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ぼやき

細切れの時間を繋ぎ合わせて自分の為だけに使う時間は、無味乾燥で詰まらない。

生きる意味って、自分以外に注げる愛情だから。
その対象は、人間でなくても動物だって植物だっていいのかもしれないけれど。
相手が人間ならば、分かりやすい。
それでも、対価を求めてはそれが思うより小さかったりすると勝手に溺れる。
うまく息継ぎ出来なくて、苦しくなって泡を掴んではもがく。
たったひとことの「ありがとう」を惜しまずにいれば、世界は変わるかもしれないのに。





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聞くに聞けず

引っ越しの手伝いの件で、実家に電話した。
弟が私に直に会いに来たことについては触れて来ない。今住んでいる家よりもグレードが落ちることについてもだ。
母の声色が心なしか覇気が無く、なんだか疲れ切っているようだった。

「まあ、ぼちぼち準備はしてるわよ。あんた、無理して来なくていいわよ。こっちのことはこっちでするから。」


母の真意が分からない。本音なのかどうか。来なくていいという言葉を鵜呑みにしてその通りにすれば、後からぐちぐち文句を言う。これまでのことを思うと、素直に受け取れないものがある。

保証人はいったいどうなったのか?引っ越しが決まったということはどうにかなったのだろう。結局、母から直接我が家に頼んで来ることはなかった。
だが、易々と聞くことは出来なかった。

「当日、行こうか?」



引っ越し当日の手伝いは、男出がいるだろう。だが、夫に頼むことは難しい。最低限の家具の配置などは業者がしてくれるだろうけれど、その他諸々は弟に丸投げすることになってしまうのだ。私が行けばいいのだけれど、あっさり断られてしまった。

「まあ、普通は娘の旦那が手伝いに来るもんだけどね。」


そう言いながら、実際夫が来たところでの対応を面倒に思うだろう母は、絶対に来ないという前提でそんな風に言うのだ。












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作りたくない病

定期的に訪れる、作りたくない病。作りたくないというのは、料理のことだ。主婦ならば、誰しも一度は訪れるだろう病。
コロナ禍ということもあり、外食する機会も減り、テイクアウトは夫が在宅の時にひとりでぶらっと思い付きランチをするお陰で満たされているのか、家では私が作ったものを食べたいと言う感じ。
子は、時々だけれどジャンクなファーストフードを食べたがることもあったのだけれど、最近ではお年頃ということもありダイエットとニキビが気になってか、野菜多めの食事を欲する。
野菜多めと言われれば、やはり家で作る方が断然経済的だし、育ち盛りの思春期を持つ親ならば、我が子にリクエストされれば夫以上に作らなければという義務感も働くのだ。

朝ご飯を食べている最中に夫から、

「今日は昼何?」


昼は昼で、食べ終わってまだ間もないうちに子から、

「夜は何?」

と定型文のように聞かれるのだから、うんざりしてしまう。私はこの家で飯炊き女でしかないのだろうか。
たまにはテイクアウトをしたい。それか、夫が作って欲しい。
ちょっと前に夫は料理にはまりそうだったのに、もう今は熱が冷めたのかやらなくなった。次々と購入した高価な調理器具も今や棚の下。私が使うのには重すぎたり、また正直使い勝手が悪い。安価であっても使い慣れた器具の方が調理も捗るのだ。


「あー!面倒臭い!!今日は、カップラーメンとほか弁!」

と投げ出してしまいたいし、そう言える環境ならそうしたい。世の主婦は、こんな時どうしているのだろうか?とにかく作りたくない、メニューも浮かばない。冷蔵庫には何もないから買い物にも行かなければならない。なので、なるべくなら食材は重くない物・・とか。

もし一人なら、今夜はきっと卵掛けご飯に梅干し、きゅうりをそのまま1本かじって終了というところだ。




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選り好みしてる場合じゃない

例の2社は落ちた。
携帯に着信があり、見知らぬ番号。逸る気持ちで応答すると男性のソフトな声にもしかしたらと心臓が早鐘のように打つ。

「応募いただきありがとうございます。ご連絡が遅くなり申し訳ありませんが、既に採用が決まりまして・・」

律儀に結果を知らせてくれるのは有難いのだけれど、なんだか申し訳無さそうな電話越しにこちらが悪いことをしたような気になった。
もう一社はメール返信。例のごとく見慣れた定型文。
面接まで辿り着けない自分が不甲斐ない。やはり、年齢ではねられるのだろうか・・

