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チャンスの神様

再び、仕事探し。
色々なサイトに登録するも、何の特技も経歴もない自分に出来そうな仕事が見つからない。
未経験者優遇!と書かれていても、未経験+αの要素ー例えば、コミュニケーション能力だったり機転の良さが抜群に良かったり、ただただ第一印象が抜群に良かったり、そもそもブランクが無かったりの要素が含まれてのことなのだろうと実感する。
再び応募してみた2社は、書類選考で落ちた。メールだったのだけれど、あっけなく当日に落ちた。
さっと目を通して、削除されたという感じ。選定すらされなかったのだろうか。

自信が一気に無くなっている。先日、面接まで行ったアレはまぐれだったのだろうか?それとも、チャンスの神様の前髪を掴み損ねたのか。
子の通塾問題もあり、頭が痛い。



塾代・・・

子と共に、気になる塾の説明を受けて来た。
親として気になるのは、その費用・・・想像以上の金額に頭が痛くなった。
HPには、金額が記載されておらず、ただなんとなくぼんやりとした平均値を頭に浮かべつつ説明を聞きに行ったのだが、ぼんやりしていた頭が更にぼーっとしだし、塾本来の特質というか、そこの塾だからこそのメリットは、広告通りの表向きの内容しか頭に入って来なかった。
体験もあるのだが、当事者である子表情がいまいちだったので、とりあえずの保留。

「どうだった?」

「うーん、なんか、不安。」


「何が?個別だし、気になってたんじゃないの?」



「友達が、先生は学生バイトでいまいちって言ってた。分からないとこ聞いても分からなかったり、他の先生に聞いたりしてていまいちって。」


「え!そういう大事なこと、なんで行く前に言わないの!?無駄な時間使ったじゃないの!」

「ごめん、もう説明会の予約取った後に知ったから、言い辛くて。」

「・・・」


夫に料金の詳細を伝えると、やはり来た。


「あなた、そういえばこの間の面接どうだった?」


それに答えると、大きなため息。
そのため息は、私に対してのものなのか、塾のパンフを眺めながらその費用に対してのものなのか、曖昧だったが、恐らくどちらともなのだろう。

まるで、食費と同等の金額ーまだ中二なのに。そして、受験生年でもある中三にもなると更に費用はアップする。
悠長に仕事探しをしている場合ではないーそう夫の横顔は私に向かって告げていた。








9%ストロングの威力

実は、Mさんから再三連絡が来ている。


ーうち、来ない?

ーランチしない?


春休み前のこと。
そして、春休みに入ったところ、今度は、


ーオンラインランチしない?

彼女に不信感をおぼえ、大泉洋ネタにもスルーし、のらりくらりとかわしていたら、逆に彼女からのアプローチが強くなった。
なぜ、こんな私に執着するのだろうか?リアルでは、他人の振りをする癖に・・・


実は、なかなか仕事も思うように決まらず、私は私で人恋しい。昨日のスネ夫ママら目撃の件から、孤独感が強まっている。
夫はこの時期繁忙期で在宅より出勤が多くなり、子は子で、春休みに入った途端、毎日のように部活仲間とたむろしているようで、一人持て余していたところ。
かおりや引っ越し前のママ友、また、従姉妹のN恵も忙しいのか、こちらからラインするも素っ気なく、寂しく思っていたところのお誘いで、つい気持ちが揺らいでしまった。


ーいいよ。じゃあ、来週半ばくらいにしよう。


人恋しさに負けた。正直、Mさんのことはあまり好きではない。だって、私のことを蔑ろにしたのだから。それでも、彼女からの誘いは、無視することが出来ない。人を誘うことにどれだけのエネルギーを必要とするのか、また、拒絶された時のダメージを思うと、無下にすることなど出来なかった。
また、彼女からの誘いは、私のコンプレックスを覆い隠す甘い蜜でもある。客観的に、彼女は誰からも好かれるだろうキラキラママなのだ。常にママ友に囲まれているような、明るくて柔らかくて、愛されているママ。
そんな女性に求められている、もっと有難く思わなくては罰が当たるー、気が進まないながらも、彼女から誘われることに自己肯定感を得てしまう。

さらけ出してしまおうかー。逆に、思う。あの時、他人の振りをしたでしょう?と突っ込んでしまおうか。それでも繋がれば、本当の親友になれるかもしれない。

9%のストロング3缶目の私。何でも出来る気がするのだ。


居酒屋充

夫がツーリング仲間でもある後輩数人を、自宅最寄り駅に呼びつけた。
一杯やってくるからーと、ふらりと出て行って小一時間もしないうちに、家の電話が鳴る。

「スマホ、忘れた。店に持って来て。」

私と子は、軽い夕飯準備をし、さぁこれから食べようとフライパンの野菜炒めを皿に移そうとしたところだった。
指定された店へ行くと、夫は店前で待っており、中には後輩らがいるらしいが、特に紹介されたりすることはなかった。

「サンキュー。じゃ。」

あっさり店内へと消えて行った。なんとなく釈然としない心持で、店前に停めた自転車に乗り込もうとしたところ、私と入れ替わりに自転車を停めた女性と目が合った。スネ夫ママだった。
別に悪いことなど何もしていないのに、そそくさと自転車にまたがり逃げ去るようにすると、背後から、

「あ、来た来た~、先に店、入ってるね!」

スネ夫ママが私を通り越した先にいる女性二人に呼び掛ける。敬語ママとボスママだった。敬語ママと目が合った気がしたが、話し掛けられることが憚られ、気付かないふりで立ち去る。ボスママとスネ夫ママがその場にいなければ、挨拶くらいはしていただろうけれど。
夫も飲んでいる店で、彼女らも一杯やるのだろうか?なんだか嫌な予感がした。

それにしても、幼稚園時代からまだ続いている彼女らの関係性は、もうママ友の域を超えての親友なのかと思うと、羨ましい気持ちが湧く。夫に対してもだ。趣味の仲間と気軽に飲んだり食べたり、思い付くまま会うことが出来る仲間。そういう人が一人でもいたら、どんなにか心強いだろう。

なんだか切なくなって、帰り道、子と食べる為のコンビニスイーツを買い込んだ。これくらいの贅沢したって罰は当たらないだろう。














おともだち候補

ようやくお隣さんが挨拶に来てくれた。
洗剤とタオルを持って、ご夫婦で。
第一印象は、とにかく奥さんの背が高い。そして、細い。まるで針金のようだ。それに対して、ご主人はずんぐりむっくりで背が低い。しかし、とても包容力のある雰囲気だった。
とても感じ良く、仲睦まじい様子であり、私よりも少し上の世代のようだ。
子どもがいるのか?気になったけれど、いずれ分かることだし、初対面であれこれ聞くのも失礼な気がして、聞けずにそのまま。
日中~夜に掛けて、私はまだ仕事が決まっていないので在宅だけれど、様子を伺うも、物音ひとつしない。
ということは、子どもはいないご夫婦で共働きなのだろうか?
想像が膨らむ。

