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私立へー

いよいよ、12月。
すっかりだらけた生活に慣れてしまい、重い腰を上げる時が来た。
来週から、またフル稼働ー、子ども会メンバーに会うのも気が重い。
それに加えて、授業参観や懇談会もある。中学校に向けての説明会もある。

そういえば、スネ夫ママのところや素敵ママのところ、皆、中学はどうなのだろう?
お受験なのだろうか?ママ友がいないことで、そういった周囲の情報は入って来ない。
子も、学校生活のことをあまり語らないせいか、クラスメイトの顔や名前すら分からない。

私立へ行ってくれたらいいのにーそう思う。




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二人目ママだったら・・

卒対の忘年会の日時が決まった。
驚くことに、私以外、全員参加。しかも、匿名投票ではないので、誰が不参加なのか一目瞭然。

楽しそうなスタンプの羅列。メッセージの中の絵文字が躍っている。
皆、スタンプに100円だとか50円の投資をしているようで、私のように無料スタンプしか使わない人など殆どいない。
それだけ盛んにラインのやり取りをしているのだな、と思う。




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コメントもせず、黙って不参加にしたが、感じが悪いだろうか?いや、わざわざコメントしたところで、スルーされるに決まっている。 結局、私自身は誘われていないのだ。

長いママ友生活。もし下に兄弟がいたら、また同じ苦痛を味わうリスクもあるけれど、逆に違う世界も見られたかもしれない。
よく聞く、一人目ママより二人目ママの方が余裕があるという言葉。それを実感出来たのかもしれない。
こんなラインに振り回されることもなく、堂々と、そしてゆったりとした気持ちで子育てすることが出来たのかもーそんな妄想をしてしまう。




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気の重い宿題

また、Mさんからラインが来た。来月一発目の集まりの知らせと、イベントで行う企画案を考えて来て欲しいというもの。
大まかなやるべきことは決まっているのだが、プログラム中にある催しの一つについて、具体的に詰めて来てくれというのだ。
要するに、「宿題」だ。
今月は、まるで何も出来なかった。副会長なのに、このざまだ。
ネットで色々と検索するけれど、アイデアが浮かばない。私は、性格的に既存のものを修正することは得意な方だけれど、一から作り上げることは不得手だ。
子ども会・12月で検索すると、その殆どがクリスマス会だ。その中で何が行われているかー、楽しそうなものを挙げて、ちょっとだけそのアイデアをアレンジして提案しよう。 そう思うのだけれど、なかなか仕事は進まず、つい芸能人ブログなどを読んでしまったりしている。




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それに、またHさんに駄目出しされる気がする。彼女には、徹底的に嫌わられたーというか、私も彼女のことが苦手になってしまった。
そうした「苦手空気」は、相手に伝わる。伝われば、相手も同様の態度を取って来る。合わせ鏡のようだ。
彼女とも、スネ夫ママと同じような関係性になりそうで怖い。
悪い方に意識すればする程、ドツボにハマっていくのだ。
子ども会行事、前半は、メンバーに恵まれたと思っていたし、楽しいと思う瞬間もいくつかあった。
また、あの頃に戻りたいーそう思う気持ち反面、とっとと終わらせて解放されたいという気持ちの狭間で揺れている。




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買えないストレス

子の靴下やレギンスを買いに、激安洋品店へ。 広告を見ていたら、特大セール。 子の服は、先日夫がショッピングモールのティーンズ向け店で買ってくれたが、塵も積もれば山となる。
お洒落に気を遣う年頃なのは分かるが、見えない部分を底値で購入することで、見える部分に金を掛けてやれるのだ。
セールなのもあり、店内はごった返していた。私くらいの年齢層が多く感じる。皆、かご一杯にあれこれ広告の品を入れていた。
ワゴンの中には、300円代で買えるトップスだとか。靴下なんて99円。百均以下。
まずは子の必要なものを選ぶ。可愛いなと思えば、一足380円。その隣に三足199円の靴下が。だが、正直ダサイ。でもー、見えない部分なのだ。
地味目なカラーを選ぶ。派手でダサイよりましだと思うのだ。
おばさんでも履いていそうだ。最近では大人サイズでもOKになった子の靴サイズ。子ども売り場の靴下の方が割高だったりするので、大人売り場がねらい目だ。
温かレギンスは780円。まずまずの値段。なので2枚買った。取り敢えずの冬支度だ。




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時間があったので、気晴らしに服を見て回る。先日、満たされなかった物欲がふつふつ湧いてくる。買うつもりはないが、あまりの安さに手が伸びる。
ニットが800円。安い。パーカーが690円、安い。今着ているパーカーは毛玉だらけでだらんと全体的に伸びており、年期が入っていた。
思わず試着した。ニットの方は、今流行りの茶色。ケーブル網のタートルネックでお洒落な感じ。若干首回りのチクチクが気になるけれど、鏡で見る自分はなんだか少し垢抜けた感じがした。
これに、お気に入りのネックレスをしたら、どんなに素敵だろうか。
今度、かおりと会う為の洋服を新調したかった。
もう一方のパーカー。何かと子ども関係の用事が多く、制服並みにいつも同じボーダーとジーンズ。たまにはこういった色のパーカーを合わせたら、新鮮かもしれない。
2枚合わせて1490円。税込でこの価格は「買い」だ。
だがー、子の服と合わせたら3000円越える。その日の食材がギリギリだ。虎の子を持って来なかったことを後悔した。
結局、気に入ったものの自分の服はそっと棚に戻す。レジにて子の為の衣料品の支払いをした後ろ髪をひかれる思いで、店内を後にした。

子のものを買ったことで多少はスッキリしたが、自分のものを買えてないストレスが少しずつ溜まる。
最近では、ジーパンに適当なカットソーの上にフリースが定番スタイル。道行く私より20も30も年上の、母親世代の女性の方が小奇麗にしていたりする。
何となく残念な気持ちになりながらも、これが身の丈に合った生活なのだ。




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趣味と特技の境界線

ー卒業式の伴奏依頼とかないですか?