ネット検索をし、駅前の映画館で清掃のバイトがあった。朝が若干早いけれど、これならーと応募した。
正直、体力的にも持病を抱えている分、自信が無い。ただ、労働時間が上映前ということで短時間だから何とかなるのではないかと踏んでいる。
ただ、家事でも掃除、外でも掃除の仕事というのはモチベーション的にどうなのだろう。

いや、仕事を選んでいる場合ではない。座り仕事一択なんて甘いことを言っている立場にないのが無資格ブランクありアラフォーの現状なのだ。





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他所のハレの日

エントリーの返事は来ない。若干、気分が塞ぐけれど前向きに。

寒いけれど天気も良いので、思い付きで神社に行った。七五三シーズンだからだろうか?昼過ぎに行ったこともあり、何組か着物を来た子どもとその親達が写真撮影をしたりしていた。
柄杓の水で手を清める。指先がジンとした刺激を受け、その冷たさに冬の気配を感じ取る。
採用が決まりますようにーなんて、神様にお願いはするものではないけれど、何となくそんな風な思いで5円玉を賽銭箱に投げ入れ手を合わせた。
砂利道を歩くと、小石と小石がぶつかり合って音が鳴る。ここだけが別世界。ちょっと散歩ついでに寄った神社だけれど、身も心も清められたような清々しい気分。

3歳くらいの小さな女の子が、髪を結って着物を着て、慣れない下駄を履いてそろそろ歩く。両親に手を引かれて。
彼女には、どんな未来が待っているのだろう。

幼かろうが年老いていようが、自分の未来を知ることは出来ない。
ただ、希望を持つことは出来る。どんな状況下に置かれても、それだけは平等だ。
小さな晴れ姿に、元気を貰えた日だった。







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リスタート

再び、就活。
相変わらず募集が多いのは、介護・保育・清掃の三種。そしてどれも自分には合わないし勤まりそうな気がしない。資格も必須だろうし。
しかし、何もしなければ何も始まらない。何度か面接を受けたことで慣れも出て来たのか、応募のハードルはぐっと低くなったようだ。
2社エントリーし、今週は様子見。選考が通れば、次へ進むのみだ。
1社は再び介護系。もう1社は幼稚園の給食調理員。後者は日曜祝日が休みなので都合がいい。

今年ももう終わってしまう。年内に決めたかったけれど、もう無理そうだなと頭の片隅で思う。まだ年の数は応募していないからだ。
いいなと思う求人は、土日祝必須だったり夜間までのシフトが何日か発生したり。子どもがいる家庭に優しくない条件だ。
それでも、もう我が子は中学生だし留守番くらい出来るのだけれど・・夫が今度は嫌な顔をするのだ。
働けと言う癖に、主婦が夜外に出るのは嫌だと言う。自分で食事を上げ膳据え膳することも億劫なのだろう。

ここ最近、簿記のストレスで体重が2キロも増えた。勉強しながらちょこちょこ菓子をつまんでいたせいだ。体が重くなると、心も重くなる。仕事探しのやる気スイッチも、このままうまくいかないとオフになる恐れがある。
今日は久しぶりにサイクリングをしよう。外の空気を思い切り吸って、体を浄化させたらいいことが起きるかもしれない。















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複雑な心境

実家の引っ越しは来月に決まった。
保証人の件も、何とかなった。
弟から聞いた、今度住む予定の家の様子を写真で見たのだけれど、正直なところ複雑な気持ちになった。
今住むところより、かなりグレードが下がるのだ。
ゆくゆくのことを考えて、両親はそう決断したのだろう。それでも、娘としてはなんだかやり切れない思いだった。
親に対しては長らく負の感情を抱いていたのだけれど、こんな時にふっと侘しく切ない感情にとらわれるのは、やはり血の繋がりがもたらすものなのだろうか。