いつも最初はポジティブな妄想をし、期待をして裏切られる。素敵ママもお隣さんも、またMさんやその他知り合った人々・・
この地に越して来てから、ずっとずっと良い出会いがない。
勿論、敬語ママやYさんのような素敵な人との出会いはあったのだけれど、あまりにも人間が出来過ぎており、次第に自分が嫌になり疎遠になるという流れ。
引っ越し前のママ友とは、時々ラインのやり取りはしているけれど、やはり北海道という距離感はまるで海外にでもいる友人とのやり取りのようで切ない。

気軽に声を掛けられる、今はコロナ禍で無理だけれど、お裾分けをし合ったり、ランチやお茶などをし合うような友人。
一緒にスポーツジムなんかに通えるような近所の仲間が、やっぱり欲しい。


二面性

「そういえば、面接どうだった?」

いつ、夫からそう声を掛けられるかとビクビクしている。
結果が分かった日、さらりと夕飯を囲んでいる最中にでも言えたら良かったのだが、妙な緊張感が邪魔をして言えずに今日まで来た。
向こうから聞いてくれたら、ダメだったと言えるのだけれど、なぜか、自ら手を挙げて言う勇気がない。
それは、一次選考が通った時、想像以上に夫が驚き喜びを交えたような声色だったこと。
これまで、期待なんてされたことなど無かったので、そんなリアクションがかえってプレッシャーになってしまった。
だが、いずれは分かること。早かれ遅かれ、結果を伝えなくてはならない。
不採用だったことを伝えたら、あからさまに馬鹿にされるのか?がっかりされるのか?
いずれも、マイナスのリアクションなのだろうと思うと、やはり気が重い。
そして一番は、自分に対しての失望感だ。案外、私は自分のことを高評価していたのだ。
常に、自己肯定感の低さを感じていたが、自分でも気付かなかった一面が露呈した。





ぼやき

夢を追う人達を間近で見ていると、苦しくなる。
大小あれど、そこには希望があって、現状よりずっとわくわくするような胸の高鳴りを垣間見る。
夢は夢で終わるかもしれないし、現実になるのかもしれないけれど、
それを願って、行動出来るかどうか。叶わなかった自分をまるっと受け入れる覚悟さえ愛しく思えるか。

たった一度の面接に落ちた。それだけで、過去のうまくいかなかった就活の記憶が一気に蘇る。
そして、あの選択で、人生も変わった。
隣の部屋で大きないびきをかいて寝ている夫は、もう十何年も連れ添っているのに他人のようで、
あの頃うまくいかなくなったあの人とは、何もかもがぴったりでそもそもずっと一緒にいることが夢だったのに。
どうしてここに彼はいないんだろうって、こんなオバサンになっても過去を彷徨う癖がまだ抜けない。
自分でダメにした恋、自分で選択した現実、最後の最後で努力を怠った結果が、今。

「脱サラしたい。」

「いい高校に行きたい。」

「雑貨屋兼、カフェを開きたい。」

そんな夢を語る人達の瞳はキラキラしていて、まだそれを手にしていないのに、手に入れられるんだって根拠のない自信に満ち溢れていて眩しい。

真っ新な履歴書に、可能性を感じていたあの頃。
もう何十年も生きて来て、自分のボリュームの薄さを目の当たりにする。
空白すら主張するような個性もないから、ただ日々をこなすことで逃げ出そうとしている。



モラハラノート

夫の愚痴を書き連ねたノート、言い換えれば、モラハラノート。
これは、いざという時何かの証拠になるのでは?の思いと、苛々やもやもやをぶつけて一人消化する為のノートだ。
最近、PMSも酷くなり、以前なら気にならなかったことさえ気になるようになったので、ノートもすぐにページ一杯になる。
一冊書き切ったら、虎の子が置いてある引き出しに仕舞い、もうそれも3冊目だ。
夫が仕事の日、電話で夕飯は食べて来ると言ったので久しぶりに子と二人だと簡単な献立を考えて買い物をした後に、やっぱり帰るコール。しかも、餃子が食べたいと。

「今夜は餃子の気分だな。焼き餃子と水餃子。それに、ビールが切れてたから買っといて。あと、レバニラも食いたい。ハーゲンダッツもいつものやつ。」

焼きそばにするつもりで、その材料を買った後だったのだ。しかも、家に着いた後。せめてスーパーにいる時に電話をくれたら良かったのにー。声に出せない苛々をノートにぶちまける。


ーそりゃあ、働いてて好きなもの食べたいのは分かるけど、いつもいつもタイミング悪過ぎ!餃子?そんなに食べたいならテイクアウトでも買ってたまには主婦を休ませてよ!焼き餃子と水餃子って餃子専門店じゃないんだからどっちかにしてよ!作る過程はそりゃあ同じだけど、鍋や皿だって増えるしいちいち面倒なんだって!ビールだって、買いに行くの重いんですけど。自分で飲む分は仕事帰りにでも買って来てよ!食後にはハーゲンダッツ!?女子か?ー

一気に書くと、すーっと苛々が消滅した。不思議なことに、こうしてノートに書き殴ることで自分のメンタルをコントロール出来るのだ。

すると突然、家電が鳴った。受話器を取ると、実母からだった。伯母―、つまり母の姉と口喧嘩したらしく、その愚痴だった。ふんふんと聞いているうちに、話にのめり込み、気付くと子が自分で鍵を開けたのか、学校から帰宅していた。コロナもあるので、シャワーを浴びろとジェスチャーをし、再び話に戻る。

気付くと、一時間以上も母の愚痴に付き合っていたことになる。いつの間に風呂から出たのか、パジャマ姿の子がリビングソファーに座り、テレビを観ていた。ようやく電話を終えた開放感でふらふらになりながら、子の傍に行き、

「おやつ、なんか食べる?」

と聞きながらギョッとする。子が座るソファーの前のローテーブルの上に開かれたノート。思い切り、夫の愚痴を書いたノートが視界に入り、それを子が見たのかどうか聞くことなど到底出来ず、ただ平静を装うのに必死だった。



ー見たの?見た?

