悪い習慣
子は、スマホを手に入れてからというものの、何も言わなければずっと手にしている。
昨日は、トイレへ行くのにも持って行こうとしたので、注意した。
「パパだって、トイレに持っててるじゃん。」
「パパはいいの。」
夫は、トイレだけではなく風呂でもどこでもスマホ持参。今更、その習慣を変えることなど無理な話。
「なんで!?」
一体、誰とやり取りしているのか?一応、時間制限は掛けているものの、耳障りな程に鳴り響くライン音に苛々する。
夫のスマホからもそれだから、何もない自分の方がおかしいのかとさえ思えてくるのだ。
夫がオンライン飲み会ではない日、ダイニングで食事の際もそうだ。元々会話が少ないのに加えて、スマホ音が鳴る度に、夫も子も傍らに置いているスマホに手を伸ばして食事を中断する。
さすがに苛々し、
「いい加減、それやめなさい。」
子に、注意した。一応、子はその手を止めるものの大きくため息。夫は素知らぬ顔でテレビに顔を向ける。同じことをしているのだから、加勢することが出来ないのだ。
ピンポンー
ピンポーンー
ピピピピンポーンー
耳について離れないこの音。一日の家族での会話量と比べて、ずっと多いのだ。
- category: 反抗期
- 2020/04/29