「手伝いとか、行った方がいいよね?」

「まあ、来てくれたら嬉しいけど。兄さんは来なくていいよ。」

弟も、夫のことを毛嫌いしている。恐らく、結婚してから二人が対面で話したことはないだろう。そしてこれからも・・
部屋の荷造りなどを手伝いに行く日程を決め、電話を切った。

年老いた両親の終の棲家。それは、もしかしたら私がこの先辿る道に繋がるのかもしれない。まだ夫婦一緒なのだから救われるのだ。


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私、失敗しますので

簿記試験が終わり、ペンを置いた瞬間、何十年前に失敗した受験の思い出が蘇った。
いまだ、学歴コンプレックスを抱える私。ママ連中で大卒が当たり前の内輪話に居たたまれなくなったこともある。手に入らないものほど、年々輝いて見える不思議・・
大卒の経歴を得るのに金さえあればアラフォーでもなんとかなるけれど現実的ではない。ならばもう資格で自分の経歴をメイクアップするしかないのだ。
そう意気込んで勉強をスタートしたけれど、やはり興味のないことはとことん頭に入らない。老化という問題もあるのだろうけれど、錆びついた脳みそに新しい知識を入れることがこんなにも困難なことだったとは。

試験会場から自宅まで戻る間、まっすぐ帰る気持ちが湧かず、うろうろとエキナカの店を回った。手応えがあったのなら、ご褒美にこ洒落たカフェに寄って美味しいケーキでも食べたいところだったけれど、まるで駄目だったのでそんな贅沢など出来るはずもなく、ただうろうろするだけ。だがこんな時に妙に湧いてしまう物欲をどうやったって抑えきれず、子の土産という名目でデパ地下のベルギーワッフルを家族分購入した。

「ただいま。」

「おかえりー!試験、どうだった?」

夫と子が興味津々に聞いてきて、どうせ結果は後々彼らに伝わるのだから変に期待させるのも面倒だと思い、正直な感想を述べた。

「うん、ギリギリ駄目だと思う。」

それでも、見栄を張ってしまう。ギリギリでもなく、全然駄目だったというのに。

「私、失敗しますので。」

子が、おちゃらけたように人気医療ドラマのテーマソングを鼻歌で歌いながら言い、つい笑いそうになった。
夫は微妙な表情をしていたが、特に私に向かってどうのこうの言うことは無かった。掛ける言葉も無かったのだろうか。
もっと嫌味を言われるかと思っていたのに、こうリアクションが薄いと何だか見放されたような心もとなさを感じた。


「ワッフル、あるよ。」


二人に声を掛けたけれど、結局夫はそれに手を付けることは無かったのだ。




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パンク

自転車が壊れてしまった。いつものように、激安スーパーで買い物をして帰る途中。前も後ろもかご一杯に荷物を詰めていたところで大きな爆発音のような音が聞こえた瞬間、ペダルがぐったり重くなった。
修理屋までは遠い道のりなので、車で夫に運んでもらうことになる。なかなかそのタイミングがつかめず、仕方なしに徒歩圏内で買い物を済ませた今週。
天気が良かったので助かったけれど、やはり不便だ。
明日は簿記の試験がある。そんな矢先に自転車パンクだなんてついてない。というより、不合格を予感させる。
駅まで自転車で行くつもりだったのだが、徒歩ということで早目に家を出なければならない。
現地到着時間から逆算し、プラス20分と見ての出発。電車が遅れないか不安だったりもする。
ただ、天気には恵まれそうなので一安心。

夫も子も、今日は土曜だが試験前日ということを考慮してくれたらいい。




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タイムトラベル

いざ、試験の日。
もしかしたら、まぐれのまぐれで受かるかもしれない。そうポジティブに思い込むことで成功することもある。
昨夜はあまり寝付けなかったので、テキストをもう一度ざっと見直したりもした。夜の音のない世界では、無機質な数字の羅列に親しみさえおぼえた。

試験なんて、何十年ぶりだろうか。ちょっとした学生気分を味わいに行くのだといい聞かせることによって、むしろ楽しみに思えて来た。
結果発表は夫の手前気が重いけれど、今日は試験の空気を楽しんで来よう。