心の声。実際に面と向かって我が子に聞けるはずもない。母親が父親の愚痴をノート一面に書き連ねていたら、それを目にしたら、一体子どもの心にどういう影響を及ぼすのだろう。まだ、直に言い争いをしているのを見る方が精神衛生上良いような気すらする。


「はい、何個でもいいよ。」

さり気なく、おやつを置く場所を確保するためといわんばかりに、ノートを取り上げる。子は、一瞬だけノートを見たような気がしたが、敢えてそれに気付かない風を装っているようにも見えた。



プチシュークリームが何個も入った袋をテーブルに置き、温かい緑茶を置く。心臓のバクバクが自分の耳の中で不協和音のように響いていた。



結果発表

パートの面接結果。結果はというと、







不採用。
手応えはそれなりに感じていたけれど、世の中そんなに甘くはないということだ。自分の努力不足を思い知らされる。
取り敢えず受けてみれば引っ掛かるかも・・なんて甘い期待は、採用ならば来るはずの電話が一時間経っても来ない頃には薄らいでいた。
たった1回のパート面接でこんなにも打ちひしがれるのは、私からしたらこれ以上ない良い条件だったし、ここ数年来ぶりにやってきた腹の底から湧いてみなぎるような原動力に駆られた末の行動だったからだ。
正直いうと、自分でも想像以上に落ち込んでいる。何もやる気が出ない。
すっかり外は暗くなっているというのに、洗濯物を取り入れる気すら起きない。もうすぐ部活帰りの子が帰宅する時間だというのに・・・

自分でもコントロール出来ないくらいにあったはずの勢いは、消えてしまえば再発することなんてもう一生ないかもしれない。たった一社からの不採用で、社会から排除されたような、お前は不要な人間なんだという烙印を押された気がする。
恐らく、書類選考の段階で落とされていたら、ここまでネガティブな気持ちになんてなってなかっただろう。僅かな期待は、アテが外れた途端、大きな失望に繋がるのだ。

さて、気を取り直して夕飯準備をしようと思う。
私の本業は、主婦。まずはこの基盤をしっかりやって、次に臨もうと思う。










リバウンド

宣言解除となった都内。だが、感染者がゼロになった訳ではなく、前週比増加傾向を辿っている現状。
日々、在宅ワークたまに出社という状況にストレスを感じていた夫だが、とうとうそれが爆発した昨日。
パチンコをしに出て行った。

「天気も悪いのに、よく出掛ける気になるよね。」

子は、そんな父親の背中を眺めつつ呆れた声で言う。

「パパにも息抜きが必要なんだよ。」

何年振りだろうか?パチンコ断ちをすると言って、それを守って来た夫。株やバイクの趣味にのめり込んでいたことで遠のいていたそれが復活してしまうのだろうか?
パチンコは、結果によっては当日すぐにストレスが
たまる。勝ち負けもそうだけれど、株のように長期の目で見る勝ち負けと違い、その日に結果が出てまた翌日にはリセットされるからだ。
勝ち続けることなど、稀だ。そして、勝ちからの負けーリバウンドも大きい。

「ただいまー!!」

声の調子で、結果が良かったのだと胸を撫でおろす。晴れやかな顔で、子に板チョコやポテチなどの菓子を渡す。中学生にもなった子にとって、それくらいの景品で夫が求めるようなリアクションなどある訳がない。

「なんだよ、感じ悪いな。」

「今、ダイエット中だから。」

一体、いくら勝ったのだろうか?子も、菓子を貰うより現金を貰った方が嬉しいに決まっている。そういう当たり前のことに気付かない、それが夫だ。
結局、機嫌が良かったのは最初だけで、子とのやり取りですっかり不機嫌になった夫は、仏頂面でスマホ片手にソファーに寝転びながら、食事前だというのに、子から拒否された菓子をボリボリと貪り食い始めた。その背中は丸く、一体このコロナ禍で何キロ太ったのか知りたくなった。





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  • 2021/03/22

今、一番欲しいもの

家事削減のイメトレをしてみた。
欲しい家電第一位は、食器洗い機だ。

我が家は3人家族だというのに、どうもこうも洗い物が多い。
夫も子も、一度口をつけたグラスはちょっと席を外した時点で使わず、また新たに食器棚から出す。
食事も、家事を効率的にしようとワンプレート的に出したことがあるのだが、
夫から「味気ない」と言われ、
子からは、「なんだか給食みたいw」と馬鹿にされたので、それ以来していない。
センスは置いておいて、おかずはいちいち小鉢や皿に一人分ずつ取り分けている。なので、一回ごとの食事後の洗い物はかなり多い。
そして、夫が在宅ということもあり、常に流しには使用済み食器が置かれているのだ。これが地味にストレスだ。
折角、すべて食器を洗い、シンクも磨いたのにー。小さな専業主婦の達成感は、あっけなく夫によって崩される。
洗っても洗っても、食器はたまる。洗った後でも、水切り籠の中にある食器が乾かないうちに洗い物をしなくてはならない。
そうすると、その水切り籠の中にある食器を食器棚に移動しなくてはならない。その為に、まだ水滴が十分に残っている食器を布巾できっちりふいてやらねばならない。

全部が全部、ストレスだ。
なので、食器洗い機があればーこんな悩みもすべて解決。乾燥までしてくれるのだ。また使う時は、そこから取り出せば良い。
水道代も掛からないという。
仕事が決まったら、ダメ元で夫にプレゼンしてみようと思う。

家事削減のイメトレ

疲れる。
夫の在宅ワークにより、名もなき家事が増えている気がする。
何かと呼ばれることも多い。お茶だの、ooが切れているだの、買って来いだの。
主婦は、ただでさえ細切れ時間で動いているのだが、更にそれが細切れになることで、無駄な時間が増えた。
理想は、午前と午後それぞれ一度に用事を頼んでくれればいいのだが、そうはいかない。

「百均でクリアファイル買って来て。」

頼まれ、買いに行く。渡した途端に、

「そうだ、忘れてた。修正テープも。」

再び、店に行かなくてはならない。
健康ドリンクを頼まれ、ドラッグストアーへ行った後も、ビールを頼まれたり。なんで一度に言わないのか?ここまで来ると、嫌がらせに思えてしまう。
春からは働くので、今の状況を変えなければ。夫は在宅で私は外パートになったとしても、夫が家事を率先してしてくれるとは思わないので、今からイメージトレーニングで家事削減したいところだ。

今朝、テレビで観た9割家事を減らす主婦の話で、寝巻をインナーにしてそのまま翌日外出するというのは行き過ぎの気がしたけれど、(寝ている最中、人間は1リットルの発汗があると言うし、乾いたとして衛生的にいかがなものか?)あんな風に割り切って生きることもその環境次第では必要なのだと思い知らされる。
時間は、限られているのだから。

自分なりに、最良の効率化を目指したい。

捕らぬ狸の皮算用

健康だったら、掛からない費用。
歯並びが良ければ、掛からない費用。

毎月、医療費を計算している夫に、申し訳ない気になる。子の歯並びが悪いのは、産んだ私のせいでもあるし、私自身の持病は治る見込みはない。
毎月、薬代だけで数千円掛かる。数か月に一度の検査では、もっと掛かる。生きているだけで、消費してしまう私。

