が鳴り、子はスティックを持ち先に進む。私も後に続くが、うまく進めず、乗り場の人にサポートしてもらいながらなんとか定位置に。
振り返ると、近付くリフト。なんとか乗り込み、足を上げたところで、想像以上にゆらゆら揺さぶられつつ、雪面からどんどん足が離れて行く。揺れる感覚に具合が悪くなり、めまいを起こしそうになる。
怖い、ただただ怖い。


「ママ、平気?」


子が、心配そうに声を掛けてくれた。前方の夫は、こちらを一切振り返ることもなく、その背中に冷酷さを改めて感じた。
何とか乗れたものの、次は降りなくてはならない。うまく降りられるのだろうか?子にレクチャーを受けつつ、緊張が高まる。5つ程前の人達が降りる様子を見るが、あんなにスムーズに降りれる気がまったくしない。
再び、緊張感が増して心臓が痛くなる。
線の上で降りて、後は流れでー頭で理解していても、体がついてけるかどうか・・
そして、夫がすんなり降り、私達の番。やるしかない。線に近づいたところで、片手にスティック、そしてもう一方の手でリフトを後ろに押す感じー子から聞いて頭に叩き込んだやり方。そしてー・・・
リフトが止まってしまった。スティックを落としてしまい、更に私も転倒。難なく降りた子の背中が遠くなり、その場に取り残される私。係員が、私の体を持ち上げてくれたが、穴があったら入りたい心境。 夫の顔など見れなかった。




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苦痛でしかなくもない

先日、1泊二日で義実家とスキーへ。
ただただ疲れた。
しかも、生理になってしまったものだから、ホテルでゆっくり休んでいたかったのが本音。
だが、年老いた義父母もアクティブに動くものだから、まだ彼らから見たら若い私が、何もせず室内に残るのは、感じ悪い。
今回、長女家族は、長女と下の子のみで、長女夫と娘は不参加だった。長女夫は仕事、娘はサークルの友達とスノボへ行く方が余程楽しいらしく、またバイト三昧だという。
大学生活を謳歌しているようだった。
なので、義両親に長女と息子二人、次女夫婦と三女と彼氏、それに私達家族での旅行となった。
皆が注目していたのは、三女の新しい彼氏。45歳で起業したばかりだという。どんな仕事なのか詳細は明らかではないが、何となくうさん臭さで一杯だった。
元彼は、金融関係のSEだったはず。三女は、ITに強い男が好みなのだろうか。




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生理中なので、寒さが半端なかった。前回同様、初心者コースの麓でもたつく私を残し、皆は次々とリフトへ向かった。
しかし、前回の私の失態を既に知っている義家族が私に構うことなく、各々スキーを楽しんでくれるのは有難かった。
下手に声を掛けられたリ、また動画に取られたりするくらいなら、完全放置の方が気が楽だ。
しかし、スキー靴を履くまではなんとかなったものの、片方の板に靴を設置した途端、もう片方の設置が出来ない。足元が滑ることで恐怖感が勝ち、どこに重心を置けばバランスを崩さず立っていられるのか。
フラフラしつつ、コース脇のロープにつかまり、なんとか履けた。ぷるぷる震える膝で、ストックを持ちのろのろ進む。
前方に、スキーを教えている父親と怖がっている幼い女の子の親子がおり、しかしどうよけたら良いのか分からず、悲鳴に近い声を上げた。


「すみません!!すみません!!曲がれないので!!」


ぎょっとした顔で、若い父親が私を見て子を移動させようとするが、もう遅すぎる。ぶつかるー!!、そう思った瞬間、誰かが私の腕をつかみ、親子から遠ざけてくれた。
見上げると、三女の恋人だった。


「大丈夫?」


ゴーグル越しからの眼差しが、優しかった。紹介された時は、うさん臭いIT起業家にしか見えなかった彼の印象がガラリと変わった。
グローブ越しに繋がれた手。わずか、10秒程。


「ここなら安全だから。スキー、初めてなの?」


「いえ、初めてではないんですけど、スポーツが苦手で。」


「じゃあ、こんな旅行、苦痛でしかないでしょう?」


また笑う。その笑顔に人の良さを感じたところで、三女が割り込んで来た。


「ちょっとー!先に行かないでよ!」


「悪い悪い。」


「次はあっちのコース行かない?」


「おう。」


二人はそのまま、今度は上級コースへ続くリフトへ向かった。
無駄に、ときめいてしまった。苦痛でしかない旅行だったはずなのに、私の心の奥にある、化石化されていた部分にかすかな動きを感じた。




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キャパ超え

来週は、子の懇談会。
怒涛の如く続く、学校行事や役員関係。頭が混乱しているので、部屋の中も片付かない。
以前、短期パートをした時もそうだったけれど、あれこれやるべきことが出来た途端、それらを順序立てて遂行していくことが困難になる。
とうに、自分のキャパを超えているのだ。