突然、ピアノ講師からメールで聞かれて驚いた。子に確認し、そんな話は無いと答えると、


ーそうですか。もしそういった話がありましたら、ご連絡下さい。


少しして、胸がざわざわし出した。


「卒業式の歌とか、誰が伴奏するとか決まってるの?」


「うん、決まってるよ。ピアノが上手い子。」


「・・・」




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まるで悔しがるような表情もなく言ってのけた子。最近では発表会も近いのに練習も殆どせず、趣味のイラスト書きにはまっている。
そして、その没頭しているイラストだが、見たところ上達している訳でもなく、親の欲目で見ても、下手の部類。低学年の子どもが書きそうなイラスト。



「ピアノ、詰まらない?」


これまで聞きたくても聞けなかったこと。首を縦に振られたら、もう辞めるしかないし、だがこれまでのレッスン料や電子ピアノ代を思うとなかなか思い切れない。
祈るような思いで、子からの返答を待つ。


「詰まらなくはないけど、絵を描く方が好き。」


特技と趣味、その分別は難しい。




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ブラックフライデー

ブラックフライデーにあやかりたく、週末は家族でショッピングモールへ。
久しぶりに、水入らずのお出掛けに、近所ながらも気分は浮き立った。 夫は、


「残業代、今月は多いからな。好きなもん買ってやる。」


大盤振る舞いで、しかもランチもご馳走してくれると言う。すっかり引きこもり生活に慣れきっていた私だが、久しぶりにがっつり化粧をし、身支度を整える。
外は雨だが、夫がいるので車で移動出来るのも有難かった。
子は、すぐにファンシーショップ売り場へ。夫はスマホ片手にかったるそうにしていた。


「5分で決めろよ。」


子は、一瞬だけ反抗的な表情を見せたが、すぐに店内をあちこち回り始める。この時ばかりは父親のご機嫌を損ねては駄目だと認識したようだった。
カゴ一杯に、筆箱やペン類、メモ帳やその他諸々細かな雑貨が入っている。5分で決めたものだからか、取り敢えず目に入った物を入れたような感じ。
これこそ、無駄遣いというやつだ。
だが、ブラックフライデーということで、全品20%オフになっていたので、消費税分よりも安くなる。




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会計は、カードで。夫は最近キャッシュレスの波に乗っているようだ。ポイントも戻るし、何かと便利なのだろう。
2000円程の支払いだったが、夫は何も言わなかった。最近、反抗期が続いていた子も、流石にその日は夫に対して愛想を振りまいていた。


「服とか、欲しいもんはないのか?」


「え!?いいの?」


続いて子の服選び。これについては制限時間が無かった。夫は夫で自分の新調したい靴を見るとのことで、買うものが決まったら電話をしてくれと言い残し、二手に別れた。
子の服を選び終え、夫に電話。夫は大きな手提げ袋を2つ程持ちやって来た。靴と何か新しい服などを買ったらしかった。
子の会計を済ませる。今度は五千円程。羨ましかった。少しだけ期待していたのだが、夫の口から「私の欲しい物」を聞かれることはなく終わった。


「腹減ったな!何か食いに行くか。」


久しぶりの、家族の外食。夫の要望で、ラーメンと餃子だったが、家で食べるよりもずっと美味しかった。
私の物欲は満たされることは無かったが、ブラックフライデーなので、野菜の詰め放題など、子とゲーム感覚でしてみたりと、ちょっとした買い物レジャーを楽しんだ週末だった。




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  • 2019/11/25

泣き声

お隣から、子どもの泣き声が聞こえる。
親の声は聞こえない。夜も遅く、時計の針は11時を過ぎており、子も寝室へ行き夫の帰りを待っていた頃だった。
泣き声はどんどん酷くなり、心配になる。
インターフォンが鳴り、玄関には夫。鍵を忘れたらしくドアを開けると、


「こんばんは。」




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お隣夫婦も帰宅したところだった。パジャマ姿だったので私は奥に引っ込んだので、挨拶を交わしたのは夫の方だ。
まただ。
子どもを夜遅く残して、夫婦で出掛けていたようだ。どれくらいの時間なのか、それとも主人の送り迎えなのか? それにしては、ちらっと見えたお隣さんは、部屋着ではない感じがしたし、なんとも怪しい。
他人事ながら、気になる。




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癒しの時間

買い物帰り、素敵ママを見掛けた。キャップにサングラス、それにジャージに耳にはイヤフォン。
颯爽と走っていく後ろ姿。どうやらジョギングをしに行ったらしい。
仕事柄、体力もスタイルも維持し続けなければならないのだろう。案外、ストイックな人なのだなと思う。


