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ハロウィン

気付けば、ハロウィン。
スーパーもどこもかしこも、かぼちゃのオーナメントや飾り物に溢れている。
買い物帰り、エントランスで降園後だろうか?素敵ママや酒井さんら、幼稚園グループ親子がワイワイ遊んでいた。
正午過ぎのゴールデンタイム。人気が無い時間を選んだはずなのに、恐らく早帰りだろうか?子ども達に弁当が無い日だったのだろう。


「OOさん!」


軽く会釈して通り過ぎようとしたら、素敵ママに呼び止められた。子ども会の今度の行事のこと。聞かれたことに答えて、その場を離れようとしたのだけれど、素敵ママはそのまま卒対のことなど根掘り葉掘り聞き出して来た。
お隣さんや酒井さんなどは顔見知りだけれど、それ以外はよく知らない人達。皆の視線を浴びながら、素敵ママと会話をすることは気を遣う。
つい、神経がそちらにいき、話に集中出来ず、とんちんかんな受け答えをしてしまう。


「歌なんて、誰が決めたの~?中途半端じゃない?やるならもっと子ども達ウケするのにしたらいいのに!」


曖昧な笑顔を返す。ここで頷けば、「私が言っていたこと」になりかねない。素敵ママは、私の中で要注意人物だ。




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子ども達に目をやると、ハロウィンのお菓子交換で盛り上がっていた。話を変えようと、


「ハロウィンだね。やっぱりパーティーとか仮装とかするの?」


興味はないが、聞いてみた。


「トリックオアトリート!!」


突然、よく分からないやんちゃ風の男の子が、私に向かって声を掛けて来た。手を差し出している。


「こら!やめなさい!」


酒井さんと談笑していた母親が止めに入る。あぁ、お菓子かーハロウィンだものなと思い、おやつに買ったファミリーパックのクッキーの封を開けた。
わらわらと子ども達が集まり、5人いたので、二つずつ。素敵ママを除き、母親らは皆、申し訳無さそうに礼を言う。
図々しいな・・と思いつつ、子どもだから仕方が無い。それに、素敵ママといつ終わるか分からない会話を途切れさせるきっかけとなった。


「じゃあ、また。」


クッキーはだいぶ減ってしまったが、子も大きくなりハロウィンから遠ざかっていたので、少しだけ気分を味わうことが出来たのは良かった。




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自己暗示

後悔はない。
昨日は結局、歌の練習をサボってしまった。
午前中だけ欠席しようと思っていたのだけれど、体調不良ということで午後も。雨も降っていたし、無理することをやめた。
歌は、家で自主練し、直前の合わせに出ればいいのではないかと思う。
パートを決めるとかボスママが言ってたけれど、どうせ、それだって仲良し同士でのグループ分けのようなものだ。パートごとに練習するのもキツイ。




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まるで、学生時代の延長だな、と思う。母親になったって、女子特有の厄介ごとが付いて回るのだ。
暇で、そういったことが苦にならない人だけ集まればいいのだ。
協調性がないのかもしれないが、仕事で出ない人だっている。当日の設営が私の担当だ。
なので、馬鹿真面目に全ての集まりに参加する必要もないのだ。役員は、皆殆ど出席しているけれど、だからといって自分のペースを崩す必要などない。
仕事ではないのだ。
そう自分に言い聞かせる。




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目論み

今日は、合唱練習。
行きたくないし、昨夜は殆ど眠れなかった。
卒対委員としては、午前中から出ないとならない。
でもー、私一人いなくても、何の支障もないのではないかと思い始めている。
特に、当日の役割分担も決まっていない。歌詞カードの印刷だとか、伴奏の人を早目に呼んでいるので、音合わせとかをするだけ。
なんだかんだ、ランチ目当てなのではないかとさえ思い始めている。
スネ夫ママやボスママなど、ほぼ仲良しメンバー中心の委員なのだ。

ひっそり、ラインで「欠席」連絡をしようと目論む。
午後の練習だけ、頑張って出よう。気持ちは既に固まりつつある。




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人生100年時代の武器

今、はまっているドラマ。
携帯漫画で試し読みもした、「G線状のアリア」だ。
婚約相手に振られた失意の中、何者でも無い主人公はふとしたきっかけでバイオリンを習い始める。
そのバイオリン教室で、訳アリ男子学生と、人の良い専業主婦に出会い、発表会に向けて練習を始めるのだがー

まだまだ初回しか観ていないのだが、ワクワクする。
自分とまったく違う世界の人と関わる。しかも、仕事ではないので利害関係も無い。趣味の世界。
年齢も立場も、そして性別も違う。

最近、同じ立場のママ友との交流を深めることは、自分には無理なのだと悟り始めた。当初はこの地に引っ越したことがそうなった原因なのだと思っていたけれど、そうではない。
そもそも、私は「女子」の世界が昔から苦手。
一つの括りの中で、気の合う仲間を見付けることの億劫。だからといって受け身でいればポツンとなるから、自分を失くして無理に演じて空回りながら、金魚のフンのように誰かにくっついていこうともがき続ける。
それでも、いつの間に「二人ペアを作って下さい。」の言葉に怯える日々。
誰かにとって、私は「あなたでなくてはならない存在」にはなり得ないのだ。




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そう思えば、今の夫は稀有な存在だ。モラハラ気質があるにしても、こんな私を選んだのだ。なぜ、私なのか?一度でいいから聞いてみたい。自分の思い通りになりそうな女だったからだろうか?常に自分が上に立てることが保証されている、そんなただの女。
ドラマの中の主婦も、普段の生活は息苦しそうにしている。ただ、週一回のバイオリン教室では、水を得た魚のように自分を出して全力で楽しんでいる。
羨ましいーそう思う。
損得勘定、恋愛感情、そんなものは抜きにして、ただただ相手にも自分にも期待しない環境。純粋に楽しい時間。それを共有出来る人がいる幸せ。