いざ、学生時代にタイムトラベル。


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経年変化、私達の月

140年ぶりのほぼ皆既月食。
テレビやネットで取り上げていたので、何となく見たい気持ちがあり、子が下校したら一緒に観ようと思っていた。
部活から帰宅した子の時間は17時半。

「ねえ、まだシャワー浴びないで。月観に行かない?」

「え?あぁ、月食?もう観たよ。」

「もう観たの?今?」

「うん、部活の友達と観ながら帰った。お腹すいたー。シャワー浴びて来る。」

私の誘いなんて聞こえなかったかのように、着替えを持って脱衣所へ行ってしまった。観たいと思うと止められない。
シャワーを浴びる子に一声掛け、外に出る。久しぶりに持つ一眼レフカメラ。一時期、カメラを趣味にしようと思ったこともあるけれど、長続きせずご無沙汰。

エレベーターから降り、外に向かう。エントランスには数組の親子。ざっと見て知る顔がないことに、そういえば知人は皆引っ越したのだなと思い出す。
楽し気な親子や友達同士、母親らはおしゃべりに興じているが、子どもの世代がまるで違うので挨拶を交わす必要もない。ようやく気楽な子育て主婦の域に達してきたのだ。
ただ、一人で月を観ている者がいないこともあり、エントランス内で観るのは微妙。ゆっくりと空を見上げながら歩く。

「あ・・」

薄ぼんやりとした細い月。かすかに光るそれは神秘的で美しい。

「ママ!もうすぐ消えちゃう!」

「そうね、消えちゃうからちゃんと見ててね。」


耳に入って来た見知らぬ親子の何気ない会話に、胸をぎゅっとつかまれ切なくなる。もうこんな温かな会話を娘と交わすことはないのだろうか。それとも、ずっと先の未来、孫と交わすことになるのだろうか。寂しいような待ち遠しいような、だがもう少し時の流れを緩めて欲しいような複雑な心境に陥る。

「ママ。」

「ちょっと、どうしたの?」

背後から聞き慣れた声。我が子だった。シャワーを浴びたばかりで髪がまだ濡れている。フリースを羽織っているけれど寒そうに肩をすくめていたので、ダウンを脱いで子に掛けた。


「うん、もう一度観ようと思って。写真撮りたかったし。」

そう言いながらスマホを月に向ける大人びた横顔は、確かに私がこの世に産み落とした我が子にほかならない。
子が来てからものの数分経たないうちに、月はほぼ消えた。しかし、目には見えにくいけれど確かに月はある。その事実を自分達に重ね合わせる。
子と私の心の交流も、きっとそんな風に変化している。ただそれだけのことで、繋がりは消えやしないのだと。

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愛あるポーズ

「今日、昼めしいらねーわ。」

在宅の夫が珍しく、昼を食べないと言う。丁度、何を作ろうか考えていたところだったので助かった。
作った後にいらないと言われると困る。時々あるのだ。コンビニ飯が食いたくなっただの、テイクアウトしたくなっただの。
そうなると、作ってしまった分は私の腹に入る。夫仕様の為、量が多い。ラーメンも具沢山に作るのだ。
私一人のランチなら、その殆どが残り物。納豆ご飯や卵掛けご飯。酷いと朝ご飯の余りだったりすることもある。

正午になり、ふらっと原チャで夫は外に出掛けて行った。なので、私も束の間の一人時間を楽しむ。チキンラーメンに、ぱらりとネギのみ。今日は贅沢に、卵も入れよう。蓋をして少し経つと、いい加減の半熟具合。麺ともよく絡み、旨い。

「ただいまー。あー、旨かったわ。」


夫がバタバタと大きな音を立てて帰宅。

「何食べたの?」

「え?あぁ、そこのチラシに入ってた店。一人前、2000円もしないんだから安いだろう?」

テーブルの上には、新聞の折込チラシがたくさんあり、その中にある寿司屋の広告を夫は指さした。
ランチには、一人前握りが1500円程。その他、丼ものなどもある。夫は、握りを食べて来たのだ。それを知り、チキンラーメンごときで喜んでいた自分自身に哀れみを感じた。
夫は、夫。私は、私。だが、一つ屋根の下に暮らす夫婦なのだから、一声掛けてくれてもよいのではないか?連れて行ってくれてもいいじゃないかー。
そんな私の恨めし気な表情に気付いたのか、