懇談会では、恐らく、恒例の「一言お願いします」があるだろう。
その内容も考えなくてはならない。だけれど、直前になるまでやる気になれない。気ばかりが焦り、行動が伴わない。
子ども会では、引き継ぎノートを眺めているだけで憂鬱になり、先のことを思うと具合が悪くなる。
直近では、卒業生を送る会を現役員で行うので、引き継ぎも兼ねてその場に参加しなくてはならない。
改めての顔合わせか・・・なんとなくだが、一緒に行うメンバーの顔を思い浮かべると、今から合う気がしない。向こうも同じことを思っているだろうけれど。




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カレンダーの予定は、それとなく埋まる。だが、まったく嬉しくない。むしろ、空白部分に安らぎを感じる。
真っ白過ぎた昔は、孤独感に苛まれ鬱になっていたというのに。
いや、これらの予定が、楽しい予定だったのならテンションも上がるのだろう。例えば、友達とランチだったり映画だったり、役員関係だとしても、気心知れた楽しいメンバーとなら、まるで文化祭ノリで活動の中に楽しみを得るだろうに。
それが出来ず、PTAの仕事もそうだけれど、馴染めない自分にとっては、「無償の仕事」に他ならない。




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副会長として

子ども会の引き継ぎノートをパラパラと捲る。
取り敢えず、今年度の分のみ。
前副会長の聡明さが伝わるノート。確か仕事をしているとかで、何か分からないところがあれば、なるべく夜か土日に電話をしてくれと番号を渡された。 しかも、家電。
ラインでもメールでもなく、敷居の高い電話を要求してくる彼女。
暗に、聞いてくるなーそう言われているような気さえする。




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USBも開く。たくさんのフォーマットが出て来たが、これは書記の仕事ではないのか?
いまいち、副会長としての仕事内容が分からずにいた。
取り敢えず、今年度の新会員を募集したり受け入れる。
会員が決定次第、回覧板を作成しどのようなルートで回すのだとかを決めたり、名簿作成ーこれは書記の仕事だろうか?をするらしい。
そして、年会費の徴収や保険の加入、予算を決めたり自治会に助成金を申請したりーとにかく春先は忙しそうだ。
これらは、会長が指揮を取るのか、それとも私?それすらよく分からない。
運動会やラジオ体操、夏祭りと盛沢山。これらを私のキャパでこなすことが出来るのだろうか。
今から、気が重い。




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詰めの甘さ

ライン退会したのも束の間、仕組みを分かっていなかった自分が悪いのだが、その日のうちに委員長から「招待ライン」が来てしまった。



ー委員長があなたを「◎◎委員会グループ」に招待しましたー


アプリが消えたとか初期化してしまったとか、そんな軽はずみな言い訳をしたことは、彼女には薄々バレたかもしれない。
従姉妹や引っ越し前のママ友、それに学生時代の友達かおりなど、片手で数える程のともだちとの繋がりはそのままにしたいが為に、アプリはそのままだったのだ。 気付かない振りをしようと、その日はそのままPCを閉じる。だが、今度は個別ラインで、


ー誤操作で退会ボタン押しちゃいました?招待しときましたよ^^


ご丁寧なメッセージ。彼女の好意を裏切るのも具合が悪いので、再びグループに入った私。空回りだ。
だが、このうざったいグループとも、今度のPTA年度末総会でおさらばだ。




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ライン退会

ぶれない人だと思っていた一匹ママ。
あんなにビジネスライクだった彼女が、ひょうきんなラインのスタンプを使い出して違和感。
私抜かしての「仲良しアピール」に、うんざりする。それでも、PTAの仕事は最後まで全うしなければの思いから、家にいれば何度もPCでラインチェック。
その度に、未読が10件以上。
正直、私には必要のない情報が殆どで、内輪の会話8割の残る2割が仕事の話。ライン交換したことを心底後悔する。
あのまま、委員長には悪いけれど、メールで通せばこんな疎外感を味わうことも無かったのだ。
なら、チェックしなければいいだけのこと。そう思っていても、丸一日未読を通すのは、ママ界ではタブーなのかな、とも思う。
柔らかママが、誰かに問いかけた質問。私も知っている内容だったので、迷った挙句、トークした。
既読は一気に付いたのに、柔らかママからは返答もなければスタンプすらない。しかし、既読数は全員数では無かったので、もしかしたら柔らかママは未読なのかもしれないと思うことにした。 すると、スネ夫ママが、私が返したことと重複する内容のトークを入れた。一分もしないうちに、柔らかママが、


「△△ちゃん、ありがとう~!!」







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そして、感謝の動物スタンプを押した。完全スルー。出鼻をくじかれた気がした。お礼のスタンプだけなら、二人に対しての返信かと思える。だが直前に、名指しでありがとうメッセージを送っているのだ。
頭を大きな岩でど突かれた気分。そんな仕打ちって、あるだろうか。大人でしょう?それに、まだお金返して貰ってませんけど!?
苛々と口惜しさ、それに覆いかぶさる落ち込みで、日中の家事はまったく捗らず、子が下校する直前まで掃除機を掛けることすら出来ずにいた。
戸棚の奥に隠している、9%のチューハイを開ける。冷蔵庫に冷やしてもないのは、夫に秘密だから。それを、グイっと一気に飲む。
ぼーっとした頭で、ライングループの「退会」ボタンを押した。そして、委員長にメールした。