人生100年時代。だからこその、老人格差。どこもかしこもカーストに縛られる。だから、美味しい空気が吸える場所。たった一つでもあれば、それは自分の武器になる。




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何歳になっても女子

もうすぐ合唱の練習日。弁当持参とのこと。午前中から午後に掛けて行うという。
仕事をしている人もいるのだから、行事のついでにサクッと行えばいいのにと思うのだが、ボスママら卒対メンバーの仕切り屋達がグループラインの投票で決めた日程に行うことになった。
勿論、私も投票した。本当に行きたくないので、敢えて、皆の都合が良い日程にバツ印を付けたのだけれど、投票締め切りと共に私が〇を付けた日程で2名バツ印だった日がいつの間に〇になっており、その日に決まってしまったのだ 。
しょうもない小細工は、結局効かなかった。




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午前中に全体練習の準備をし、午後に保護者が集まり練習に入るらしい。
考えただけで、憂鬱。弁当の時間だけ抜けたいけれど、都合の良い理由が見当たらない。
だからといって、一人輪から外れてポツンと食べるのもキツイ。
この年になって、こんなことで悩むなんて。女に生まれたら、これが宿命なのだと腹をくくるしかない。




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スタンダード

「パパって、明日休み?」


最近、子は夫の休みの日を把握したがる。
休みだと、大きくため息。仕事なら、ほっとしたような表情。

ぐっと、父子の会話が減った。夫もピアノのあの一件から、子には当たらず触らずといった感じ。
私としては、子がこちら側に戻って来たような嬉しい感覚なのだが、実はそうでもないらしい。
相変わらず、私が話し掛けても面倒臭そうな対応。何か買って欲しい時やお腹が空いた時だけすり寄ってくる。まるで、猫。




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「学校、最近どう?」


「ふつー。」


会話、終了。まったく膨らまない。これが普通なのだろうか?これは反抗期なのか思春期なのか、そもそも我が子の特性なのか分からない。
言えるのは、私と夫との子どもだということ。
子にとって、育った環境は「基準」となる。その基準は、悲しいことに私と夫なのだ。
仲良く会話も多い両親の元に育った子と、そうでない子。キャラクターが違って、当たり前だ。




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小休憩

今日は、朝から大雨。
こんな日に予定が入っていないことが久しぶりで嬉しい。
夫と子を送り出し、早速暖かいコーヒーを淹れてPCを開く。心安らぐひと時。
来週には、また憂鬱な行事がでんこもりだけれど、しばし休憩。
本当は、例のパン屋で焼き菓子を買おうと思っていたのだが、こんな天気で自転車に乗れるわけもない。
こういう時、運転免許が無いことが悔やまれる。また、夫にも嫌味を言われる。


「お隣さんはいいよな。送迎があれば15分遅く出られるのにな。」




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お隣さんは、お子さんがまだ小さいというのに天気が悪い時はご主人の送迎をしているようだ。
私も、ゴミ捨ての時に何度か会った。
だが気になるのは、お子さんを連れていないような気がすること。まさか、留守番!?
夜、出てく時もある。車なら、駅までたった5分程度。しかし、うちのうように高学年の子どもならまだしも、大丈夫なのだろうか?
寝ていて起こすのが嫌なのかもしれないが、もし起きて両親がいなければ、子どもは普通パニックに陥る。
パニックに陥れば、何をするか分からない。
裸足で外まで親を探しに行ってしまうかもしれないし、それこそコンロとか触って火事とかー、想像するだけで恐ろしい。


さておきー、今日はのんびりする予定だ。
この雨の中、仕事や学校へ行った家族を思うと少々罪悪感もあるけれど、楽しみたい。




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反省

結局、子ども会のイベントスペースの件は、解決した。
Hさんと会長が積極的に動いてくれ、当初の予算より少し上がってしまったものの、無事に確保出来た。
土日なうえに、クリスマスシーズンなのでどうなるかと冷や冷やしたけれど、飲食自由で小さなステージやカラオケも付いているスぺ―スは、多目的に使える。
ラインでは何度も謝罪したけれど、誰にも責められなかった。だが、慰められることもなかった。というか、私の謝罪に皆スルーだった。




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Hさんがすぐにいくつか候補を上げ、電話番号リストをノートに挙げてくれた。
会長も、父親の伝手を辿ってくれ、安く借りられるスペースを探してくれた。偶然、そこで会長とHさんのリストにある会場に一致したところがあり、そこからは会長の交渉。
通常の価格相場よりだいぶ安くなったようだ。それでも、私がミスさえしなければ、もっと安く済ますことが出来たのだ。

しつこく謝罪ラインをしても、いい加減うざったく思われそうだ。皆に合わす顔がないけれど、また数日後に集まりがある。
そこで、菓子折りを持っての謝罪しかない。例のパン屋へ行こうと思う。




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桜疑惑

夫の部屋にいつの間にか置いてあった、ラグビー日本代表のユニフォーム。
着用した形跡もある。これを着て、応援に行ったのか?

普段から、オリンピックやサッカーワールドカップも含め、スポーツで熱くなっている人々をテレビ越しに冷めた目で見ていた夫。
どういう心境の変化なのか?にわかファンなのだろうけれど、先日はパブリックビューイングに行っていた。何が夫を変えたのか?
だが、自宅では、相変わらず趣味のバイク関連の雑誌を見るかスマホを見るかだけだし、仕事で帰りが遅くなりラグビーが観られない時など、録画をして後から観直すということも無かった。
ネットで情報収集はしているのだろうけれど、ユニフォームを買う程興味を持ったのなら、家でもその影響は垣間見えるはずなのに。




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そして、日本は準々決勝で敗退してしまった。夫は、その日の帰りも遅かった。仕事だと言ってたけれどー、このユニフォームを着てどこかに応援に行ってたのだろうか?
誰と?
そして、夫婦でありながら、気軽に聞くことの出来ない壁。丸めたままのユニフォームを洗濯して畳んでおけば、何か向こうから言ってくるだろうか?
一瞬、そんな考えが過ぎるが、面倒になり見なかったことにした。




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  • 2019/10/23

駄目な自分

あれから電話が繋がり、ダメ元で貸出先に連絡したものの、もう既に予約が入ってしまったとの返事。
破格の値段で借りられるはずだったイベントスペース。頭が真っ白。
報連相は、社会の常識。どんなトラブルが発生したとしても、迅速に対処しなくてはならない。しかし、グループラインにこのことを投下するのに午前中一杯掛かってしまった。
率直に、自分の否を認めたら良かったものの、皆に少しでも良く思われようと言い訳ばかり探し、文章をあれこれ考えては消し、時間ばかりが過ぎて行った。
意を決して、ラインに投下。
すぐに既読数は2。だが、反応は無い。それだけで、時の流れが恐ろしく遅く感じる。昼ご飯も、全く味を感じる余裕が無かった。