それに比べて私はー


怠惰な生活を送っている。食生活も、夫と子がいる時はバランスの取れた食事を取りつつも、一人の昼ご飯なんてひどいものだ。
魚肉ソーセージ一本とか、納豆ご飯のみとか、もっと酷い時は、スナック菓子一袋とか。




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発作があってから酒は控えているが、何かを我慢すれば、何かが我慢出来なくなる。最近ではチョコレート。
定期的に訪れる、チョコホリック。激安スーパーで買った、69円の板チョコは一日2枚無くなることも多い。
顔には吹き出物、化粧乗りも悪くなっている。

運動をしようとプール通いをしていた頃もあったが、最近ではめっきりだ。運動をする意欲というか、何かをする意欲が無い。
ピアノもカメラも、一過性の趣味で終わった。

ソファーに寝転び、ワイドショーを点けて携帯片手に板チョコにコーヒー。私が今、一番心安らぐ時だ。
建前の趣味なんて、続く訳が無い。大抵続くのは、表立って言えないことが多い。




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引きこもり生活

今月は、発作を理由に子ども関係の集まりはパスし、引きこもり生活を送っている。
欝々としながらも、実際こういう生活が私に合っているのだと実感している。
人の輪に無理して入り、自分を出せない環境の中で背伸びし続けた結果、こうなってしまったのだ。
一旦、引きこもると、外に出るのが億劫になる。買い物も、以前はほぼ毎日行っていたのに、今では3日に一回。天候が悪ければ更に間隔は空く。




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外に出ないと決めたのなら、一日中スウェットのまま。朝起きてすぐは、ジーンズにカットソーとエプロンで過ごす。夫の手前、だらしのない恰好が出来ないからだ。
家族が出払った後は、すぐに楽な格好に着替える。勿論、ノーブラ。上も下も伸び切った毛玉だらけのスウェットで、そろそろ買い替えたいが、体にすっかり馴染んだそれはボロくても、着心地は最高なのだ。
外出すれば、それなりに恥ずかしくない恰好をしなくてはならず、面倒でも化粧をし下着を付けることでいくらかシャキっとするし切り替えも出来る。
だが、それが無いと堕落する一方だ。

心も身体もすっかり伸び切って、来月からまた役員仕事をこなすことが出来るのか、不安でしかない。




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スケジュール機能

かおりから、ラインの返事がやっと来た。
誘ってから何度も確認するが、既読スルー。諦め掛けていたところだった。


ーごめんごめん!インフルになってて返事遅くなっちゃった!いいね!忘年会ランチしよ!昼間っから飲みたい気分♪


嬉しくなってすぐに返信しようとするが、敢えて我慢する。レスポンスが早過ぎれば、がっついていると思われる。それに、かおりも返事が遅くなってしまったことに対して罪悪感を持つかもしれない。
そんな考えが頭に浮かぶこと自体、なんて面倒な奴だと自分が嫌になる。こんな奴と飲んでも楽しくないとも。
自分なりに一泊置いてー結局5分足らずでメッセージを送った。




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ースケジュール、都合良い日を教えてね。


卒対や子ども会で、ランチや飲み会の日程調整として使われるスケジュール機能を真似て使う。初めて使ったが、便利な機能だ。正直、これまで厄介だと思っていたこの機能、自分が楽しい予定の為に使うとなると素晴らしい。
卒対や子ども会の打合せは事前に決まっているが、敢えてその日も含んだ日程を組み入れた。すると、かおりの希望する日程といくつかかぶった。


ーかおりの希望する日程でOKだよ!


これで、堂々と打ち合わせに出ずに済む。かおりと会うということは、電車を使うということ。自宅でサボるより、精神衛生上ずっと気が楽になる。




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本音

個別ラインが突然届いた。子ども会役員メンバーのMさんからだ。


ー最近、出て来ないけど、皆心配してますよ。


先日、大ポカしてしまい謝罪をしようとしたのを拒否られ、続いて発作。合わす顔が無いのと体調不良を理由に、しばらく集まりに参加していないのだ。
ふんわりした雰囲気のMさん。あのメンバーの中では一番優しいのだ。こんな私のことを気に掛けてくれている。
ただ、はっきりしたHさんや会長が私のことをどう思っているのかを想像するだけで、足が遠のいてしまう。


ーご心配お掛けしてすみません。持病が悪化してしまい、なかなか体調が戻りません。無責任ですが、もう少しお休みさせて下さい。家で出来ることはしますので、何かありましたら申し付け下さい。


そう返信した後、確かにホッとしたのだが、同時に胸の奥に鉛が沈むような感覚をおぼえた。
先延ばしにすればする程、皆に会い辛くなる。分かってはいるのだが、今の私のメンタルで細胞中の勇気を使ってでも行動することは不可能だった。
百歩譲って、他メンバー全員がMさんのように私に声を掛けてくれたのなら頑張れる気がするが、世の中そんなに甘くない。

薬の副作用もあり、眠気もあったことで、ついMさんに本音を漏らしてしまった。




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ー正直、あんなことがあって皆さんに合わす顔が無いです。


少ししてから既読になったが、Mさんからは返信は無かった。
来月になったら、考えよう。来月になれば、イベントもあるしこのまま休んでいいはずも無いのは分かっている。
私がいなくても、滞りなく業務は進んでいるはずだ。むしろ、私がいない方が、スムーズに事が運ばれているかもしれない。
立っていられない程の頭痛に襲われ、ソファーに倒れ込む。仮病ではない。本当に具合が悪い。嘘じゃないと自分に言い聞かせた。