「スマホが壊れました。ラインも使えなくなったので、お手数ですが連絡事項はメールにお願いします。」


これでいい。余計なストレスを自ら増やす必要など無い。そもそもスネ夫ママがいるのだから、私の印象がこれ以上悪くなることはあっても良くなることなどないのだ。




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引き継ぎノート

前副会長から、どっさりと引き継ぎノートの山。
突然、「今から伺ってもよいか?」と電話があり、OKすると、5分も経たないうちに玄関のチャイムが鳴った。
まさかそんなに早く来るとは思っていなかったので、掃除も途中で部屋の中はぐちゃぐちゃ。
本来なら、家の中に入れるべきなのかもしれないが、何も言わずにいると、玄関先でノートとUSBメモリを渡され、


「ノートに一年の流れはありますので、目を通して貰えれば分かると思います。」




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そう言い残して、早々に切り上げると帰って行った。


ノートは全部で12冊。12年間分。
せめて、3年分くらいならまだしも、古い分は破棄してしまえばいいのに・・・
袋ぎゅうぎゅうに入れられたノートの厚みに、プレッシャーをおぼえる。果たして1年間、無事に過ごせるのだろうか。




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大当たり

週末は、子ども会の役決め。
覚悟はしていたけれど、最悪なことに副会長の大役を引いてしまった。
会長でなかっただけ、まだマシだと思うようにしているけれど、性格上、裏方の書記だとか会計に当たりたかった。
平等に、クジを引いたので仕方が無い。

早速、現副会長からの引き継ぎがあり、責任の重さを感じる。それぞれに責任はあるだろうけれど、副会長は主に自治会など地域との交渉事を任されることが多い。
業務項目を見て、頭がクラクラした。




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会長は、全体を把握して要所要所出るところでは挨拶などしなくてはならず、人前で話したりまたまとめたりは絶対自分には無理なので、それに当たってしまった転校生ママに同情する。
しかし、控えめという言葉が似合う彼女だけれど、既に親子共々素敵ママらのグループに馴染んでいるので、私よりもずっと会長には適役だろう。
その他のメンバーは、顔見知り程度。学年が違うので接点も今まで無かった。それなのに、私以外は親しげに会話しているので既に疎外感。
PTAがそろそろ終わりを迎えて肩の荷が降りれば、今度は子ども会。休み間も無い。
しかし、頑張るしかない。細かな引き継ぎは来月だ。




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眠れない・・・

とうとう、やって来た。
苦痛でしかない時。

どうにかやり過ごすしかないのだけれど・・・

腹が痛い、ひたすら痛い。
カイロを腰と腹に当てていても、痛みは緩和されない。
タイムマシンに乗って、月曜になればいいのに。




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余ったブラウニー

バレンタイン当日、子は、家に帰ると昨日作っておいた友チョコを冷蔵庫から取り出し、バタバタと出掛けて行った。
行き先は、児童館。男女含めて、クラスメイトが集まるらしい。
子はとりわけ仲良し?のS奈ちゃんらには、別途ブラウニーを作っていた。ネットでレシピを検索し、難しいところは手伝いながら。
全部で何十個のラッピングされたチョコレート。子が、心の底からバレンタイン行事を楽しんでいればいいのだけれど。

5時過ぎになり、帰宅した子。予め友チョコを入れて持って行った紙袋に、交換したチョコを入れて。


しかし、作った半分は残っており、貰ったらしいものはほんのわずか。


子が紙袋から出した、色取り取りの大小異なる袋。バラバラとダイニングテーブルに散らばったそれらに目をやる。
大体、チョコを溶かして固め、小さなアルミカップに入れてアラザンをまぶしたものばかり、その中でも一際目立ったのが、チョコシフォンケーキのようなもの。




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「このケーキ、誰から?」


「Dちゃんから。」


「児童館に来てたの?」


「ううん、帰りに道で会って、くれた。」


「S奈ちゃん達からは?」


「来てなかった。」


子が苦労したブラウニー。結局、仲良しと思っていたのは子だけなのか。彼女らは誰一人来ていなかった。それでも余っていたのは2つ。3つ作ったうちの一つをDちゃんにあげたのは、子なりの機転だ。

友チョコは、絶対的に仲良し間で行うものだと思っていた。だけれど、S奈ちゃんらからしたら、我が子はそれ以上でも以下でもない、もしかしたら空気のような存在なのかもしれない。
夕食後、夫の為に作っていたものに合わせて、余ったブラウニーを付けたら、思いのほか喜んでいた。この時ばかりは、夫にグッジョブと心の中でつぶやいた。






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出せない手紙

レターセットを買ったまではいいのだけれど、さて、どうしようかと思い悩む。
近況報告は、毎日が変わり映えのない淡々とした日常なだけに、特記すべきことは無い。
ポストカードにしておけば良かった。
何とか絞り出して書いたことは、夫の愚痴と子のこと、それに実父の病気の話で、自分自身がそこには居ない。
しかも、どれをとってもネガティブな内容で、読み返していたら憂鬱になった。かおりの仕事状況を聞いても、便箋一枚さえ埋まらなかった。