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ただでさえ、今年度の子ども会予算はギリギリなのだ。そして、もうこれ以上会員から費用を集める訳にもいかない。何とかやり繰りをしようと先日話し合っていたばかりなのだ。
Hさんのことを茶化すTさんが頭に浮かぶ。次は私の番かもしれない。今回だけではない、気を遣い、少しでも皆の役に立とうとする行動が、裏目に出ることが多々ある。使えない書類を作って、失笑されたことも思い出す。


「折角作ってくれたのに、ありがとう。でも、ごめんね。今回はこっち使うね。」


会長が優しい言葉で、だが突き返された書類。副会長としての仕事はどんどん減り、その中でも残ったのが、集会所の場所取りや今回のようなイベント会場の予約だったのだ。それすら、この有様。
穴があったら入りたい。祈るような思いで、何ども返事は来てないかと、ラインを確認してしまう。





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老化現象

子ども会で、次回のイベントで借りなくてはならない会場があり、その申請書類提出をうっかり忘れてしまった。
カレンダーにもしっかり〆切日を記入していたはずなのに、ハッと気が付き恐る恐る手帳を見たら、3日も〆切日から過ぎており、真っ青になる。
ダメ元で、貸出先に連絡するも、休日なので繋がらない。月曜のあさイチで電話して、まだ空きがあればいいのだけれど。
夫にも、敬老の日のプレゼントのことで揉めたばかりなのにー

駄目だ、老化現象か?更に自信喪失に陥るこの頃だ。





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茶化すことで自己肯定

子ども会のライントークで、ちょっとした意見の出し合いがあったのだけれど、Hさんが突っ走り気味で微妙な空気が流れた。
彼女は、自称男子なだけあって、女性特有の、様子を伺ってからのトーク投下がどうも出来ないらしい。いいアイデアが浮かべはすぐに発言するし、相手の意見に対してもNoと思えばすかさず駄目出しする。
そういった彼女の気質は、傍から見ていて清々しいところもあるのだけれど、一部を敵に回す。
先日の集まりでも、Tさんの意見を真っ向から否定した。さすがにTさんもムッとした表情をしていた。
せめて、


「Tさんの言うことも分かるけど・・」


だとかの前置きがあればまだ柔らかく伝わるのに、


「いや、そうじゃなくて!」


自分と異なる意見に耳を傾けず、ぶった切るのだ。そして、確かにHさんの言い分の方が正しいので、場も静まり返ってしまう。気まずい空気が流れるのみ。




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そして、最近ではTさんが、彼女の居ないところで、先日のようにHさんを茶化すようになって来たのだ。
子ども会ラインに未読が7件もたまっており、開くと全てHさん。スタンプで了解を押すと、すぐに既読が全員分付いた。ということはー、私以外も彼女からのラインを読んでいるはず。
それなのに、スタンプ一つの返信が無いということが気になる。当の本人は、気にしていないかもしれないけれどー
ここに来て、何となく不穏な空気になりつつある子ども会役員メンバー達。役員になり、任期も半分が過ぎた。メンバーや仕事内容に慣れて来た反面、こういったことが気になって仕方が無い。




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確かな存在

引っ越し前のママ友から、台風被害を心配するラインが届いた。
日本全国を震撼させた、大きなニュース。こんな私のことを気に掛けてくれたことが、ただただ嬉しかった。

台風の後、子ども会での集まりでは、皆がラインの嵐だったことを自慢している訳ではないのだけど、競い合うように言い合っており、特に会長のスマホはそれによって充電が切れてしまったと聞いた。
もしも停電などしていたら、安否確認の連絡は、途端に迷惑なものになる。

そうしたことを踏まえてなのか、引っ越し前のママ友は、こちらの状況が落ち着いた頃にラインで連絡をくれたのだと思う。




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正直、義実家や実家との安否確認はあったものの、プライベートでは何もーしかも夫からすら連絡が来なかったので、子と二人きり、まるで孤島にいるかのような一夜を過ごした。誰からも来ない着信音の代わりに、警報メールが続々と届き、それがかえって恐怖心を増進させた。
とても寂しく、そして心細かった。PCを開いても、メッセージはどこからも来ておらず、メールを開けば、企業からの営業メールばかり。
こんな時に、肉やら洋服やらサプリなど選ぶ余裕など無いに決まっている。事前にメール送信設定をしているのかもしれないけれど、KY過ぎる内容に苛立ちが募った。


ーこちらは全然大丈夫だったよ!心配してくれてありがとう^^


返信を送る。すぐに既読になる。


ーいろんなところで被害が出てるね。これを機に、備えの見直ししないと!みんな、早く落ち着くといいよね。


リアルで会話しているかのようなレスポンス。それに対して、あれこれ考えずメッセージを返せること。こんな友達が身近にいないことが悔やまれる。それでも、距離はあってもこうして思いやる存在があることは幸せなことだと思えた。




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スルー力

卒対の合唱練習。危惧していたピアノ伴奏の担当も決定し、後は練習のみ。
ラインにて、曲名と動画が送られて来た。各クラスで共有して欲しいとのこと。
前回、自クラスのライン問題で悩んでた私だけれど、実は同クラスのママがメンバーにいたのを知らなかったのだ。
あれから数日後、見慣れないアイコンからグループ招待をされており、参加すると、既に子のクラスの母親達がメンバーに加わっていた。招待中がまだ数人いるものの、ほぼ全員が加わり、グループ作成をしてくれた人は更に投票ボタンやノート機能を駆使し、練習日を決定すべく、卒対メンバーとの擦り合わせを行ってくれた。 取りまとめてくれた人ー、Sさんに個別ラインを送った。




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ー代表してグループ作成をしていただき感謝します。お役に立てずにすみません(;^_^A


