バレー要員
子ども会の集まりで、落ち込む出来事があった。
いつものように集会所で雑務をしていたのだが、単純作業だった為、会話に花が咲く。
私は発作後から、皆に気を遣われているのが痛い程分かるのだが、それでも卒対委員の集まりに比べたら、少人数ということもあり居心地は良い。
それに、無視されることもないのだ。
「今日、練習来れそう?」
「あー、今日は無理。上の子の塾送迎あるんだよね。」
TさんとMさんが話しているのは、ママさんバレーのこと。最近知ったのだが、彼女達はバレー繋がりだったのだ。
会長は、メンバーだったらしいけれど、今では親の介護でそれどころではないらしい。その代わりなのか、助っ人にHさんが先日の試合に入ったらしいのだ。
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「Hぽん、このままレギュラーになってよ!」
呼び方・・ちゃん付け嫌いの彼女だからなのだろう。それにしても、それ以上に親しみを感じる。Hさんもその呼び方を受け入れているし、驚くことにTさんやMさんのことを愛称で呼び始めたのだ。
試合をしたことで、一体感が生まれたのだろうか?ますます彼女達と私との間に、見えない壁を感じた。
私の知らない話。試合のことは勿論、バレー部内のあれこれで盛り上がっている彼女達。だが、これ以上気を遣われるのは御免なので、にこにこ存在を消しながらも笑みを浮かべた。
人が足りないと嘆いている彼女達だが、私に誘いの一言も無かったのは、どう見ても運動をしそうに見えないからだろう。
誘われたとしても、断るだけなのだけれど・・自分勝手な疎外感に包まれた。
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- category: 近所
- 2020/01/31