まだ採用が決まった訳ではないが、パート代の内訳を考える。捕らぬ狸の皮算用だが・・


*パート代 7万円

内)医療費 1万円
内)実家仕送り 1万円
内)携帯代や保険 1万円
内)子の為の貯金 1万円
内)私のへそくり 2万円
内)小遣い 1万円

これが、理想だ。実際は、なんやかんやよく分からない突発的な出費に流れてしまうとしても、毎月定期的に入って来る収入は大きい。
へそくりと小遣いはざっくりだが、衣類や美容費、娯楽費をここから出すことになるだろう。
とにかく、結果待ちが落ち着かない。鳴ってもないのに、電話の呼び出し音が聞こえる気が一日に何度もするのだ。
ドキドキが、止まらない。





どっぷりとした疲れ

昨日の面接で、どっぷり疲れたせいか、夫と子を見送った後で二度寝してしまい、気付けば正午過ぎていた。
のろのろと、遅すぎる洗濯物干し。バルコニーから見降ろせば、幼稚園バスのお迎え。
駆け回る子ども達とその母親達に、ぐうだらの自分への罪悪感を持つ。

面接ごときでこの疲れ。実際の業務はどうなってしまうのだろう。
数年前のパートの時よりも、年を重ねたぶん、明らかに体力も落ちた。持病の発作も時々あるし、いざ採用が見えてくると不安が募る。

昼飯は、夫の弁当の残り。今日は出社の夫。脱サラを決めた途端、職場での見栄を張ることも無くなった。ホワイトデーの予算削減もそうだけれど、職場の昼食も必ず弁当持参をする。ただ、おかず5品以上の縛りは相変わらずだけれど。

一人飯に、気を遣うことなどない。残飯は残飯。タッパーに詰められた白米に残りおかずをそのままぶち込む。レンジでチンする。
上品に皿に分けることなどしない。インスタなどしていれば、洒落た小鉢に盛り付ける遣り甲斐もあるのだろうけれど、ただ空腹を満たす為だけの主婦飯には、タッパーひとつで十分。レンジ1回、光熱費だって、無駄にかからない。

寝過ぎると、夜の寝付きは悪くなる。分かっているけれど、どうしても昼夜逆転してしまうのだ。




伝線したストッキング

面接へ。
面接官は、気安い感じの眼鏡を掛けた、60代と思われる紳士で、物腰も柔らかく威圧感などまるで無かった。
履歴書を見ながら、簡単な質問。ブランクについて突っ込まれることもなければ、子どものことについても聞かれなかったので、拍子抜けした。
駆けつけ一杯をしてから面接へーなんてことは非常識にもほどがあるので、以前病院で貰った安定剤を服用した。すると、自分でも分かるくらいのポジティブ思考へ。何でも出来るー、そして失敗したとしても、大したことはないと、根拠のない自信が私を勇気づけた。
業務内容をざっと説明された後、面接官の孫と、我が子の卒業した小学校が同じだという共通点が見つかりー、(住まいと子どもの有無で、それが判明した)大いに盛り上がった。盛り上がったというのは大げさだが、薬のお陰で饒舌になっていた私の方で、話題を吹っ掛けたのだ。

「娘の卒業式は、コロナ禍だというのに先生方のご尽力のお陰で、とっても思い出に残る式にして下さったんですよ。お孫さんも、今年は何年生でしたっけ?あ、修学旅行はどうなるんですかね?中止にならないと思いますよ。去年はどうやら決行したようですし。行事も今年はどうなるんですかね?あ、中学の方では・・・」

ペラペラと聞かれてもいないのに口が止まらなかった。だが、いつものような、自信なさげな私の姿はなりを潜め、堂々と振舞い、またその場を明るくしている自負があった。

ー採用されるー

直感で、そう思った。面接官の男性も、楽しそうに頷いては応えてくれたし、また私が吹っ掛けた話題に乗っかってくれ、当初予定していた面接時間を大幅にオーバーしたのだ。
会話が弾んだ、そう思ってよい。

いよいよ、新しい生活への扉が開く。そんな予感に酔いしれた帰り道、ストッキングが伝線していることに気が付いた。
全てがうまくいきかけた時に水を差された、そんな嫌な感じを受けたが、気にしないよう努めた。









面接へ

明日は、面接。
パートとはいえ、緊張する。以前の短期パートのような、オフィスワークではないので、何を着ていくべきなのか悩む。
スーツだと、行き過ぎているような気もするし、かといって、ジーパンで行く訳にもいかない。
工場やスーパーのパート面接の服装をネットで検索すると、カジュアルなものが多い。座って出来る軽作業のようなものなので、割とラフな服装の方がよいのだろうか。あんまりカチッとした服装で行くと、場違いーというか、マイナスの印象を受けたりはしないだろうか。
悩んだ挙句、近場の安価な婦人服ショップで、アンサンブルのグレーのニットを購入した。それと、既に持っている黒いパンツ。
一応、きちんと感重視で、子の入学式や卒業式で履くパンプスとバッグを合わせる。

何を聞かれるのか?恐らく、シフトについて。それからブランクについても聞かれるかもしれない。ネットでそれらの一問一答を眺め、暗記する。面接に、自分の答えなどない。馬鹿正直に伝えれば、恐らく不採用。
模範回答で臨むしか、採用への道は開かないのだ。


PTA・・・届かぬNO

見慣れない番号から、突然の電話。応答に迷ったが、出てみると学校からだった。
PTA本部からだ。
今年度の役員が決まらないらしく、その依頼。一瞬、スネ夫ママかボスママかと警戒したが、知らない名前だったのでほっとした。
日中のこの時間、仕事をしている保護者は電話に出られない。出られる人間は役員仕事の都合がつくという算段だろう。そのことに受話器を切った後、気付く私だった。

「春から仕事を始めようと思っているので、お休みなど取れませんし、お引き受けしたところでご迷惑をお掛けすることになると思います・・・」

遠回しに断ってみたものの、現役員はぐいぐいと押してくる。


「大丈夫ですよ!働いている役員は多いですし、私もそうです。現会長だってフルタイムで働いているんですから!そんな真面目に捉えなくてもいいんです。PTAはボランティアです。子ども達がお世話になっている学校への恩返しだと思って、気楽に引き受けていただけたらいいんです!!勿論、仕事で無理な時はお休みしたっていいんです!!」


断れない空気に、声が詰まる。今年はあのスネ夫ママやボスママが本部にいるので関わりたくない。やっぱり無理ーと断ったのだが、


「数日考えて、また改めてお返事下さい!前向きに、本当、気楽に考えて下さって!」



「え・・でも・・・」


「お願いしますね!では、御免下さい。」


ガチャーツーツー

私にも原因はある。こうした押しに弱く、強く出れない。グイグイ来られると、腰が引けてしまう。きっぱりNOと言えないのだ。心の中では断固として無理!と叫んでいても、表に感情を出すことが出来ない。



求人サイトを眺めている最中だったけれど、この電話で集中力が切れてしまった。学校仕事と自分の仕事、両立なんて出来る訳ない。





義母の爆弾

夫不在時、義母からの電話。何となく嫌な予感がしたが、ただの世間話のようだった。
仕事を辞め、コロナで大好きなテニスなどの趣味活動も遠のいている今、私にまで電話を掛けて来るとはよほど人恋しいのだろうか。

三女が在宅ワークなので、ご飯含めて、身の回りの世話をしているらしく、その愚痴が多かった。

「ほんとに、あの子も困ったものよ。なーにも自分のこと出来ないの。結婚も多分無理ね。本人は、気楽にシングルやってくとか言ってるけどね。最近、例の恋人と別れたみたいなのよ。」

先日会った時の、ぼーっとしたような感じはまったくなく、以前の元気な義母そのもの。一体あれは何だったのか?それとも、浮き沈みが激しいのか?