感じ良く伝わるようにと、柄にもなく絵文字も入れてみたけれど、いまだに未読。届いているのだろうか?そもそも友達申請すら承認されていないのは、メッセージに気付かれていない証拠か?
モヤモヤしつつ、だがもうこういった小さなことにこだわるのはやめようと腹をくくる。些細なことをついネガティブに捉えがちの私。
気にしないこと。これが一番人生をうまくやる秘訣なのだと、頭では分かっている。




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取って付けたかのような話

スポーツの秋。
巷では、ラグビーやバレーボール熱。私はその波に乗れず、興味も湧かない。


Hさんが、先日の歴史的だという一戦に大興奮。珍しく、作業の手を止め口ばかりが動いている。
それに皆も乗っかる。やれ、あのシーンが痺れただの、推しメンは誰だの。

子どもの頃からそうだ。
何に対しても、興味が薄く語れるものが無い私は、だから会話も広がらないし盛り上がらない。
クラス替えで新しく出来た友人も、その子が好きだというアイドルグループに無関心でいるうちに、詰まらないと感じたのだろう、同じく追っかけをしている子達のグループに移り、私はポツン。
そんな遠い昔のことをふと思い出した。




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話に入っていけない私など他所に、彼女達は延々とラグビーの話に花を咲かせている。歴史的一戦を観ていないだなんて言えない雰囲気。
だが、あの時は恐ろしい台風が去ったことで胸を撫で下ろしていた頃だ。よくもまあすぐに切り替え出来るものだと感心する。冠水被害に合ったり、今も尚、行方不明だったり災害に見舞われている状況の日本。
ラグビーの勝利は、確かに勇気付けられるものだけれど、実際、本当の意味で被害に合われた方々は、呑気に観戦している余裕など無いと思う。



「台風も、怖かったよね。」


ラグビーの話に一区切りついたことろで、取って付けたかのようにTさんが言う。皆、さっきまでのはしゃいだ表情から一転、曇ったようになるけれど、それもなんだか白々しく感じてしまった。




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ファッションアイテム枯渇

急激に寒くなり、衣替えをしようとクローゼットを整理した。

出て来たのは、ヨレヨレの毛玉だらけのニットだとか、時代遅れのチュニックワンピ。
洋服が欲しいーそんな欲求が芽生えると、最近では子がすぐにサイズアウトすることで買い与え、何となく自分が買ったような錯覚に陥る。
ふと、修学旅行で子に買った服を出す。クラスメイトと服が被り、このまま箪笥の肥やしになるだろうまだ新品の服。
勿体無い。
鏡に合わせたら、それだけでは若作りというか痛いおばさんが目立ってしまうけれど、その上にカーディガンやパーカーを羽織れば見られなくもない。
もう着ないのだからと、自分のアイテムの一つにすることにした。
クローゼットには、黒かグレー、それにベージュや紺のオンパレードで、どれもこれも同じに見える服ばかり。
卒対や子ども会の集まりで、皆がそれなりに年を重ねながらも、それぞれ自分に合う服をカラフルに着こなしているのを目にすると、つい真似したい衝動に駆られる。




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例えば、Mさん。 家もお洒落だけれど、彼女もお洒落だ。ふんわりした雰囲気だけれどファッションはほっこり系ではない。割とシンプルな、だが質の良いもの。
例えるのなら、同じボーダーシャツでも、私の着てるものは900円で、彼女の着てるものは1万円弱だろう、そんな感じ。
この間の集まりでは、大柄のツイードチェックのタイトロングスカートに、上はシンプルな短めのカットソーだったのだけれど、なんていうかお洒落だった。そもそもスカートを着るなんて、私は冠婚葬祭や子の式典の時くらい。
Tさんは、少しギャルが入っているけれど、今のトレンドを抑えたファッション。
Hさんは、足が長いことを生かしてなのか、ワイドパンツにコンパクトなトップススタイルが多いのだが、やはり自分の体形やキャラクターに合ったファッションだ。
会長は、年相応といったら失礼だけれど、雑誌から飛び出たようなファッションからは程遠い。しかし、ネイルサロンに行ってるらしいし、身に付けているジュエリーは恐らく本物なのだと思う。
垢抜けてはいないけれど、ブランドバッグを引っ提げて集まりに出ることが多い。
皆、それぞれが自分のファッションを楽しんでいるように見える。

私はというと、まず値段を見て躊躇。結局買わず仕舞い。子の服を買うことでやり過ごす。自分の服を買う時のような、変な罪悪感に駆られることもない。そして、もう何か月もネットショッピングの買い物かごに入れたままの服がある。
それらも、シーズンを過ぎてセール価格で売れてしまったのか、「現在この商品はお取り扱いありません」の表示に変わってしまった。

欲しい欲しいと思うと、欲求は高まるばかり。食欲と同じで、我慢し続けるとそのリバウンドが酷くなることも知っている。
そうならないうちに、このストレスを上手く発散させてしまいたい。




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ラーメン三昧

夫から、台風に備えてたんまり買ったカップラーメンやその他諸々の備蓄品について文句を言われた。
今回、我が家には被害が及ばなかったので、その全ては無駄だったと言わんばかりだ。
生活費がその分足りなくなり催促したのだ。


「あのさ、もうちょっと考えたら?」


賞味期限が間近だったことも、気にくわなかったのだろう。
私が母として、娘と二人でどんな不安な夜を過ごしたのか、備えをしなくては居てもたってもいられなかったのか、彼にはまったく想像出来ないのだろうと思うと、ただただ残念な気持ちになった。


「こんな一気に、ラーメン食えっていうの?ありえないわ。」


「分かりました。私が今日も明日も明後日も、全部処理しますから。」




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夫はその言葉に、不快感を示す。硬い表情で、自室へ引き上げて行った。
宣言通り、その日の昼は夫と子にはチャーハンとサラダを作り、私はラーメン。夕飯は、カレーライスを作り、私はラーメン。
そして今朝も、目玉焼きとサラダと味噌汁その他を彼らには作り、私が座るべき場所には、これ見よがしにカップラーメンを置いていた。
夫はそれを目にし、うんざりした様子だった。だが、何も言わなかった。
残り、7個もこの調子で片付けるつもりだ。勿論、夫と共に食事をする時に限るけれど。