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抜き打ち検査

珍しく、事前に夕飯不要のメールを送って来た夫。それを鵜呑みにした私が馬鹿だった。
体調不良からの無気力が相変わらず続いており、それでも最低限の家事は頑張っていたのだが、とうとう電池切れ。
家の中にある適当なもので済ますことにした。包丁すら握りたくない、そんな気分。子に食べたいものを聞くと、嬉しいことに「麺類がいい。」との答え。
冷蔵庫に焼きそば麺はあったのだが、作る気力が出ない。子は、焼きそばを食べたがったが、震災用ストックのカップ麺を勧めた。


「やった!食べたかったんだよね~」


普段、カップ麺を与えてないので、喜ぶ子。やかんでお湯だけ沸かすと、自分でやると喜々としながら準備をし始めた。
私もストックからシーフードのカップラーメンを選ぶ。これだけだと流石に罪悪感があり、子にサラダでも作ろうかと聞くが、首を振る。


「要らない。カップラーメンだけでいい。」


その言葉に甘え、テレビを点けたリビングで二人揃って麺を啜っていた。すると、玄関から音が聞こえた。突然、夫が帰宅したのだ。
その時、私は間違いなく青ざめた顔をしていたと思う。ドアを開け、ズカズカとリビングへ入って来た彼は、ローテーブルの上にある私達の夕飯を目にすると、信じられないという表情をした。


「は?これ、何?」


眉間にしわを寄せ、嫌悪感丸出しで私を見つめると、


「あり得ないだろう。俺がいないといつもこうなの?」


青ざめた顔が、今度は赤く染まる。最悪だ。言い訳をしようと頭の中では言葉がぐるぐる回るけれど、声に出ない。




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「私が食べたいって言ったの。たまにはいいじゃん。」


子が、突然口を挟む。夫は虚を突かれた顔をした後、一瞬困ったようなだが父親としての威厳を保たねばと思ったのだろう、


「あー、疲れた。飯、無い?何も食ってないんだよ。」


ー飲み会は?と聞き返そうとし、言葉を飲んだ。余計な一言でまた夫の機嫌を損ねるのは馬鹿らしい。


大急ぎで冷蔵庫の中身と相談し、味噌汁を作り、鮭を焼き、厚揚げと小松菜で煮浸しを作り、だし巻き卵を作った。
テーブルに並べると、


「朝飯みたいだな。」


文句を言いながらも、全て平らげた夫。ローテーブルの上のラーメンは、すっかり伸びて冷え切っていた。
夕飯を食べ損ねた私は、夫が風呂に入っている間、魚肉ソーセージに食らいついた。


「ママ、もっとパパに言いたいこと言えば?」


呆れたように子に言われ、はっとする。痛いところを突かれ、何とも言えない気分になりながらも、子は私の味方なのだと頼もしい気持ちにもなった。




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  • 2019/11/19

会話量

一日の会話量。
役員仕事など、予定のない日。
これが、平均なのか以下なのか分からないけれど、恐らく平均以下。

朝、夫は新聞を片手に食事。最近では、子ともぎくしゃくしているから、子を介しての会話も無くなった。
子も、同じく黙々と咀嚼するのみ。
日中、プライベートな付き合いが殆どない私は、買い物で店員と会話するくらい。




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「レジ袋はどうされますか?」


「結構です。」


これを会話にカウントするのは厳しい。
学校から帰った子と会話するのも微妙。一方的に、私から子へ質問するのみ。愛想のない返事が返ってくるだけ。
遅く帰った夫とは、殆ど会話はない。あるとしたら、夫から私への一方的な小言くらい。ロクな話がない。
虚しい、ただただ虚しく思う。定期的に訪れるこの感情。受け入れたはずなのに、100%受け入れられていないのだ。そこに、まだかすかな期待があるからか? 叶わない、期待。




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夢という壁

将来の夢ー


子が、卒業文集に取り組んでいるのだが、何を書いたら良いのか悩んでいるようだ。
自宅に持ち帰った原稿用紙ー、真っ白のまま。
授業中に書けなかったので、宿題になったそうだ。


「何か、ないの?なりたいものとか。」


「特にない。どうせ、なれっこないし。」


「なれっこないって・・なれるならなりたいものとかあるの?」


「別にー、いいよ、なんもない。」


「でも、何か書かないとでしょう?皆は何書いてるの?」


「サッカー選手とか、シンガーソングライターとか。」


「そういうのでいいのよ。なれるなれないは置いておいて、なりたいもので。」


「でも、恥ずかしいよ。」


「まだ小学生なんだから、なれないものなんてないって!」


「じゃあ、ママは何を書いた?」


「・・・・・」




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私も子と同じで、卒業文集には手こずった。皆に読まれることを考えたら、本当になりたいものなんて書けなかった。
親が喜びそうな職業すら、薄っすら自分には向いてないし、相当頭が良く無ければなれないと小学生ながら気付いていたし、まだ子どもなのに、ハナから諦め、自らの可能性を信じていなかった。
高学年にもなれば、アイドルだとかパイロットだとかがいかに現実離れした夢なのかー、それでも、堂々と自分の夢を語れる同級生達が、他人事ながら恥ずかしく、だが眩しかった。