「お義母さん、体調のほうはいかがですか?」


「え?あぁ、今日は調子がすごくいいの。お薬貰って飲んだからかしら。」

薬というのは一体何なのか?メンタル的なものなのか、認知の薬なのか?

「あの子、自分のパンツも洗えないんだもの。私がいないと駄目なのよ。困っちゃう。でも、結婚出来ないのなら仕方がないわね。将来、あの子にここで面倒見てもらうことになるんだもの。今は私が支える番よね。」

喜々として話す義母に、一抹の不安が過る。

「あなた達は、将来のことどう考えてるの?皆でここに住む?私は構いませんよ。」

朗らかに笑いながら、恐ろしい言葉を嫁に投げていることに気付かない義母は、やはりおかしかった。
想像する。
義両親だけならまだしも、あの気強い三女と共に一つ屋根の下で暮らすということ。いずれ義両親がいなくなれば、夫と三女との三人暮らしか?恐ろしいし、あり得ない。
彼らの洗濯ー、それこそ、三女のパンツを私が洗うことになるのか?
今の生活ー、我が子が三女に入れ替わることを想像すると、ゾッとした。

冗談じゃない。

義母は、私が受けたショックに気付かないようで、次の話題へとうつす。例のロボット犬は飽きたのか、話題にも出なかった。
姪っ子の就活話や義兄のことなど。かと思えば、突然、イギリス王室のゴシップネタなど、あっちへこっちへと話が飛び、電池が切れたのか、


「なんだか疲れたわ。また遊びにいらっしゃいね。」

ぷつりと電話が切れた。
やはり、おかしい。









未来のために

春期講習に向けて、塾の体験レッスンを受けたく、その情報収集をしている。
夫も、家計に関わることなので、共に広告やネットなどを見てどこの塾が我が子に合うのか模索中だ。
三教科、1.5~2万くらい。五教科だと2万~3万。個別だともっと掛かる。
子は、部活仲間が既に入っている塾に行きたいと言っているのだが、果たして効果は得られるのだろうか?
切磋琢磨する仲ならいいけれど、無駄にトラブルが起きたりしては本末転倒。勉強は自分との闘い。
幼い頃の習い事のように、「誰々ちゃんが行くから行きたい!」なんて甘えたことは言ってられない。それ程、家計を圧迫するのが塾代なのだ。
夫が勧めたのは、個別塾。どうせ行くのなら効果のあるところ。だが、その費用は家庭教師レベル?なのか、かなり高い。

「あなたも春から働くんだし、まあ何とかなるでしょ。」

根本的には、甘やかされ育ってきた末っ子男子。なんだかんだで甘えたことを抜かす。そして、そのしわ寄せは私に来るのだ。

「仕事、選んでる場合じゃないよ。」

釘を刺され、その通りだと思う反面、そっちだって選り好みしているじゃないかと言い返したい衝動に駆られる。
だが、まだ夫は失敗した訳ではない。もしかすると成功するのかもしれない。起業は、ギャンブルだ。そのギャンブルの勝ち負けは、最初から負けだと思いするのではなく、勝算があるから実行するのだ。
それでも、妻である私はネガティブに捉えてしまう。そうしないと、失敗に終わった時の失望が大きいからだ。

「で、就職活動はどんな感じ?」

「うん。面接までは何とかいった。」

「すげえじゃん!!絶対決めろよ!」

珍しく、自分のことで褒められたことが気恥ずかしく、だが、期待されると駄目だった時のリアクションが恐ろしい。
ただ、仕事内容については詮索されず、すぐに条件についてあれこれ聞かれた。時給にいたっては、鼻で笑われた気がしたけれど、無職よりはマシだと思い直したようだった。
週3~には難色を示されたが、社員途用の話をすると、納得してくれた。扶養を抜けるか否かーそれは、仕事が軌道に乗ってからにしてくれと言われた。
まだ、夫は仕事を辞めた訳ではないので、自分の手当てを減らされるのは嫌なのだろう。

もう、決まったような流れになっていることにプレッシャーを感じつつ、自分の環境がガラリと変化する予兆に、身が引き締まる思いだ。






書類選考通過

4月から採用予定の仕事、なんと書類選考が通った。だが、正社員ではないし、最初はバイトでうまくいけば社員途用もありというもの。
覚えのある宛先からのメール受信を見た瞬間、喜びよりも不安が過った。いざとなると、不安感が増す。こんな私に務まるのかーとまだ面接をした訳でも採用された訳でもないのに、捕らぬ狸の皮算用状態だ。
仕事内容は、ある物の仕分け。単純作業だが、座って出来るところに魅力を感じた。しかも、黙々と人と余り関わらずに出来そうな仕事。夫からの日に日に強くなる圧もあり、決めてしまいたい気持ちもあるが・・

取り敢えず、面接対策。スーツを着ていくべきか否か・・・・・仕事自体はカジュアルOKの作業なのだが、常識的にはどうなのだろう。色々と下調べをしなくてはならないことが増えて来た。


10年前のあの日、まだ園に行く前の幼い子と2人きりの日中、これまで経験したことのない揺れが恐ろしく、ただ事ではないことを感じながらも固まった身を動かすことが出来ずにいた。
ただ、「この子を守る」と、本能的に我が子を抱きしめ続けることしか出来なかった。


3.11のこの日は特別。それは恐らく、私のように渦中にいない人々にとって。被害をもろに受けた東北の人々は、今も尚、消えない傷を抱えたまま復興への道のりを歩み続けている。一日たりとも、忘れることなんてない。
なので、この日にこの記事をあげるのを躊躇った。