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  • 2019/10/15

好きなことだけして

ノンフィクションを観た。
ニートをしながら生きているという男性達。
彼らは、社会に縛られず自由に生きたいと思う反面、シェアハウスなどをすることで人とのコミュニケーションを猛烈に求めている。
生きていく為には、金が必要だ。金を得る為には仕事が必要だ。その仕事の殆どは、人との関わりが必要だ。そしてその関わりは、「好き」だけで済まされるものではない。
むしろ「嫌い」で埋め尽くされていることが多いのかもしれない。




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生き辛さを抱えている人達は、社会に馴染めずはじき出される。居場所を求めて動くガッツがある人達は、それなりのコミュニティを見付けて同じような仲間と共にこうやって孤独感を感じずに生きていけるのだろう。
それこそ、「好きなことだけして生きていく。」が実現出来るのだろう。
しかし現実は、それ以外のー、流れに身を任せて浮遊しながら溺れそうになっている不器用な、表面的には普通に生活して見える人々の方が、圧倒的に多く感じる。

自分が生きやすいように生きること、頭がいい人は、それを見付けるのが上手いのだろう。 ただ、どうしても彼らの瞳の奥に、どんよりとした闇を見てしまう。どこか世の中を諦めたような斜めに見たような、例えば若い政治家だったりスポーツ選手のような、輝きを見付けることがどうしても出来なかった。


「自分の為に働きたくなかった。」


最後、男性の影響を受けてカフェを始めた若い店主の言葉。人が生きる根源は、ここにあるのだと思う。




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一夜明けて

一夜明けて・・

テレビやネットの情報に、子と二人きりで心細い夜を過ごした。
台風一過の今日、爽やか過ぎる秋晴れ。

窓ガラスに貼ったテープを剥がす作業に、午前中はほぼ費やした。跡がビッシリついてしまい元に戻すのが大変だ。

3.11を思い出す。あの頃も、不安な夜を過ごしたし、また夫も不在だった。
まだまだ被害を受け、大変な思いをしている方々も多いと思う。
ただ、今は日常が尊い。




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私の災害対策

史上最強クラスの台風が来る。
こんな時に、夫から電話。


「会社に泊まるわ。」


ほぼ毎週、土曜出勤の多い夫。台風だからといって休む訳にもいかず、だが交通機関はどこもストップする恐れがあるので、急遽会社近くのホテルに宿泊することになったのだそうだ。急遽という割りに、ホテルが空いていたことが不思議だ。
そして、夫と一緒に対策をしようと思っていたのだが、一人で何もかもしなくてはならなくなった。
物干しなどのバルコニー関連は全て片付けて、迷惑の掛からないようにした。自転車が飛ばないようにロープで括りつける作業もしなくては。
女二人で大嵐が過ぎるのを、ただただひたすら待つしかないことが不安だ。あんな夫でも、こういう時にはいて欲しい。




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窓に養生テープを貼るのが良いと聞き、ホームセンターを駆け回ったがどこも売り切れ。布テープも無く、しぶしぶ紙のガムテープを使う。
剥がす時が大変らしいが、大怪我をするリスクを考えたら、背に腹は代えられない。テープを窓に※に貼る。

停電し、水道も何もかもストップした場合。
モバイルバッテリーも、小さいもので一回分しかないので不安だ。夫と連絡を取るにもどうしたら良いのか・・
ランタンは、使い古しの夫のタブレットを使う。ライトを点けて、その上に水の入ったペットボトルを置くと部屋が明るくなるという。
そういった準備も万端。

後は、出来る限り洗濯を全て済ませ、風呂も昼間から入れるうちに入ってしまう。それで、風呂掃除をした後に綺麗な水を貯めておく。
トイレ対策は、消臭ビニール袋で対応。
食事は、カップラーメンを山程買った。丁度セールで70円だったので10個程買った。しかし、慌てて買ったせいで重大なミス。賞味期限が今月の15日。なので、食べなかったとして備蓄はキツイ。

しかし、当面の食事は何とかなるだろう。レトルトカレーや粥、米もポリ袋に水を入れて湯煎をすれば炊けるらしい。ガスコンロもボンベも乾電池もOK。
乾電池にいたっては、地震対策としてある程度用意していたので助かった。今日行った買い物先では、養生テープ同様、乾電池も全て売り切れだったからだ。

とにかく、被害が拡大しないよう願う。




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自サバ女子

Hさんは、自称「サバサバ女子」だ。
何かにつけて、


「私、男子だから。」


と言う。最初は気にならなかったが、Hさんの都合が悪く、それ以外で集まった時にTさんが皮肉っぽい笑いを込めてこう言ったのだ。


「男らしいHさんにこれは頼もう~。笑。」


その作業は、少々面倒なーそして若干力仕事系だったので、誰に振るか会長が迷っており、それならじゃんけんで公平に決めようとしたところでそんな声が上がったのだ。
それに会長も乗っかった。Mさんも、面白そうに笑っている。
私も、ちっとも面白くはなかったけれど、皆に合わせて笑った。本音では、笑えなかった。こんな風に、その場に居ない人をネタにするのは好きじゃない。
きっと、私も居ないところで面白おかしく言われている、そう確信するからだ。

皆がHさんを「自称サバ女」と認めたことで、私も事あるごとに、彼女のそういった行動やしぐさや発言にマイナスの印象を持つようになってしまった。
要するに、「ハナに付く」のだ。




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先日も、


「もうさ、グチグチしてる時間が勿体ないんだから、私やろうか?」


「うわー!そういうの女子っぽいね。私、無理!」


Mさんは特に、メンバーの中で女子力が高い。そんな彼女に向かっても、


「Mさん、女子だねー!!」


こう言われた時、Mさんは微妙な表情をした。褒められているというより、ディスられているような。Tさんがフォローしていたので、本人だけではなく周りもそう捉えていた。
大体、「男子っぽい女子」という言葉自体、胡散臭い。「ぽい」って何?
女は女だし、男は男なのだ。内面をどうサバサバさせたところで、本物の男からしたら、それは女なのだ。自分を「男子っぽい」と主張すればする程、私からしたら女々しく感じてしまう。
何か、そう言わなければならない程のトラウマを抱えているのか?とさえ思う。