「白紙で出そうかな。」


「それは、良くないよ。じゃあさ、どんな大人になりたいかでいいんじゃない?夢とかじゃなくって、どうなりたいか。」


「え?どんな大人って、別に普通でいいよ。」


こんな感じで、私が何をどうアドバイスしても、暖簾に腕押し。会話が続かない。
数十年前、私だって子と同じで、夢を聞かれて固まるような子どもだった。無邪気に夢を語る子どもではなかった。
結局、私達は血の繋がった親子で、根底では似通っているのだ。




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家族というストッパー

一日が、あっという間。
朝、夫と子が出掛けた後に洗濯をする。2回の時もあれば、シーツなどの大物を洗えば3回。夫がちょっと使ったものでもすぐに洗濯機に放り込むので、3人家族にしては洗濯物が多い。
食器もそうだ。たった一口、口を付けたカップ。すぐに流しに。それは子も同様。お茶を飲んでからジュースといったら、少し注いで同じカップを使って欲しいのが本音。
だが、すぐに新しいカップを食器棚から出す。
ダイニングテーブルには、すぐにマグカップやグラスの山。まるで、大家族。私だけが、一日中同じマグカップを使っている。皿も同様。少しでも洗い物を少なくする為の悪あがきだ。
毎日毎日掃除機を掛けていても、埃は溜まる。落ちた髪の毛も。
一通りの家事を終えると、11時くらい。そこでようやくほっと一息付く。最近では、そのまま寝てしまうことも多い。
納豆ご飯やお茶漬けなど、適当な昼ご飯をしたら、買い物へ。また、掃除は後回しで買い物へ行くこともある。そうこうしているうちに、子が帰宅するのだ。




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学校行事やその他、役員などの仕事が入れば、すぐに家事は疎かになる。勿論、私が手を抜いていると感じればすぐに小言が始まるので、それが無いということは、本当に気が付いていないのだ。
季節が変わり、日が落ちるのが早くなったことで、更に一日が追い立てられるように感じる。
一人っ子でそうなのだから、これが2人も3人もいたら、どうなってしまうのか?私には、やはり複数子を育てるだけの力量は無い。

ただ、人間不思議なもので、手抜きも慣れれば普通になり、更に手を抜くところを探してしまう。どんどん自堕落になってしまう。
そうならない為のストッパーが、家族だ。家族がいるから、掃除もするし料理もする。快適な環境を整えなければという義務感も生まれる。
煩わしく思うところの多い夫だが、彼がいるからこそ、人間らしい普通の暮らしが出来ているということも否めないのだ。




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糸の切れた凧

卒対の合唱練習へ。
直前まで、行くのを迷った。
一度サボってしまうと、歯止めが効きにくくなることを実感する。もう、どうでもいいやーそんな感じ。
子ども会の方も、以前はちょくちょく覗いていたラインだが、丸一日放置することもある。
すっかり糸が切れてしまった。

重い腰を引きずって、学校へ。集合場所の音楽室。廊下からでも中のざわめきが耳に届く。華やいだ、母親達の声。
まいこちゃんママやそのママ友らが、入口を塞ぐように話し込んでおり、敢えて目を合わさず、頭だけ下げて横を通り過ぎる。
遥か昔、共にランチをしたこと、今では無かったことになっている。顔見知りー以下。一対一では挨拶くらいするかもしれないが、そうでなければ目も合わせない他人の装い。
もう何年もママ社会にいて得た、暗黙のルール。挨拶するかしないかは、その輪に入れるか入れないかと同義なのだ。

教室の中は、既に人で一杯。椅子もないので、保護者達はそれぞれ気の合う仲間と話し込んでおり、卒対メンバーはピアノ横で楽譜片手にあれこれ話し合っている。
そこへ行くべきか迷い、だがやめた。既に出来上がっている空気を壊す度胸はない。

私の右隣りには、二人組。左隣には3人組の母親達がぺちゃくちゃ会話に花を咲かせている。卒業式にどんな服を着るかで盛り上がっているようだ。
二人組のうちの一人が、3人組の一人と近しい関係なのだろうか?私をまたいで声を掛けた。二人は役員が同じなのだろうか?当番がどうのこうの言い合って、だが互いの輪から離れようとしない。
あくまでも、私を挟んで会話をする。居たたまれなかった。
トイレへ行く振りをして、その場をそっと離れた。




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少し経ち戻ると、パート毎の練習になっており焦る。


「OOさんは・・ソプラノだね。」


孤高の人が声を掛けてくれ、しかも、彼女と同じパートだったので安心する。一人は話せる人がいる、それだけで心強い。
指揮とピアノ担当は、何度も練習して来たのだろうかー、一度通しで歌うことになったけれど、一度もミスせず弾き通した。
皆、遠慮してなのか声が小さい。


「ちゃんと声出してー!」


ボスママが叫ぶ。どっと笑いが起きるが、何が可笑しいのか分からない。箸が転がっても面白い、そんなおばさん連中は痛過ぎる。
2時間程度の練習。途中、私にとっては不要な休憩時間もあり帰りたくなった。お菓子を持って来てる人もいて、周囲に配ったり。そんな時は、相手が戸惑うことがないようその場を離れる。
こんな気の遣い方しか出来ないのだ。