「あの店、駐車場ねーんだわ。バイクくらいしか停められないからな。今度、出前でも取るか。」

恐らく流れるだろう口約束はいつものこと、きっと実現しないだろう。


いい夫婦の日に、理想の夫婦に選ばれたタレント男性の言葉が蘇る。彼は、奥さんを大事にしている。おふざけであっても、そういう言動をしているうちにそれが当たり前となり、その夫婦のカタチとなり、そして甘ったるい気恥ずかしさなど感じることもなくなって、残るのは「愛ある情」だ。例えそれがポーズであったとしても、ポジティブなポーズは自分達にも周囲にも良い影響を与える。
夫にも、見習って欲しい。








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  • 2021/11/19

焦燥感

牛乳だけ買い足したく、近所のスーパーへ。
何となく買う予定はないものの、他の商品もぐるりと見て回っていたら、肩をポンと叩かれた。
Mさんだった。

「久しぶり!」

Mさんとは、色々あって疎遠になっていた。無理に合わせていたところもあったので、付き合いがなくなっても針金さんのような喪失感はなかったのだけれど、こうして親し気に話し掛けられるとちょっとは嬉しい。

「元気だった~?」

挨拶だけで終わる感じでもなく、立ち話に持ち掛けられた。だが、こちらにはネタがない。簿記の資格試験に向けて頑張っているところーだなんて伝えたところで、彼女もリアクションに困るだろう。なので、こんな時は相手の近況を聞くに限る。一時期はまっていた啓発本に書いてあったことだ。だいたい、人は皆「自分のことを聞いて欲しい」のだ。

「Mさんは?元気だった?忙しくしてる?」

すると、思った通り何十倍にもなって返って来る、どうでもいい彼女の近況報告。
これでもかという程に顔を近づけて来るので、マスク越しであっても正直きつかった。この人には、パーソナルスペースという文字はないのだろうか。

「そうそう!本当、忙しくって!今も隙間時間縫って買い物来たところ。そこの幼稚園でパート初めてさ。ちょっと手伝ってって感じだったのにがっつり入れられて。もう若くないし、やっぱりキツイよ。」


「幼稚園?先生?」

「うん、まあね。フリーのだけど。」


彼女が幼稚園教諭の資格を持っていることなんて知らなかった。


「まだ働く気無かったんだけど。まあ色々子ども達にお金も掛かってくるし。本腰入れて働こうかなって思って。」

「へえ、すごいね。」

「OOさんは?」

ふいに聞かれ、言葉に詰まる。不採用通知が脳裏に浮かび、気持ちが暗くなる。


「私は、主人の仕事の手伝い始める為に、ちょっと勉強。」

嘘ではないー。だが、なんだか後ろめたかった。皆、同じ場所に留まることなく進んでいる。その事実に焦りを覚えた。私なりに一生懸命行動を起こしているけれど、傍から見れば何もしていないのと一緒なのだ。彼女がペラペラと仕事の話をし出し、それに耳を傾けているうちになぜか前歯がずきずきと痛み始めた。神経痛なのか、とにかく集中出来ない程に痛くなり、しまいには吐き気まで催して来た。


「でね、園長が年下なんだけど独裁者でさー。」

染みるような痛み。ずきずきとその存在を主張してくる。

「そうなんだ、まあMさんなら大丈夫。お互い色々大変だけど、頑張ろうね。また時間出来たらお茶でも出来たらいいね。」


社交辞令を飛ばし、レジに向かう意思表示として財布を取り出すと、Mさんも空気を読んだのかまたねの合図を出した。



「そうだね、感染数も落ち着いて来たしね。仕事が落ち着いたら、またね。」


ずきずきする歯はなぜか家に着く頃には痛みがおさまっていたが、焦燥感は消えずに残ったままだった。












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希望的観測ハイ

週末にある簿記の試験。
絶対に落ちる。99%、落ちる。正直、パート採用よりも受かる確率は低い。
いや、両方落ちる確率が高いということなのだけれど・・

「どう?進捗は?受かりそう?」

普段、私のことなんてまるで興味もない癖に、こういう触れられたくない案件に関しては首を突っ込む夫。それも、子がいる前で。

「ママ、今週試験あるの?」

子も、興味津々で聞いてくる。家族から、こんなに私自身の身の上で興味を持たれたことは多分初めてで、ただただ気が重い。
もしももっと勉強を頑張り、試験の手応えも感じ、合格するかもしれないボーダーに身を置いていたのなら、家族からの干渉は案外気恥ずかしくも嬉しく、いい意味での励みと緊張感をもたらせたことだろう。