何か、出来ることをと。福島の野菜を買う、アンテナショップに足を運びものを買う。ネットで検索をする。



3・11 検索はチカラになる


震災関連の本を読む。ドキュメンタリーを我が子と観る。新聞記事に涙する。涙した後、なんだか後ろめたさを感じる。知らない癖に、経験もしていない癖に、まるでフィクションを観たり読んで泣いているのと同じではないかと。
知り合いも親戚も直接の被害を受けていない私達にとって出来ることは、微々たることしかない。
現地に行き、ボランティアをしている人々も実際にいる中で、無力であり他人事に思われることは百も承知だ。
それでも、やはり今日、記事にあげることにした。
せめて、このブログを通して、検索をして下さる方々がいればとの想いを込めて。





従姉妹の愚痴

久しぶりに従姉妹のN恵からラインが届いた。どうやら、再び働き始めたことで連絡をする余裕が無かったらしい。有給だと言うので、通話することになった。
一先ず落ち着いたところで、色々と愚痴を吐きたくなったのだろう。
私は彼女のゴミ箱なのだ。
お受験は成功したので、今後の学費を稼ぐ為に、再び正社員として働くことに決めたのだ。


「OOちゃんは、塾行ってるの?」

「うん、今度の春から行こうかと思ってる。」

「今、働いてるの?」

「まだだけど・・今度の春から働こうかと思ってる。」


「ふうん、随分悠長なんだね。」

嫌味なのか、従姉妹の言葉にざらりとした感情をおぼえた。なまじ血が繋がっているからなのか、母方の血縁者だからなのか、割と言いたいことを腹にため込まずはっきりと言葉にする彼女。だが、また以前のような後味の悪い電話にしたくもなかったので、明るく返す。

「ほんと、もっと早く動くべきだよね。でも、体調が芳しくなかったり、コロナ問題もあったりで、なかなか動こうと思うと邪魔が入ってね。」


「そういう言い訳、あんまり外で言わない方がいいよ。」


ズバッと指摘され、流石に何も言えなくなってしまった。表情が見えないので助かったけれど、きっと今自分の顔を鏡で覗けば、酷い顔をしているに決まっている。

「もう卒園だから、どうでもいいけど。ほんとさ、セレブ専業っていい身分だよね。ママ友ー、ううん、もうあんな奴らママ友でもなんでもないけどさー旦那とうまくいかなくなったらどうすんだろうね。これからどうなるのかなんて不透明な時代なのにさ。」

そこから、彼女の愚痴が始まった。どうやら、幼稚園のママ友らと揉めてハブられたらしく、しかもそのハブったママ友は、皆セレブ専業で、価値観も合わないまま子どもの為にとこれまで我慢しての付き合いだったという。
しかし、同じ学校を受験し、自分の子だけが合格した途端、急に分かりやすいくらいによそよそしくなったらしい。
なので、そのイライラを同じ立場に見える私にぶつけているらしかった。

マシンガンのように、自分の愚痴を一通り吐くと、すっきりしたのか、


「ごめん、さっきは言い過ぎたよ。体、大丈夫?これから更年期もあるかもだし、持病が悪化しないようにしないとね。」


取って付けたように、労わるような言葉を私に掛けた。こういう時、私は姉のように振舞ってしまう。本当は、従姉妹に対して頭にくる部分は多いのだけれど、自分が堪えればこの関係はうまくいくー、それは、実母との関係性とも似ている。


「そっちも仕事大変だけど、無理しないようにね。伯母さんはどう?」


そうして、いつの間にか聞き役と化す。自分の話をしたいのに出来ない。さらけ出すことを諦める。限られた時間の中、いくら近い関係であっても遠慮が働いてしまうのが私の性質なのだ。












生理の貧困

「生理の貧困」という言葉を最近になってよく耳にするようになった。タバコなどのような嗜好品ではない、なくては生活出来ないアイテム。それが、月に一度は女性のお財布事情を刺激する。
初潮を迎えたその時から女は、ナプキンだけでも月に千円、また痛み止めなども加えれば、数千円、男性には必要のない費用が発生する。

このコロナ禍で、家計がひっ迫。食費を切り詰めるだけではなく、生理用品やそれに関する痛み止めなどに掛かるコストを下げる女性が増加しているそうなのだ。

正直、子が初潮を迎えてからというもの、その部分に関しての費用は2倍以上、いや、3倍に増えた。さすがに夫もそれに関してあれこれ口出しすることはないけれど、つい私の方が気になってしまう。
やはり、漏れてしまわないか不安、だが肌に優しく体にフィットするものーとこだわりを持って選ぶと、なかなかの価格になる。
ちなみに、私はドラッグストアのナプキン激安セール日を狙い、まとめ買いだ。だいたい14枚入りで298円の日を狙う。
反して子は、8枚入りで同価格。しかも私よりも取り換え回数が異常に多い。ちょっと汚れただけでも付け替えるし、また生理日でなくてもまだ安定していない不安から、毎日のようにナプキンを使っている。慣れるまでは仕方がないと諦めてはいるものの、家計には痛いのが本音。
というのも、そもそも私は夫と結婚してからというもの、そういう類いのものに関して金を掛けないよう工夫を凝らしてきたからだ。ギリギリまで付け替えないようにしたり、また、タンポンを使ったり。

女性は、生活しているだけで見えない金が掛かる。また、女性であることから男性と対等の土俵で戦うことは無理である。それは、体のつくりが違うことから、どうしたって無理なのだ。
例の、オリンピックの件での女性蔑視の彼の発言も、女性をバカにしたとかどうとか以前に、彼自身が女性ではないのだから女性のことに無知なのだ。無知だからこその発言なのだと受け流す人も少なからずいただろうと思う。
まあ、あれは彼の立場を思えば、してはいけない発言だったのだろうけれど。

人間らしい生活をする為に掛かる費用さえ危ぶまれていること、それが、この安全だと思っていた日本国内でじわじわ起きつつあること、肝に銘じて備えていかなくてはならない。


ディスタンス、雑感

ホワイトデーのお返しを選びに、ショッピングモールへ。
節約志向の高まった夫は、以前のような見栄だけのお返しを卒業したのだろう。
わざわざ百貨店に出向く必要もなくなった。とはいえ、都内のショッピングモールなので、それなりの有名スイーツ店は軒並みを揃えている。
夫から金を預かり、予算内の品物を選ぶ。だが、この中に吉田さん宛てはないものだということも分かっている。
彼女は、特別なのだ。

何となく残念な気持ちになって、購入したお返しの入っている可愛らしいショッパーをいくつも手に下げ、ふらふらとモール内を回った。
緊急事態宣言が延長されたというのに、しかも、平日だというのにそれなりの人が出ていることに気付く。皆、ゆるみが生じているのだろう。
それは、我が家でも同じ。去年の夫の潔癖は今となってはどこへ行ったのか?こうして妻をお使いに出すまでになったのだから。