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会って話した時は、ポンポン会話のネタは出て来てーそれがネガティブな内容であっても、かおりが笑いに転換してくれた。
かおりが圧倒的にネタ振りが上手いのだろうけれど、沈黙に困ることは無かった。
手紙という一方的なコミュンケーションツールは、年単位だからこそ生きるものなのかもしれない。
いやそれでも、相手によっては、年一の年賀状の一言さえ浮かばないのだけれど。
結局、人恋しさより面倒臭さが勝ち、レターセットを引き出しに仕舞う。
人付き合い、やっぱり苦手だ。




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遺伝子連鎖

実父が、入院した。
とはいっても、深刻な状況ではない。持病が少々悪化したことからの、念の為の入院だ。
病院へ見舞に行くと、もう翌日には退院だということで、母はため息をついた。


「毎日毎日、引きこもってばかりで人付き合いもしないから、病気だって悪化するのよ。本当に、詰まらない人。」


直接言わないけれど、従姉妹や叔母を含む私との旅行がお流れになったことに、まだ憤りを抑えられないらしく、その矛先を父に向けているのだった。
老後、年金生活になれば、夫婦水入らずで豪華客船の旅へ行きたいと、私が子供時代から夢見てた母。だが父が心身を壊し、その夢が叶わなくなくなったことでいつまで経っても受け身の母は、ナーバスになっているのだ。 しかも父からは、


「俺は行きたくない。行きたければ金は出すから友達とでも行って来い。」


一緒に旅行へ行くような友人などいない母にとって、その言葉は屈辱でしかない。


「詰まらない人と結婚した!もっと違う人生があった!本当に暗い人!」




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その言葉は、娘である私にも向けられるのだ。従姉妹が親孝行として、叔母を色々なところに連れ回しているーしかも、ワーママだというのに時間のやりくりをして。 そのメリットだけをすっぱ抜き、デメリットには口を噤む。
叔母は、孫の子守をしているのだ。保育園の送迎だったり、インフルになった孫を預かったり。そういう部分を無視し、良い部分だけにスポットライトを当てる。


「毎日毎日同じことの繰り返し!鬱になる。」


ならば、自分から外に出てはどうか?シルバー派遣に登録するだとか、ボランティアをするだとか。だがそれは健康を害するからパスーなのだ。本音は、既に出来ている輪に飛び込む勇気が無いだけなのだ。義母が活き活きと働き、しかも合間を縫って趣味のテニスや手芸サークルをしていることを話したら、


「優雅なもんね。心配ごとが無いから、自由気ままに出来て羨ましいわよ。」


病気がちの父がおり、また息子がいるから、動きたくても動けないのだと声を大にして言う。環境が、母をがんじがらめにしているのだと。
人生の甘い所だけを吸いたいーそんな都合の良いことなどある訳も無いのに。
母を見ていると、自分の将来を見ているようで暗くなる。そして最近では、我が子を見ていると自分の過去を見ているようで辛くなる。
連鎖するのだ。逃れようと足掻いても、遺伝子の力は強い。それはもう頑固な程に。
退院後、様子伺いに電話を掛けると、愚痴のオンパレード。


「自業自得よ!病気になるのだって、動かないから。家でじっとしていたら、そりゃあ寝たきりになるに決まってる。一緒にいると鬱になる!!」


気晴らしに出掛けるように窘めても、


「一人にしている間、何かあったらたまったもんじゃない!」


引きこもりを、家族を理由に正当化しているのだ。やはり、私と母は根本的に繋がっている。




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旧友へ

無性に、誰かに会いたくなること。
こんな私にでも、年に数回はある。人恋しい、それだけ。
ふと頭に浮かんだのは、かおりだ。
中学時代の友人、長らく疎遠だったけれど、同窓会を機にまた会うようになった旧友。
去年のランチは楽しかった。妻であり母であることを忘れ、いや、「私」を忘れて笑い転げた。
夫のことを「モラ男」と呼び、私の結婚生活をブラックジョークに変換してくれた。普通だったらカチンと来たりドン引いたりするのかもしれないが、何故か心地よかった。 やり場のない感情を、代わりに晴らしてくれた、そんな気がした。




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再就職が決まり、あれから数か月経った。もう仕事には慣れただろうか? PCを開き、ラインをした。


ー寒いね、元気?こちらは相変わらず。


タイミングが合えば、すぐに既読になりポンポンとトークが出来るのがラインだが、なかなか既読にならない。
一時間待って、画面を閉じた。
彼女も忙しいのかもしれない。なんだかんだ、会っている時は過去に戻れても、皆「今」の生活があるのだ。それを生きるのか死ぬのかは自分次第。
手紙でも書こう。そう決めたらまた楽しくなった。午前の家事を済ませたら、レターセットを探しに雑貨屋へ行こうと決めた。




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家計を圧迫するもの

夫と子は二人で、新しいスキーウェアを買いに出掛けた。今、セールらしい。私も誘われたのだが、朝から酷いめまいと耳鳴り。
それに、どうせ二人のウェアを買うだけで、私自身の買い物はないのだから、楽しみも無い。夫はなんだかんだ理由を付けて、すぐに新調したがる。だが、さすがにまだ新しいウェアを買い替えるのに分が悪いのか、子を巻き込むことにしたようだ。
私は、家で一人ゆっくりすることを選択した。