練習が終わると、一番に外に出た。外の空気はひんやりとしており、自分が思う以上にのぼせていたらしい。
頭の中では、さっきまで練習していた曲が鳴り響いて止まなかった。




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ダメージ

明日は、合唱練習の日。
さすがに連続欠席は出来ないし、体調も家事が出来るくらいにまで回復したのだから、歌を歌えないなんて言い訳も出来ない。
我ながら、真面目だと思う。さぼっても罪悪感に駆られない程、メンタルが強ければ楽に生きられるのにと。

こんなにメンタルをやられているのに、ついこのブログのコメントを見てしまった。
酷く、落ち込む。
顔の見えない相手だから、言いたい放題なのだろう。私がこうして好き勝手に文を綴っているのと同じように。
ただ、私は個人的に誰かを攻撃したりはしない。それで日頃の自分自身の悶々としたものだったりストレスを発散出来るとは思えないからだ。

なんだか疲れてしまった。
でも、明日の練習には出ようと思う。子の前では、精一杯のお母さんを演じたいのだ。




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お見舞い相場

実母から電話があった。叔母が入院したというのでその知らせだ。
要するに、お見舞いを私からも送ってくれということ。


「今度会った時に払うから、気持ちでいいのよ。」


結局、私は母にお見舞い代を催促することなどないのだから、一方的なお願いということになる。
せめて予算くらい教えてくれたらよいのだが、それは「あなたの常識に任せる」というので、頭が痛い。


「ちょっと、発作起こしちゃって。今回は、お母さん代わりにお願い出来ない?今度会った時にお金は渡すから。」


「え?あんた倒れたの!?いつ?」


珍しく、母親らしい声を聞いて、少しは安心する。だが、本当にそれは少しだった。すぐに、


「まあ、もう動けるようになったのなら良かったわよ。私も最近、体調悪くてね。腰も痛いし目も霞むし、足も悪いしで大変よ!」




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すぐに、自分の話にすり替える。母は大袈裟に、自分を持病持ちだと言うけれど、発端は生活習慣病のようなもの。こう言っちゃ悪いが、自業自得。
不摂生や運動不足が招いた結果が、現在の不健康に繋がっているだけなのだ。
そんな心の声はおくびにも出さず、労わりの言葉を探す。


「ちゃんと病院行った方がいいよ。セカンドオピニオンとか。じゃないと叔母さんみたいに入院することになるよ。」


「そうね!本当、そう。もういつ入院になってもおかしくないわ。今週なんて、月曜は皮膚科、火曜は内科、木曜は眼科で金曜は歯医者。もう毎日病院通いで参っちゃうわよ。」


母の忙しいアピールは、いつも病院。なんだか悲しい。外に趣味でも見付けたら、もっと人との交流を活発にしたら、病院通いの必要も無くなる気がする。
病は気から。毎日をアグレッシブに生きていれば、満足した日々を送っていれば、ポジティブな内面ー、それによって体も健康に向かう気がする。
母の場合、自ら暇つぶしに病人になりたがっているようにさえ見えてしまうのだ。


「そういう訳で、お見舞いをあんたの代わりに買いに行くのもキツイのよ。来週でもいいから、ね。お願いよ。」


二度もお願いされたら、もう断れない。渋々OKするしかなかった。受話器片手に、ネットで「お見舞い・親戚・相場」を調べる。


「5千円くらいでいいかな?」


「そうね、まぁ最低それくらいあればいいんじゃない?」


「・・・」


母は、やっぱり一言多い。




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副作用と言い訳

発作が起きてから、薬を増やした。
副作用だろうか、食欲が増した。普通、逆のような気がするが、悲しいことに数日で体重が増えてしまった。

元々、太りやすい性質で、独身時代はぽっちゃり気味だった私。情緒不安定で買い物依存に走ったり、過食に走ったりと、不安感を紛らわす為に良くない行動を起こしてしまう癖がある。
しかし、結婚してから自由に使える金が無くなったことで、良くも悪くも痩せていった。標準よりもやや痩せといった感じに落ち着いた。
腹や尻は弛んでいるし、スタイルが良いわけでもないけれど、若い頃より痩せているのでまあ自分の体形は気に入っていた。
顔が、とにかく嫌い。だが、高額を掛けて整形をしない限り、変わることは出来ない。しかし体型は、食べなければ痩せる。運動でもすればもっと良い体付きになる。プライスレスだ。




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実績は、時に過信を生む。いつでも痩せられるーそんな思いから、つい過食してしまう日々だ。
夕方以降、食べなければいいのだ。そう言い聞かせ、子の為に買い置きしているおやつを食べてしまったり、激安スーパーで広告の品を買い込み浮いた金で、菓子パンを3つ程買って食べてしまったり。
カロリーを合計したら、1000を超えていて驚いた。

一番は、どうせ誰に見られる訳でもあるまいし・・という諦めた気持ち。自分の体を甘やかす最大の理由だ。素敵ママやお隣さんは、いつもご主人と寄り添うように歩いているのを見掛ける。
あんな夫婦なら、私だって体型維持を頑張る気持ちにだってなるだろう。