もう数日前ということだから、今更感はある。だが今週はパート探しはストップ。過去問を解きまくる時間に充てている。
2時間の制限時間で、70点以上。丸暗記だけでは受からない。一番重要な仕分け。そしてその仕分けが一番私の出来ない部分なのだ。
勘定科目の意味ひとつにとってもそれを理解し覚えるのに時間が掛かった。なんとなく覚えても、今度は右と左どちらに置くのか間違えまくり、答え合わせをし解説を読んでもその理論が分からない。
勿論、計算ミスも多い。家の家計簿すらうまくいかず夫任せなのだからそもそも数字に弱い。

それでもようやく自己採点で50点は超えるようになったのだ。あと数日本気でやって、もしかしてもしかしたらのまぐれの合格なんて在り得るかもーと、希望的観測。
切羽詰まって、頭が若干ハイになっているようだ。













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シュレッダー案件

落ちて落ち込む時間はもうない。
なかなか仕事が決まらないのは、もうデフォルト、当たり前のことだと思い込むようにしている。
未経験の介護関係にまで手を出したが、なしのつぶて。若い頃に経験のある仕事は、若い子に需要があるのだろうすべて空振り。
書類選考すら通らない現実。

専業主婦のブランクか年齢か学歴か、ネット応募だとすぐに「応募は締め切りました」と返信が来る。
エントリーすら拒否されて、心も折れる。

もう、今年の2月頃からぼちぼち動いて来たけれど、その間面接にたどり着いたのは片手程。後はすべてエントリーの段階で落とされるか書類選考で不採用という流れだ。

私自体、超就職氷河期だったことで正社員になれないまま社会に出た。契約社員かバイトかパートを転々とし、夫と出会い結婚して専業主婦というなんの光る経歴も持っていない。

私の履歴書を目にする採用担当者からしたら、シュレッダー案件なのだろうと思う。あの頃、諦めずもっともっと必死に正社員になる為に頑張れば良かった。楽な道に逃げたばかりに、結婚したら安泰だと胡坐をかいていたツケがここで回って来たのだ。
大変だった就活を経験しているので、アラフォーパート探しが大変だということは覚悟をもってしているけれど、こうも落とされるとやはりへこむ。今になって分かる、「若さ」という強み。

週末になり、なんとか3つ程だいぶ条件も妥協して応募エントリーしてみた。土日どちらかOK、残業も時々は可。またまた介護系のパートだ。未経験者優遇となっているし、50代以上も活躍となっている。資格はなくてもOKと。
そして、常に求人が出ているコールセンターにも思い切って応募してみた。正直、電話対応には自信がない。だが、持病の関係上ずっとの立ち仕事はやはりきついのだ。体力と精神を天秤に掛けた時、やはりどちらを選ぶかは明白だった。

夫と子にも、作り置きをするから夜残業があっても良いか聞いてみた。夫には反対されるかと思っていたのにあっさりOK。夫もここまで自分の嫁がパートすら決まらない事実をようやく受け入れてくれたのだろう。ただそうなると子の塾の送迎に一抹の不安が募る。女の子だし、一人で夜道を歩かせるのは怖い。夫が在宅の日ならいいけれど年末にかけて仕事は忙しくなる。
いやいや、そういう出来ない理由を挙げてばかりだから決まらないのだ。そうなったらそうなった時、その時考えることにしよう。

介護にコールセンター。3件の応募。どうか、せめて面接まではいきたいところだ。




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贅沢過ぎる条件

先日面接を受けた、ちょっと違うかもの介護系パート。
ポストにぴらんと不採用通知が届いていた。
よりによって、その封筒を見付けたのは夫。誰にも見付からないよう、頻繁にポストチェックしていたというのに。