平日と、変わらない休日。

夫から先程連絡があり、外で昼は食べて来るという。
作り掛けていたオムライスのケチャップライスだけを、自分が食べる分を残し後は平日の昼ご飯として冷凍庫へ入れた。
一食分ずつにしたら、一週間分の昼ご飯になった。そして、途端に面倒臭くなった。
なぜ、夫は冷凍がダメなのか?
結局は、夫の為に朝早く起きて弁当を作る。冷凍でもOKならば、今日のようなケチャップライスもそのまま使えて便利なのに。
子は給食なので、朝わざわざご飯を炊くのは夫の為。不経済だ。
こうした小さな積み重ねが、家計を圧迫しているのに、夫は知らぬ顔。月末の集計だけを見て文句を言う。
やりくり費を上げて欲しいーそろそろ子も食べる量が多くなって来たのと、消費税も秋には上がる。直談判する日に備えて、何にどれだけ必要で足りないのかを「見える形」にしようと思う。




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映えチョコ

今年のバレンタインの義実家分は配送済み。一仕事終え、ほっとする。
数粒入ってるだけで5千円もするチョコレート。
一体、どんな味がするのだろう?食べてみたい気もするが、ショーケースから見える宝石のようなそれに想像力を膨らますのも悪くない。
子は、友チョコ作りをするのだと言って、百均であれこれ材料を小遣いから買っていた。しかし、今時の小学生も付き合いが大変だと思う。
私が子供の頃は、好きな男の子がいたら作るか買うかで、後は家族に渡すくらい。
また、父親が職場から貰って来た、普段では口に出来ないお高めのチョコレートを頂ける、心弾む日だった。
子は、楽しんでいるのだろうか?ため息を付きながら、レジで支払いをする子の背中を見ると、義務?感に苛まれているようにも思う。
何気なく、聞いてみた。


「今年は、何人くらいに配るの?」


「分かんない。でも、貰ったら返さないとならないから多めに用意する。」


「それって、必ず手作りじゃないとダメなの?チョコの大袋を色々買って、適当に詰めたりとかー」


「そんなのあり得ない!皆、色々デコって映える感じにするって。そういうチョコじゃないと要らないからって!」


「誰かに言われたの!?」


一瞬、S奈ちゃんの大人びた横顔を思い出す。「映える」という言葉に今時女子を感じたからで、いかにも彼女が言いそうだったから。


子は、一瞬困惑したような表情をした後、小さく呟いた。


「別に。私が作りたいだけ。」




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これ以上追究しても、私達親子関係がぎくしゃくするばかりだ。だけれど、やりたくもないことをお付き合いの為にするだなんてーまだ小学生なのに、早過ぎる。 そんな付き合いは、もっと大人になってからでもいいのに。
誰が考えたんだろうー
友チョコー
それだけではない、行事商戦は年中ある。

つい先日は、恵方巻商戦。昔は関西方面だけで盛り上がっていたのだろうそれが、今や全国に広まり、作り過ぎて廃棄という悲しい現実。
ハロウィン、クリスマス、バレンタインにホワイトデー、ひなまつりに・・etc
商戦に踊らされるばかりの日本人。そしてどこかでそれを負担に感じている日本人。経済効果はあるだろうけれど、日本風情などあったものじゃない。




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打診

子ども会の役員、覚悟していたが、直々会長から打診があった。
とてもじゃないけれど、引き受ける自信などない。会長・副会長・会計・書記のいずれか。
最高学年になってしまった。逃げて来た訳でも無い。クジをした時もあったが外れた。
立候補しようとした時もあったが、仲良し同士で役員をやりたいという暗黙ルールを破るのは、空気が読めないと非難される気がしたり。
なんだかんだ理由を付けて、やらなかった自分を肯定する。

だがしかし、世の中甘くは無い。こうして回り回って、「その時」はやって来るのだ。
ならば、早目に済ませておいた方が得策ーなのに、周囲に相談したり打ち解けられるママ仲間がいないと、思い通りに事は進まない。




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私の他に、転校生ママやその他数人、まだ役員をしていない人達がいるという。その中で話し合い、決めてくれと。
一応引き継ぎもあるので、現役員がその動向を見守るらしく、取り敢えずの打ち合わせをしましょうという感じだ。

渋々、メール返信する。都合の良い日程を送信。後は、待つだけ。 嫌な予定がまたひとつ。いつになったら無くなるのだろう。生きている限り、それが無くなる日なんてない。
全力で頑張ればー、「嫌」は「楽」になることもあるのだろうか?子供の為ではなく、自分の為だとベクトルを変えて、頑張ってみようか。