ふと回りを見渡すと、年齢層はバラバラだが女性たちが複数、連れ立っている。それは、友達同士だったり、姉妹だったり、また親子だったり・・楽し気に、スイーツ売り場は勿論のこと、雑貨や服飾売り場をウィンドウショッピングしている。
また、コロナ禍であっても、アフタヌーンティーなどのお茶をする店には、女性がわんさか。よくよく探せばおひとり様もいるのだろうけれど、その殆どが女性グループ。
コロナで引きこもり生活をしていたことで、忘れ掛けていた孤独感がよみがえる。それはもう、猛烈に。

この生活は、ワクチン普及と共にいつかは終わる。終わった時、再び人と人との対面での繋がりは復活するだろうし、それまで抑制されていたからこそ、人好きのする人々は、リバウンドのように密接に誰かと繋がろうとするだろう。
そして、ディスタンスを超えた付き合い、乗り越えたからこそ深まった付き合いは、今後、一生の絆になるのだろうと思う。

コロナ前と後で、特にそうした付き合いに変化のない私。なんだか無性に人恋しくなってしまった。





期末テスト

子の期末テストの結果だが、いいのか悪いのか分からない。
私の時代のように、分かりやすい平均点というものもなく、また、最高点の発表もないので、一体自分がどれくらいに位置しているのか分かり兼ねるのだ。
塾へ行けば、それぞれの学校ごと、過去の蓄積されたデータを元に、点数さえ持っていけばどういった高校が圏内なのか教えてくれるのだろうか?
子も、返却されたテストを前に戸惑っているようだった。だが、周囲は遅くとも中2~塾通いを始めるらしい。
同じテニス部の同級生も、子を除いて、皆が皆塾通いをしているのだという。

新聞と一緒に入っていた折込チラシには、今年度の合格実績が掲載された塾のパンフレットがいくつもあって、一体子にどこが合うのかどう決めたらよいのか分からない。こういう時、ママ友情報が役立つこともあるのだと思い心細くなるものの、だが、うちはうち、よそはよそと割り切るしか道は残されていないのだ。
時に、そのママ友情報だって、有害になることもある。

夫に相談すると、金の面でちょっと難しい表情をしたが、テスト結果の点数が数字的にあまり良くないことから、頷くしかなかったようだ。タブレット学習は、一時休止。塾が合わなければ、また再開する流れとなった。

何となく、返されたテスト問題に目をやるが、ちんぷんかんぷん。大人の私にもお手上げ。いつしか我が子は私よりも学力の面では上を行っているのだ。忘れたーなどといえば聞こえはいいけれど、社会などの常識問題すら首をひねざるを得ない自分自身に、母として情けない思いもある。
ワイドショーやネット漫画などを見る時間を、もっと別の有意義なことに使うべきだった。社会情勢に関心を持ち、新聞を隅から隅まで読み、様々な分野において関心を持っていれば、いくら外で働かぬ専業主婦だとしても、我が子の勉強のサポートくらい出来たはずなのだ。

しかし、そこはもう外部にお任せし、私は私でその資金を稼ぐことに向かうことにする。そう決めたのだから、親子共々、頑張るしかない。今日も気になる求人に応募する。今のところ、全滅だ。



役員希望アンケート

PTAの役員希望アンケートが回って来た。
本部は既に推薦で決定したのだが、その中に敬語ママやスネ夫ママ、そしてボスママの名前があり、幼稚園だった頃とメンツがなんら変わらないことに何ともいえない気持ちになる。敬語ママに至っては、もう一年。任期は一年なのに、恐らくなりてがおらず、周囲からのお願いもあり引き留められたに違いない。

役員は、彼ら本部との絡みも多くあり、定例会議などには必ず出席しないとならない。これが最低で月一。
そして、子ども一人につき一回の義務。勿論、若干名はやらないまま卒業を迎える人もいつけれども、きっとそれなりの理由があるのだろう。
専門委員は、大まかに分けて8つ程。なんだか皆に役割を振るべく無理やり作っている委員もある。例えば、ベルマーク委員とか。わざわざまんべんなく皆が参加出来るようにーとの計らいなのか、ボランティアのようなものもあるのだ。
主要な委員ー、校外や広報などは外部にも出る機会が多く、私に務まりそうもない。また、祭り系の委員もキャラ的に無理がある。推薦委員も人脈が必要なので無理。ノルマもあるらしいので、更に無理。出来ることなら、ベルマークか図書委員が魅力的だ。外部に出る機会もなさそうだし、学校内での活動といっても、決められたことを粛々としていれば良さそうに思える。

一度は何かしらしなくてはならず気が重い。こういう時、一人っ子親で良かったとも思う。これが子ども3人4人もいたら、3倍4倍の憂鬱が待ち構えているということだろう。いや、子だくさんの母親は、私が知るに限りこういうPTA関連の顔でもあるけれど。
ただ、本部役員にスネ夫ママらの名前があるお陰で、それらに〇を付けることも憚られる。とにかく、顔を合わせたくないのだ。卒対以来会っていないこともあり、既に彼女らの存在は私の中から消えかかっている。このまま卒業までフェイドアウトしていたい。
彼女らと同じ年度の活動は避けたい。


今年は、仕事を始めなければならない。それに加えてPTA活動なんて無理。
なので、「今年は引き受けられません」の該当番号に〇を付けた。





最低限の生活

食っちゃ寝の一日。
義実家訪問が余程ストレスだったのだろう。長女や次女がいないだけまだましだったけれど、それでも近くて遠い他人の家にお邪魔するのは、気も心も遣うのだ。
今日は、夫も出勤。二人を見送り、ぼーっとワイドショーを観ているうちに、ソファーでうたた寝。引きずり込まれるような眠気。
頭の中では、洗濯もしないとならない。食器も洗わなくてはならないし掃除もしなくては・・アイロンも・・やるべきタスクはたんまりあるのに、瞼が開かない。
外の光がカーテンから漏れてくる。春を思わせるような暖かい光。まるで、猫になったような気分でその光を瞼の裏に感じながら、なんと正午過ぎまで寝てしまった。
寝たことですっきりしたのだろう、今度は腹がグーッと鳴る。なので、冷蔵庫から魚肉ソーセージと、まだダイニングテーブルに片付けていない朝食の残りー食べられそうなものをピックアップ。レンジでチンして炊飯器に残った保温ご飯と共に食した。まさしく、残飯。だが、それで満足する自分の安い舌に感謝の気持ちすら湧く。

ワイドショーが詰まらないので、録画しているドラマを観ながら洗濯物を干す。のろのろと動いて、何とか家事全てを終わらせれば3時過ぎ。今度は夕飯を考えなければーと、ネット検索しているうちに眠気が再び襲ってきた。
そして、はっと気付けば、今度は4時過ぎ。まるまる一時間寝ていたことになる。今度は先程の朝寝の時とは違い、頭がぼんやり。寝過ぎも良くないのだろう。