Hさんは、確かにサバサバしているけれど、れっきとした「女性」だ。痛々しい主張を捨てて、ありのまま自然に振る舞えば、きっと「自サバ」から卒業出来るはずだ。




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日々奔走

台風が週末に直撃すると聞き、胸がざわざわする。
ニュースで千葉県の被害状況を観ていると、明日は我が身と気が引き締まる。
災害も事故も病気もー、自分だけは大丈夫という過信が災いを呼ぶのだ。
備えあれば患いなし。そう思い、ドラッグストアに駆け込む。ふと、増税前にこれを見込んでもっと買っておけば良かったと、購入後のレシートを見てため息が出た。
夫が隣にいたら、きっと文句を言われただろう。

増税に伴い、夫は再び家計管理に口出しをするようになった。暇になったからなのか、余裕が出来たからなのか。
一時は、仕事やそれ以外の外に意識が向いていたようで、家の中のことに無関心になり掛けていたから、私も少々羽を伸ばしていたというのに。




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買い物かごに、カップラーメンや飲料、缶詰やその他諸々放り込む。どれもこれも生活に必要なものなのに、かごが重くなるにつれて気分が高まる。
会計時、ポイントがたまっているので使うか聞かれてNOと答えた。これは、こっそり化粧品にでも使いたい。
自転車の荷台に荷物を置く。これで、安心。反対側の道路に、まいこちゃんママがいた。スーツを着ていたが、自転車でしかも前かごに入りきらないスーパーの袋をハンドルに引っ提げている。
今日、そのスーパーはポイント10倍の日。大々的に広告を打っていたので私も行こうと思っていたのだ。

増税によって消費は冷え込みがちだ。しかし、生活する為には削れないものもある。それらを少しでもお得に買う為に、主婦達は日々奔走するのだ。




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腑に落ちないこと

ピアノ講師から、メールが届いた。
来月から、レッスン時間を変更したいという願いだ。
だが、時間が夜の19時~。実は、これまでもあちらの都合により変更をして来たのだ。
当初、レッスンは16時~だった。それが、17時になり、今では18時~。
正直、夏場はまだいいものの、冬に近づくにつれてこの時間帯で了承したことを後悔していたのだ。
30分の為の送迎が面倒で、明るいうちは一人で行かせていたけれど、最近では18時なんて真っ暗だから、一緒に講師宅までついて行かなければならない。
コンビニだとかスーパーだとかの店が近くにあればいいけれど、そんなものは無い。なので、途中にある公園のベンチで時間を潰すのだ。
自宅からまだ近ければ、一旦、帰宅することも出来るけれどそれも微妙。とにかく、数十分、ベンチでぼーっとー携帯を触りながらも待つのは辛い。




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19時~になれば、夕飯の時間。私達の生活リズムも崩れる。夕飯を食べてからレッスンすればいいのか、レッスンから帰宅してからの夕飯にするのがいいのか。
とにかく中途半端。
ドリルやレッスン時間の短縮の件もあり、講師に対して不信感が募る。


「なんか、別の子がその時間に入りたいって言ってるらしいよ。」


NOと言えば済む話なのかもしれない。だが、断り切れない性格を見透かされているのか、恐らく私達はその要求を受け入れることになるだろう。
モヤモヤが止まらない。




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土産

修学旅行の土産代として、決められた金額を持って行った子。
ほぼ使い切って来たようで、一応、お釣りだと言い数十円返された。
家族への土産は、饅頭ひと箱。3人家族なのに、30個も入っており、しかも賞味期限は短い。なので、急いで食べきらなければ。
続いて、夫と私にとくれた物は、ストラップだった。色違いでお揃いのものだ。
夫も私も、子から渡された時は素直に喜んだ。夫はすぐにスマホに付けたので、私も同じくすぐに携帯に付けた。
夫婦になってから、夫も私もペアのものなど付けたり使ったりすることなどない。
道端で、恋人同士がペアルックで歩くのを見れば、顔をしかめるような夫。なので、結婚指輪すら嵌めないで仕舞ったままなのだ。
私も、結婚したばかりの頃は嵌めていたリングだが、一人でしていても虚しいだけなのでいつからか外してしまった。
なので、こうして夫婦で揃いの物を付けるということは、ある意味新鮮で、気恥ずかしいことだった。




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子は、友達とお揃いのカラーペンやハンカチタオル、それに女の子らしいキラキラしたスワロフスキーのような石が付いた鞄に付けるチャームなどを購入したようだった。
楽しそうに土産を選ぶ子の姿が浮かび、幸せな気持ちになる。
買って来た饅頭を食べながら、土産話しもしてくれた。夫がいると多少はぎこちないものの、旅の高揚感もあったのか、いつもより饒舌な我が子。
この日ばかりは、夫と険悪なムードになることもなく、穏やかな時間が流れた。
家族3人の団欒。こんな時間が永遠に続けばいいのにと思う。




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蛙の子は蛙

修学旅行に着る為の服を子に購入したのだけれど、いざ準備をしようとなった時に、持って行くのを嫌がった。
いつもの、ティーン向けアパレル店。今風ともいえる、大きなロゴの入った少しだけ肩の出たシャツ。
勿論、試着もしたし本人もこれがいい!と気に入ったようだったので、セール価格の札が付いていないことは残念だったのだが、一生に一度の修学旅行で着る一張羅ーそう思えば、高くはない買い物だと思い、手に入れたものだった。
買ってから、一度も袖を通していないことが不思議で、何度も着ないのか尋ねたのだけれど、


「今日は書道で汚れるからいいや。」


だとか、


「ちょっと寒いから今度にする。」


だとかで、着ない理由を無理くりつけている感じが引っ掛かってはいたものの、日々の慌ただしさにそんな疑問も経ち消えていた。




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修学旅行のお迎え時、どこかで見た服を見たのだ。
その瞬間、合点がいく。その子は、同じクラスの子。しかし、子がよく出す名前の子ではない。その子には数人取り巻きがいたけれど、その雰囲気や服の感じからいくと、S奈ちゃん系グループといった感じ。
グループも、恐らく目立つ部類なのだろう。今の言葉で言えば、「一軍」というヤツ。