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暴言ノート

明日は、雪予報。
夫は仕事。今日代休だった夫は、機嫌が悪い。午後になり、趣味のバイク専門店へ出掛けてしまった。


「なんで休みが今日なんだよ!ったく!」


誰に向かってなのか?会社になのか、それとも私に対しての当て付けなのか、午前中は苛々と声を荒げていた夫。
私は少しずつだけれど、夫への態度を変えるーそう決めたので、表向きは何でもない風を装った。
これまでは、ビクビクしながらお伺いを立てていたけれど、意識してそうしないよう努めた。それは、実母に対してもそうだ。
お伺いの電話や、ショッピングやランチの誘いー、その他色々、良い娘として演じて来たが、ある時を境に距離を置いたのだ。
それでも、旅行キャンセルの件だったり、彼女の方からの電話に心臓がドキドキして圧迫されることもある。だけれど、物理的に距離を置くことで、以前よりその症状は軽減されたように思う。




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夫とは、一つ屋根の下で暮らしているものだから、物理的距離を取ることは難しい。なので、段階を踏まずして、精神的距離を取ることにしたのだ。
これは、簡単なことではない。気を許すとすぐに、元の木阿弥どころかそれ以前ー更に事態は深刻化する。夫の逆鱗に触れ、離婚すれすれの瀬戸際まで追い詰められることもある。
だから、毎日毎日こっそりと、例の日記を付けているのだ。題して、「暴言ノート」だ。
今日の暴言に、先程の言葉も付け加えた。直接私に対してーではなくても、この家には私と夫しかいない。ならばあの恫喝は、私に向けられたと思っても不思議ではないのだ。
夫が出掛けてからすぐに、自分の為に熱いコーヒーを淹れた。明日は、夫が帰宅まで思う存分ぐうだらしてやろう。それは、夫への報復なのだ。




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  • 2019/02/08

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万年疎外感

PTAのライングループで、一匹ママがいつの間にやら下の名前で呼ばれていたことを知り、ショックを受けた。
園時代からこれまで、もう何度となく受けて来た疎外感。
後から分かったことだが、まさかの新年会に参加していたらしい。ラインでは、欠席だったのに・・・
後から個別に参加の意思表示をしたのだろうか?


ー今度の平日休みの時でいいから、一匹ちゃんお願いね!


ー資料作成、ありがとう一匹ちゃん!


ーさすが!仕事が早いね~助かるよ、一匹ちゃん!




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一匹、一匹、うざい。以前、彼女を苗字で呼んでいた時は、こんなにわざわざライントーク中に名前を入れることなど無かったのに。そもそも、彼女が仕事でなかなか打ち合わせに出席出来なかった時など、露骨に嫌な顔をしていた癖にー。
そして、園時代からの知人ー、彼女からしたら私のことなど眼中に無いと返されそうだが・・スネ夫ママは、私の名前など呼ばない。そもそも、話し掛けても来ないのだ。
何処までも、透明人間だ。それなのに、やたらと視線が合う。だからだろうー、スネ夫ママが一匹ママやその他私以外に掛けるトークに、ある種の嫌がらせと疎外感を感じるのだ。
委員会の活動中も、私以外の周囲が親しげに笑い合っている。子ども会でもそうだ。まるで子供時代からの友達かのように、彼女らは親密に互いを愛称で呼び合い、そして馴れ合い、ぐっと仲を深めて行く。
そういえばー、と思い出す。私は、夫からも「あなた」か「あんた」で名前を呼ばれない。そして実母からも、いつからか「あんた」と呼ばれるばかりで、名前で呼ばれることは滅多に無くなった。もう長らく、誰かに名前を呼ばれることにご無沙汰なのだ。
そしてついに、通院先の病院で、フルネームを呼ばれた時、尻がムズムズする程の違和感をおぼえた。
まるで、「私」という人間はどこへ行ってしまったのだろう?
熱い紅茶に角砂糖を入れた時に溶けて行く速度で、ゆっくりじわじわと、私のいう人間が消えて行く気がした。




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ネガ妄想

持病の通院へ。
何度通っても、苦手な医師。笑っていても、瞳の奥は冷たく、いつも上から見下ろされている気がする。
今日は、医学生?なのか医者の卵がずらりと診察室におり、いつもにも増して緊張した。


「で、最近どう?」


気さく風を装う医師。いつもと様子が違うのは、医学生の中にとびきりの美人がいたからか?
しどろもどろになりながら、しかし、最近動悸が激しいことを伝えた。親身になってくれるかもーと期待する。だが、すぐにその期待は泡となり消えて行く。


「何歳だっけ?えっと・・年齢的に更年期じゃないの?婦人科行ってる?」


「いえ、行ってません。」


「年齢的なもんじゃないの?」


めまいも時々あることを訴えたかったのだが、無駄な気がして口を噤む。
更年期だとか年齢的だとか、ネットのお悩み相談で素人アンサーでも答えられそうな曖昧な返答をする医師に、信頼など限りなくゼロに近い。適当に愛想笑いして、薬だけ貰うに留めた。
私が診察室を出ると、すぐに大勢の笑い声が聞こえた。私のこと?とてつもなく嫌な気分になる。
医師が、私のことをネタにし、皆を笑わせたのだろうか?妄想が膨らむ。
妄想は、いつでも私の敵だ。