夕飯を作る前に、スナック菓子と板チョコ一枚ペロリと平らげる。腹が一杯になると、食事を作る気がますます失せる。だが、何か作らなくてはならない。
一人暮らしだったら、どんな食生活だったのだろう。家族がいることで、何とか普通の食生活を送れている気がする。

子が帰宅する6時までの2時間に、夕飯を作り終え風呂の準備をしなくては。食っちゃ寝の一日でも、最低限のやるべきことで、こんな私でも人間らしさを失わずにいられるのかもしれない。










スイッチONとOFF

義実家で見たことをそのまま夫に伝えるのには勇気が要った。
最初、ロボット犬のことを話すと、夫は鼻で笑い飛ばし私が深刻になり過ぎているのだと決め付けた。
だが、詳細に伝えると、段々とその表情は深刻になっていく。私も夫の表情の変化を見ているうちに、ついつい大げさに訴えてしま
う。
「お義母さん、私とろくに会話もせずに部屋に引き上げちゃって。お義父さんもお義姉さんも困っている感じで。OOのことも聞いてくれなかったのよ。」
普通、しばらく会っていなければ、孫の様子くらいは気に掛けるものだろう。それもなく、さっさと部屋にこもってしまったのだから、やはり普通ではない。嫁の私に気を遣うことすらなかったのだ。もはや、自分のことで精一杯という感じだった。

「分かった、時間作って様子見に行く。」


ふと思う。あれは、演技なのかもしれないと。そんな短期間で認知症の症状が進むとは思えない。きちんとした検査だって受けている訳じゃない。鬱のようなものなのかもしれない。先日電話で行き違いはあったものの、ちゃんと会話は出来ていたのだ。
しかし、まだ生身の犬を飼うのは分かるけれど、よりによってロボットなんて。そこらへんが理解出来なかった。ロボットなので、演技が済めばすぐにスイッチをオフをすればいいとでも思っているのかもしれない。
溺愛している息子の顔を見れば、義母のスイッチがオンされる、そんな気がする。




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  • 2021/03/04

犬型ロボット

気が進まないまま、電車とバスを乗り継いで義実家へ。
今週は暖かくお天気続きだという予報の中、この日だけ悪天候。滅多に出掛けない私だけれど、恐らく雨女なのだろう。
予定がある日に限って、傘を持たなくてはならないのだ。

土産に、駅前のモール内にある和菓子屋で桜餅を買った。年寄には和菓子がいいだろう。ただ、何個買えば正解なのか迷う。
人数分としたら、義両親と末っ子義姉、そして私の分で4つだけれど、数字的に縁起が悪い。なので、余ったら勿体ないとは思いつつ5つ購入した。

最寄り駅に到着し、電話を掛けると義父が出て、ロータリーまで迎えに来るという。申し訳ないと断るが、聞く耳持たず。なので、雨の中ロータリーで佇んでいると、クラクション。
なんと、末っ子義姉だった。後部座席に乗り込み、お礼を言う。

「久しぶりね。元気だった?あの子も強情よね。元気にしてるの?」

夫のことを聞かれ、苦笑い。

「今日は、お仕事お休みなんですか?」

「え?私?あぁ、在宅なの。ていうか、ずっと在宅。コロナが収束しても、この先基本在宅になりそう。まあお金掛からなくていいけどね。」

本当の話なのだろう。上下スウェットの部屋着でそのまま車に乗り込んだらしい義姉は、以前会った時のようなキラキラオーラをすっかり無くし、だいぶ老け込んだように見えた。伊達メガネで胡麻化しているが、すっぴんなのだろう。年相応のシミやしわが目立っていた。

共通の話題といえば、夫の話と義両親の話。なので、義母の様子を尋ねる。


「お義母さん、体調はどうですか?」


「うーん・・何ともいえないけど。仕事辞めたのと息子のこととコロナのことで精神的に参ってはいるよ。ほんと、一人息子だっていうのに困ったもんだよ。」

夫というよりも、私に対して物申したいような言い方だった。

義実家に到着し、車を先に降りて義姉を待つ。共に玄関から入り、挨拶をした。


「お邪魔します。」

すぐに義父が玄関まで出て来て、私にスリッパを出してくれた。こういうことは義母がして来たことなので、少々戸惑った。



スリッパを履き、脱いだ靴を直していると、背後から何かカタカタと足音のようなものが聞こえた。


「キャンキャン!!」


ーえ?犬!?

驚き、身じろぎすると、カタカタ音を立てた小さな犬のロボットが歩いて来たのだ。

「チャコちゃーん!」

そして、ロボット犬の後ろから義母が出て来て、私に気付く。

「あら、お久しぶり。いらっしゃい。」

なんと声を掛けたらよいのか・・戸惑いつつも、この犬のことをスルーするのも変な気がしたので、平静を保ちながら尋ねてみた。


「ロボット、買ったんですね。」

しかし、義母は途端に表情を硬くした。




「ロボット?チャコちゃんのこと?」

義姉と義父は困り果てたような顔をしており、しまったーと思い言い直す。


「チャコちゃんって名前なんですね。すごい!まるで本当の犬みたい。」


だが、義母は心を閉ざしてしまったようだった。以前のような愛想のよい義母はどこへ行ったのか、無表情のままロボット犬を抱き抱えて二階に上がってしまった。


想像以上に、事態は深刻なことになっていた。






いざ、戦場へ

再び、義実家訪問の希望日を聞くと、火曜日。
週間天気予報を見れば、雨模様。だが、今回ばかりはドタキャン出来ない。

どんよりとした天気の中、傘を持って出かける億劫さ。だが、仕事を始めれば、雨だろうが雪だろうが雷だろうが関係なく玄関扉を開けなければならないのだ。
これはある意味リハビリと捉えることにした。

いつもより一時間の早起き。洗濯は昨夜済ませているので、外に干すだけ。以前の短期パートを思い出す。
本日、夫は出勤日。なので、いつも通りの朝食と弁当の準備もしなくてはならない。
バタバタと朝の家事をしつつ、準備を平行して行ったら、それだけでぐったりだ。
だが、久しぶりにメイクをしっかりしたことで、気持ちシャキっとするものがある。くたびれたスウェットにすっぴんの日々は、身なりだけではなく心もだらけたものにするのだろう。メイクは見た目を綺麗にする以上に、気持ちの切り替えに必要なものなのだ。
ちびたアイブロウを手入れのしていない眉にひくと、ボサボサと毛羽だった私の一部が逆らうように違和感を残す。まるで、海苔をくっつけたかのような仕上がりに修正をする気力がわかず、せめて目立たぬように前髪をぎゅっとつかんで額に降ろす。


さあ、戦場へー
私の未来がどこへ向かうのか・・・先延ばしにしていても始まらない現実へと立ち向かう。







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