彼女等のだいぶ後ろから、そろそろ歩いて来た我が子とその友達。大人しそうなグループ。見た目で判断するのもアレだけれど、この年くらいから分かるものだ。纏う空気が違う。
だが、私は我が子が大人しく地味な、それでいて優し気な友達と楽しそうにしているのを見て、心底ほっとしたのだ。
背伸びのない関係。対等な関係。そして、安らげる自分らしくいられる居場所。

クラスメイトと洋服が被る。着ることを諦めなければならない立ち位置。それが、我が子の教室内での立場なのだ。
若干、悔しい気持ちもしたけれど、私の子だ。だから分かるし腑に落ちる。そして、思春期で難しくなりつつある自分の子のことが分かるということに、例えそれがネガティブなことだとしても、安心感をおぼえるのだ。




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校門前より

あっという間の一泊二日。

またまた憂鬱だけれど、お迎えに学校へ。
昨日とはまた少し違う顔ぶれ。というより、圧倒的に人数が多かった。夕方だからなのか、仕事をしている親達も早く切り上げて来たのだろう、両親でお出迎えする姿もちらほら見掛けた。スネ夫ママも、夫婦で来ていた。自慢の夫なのだろう、オフだからなのか普段着だったが、隙の無いお洒落に、背もすらっと高くイケメン。彼女のママ友らと親しげに談笑している。私の夫には、あり得ない光景。
見送りと同様、スネ夫ママらの群れから離れたところで、どうやら祖母らしき女性の隣に佇む。挨拶をすべきか迷いつつ、なんとなく会話を続けられるだけのネタ提供も無かったのでそのままにバスの到着を待った。
10分程して、バスが続々と校門前に到着。バラバラとクラス毎に子ども達が降りて来た。
ボスママが、ふくよかな体を揺らしながら、私の目の前を通り過ぎ、校門にスタンバイ。スマホを向けながら、一人ひとりに声を掛ける。


「おかえりー!!」


しかし、声を掛けるのは、彼女の仲間内の子どもにだけ。その数は多かったけれど、だからこそ逆に声を掛けない子が目立つ。
我が子の姿が目に入る。ボスママの前を通り過ぎたが、予想通り、声を掛けられることはなかった。同じ園卒なのにーありえない。


「おかえりー。」


私なりに、精一杯の大きな声で子を迎えた。だが、行きと違って、子の顔は疲れ切っており笑顔も無い。まるで私のことなど全く目に入っていないかのようにスルー。
張り切って迎えに来た自分が馬鹿みたいに思えた。




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一人ひとり、担任から引き渡しが行われた。


「OOさーん。」


名前を呼ばれ、彼らの元へ。子から荷物を受け取り、共に歩いた。


「疲れた・・」


自転車の荷台に、出来るだけ荷物を乗せる。素敵ママ宅の車が学校前に停車しており、仲が良ければ、一緒にあの車に乗せて貰えただろうかーと不毛な妄想をしてしまった。
暖かい風呂を用意していたので、自宅に戻りすぐに入るように言うと、大人しくそれに従った。甘いシュークリームも用意していたので、風呂上りに出すと、物凄い勢いで大らげた。
そしてそのままソファーで寝てしまった。そっと毛布を掛け、夕飯が遅くなるのはもう仕方が無いと腹をくくり、思う存分寝かせてやったら、なんとそのまま朝まで寝てしまった。
体がもう重く、運ぶことも出来ないので、歯磨きだけはするよう一度起こすと、さっと磨いてそのまま寝室へ引き上げてしまった。

他人と共に、見知らぬ土地で一晩過ごすこと。子にとってはかなりの神経を使い、体力を消耗したのだろう。
土産話を聞きたい気持ちをぐっと抑え、なるべく音を立てないよう、荷物の片付けをするしかなかった。




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愛しい抜け殻

修学旅行のお見送りー、珍しく子から求められ、出向くことにした。
子ども達が登校した少し後、予め配布されていたスケジュールにあった、出発時刻前に学校に到着すると、既に校門前には大型バスが何台も停まっている。
ピロティで、旅行前の開会式のようなものが始まっていた。
すぐに視界に入る、スネ夫ママらの群れ。10人程ー、ボスママや素敵ママ、卒対メンバーも多い。その周りにも、ぽつぽつと小さな群れが出来ていた。
幼稚園時代、送迎の時の空気感が蘇る。

卒対メンバーなのに、あの群れに入れない。むしろ、彼女らとは一番遠い場所に佇んだ。隣には、大人しそうな二人組の母親が子ども達を見守りながら談笑していた。
ふと、そのうちの一人と目が合い、ぎこちないけれど挨拶をした。


「おはようございます。」


一度も話したことのないー、クラスも6年間一緒になったことのない人達。スーツのような恰好なので、恐らくそのまま出勤するのだろう。


「おはようございます。生憎の天気ですよね。雨、降らなければいいけど。」


話し掛けてくれた。もう一人も、


「上着、どんなもの持って行かせました?」


尋ねてくれたので、


「一応、ウィンドブレーカーのような物を一枚と、長袖は数枚持たせてます。」


「ですよね~。寒暖差、ありそうですよね。」


和やかに雑談に入れて貰うことが出来、あんなに憂鬱だった見送りも来て良かったと思えた。
チラリと我が子の方を見ると、思い切り視線が合う。照れ臭そうな表情、でも、嬉しそう。
最近、参観日などでは見ることのなくなったあどけなさを感じて、こちらも嬉しくなった。

校長などから注意事項や伝達が終わると、クラス毎に順番にバスに乗り込む。
子は、大きなボストンバッグを肩に掛けて、よろめきながらも仲良しの友人達とバスへ向かう。私と目が合うと、小さく手を振ってくれたので私も振り返した。
スネ夫ママらが、子どもを追い掛け、大声で何か言いながらスマホを向けている。動画か写真を撮っているのだろう。正直、うるさかった。


「ちょっとちょっと、こっち向いてよ~!恥ずかしがらないでさ!!」


どっと笑いが起きる。思春期の男子なのだ。母親のカメラににっこりポーズなど、友達の前で出来る訳がないだろうことすら、想像力の無い彼女には分からないことなのだろう。
バスのエンジン音が変わる。いよいよ、出発。
他の親達もスマホをバスに向けたのに釣られ、ガラケーで写真を撮る。当たり前だが、画像は悪い。一眼レフを持ってくれば良かったかと思いつつ、だが、そんな大げさなことをしたら子もうざったく感じたに違いない。 後日、業者が撮った写真を購入すればいいのだ。