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世帯主ファースト

夫の休み、食料品や日用品などの買い物へ。
車を出してくれるのは、助かる。ここぞとばかりに、重い物を買うことが出来るからだ。
寒くなり、ただでさえ外に出るのが億劫。自転車の前と後ろに荷物を置くのだが、やはり限界がある。
米や飲料、洗剤などのストックや、嵩張るトイレットペーパーなど。瞬く間に買い物かごは一杯になる。
カートに入れ、それを運び、レジで会計をしてから更に袋詰め。その間、夫はずっとスマホだ。
ふと、楽しそうにしている隣の夫婦に目をやると、二人仲良くお喋りしながら袋詰めをしていた。私達より少し上の世代だ。




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何となく気になって、周囲を見渡す。
たまたまかもしれないが、その日の買い物客は仲が良さそうな夫婦で一杯だった。
妻に袋ひとつ持たせず、大きな買い物袋をいくつも下げて歩く男性。始終笑顔で、やはり夫婦で仲良さげに会話をしている。
夫は、荷物を持ってくれない。
妊娠中も、米を私が持とうとしても、スルー。買い物は主婦の仕事、なので、荷物の持ち運びも同じくなのだろう。
それでも、男性の方が体力があるのだから、少しくらい手伝って欲しい。それとなく、重そうな素振りを見せても、やはりスルー。
だが、私にも原因はあるのかもしれない。


「手伝って。」


そんな風に可愛く、夫に頼むことが出来ないのだから。
察してちゃんは、煩わしい。夫からしたら、その煩わしさからのスルーなのかもしれない。
なので、車までは買い物かごはカートに入れて運ぶ。まだ、車を出してくれただけマシ、そう思うしかないのだ。 夫の辞書に、「レディーファースト」などという言葉は無い。あるのは、「世帯主ファースト」なのだ。




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  • 2019/02/04

悪評価

メルカリに慣れて来たところ、悶々とする取引が発生した。
値引き交渉だ。
恐らく、フリマなどでは当たり前の慣習だろうけれど、私はそういったものに不慣れである。
また、顔を合わせていないこともあり、文面のやり取りだけでどうやら相手を苛つかせてしまったらしい。


ーすみません!200円程、値引きしていただけますか?


最初は、相手も低姿勢だった。
だが、そもそも400円で売ろうとしていたものが半額になるのは耐え難く、梱包や発送&メルカリ側に支払う手数料などを差し引くと、ジュース代にもならない金額。
正直、図々しい客だなーとも思った。だが、こちらも丁寧に、そしてやんわりとお断りの返信をした。


ーご検討、ありがとうござます。しかし、お客様のご要望にはお応え出来そうもありません。既に、破格提供してますので。


ーじゃあ、180円では?


ーごめんなさい、値引きは考えていませんので。


ー同じ商品が、他のところではもっと安かったんですけど。


検索すると、確かに安い。だが、”SOLD OUT”になっている。だから私の出品物に目を付けたのだろう。
相手は、男性か女性か分からない。だが、この不用品は夫のものなので、男性の可能性が高かった。


ーそうですか。ですが、これ以上はごめんなさい。


こちらも負けじとお断りの意思表示を繰り返す。
このやり取りが何度も何度も続き、結局、根負けで150円の値引きでお互い合意した。
ホッと胸を撫で下ろし、だけれどなんとなく負けた気もした。お気に入り数も50件程あったので、このままねばれば定価購入してくれた人もいたかもしれない。
もやもやした気持ちを引きずりつつ、だが、すぐに梱包作業。テキパキと発送手配を終え、一息付いてから相手方にメッセージを送った。


ーただいま発送いたしました。到着までお待ち下さい。


小さな達成感。だが相手方に到着し、お互いの評価を終えるまでは気が抜けない。
それから3日経って、とっくに配達完了通知も来たというのに、相手側からのメッセージは無い。
これまで購入してくれた人達は、こんなにしつこく値引き交渉して来なかったし、到着すればすぐに受取メッセージをくれ、お互い高評価をし合い、気持ちの良い取引を最後までしてくれた。
しびれを切らし、


ーすみません。配達完了されていると思うのですが、受取評価をしていただけませんか?




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それから丸一日、まだ返事が来ない。
苛々が募る。そして、不安も。売上にしたら、ジュース代以下。もう金を落としたと思えば楽になれるのだが、こちらの意地もある。催促メッセージに熱がこもる。


ー受取評価して下さい。こちらにお金が入りません。


ーネットが繋がらない環境におられますか?メッセージを見たら、すぐに評価をして下さい。


ーこちらは、不本意ながら値引きまでしたんです。最後まで気持ちの良いお取引をお願いします!!


