ドキリ!
突然の緊急地震速報。
丁度、夫も仕事の日で家には私一人きり。家事もだらだらソファーに寝そべり、完全に気が緩んでいたところだった。
ガラケーからもテレビからも、そして外からは区の警報も。
実際、揺れらしい揺れは感じなかったけれど、コロナの感染数が日々増加し、全国1000人越え。
テレビでは、日本地図の広範囲が赤色に染まっており、恐怖心で身が固まった。このコロナ禍に、大規模地震が起きたらと思うと、まさに日本沈没だ。
警報が鳴るということは、マグニチュード5以上の揺れが観測されたということ。決して誤報ではない。表に出ない分のエネルギーが蓄積されていそうで怖い。そう思ったのだけれど、結局は気象庁は誤報だと謝罪した。
珍しく家電が鳴り、まさか夫?と思うが、実母だった。最近、ちょくちょく電話が来る。これまでの空白期間を埋めるかのように。
「あぁ、あんたいたの?」
電話しておいて、この出だしの台詞。突っ込みどころ満載だ。
「まったく、嫌になっちゃうわよ。あの音、心臓に悪いわ。結局、全然揺れなかったじゃないのよ。いちいち鳴らさないで欲しいのよね、寝てたのに!もう私達年寄りはいつどうなったって構やしないわ。」
気象庁に対しての愚痴をわざわざ娘に電話で伝える母だが、実際のところビビったのだろう。
だが、それは前置き。暇つぶしに電話をしてきたのだ。父の愚痴から始まり、親戚の噂話ー誰それが離婚しそうだとか諸々。コロナで籠っているストレスをぶちまけるかのように、お喋りが止まらない。
一人で清々する!と強気な割りに、やはり人恋しいのだ。
電話を適当に切り上げ、防災グッズを見直すと、賞味期限切れのものがちらほら。カップ麺や菓子など。チョコレートは常温なので溶けかかっていた。ナプキンなども、備蓄分を回していたのでまた買わないとならない。
大事には至らなかったが、防災見直しのきっかけにはなる警報だった。
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- category: 暮らし
- 2020/07/31