たった一泊二日の旅行だけれど、小学校生活においての大きな行事は残すところ「卒業式」なのだなと思うと、若干切なくなった。
外からは、スモークが掛かり、我が子がどこにいるのか分かり辛かったけれど、とにかくバスに向かって手を大きく振る。
目を凝らすと、なんとなくこちらを見ている我が子らしき影に気付き、更に大きく手を振ったら、それに応えるかのように、窓ガラスの向こう側で両手を挙げて手を振っている姿が見えた。
我が子だと、確信した。




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「行ってらっしゃーい!!」


親達の声に負けない程のエンジン音ー、バスの運転手がアクセルを踏む。一台、またもう一台と、子ども達を乗せてバスは私達の前を通り過ぎて行った。


「さて、私達も行きますか。」


「そうだね、じゃあまた~。」


「あ、はい。お疲れ様でした。」


一緒にいてくれた二人組は、揃って仕事なのだろう。腕時計を見ながら、そそくさと学校を後にした。


「ねえねえ、モーニングにでも行かない!?今日、パートないし。」


背後から、スネ夫ママやボスママの華やいだ声。


「えー、今日はお姉ちゃんも部活で遅いし。旦那は午後休だから、一度家に戻って家事やって、夕方集まって飲みとかどうよ?」


「いいねいいね~」


「じゃあ、また~」


「お疲れ~」


素敵ママや孤高の人、まいこちゃんママなどは、颯爽と彼女等に挨拶をし、行ってしまった。私も、そんな彼女らを追い掛けるかのように、学校を後にする。
特に、予定もないのだけれど、何となく、忙しい人を装った。
自宅に戻り、我が子の布団の抜け殻に潜り込む。いつもはそんなことなどしないのに、無性にそうしたくなったのだ。
子の温もりに包まれて、なんと正午過ぎまでどっぷりと二度寝してしまった。




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既読スルー

謝恩会で出し物をするのは毎年恒例のこと。
スネ夫ママとボスママが仕切って行っているのだが、詳細がラインで送られて来た。学年クラス合同、母親達で合唱をしましょうということだった。
ピアノの伴奏者と指揮者を募っていたけれど、誰も声を上げない。
卒対メンバーそれぞれ、クラス内の親に聞いてみてくれという。
私は、同クラスの母親達と付き合いもなければ連絡を取る手段も無い。なので、どうすることも出来ない。
仕方ないので、既読スルーした。
他のメンバー達は、次々に「了解」スタンプを押していたので、どうにかなるだろう。




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合唱する為に、練習日を設けるのだが、そういった連絡はどうするのだろう?ふと、不安になる。
卒対メンバーが自クラスにそれぞれライン連絡ーなんて言われたら、私に成す術はない。皆の連絡先を知らないとスネ夫ママに伝えるしかない。
彼女の嘲笑した顔が浮かぶ。屈辱的だけれど、それが今の私だ。

今更だけれど、卒対なんかに関わるんじゃなかった。全ては夫のせい。夫が余計なことをしたお陰で、今、窮地に立たされている。




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打ち上げランチ

昨日の打ち上げランチ。
ドキドキしながら店に向かうと、既に人がたくさんテーブル席に着いているのが見えて不安になり、踵を返したくなった。


「おつかれー!」


挙動不審気味に、店のドア前で躊躇していた私の背後から、会長の声。会長に押される形で店内へ。
ところどころ席は空いていたけれど、一体どこへ座ればいいのか戸惑う。
そんな緊張で一杯の私をよそに、会長は色々な人達に手を振りながら挨拶をしていた。


「OOちゃん、こっち。」


会長が、声を掛けてくれたので、助かった。二つだけ席が空いているところに、会長と共に着席した。
テーブルには、役員メンバーは私達だけだったけれど、子ども会に入っている低学年?の保護者2名と自治会の中でも若手の女性、それに孤高の人の仲間3人がおり、8人テーブルは一杯になった。
8人ともなると、それぞれ顔見知り同士で小さなグループになって談笑しがちだけれど、会長が入った途端、空気が変わる。


「じゃあ、挨拶!」




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Hさんが会長に声を掛ける。会長が立ち上がり、皆の前で打ち上げの挨拶。そして、拍手。
こういった場に慣れているのだなーとこちらが惚れ惚れしてしまう程、流暢にユーモアを交えて、だが長過ぎず短過ぎずのスピーチ。

スピーチを終え、それぞれテーブルごとに乾杯が行われ、会食が始まった。
窯焼きピザが運ばれる。それに、ドリンクバー。最初の一杯は、端に座っていた会長が私の分も取りに行ってくれたのだ。
私の席は、奥のソファー席で、端から二番目。なので、ドリンクのお代わりは、会長に席をどいて貰って行くしかない。タイミング的にも、ギリギリまで飲み物を我慢する必要があるので、最初からがぶ飲みしないよう気を付けた。

テーブル内での会話は、ほぼ会長が回していた。和やかな空気。隣にいる私にも、時折同調を求めて来てくれたりもするので、積極的に発言せずとも疎外感を感じずに済んだ。
子ども会での仕事は、プレッシャーやストレスも感じるし、面倒なことも多いけれど、こうして「仲間」として認めてくれる存在が出来たことは、私にとっては財産だ。
それが、例え期間限定のものだとしても。
店自慢の窯焼きピザは絶品だった。自宅で食べる冷凍ピザとは全然違う。ワインがあれば、完璧だ。
大勢での食事ー、久しぶりに楽しいと思えた。




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青空におやすみ

疲れた。
でも、楽しかった。
行って良かった。自分の存在が、当たり前のように尊重される世界。
透明人間のように扱われることなく、腫物に触るようにされることなく、普通に接して貰えることがこんなにも心地良いなんて。
ママ付き合いの中で、久々の感覚に高揚している。

自分なりに殻を破れば、そこに「愉しみ」を見出すことが出来るのだ。
だが、やはり疲れた。子が下校するまでのあと1時間、遅めの昼寝をしよう。




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