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心に従う

学校でも子ども会でも、ちらほら忘年会の話が出始めた。
ラインで大盛り上がりだけれど、私だけ置いてきぼり。ふとよぎるのだ。
会費5千円で、3時間ほど拘束。その3時間を時給千円にしたら、8千円の損失。
心から楽しめないと、そうなるのだ。
役員などしていなければ、こんな話が耳に入ることもない。そもそも誘われることもないだろう。
グループラインに入っているだけに、自動的に話が来るだけ。

本当は、今日も卒対の集まりがあった。任意だったので行かなかった。
体調が悪化して以来、無理することはやめた。それだけで、ぐっと心が軽くなった。罪悪感も無いのは、欠席してもいい正当な理由があるからだ。




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その代わりといってはなんだが、かおりにラインをしてみた。こちらから誘うのは勇気が要る。
学生時代からの友人だけれど、やはり彼女はキラキラしているから。きっと日々気忙しくても充実していることだろう。
誘うのは、パワーが要る。だが、受け身のままでは楽しいことなどやって来ない。


ー久しぶり!インフルとか掛かってないかな?来月辺り、時間があったら忘年会ランチしない?


返信はまだだけれど、私には誘う相手がいるという事実に、少し心が華やいだ。




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予防空振り

インフルが都内でも流行り始めた。
夫の職場でも、ちらほら欠勤が出ていると聞いた。


「マジ、予防接種しとけっつーの。」


後輩がインフル休みのお陰で、夫に余計な仕事が降って来たらしく、苛ついていた。
まだ、子の小学校でインフルとは聞いてないけれど、一人出たらあっという間に広まるーそう思い、先週は予防接種に子と病院へ。


「問診票とー、体温はかって下さいね。」


待合室は激混み。殆どの人がマスクを着用しているが、そうでない人もぽつぽついる。そういう人に限って、咳をゴホゴホしているし、なんだか具合が悪そうだ。
また、小児科も併設していることから、子どもも数人いたが、マスクをしていても意味が無い。嫌々とすぐに取ってしまうのだ。
そういう子どもがまた冷えピタなどしているものだから、きっと風邪かなんかだろう。うつりたくない。
私も子も、そんなことは想定内だったので、マスクを着用していた。それでも不安。病原菌がうようよしている待合室。実際、菌に赤色でも付いていたとしたら、この待合室は真っ赤っかだろう。


「ママ、ちょっと熱ある。」




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体温計は、「37.3℃」という微妙なところ。子の平熱は36.2℃なので、高い。
発熱の基準が、37.5℃以上。なので、思い切って打ってしまおうか?とも思ったのだが、


「なんか、寒い。」


子が、両手で腕を庇い始めた。嫌な予感。結局、この日に注射を打つことは諦めた。


「問診票、折角書いていただいたので、また来院された時に持って来て下さい。熱のところだけ、訂正で。」


受付に言われ、問診票を手に自宅に戻った。念の為、子の熱をはかる。36.3℃。いつも通り。
クタクタになっただけ、損をした気分。


「寒気は?」


「ない。」


あの待合室にいれば、気持ち的に具合が悪くなるというものだ。やっぱり、病は気からーなのかもしれない。
今週こそは、注射を済ませてしまいたい。




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Stagnation

ピアノの発表会のプログラムが配布された。
子は、全然練習しなくなってしまった。だからこそのレベルの曲。
だいたい、年齢順にプログラムが組まれており、幼稚園ー小学生ー中学生ー高校生・大学生や大人と続くのだけれど、レベルで考えたら、この順番はアンバランスだ。
まだ幼稚園くらいの子が「エリーゼのために」を弾いているのに、子はまだその足元にも及ばないレベル。エリーゼの後に、例えばちょうちょうを聴くとしたら、なんとなくズッコケてしまう。
去年、入ったばかりだった子より一学年下の女の子。彼女の曲の難易度がだいぶ上がっており驚いた。
ネットで調べると、子の弾く曲は、いまだどっぷり「初級」。だが、その年下の子は、たった一年足らずで初級といっても中級寄りの初級に昇格していた。
去年の発表会では、まだレッスンを受けて半年くらいだからか、簡単そうな曲を弾いていたのだが、それでも上手かった。なんていうか、情緒があった。
例えば、同じエリーゼでも、譜面通り正しく引くエリーゼと、ストーリーが頭に浮かぶエリーゼ。彼女の場合、後者の弾き方だったのだ。
自分の曲にしているような。




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私も、すっかりピアノを弾かなくなってしまった。人生の趣味にするのだ!と意気込んで、ベートーベンの「喜びの歌」を弾いていたあの頃くらいから、急に熱が冷めた。
楽しくないのだ。面倒というか、自分を鼓舞してまでやる必要があるのか?誰に聞かせるわけでもないのに?と冷静なもう一人の自分が耳元で囁く。
趣味なんて、自己満足。それ以上でもそれ以下でもない。
分かっているが、鍵盤に興味が向かなくなってしまった。




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背伸びに疲れて

子ども会の土曜の集まりは、パスしてしまった。
体が、きついからだ。すっかり、体力も落ちてしまった。ラインはすぐ既読になったが、誰からも返信は無い。
一日の家事をするのも一苦労。買い物も、自転車に乗って行かなければならないのでそれが相当きつい。
こんな時、運転が出来たらいいのにと思う。
下校した子に、メモを渡して、最低限の買い物を頼んだ。余計なチョコレートー、しかもちょっとしか入ってないのに200円以上もするものやジュースまで買って来て、とんだお駄賃。
近くのスーパーは割高だ。隣町の激安スーパーで、88円で買える卵が、スーパーだと200円する。その他の商品も同じく。