立て続けにメッセージを送る。だが、無反応。
やっと事務局に相談出来る日数が経過しそうなギリギリ前日。メルカリからメールが突然届いた。ようやく相手側が受取評価をしてくれたようだ。
お互い、評価をしないと、相手からの評価は見ることが出来ない。怒りを抑えつつ、穏便に済ませる為に、心にもない評価をした。


ースムーズなお取引、ありがとうございます。


いつもなら馬鹿丁寧に書く高評価だが、さらっと一文、一切の感情を入れず事務的にコメントをした。心にもないが、「良い」の選択ボタンを押す。
そして、取引終了となり、恐る恐るマイページを開く。そこには、今まで付いていなかった評価。
☆の数は減り、「悪い」と評価されていた。自分を偽り、「良い」と評価したことを、心底悔いた。
ぷつっと気力が途切れてしまった。あんなにもはまり掛けていたメルカリだったのだが、冷めるのも早いのか?
実際、外で働いている訳ではないのだから、始めるのも辞めるのも自分次第。今のところ、売り上げ金は2000円とちょっと。さっさと換金してしまい、、退会すべきか迷うところだ。




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奇行

「うおーーー!!!」


べろべろに酔っぱらった夫が、昨夜帰宅後、久々の雄叫びをあげた。
年明けも繁忙期の切れ目が無く、毎晩残業か飲みでの深夜帰りで、私は内職をしながら夫を待っていたりする。
思わず、体がビクっとなる。浴室から大きな音。倒れてはいないかと、ドアの外で様子を窺う。
何やら、ぶつぶつ言っているのが聞こえる。呂律が回っておらず、言葉にもなっていないのだが、ただ一つ言えるのは、怒りの感情が爆発しているということだ。 職場で何か、嫌なことがあったのだろうか?
しばらくして、ドタバタと大きな音を立てながらダイニングへやって来た。


「仕事、辞めるわ。」


「え?」


すると、冷蔵庫から更に酒を取り出し、ぐびっと飲み干す。更にはウイスキーをストレートで。
そのペースに危険なものを感じて、取り上げようとすると、手を思い切り払われた。


「あんた、俺の気持ち分かってる!?」


苛々の矛先が私に向く。


「外で働くってこと、分かってる?どれだけのストレスを感じてるか、分かってる?分かってないだろ?お気楽だな、本当に!!」




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2杯ほど飲んだ後、歯も磨かずに夫は自室に去って行った。
私も、子がいる寝室へ行き、就寝することにした。だが、寝付かれない。夫が仕事を辞めるなど口にするのは初めてだったものだから、酷く狼狽した。
そして、何だかんだ、夫に全て頼り切りなのだ。夫がもし仕事を辞めたらーうまく、シミュレーション出来ない。
うとうとし、はっと目が覚めると尿意を催した。トイレへ行き、ダイニングで水を一杯飲もうと小さな灯りを点けると、ソファーに黒い影。思わずギョッとした。 夫が素っ裸で倒れていたからだ。
慌てて駆け寄ると、息はしている。リビングテーブルの上に、散乱した菓子や酒があり、あの後また飲み直したことを知る。
そして、何故、裸なのか?揺すっても、起きない。仕方なく、毛布を掛けた。

朝になり、夫はいつものように仏頂面で新聞を読みながら食事を取っている。昨夜の出来事など無かったかのように。
私が起きると、何故か夫の姿は消えており、残っていたのはテーブルの上のゴミと空いたグラスだけ。夫に掛けた毛布もそこには無かった。

朝食は、食欲が無いのか半分程残し、やたらとため息。
夫婦なのに、昨夜のことも言えず、また何かあったのか聞くことも出来ずにいる。




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  • 2019/02/02

愛妻の日自慢

何気なく、タイムラインを閲覧していたら、見たくもないスネ夫ママの投稿があった。
誰もが知っているブランドの時計。


**パパからのサプライズ☆彡ずっと欲しいって圧掛けてたOOの時計。愛妻の日ってことで**


「いいね」がたくさん、それにコメントも。
ある意味、凄い。ラインの友達全員に発信しているようなもの。リアル友達ではない、ただの役員繋がりってだけの私にさえ。
コメントのアイコンの中に、素敵ママらしき友達もあった。彼女の息子と娘に良く似た子供が何となく写っていたから。
素敵ママらしき人物からは、


「△△ちゃん!良かったね~素敵なご主人♡」




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他のコメントも、似たようなものばかり。ただ、本心からのコメントかどうかは分からない。半ば妬みと呆れが混じっている人もいるかと思う。
こんなに堂々とーよくもまあ読み手の気持ちも考えずに惚気られる性格は、ただただイタイとしか言いようが無い。おめでたい人。

それでも、大嫌いなスネ夫ママが、何もかも持っているような気がして妬みの感情が湧くことが悔しい。Yさんのようなー、誰からも好かれて優しい人が同じことをしたとしたら、羨ましい感情はあっても、当然という感情の方が強い。
私がスネ夫ママの幸せを許せないのは、人を値踏みし、ランク付けをするからだ。そんな人間が、何故何もかも持っているのだろう?
下と見なした私のような人間には、あからさまに冷たく嫌な態度を取るー、そんな人間。

彼女の息子は、受験をするらしい。有名塾に通い、サッカーなどのスポーツも万能。夏休みの自由研究でも、何かの賞を取ったり、書初めも校長室に張り出されていた。
ピアノもしているらしく、現在はショパンを弾いているらしい。知りたくもない情報が、タイムラインからダダ漏れだ。そんなもの、見なければいいのにーつい見てしまう。 ラインなんて、しなけりゃ良かった。




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