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お隣のご主人が、仕事帰りに大きな袋やおむつを抱えているのを何度も見掛けた。夫が気を利かせて何か買って来てくれたらいいのにと思う。スーツ姿でおむつを手に帰宅するその優しさに心惹かれる。
子がまだおむつの時、ストックが足りず、しかも熱を出してしまい買いに行けなかった時に夫に頼んだ。だが、断られた。


ースーツでおむつとか、勘弁して。


人からどう見られるかを気にする夫。だが、夫が思う格好良さと世間が思う恰好良さは、今時違う。スーツ姿でおむつの方が、余程恰好良いのだ。
イクメンという言葉さえ、知らないのだろう。

話は逸れたが、ガクンと体力が落ち、気力も落ちている。そもそも無いと思っていた気力。それが落ちていると感じたのなら、少しはあったということなのだろう。
私にしては、頑張っていたのだ。予定はいつもてんこ盛り。言葉を選び、愛想笑いをし、真面目に打ち合わせに出て、失敗し謝罪し、拒否され落ち込んで。
目まぐるしい日常に、足がもつれてしまった。




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病は気から

発作の件で、自分の体に自信がなくなってしまった。
毎月通院し、薬も飲んでおり、症状は落ち着いていたので、すっかり持病のことは頭から離れつつあった。
子の学校関係など、プレッシャーを感じる多くのすべきことが、ある意味、気を紛らわせていたのだろう。
だが、現実はそんな甘くはない。

今日は、朝から頭痛が酷い。
自分を保つ為、こうしてルーティンともいえるPCを開いているのだが、かなりしんどい。
部屋は、埃だらけ。




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掃除をしなくても、生きて行ける。そう思うのだが、吐き気を催しトイレへ行けば、掃除のしていない汚い便器や散らかったトイレットペーパーの芯。
なぜか、私が入る度にロールにはギリギリ張り付いているだけのペーパーだったり、また毛があちこちに落ちている。
そういうのを目にすると、症状が更に悪化するように感じる。いつも、自分は手抜き家事をしているように思っていたけれど、普通の生活レベルを保つことこそが、本来の家事なのだ。
病は気からーそう思う。




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発作

久しぶりに、発作が起きた。
ここ数年、大きな発作は抑えられていたのだけれど、今回は色々なストレスや疲れも誘発の原因となったのかもしれない。
健康は、金で買えない一番の贅沢。
不健康な時こそ、そう思う。
子が中学へ上がったら、働こう。そう思っているのだが、また自信がなくなってしまった。




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卒業式の服

ショッピングモールの子供服売り場へ行くと、既に卒業式の服が並べられており、もうこんな時期なのかと驚く。


「袴、着たい。」


子は、そう言っていたけれど、着付けも出来ないし金も掛かりそう。夫にそれとなく相談すると、必要ないと一蹴された。
夫は、子の反抗期に対抗しているのだろうか?以前の夫なら、金が掛かっても子が要求することには答えていたのだが。
やはり、最近の二人の関係性によるところが大きいと思える。
昔のように、「パパ、パパ!!」と懐いてくることもなく、夫が在宅の日は自分の部屋に籠る子。食卓を家族で囲んでも、目も合わせない。
夫も、あの一件ーピアノのことで大喧嘩して以来、子には当たらず触らずといった感じ。ただ一言、私の前でため息交じりに愚痴っていた。




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「まったく、可愛くねーな。」


家族でお出掛けーという感じもない。去年までは、夫が義実家に遊びに行けば子も付いて行っていたのだが、それもめっきり無くなった。
このままではマズイーという気持ち、だが、これでいいのだという気持ちが入り交じる。
娘は、本能的に父親に嫌悪感を示すもの。この時期、親子間で恋愛感情が芽生えてはNGだからーそう言い聞かせる。

袴以外だと、ワンピースかブレザー。どれもこれも1回こっきり。一人っ子だしお下がりにする予定もないと、ただ卒業式の為だけに新品を買い揃えるのも勿体無い気もする。
メルカリなどの出品も見ながら、どれが妥当か決めなくては。あっという間に今年も終わる。




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責任の取り違い

やろうやろうと思っていたことが、進まない。
思うだけで、体が動かない。
頭の中では、万能の自分がいる。実際は、空回りの自分。
子ども会の集まりで、皆に詫びの菓子を渡そうとしたのだが、


「こういうの、やめない?」


Hさんのその一言で、場が凍り付いた。
最悪だ。


「ミスは仕方が無いし、誰も責めやしない。こういう形じゃなくって、別のことで返した方がいいと思うよ。仕事じゃないんだから、尚更。」


いつもは場を取り成すように口を挟む会長も、押し黙ったままだった。泣きそうになったけれど、ぐっと堪える。
小さく「ごめんなさい。」と呟くしかなかった。

自宅に戻り、お菓子の包み4つを前に茫然とする。Hさんの言うことは、もっともだ。
こんなやり方は、フェアじゃない。取引先とどうこうあった訳じゃないのだ。
今度のイベント、皆が引くくらいに前のめりになって、積極的に動くしかなさそうだ。




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