「これ、あなた宛て。もしかして面接の結果?」

俺の前で開けろといわんばかりのプレッシャー。仕方なく、封を開ける。

「どうだった?」

「駄目だった。」


受けておいて、あの空気に馴染めそうもないことで辞退をするしないで揺れていたけれど、結局こちらが迷うことなく不採用だった。
だが夫の手前、取り敢えず採用通知が入っていたら良かったのにと思った。


「高望みし過ぎなんじゃないの?あなた、もっと単純作業の仕事の方が合ってるんじゃない?」


夫の、こういうところが嫌いだ。何となくの職業差別的発言。例えば、タクシーやトラックの運転手のことを「運ちゃん」と言ったり、工場系のライン仕事を単純作業と言ったり。いや、言葉の使い方というよりもその言い方がホワイトカラー独特の上から目線な感じで鼻に付く。

「高望みはしてない。介護系とか、求人がたくさんあるところを応募したから。」


精一杯の反抗。だが、すぐに言い負かされるのだ。


「介護!?あなたが?いやー無理無理!!あなたのそのテンポじゃ無理。しかも体力ないだろう?」


それは一番私が良く分かっている。実際こうして落とされたことで、適正がないことは裏付けもされている。
なんだか何も言い返す気力がなくなり、無言で皿を洗い始める。


夫のため息を背中で感じながら、私の輝ける場所はこの先永遠にないのだろうかと落胆する。
贅沢は言わない。要するに、自分らしくいられる場所。どんな仕事であってもいい、人間関係が良く、気持ち良く仕事が出来るところ。
そういうところと縁があればーと思う。


だが、頭の片隅では、それこそ贅沢過ぎる条件なのだということも理解している。






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ふっざけんな!

普通に自転車に乗っていただけなのだ。なのに、背後から突然怒鳴られた。

「どけ!ばばあ!!!」

後ろ向きにキャップをかぶった茶髪のヤンチャそうな青年で、こんな季節なのに半袖にタトゥー。
振り向きざまにガンつけられた。

スーパーでは、コロナ対策で線の通りに並んでいるのに後ろに並ぶ男性に舌打ちされた。

「早く行けよ!!」

恐ろしく、言われた通りにしたら今度は前にいる気の強そうな女性に、


「ちょっと!ちゃんと並んでよ!」

と睨みつけられ、情けないがその列から外れ別の場所に移動した。

しばらくして、胸のアタリがむかむかしどうにもならない怒りの感情が湧いた。
だって、私は何も悪くない。なぜ、あんな風に言われないとならないのか?自転車だって普通に乗っていた。道の真ん中でもない左通行に。
レジだって、ルール通りに並んでいた。
あいつらの顔が浮かび、その怒りが自分にも向かう。何も言い返せない自分にだ。
情けなく、逃げるように列を外れた自分。

「あーー!ふっざけんな!!」

自宅に戻り、家に誰もいないことを確認した後、クッションに顔を埋めて叫ぶ。
大声を出すことで、少しだけ発散されたような気がした。


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年収を知るチャンス

子ども18歳以下に10万円の支給ー
これに対し、子が貰う権利があると私達に言い出した。
勿論、夫は断固拒否。それは、教育費や歯科矯正など、子どもの為に使う予定だ。
もっともな意見だ。
子は、皆は親から貰う予定なのだといってきかない。皆って誰?と聞くとしどろもどろ。

そして数日前から、所得制限を設けるという流れになった。年収950万ライン。
夫の仕事は金融系。もしかしたら、制限に引っ掛かるのでは?と思い聞いてみた。年収950万越えなのかと。
ようやく夫の年収を知るチャンス到来なのだと、内心、心臓をドキドキさせながら勇気をもって聞いてみた。

「うちは、10万円貰えそう?」

遠回しに聞いたら、


「なんで?」


逆に聞き返された。950万以上なら、これまで夫が浪費してきたことを踏まえてもそれなりの貯金があるのではないかと安心出来る。それ以下だったらー、少々不安だ。開業資金を義実家に頼ったりした経緯もあるので、絶対的な安心なんてないのだけれど。


「もし、10万円入るなら・・OOの口座に移したいなって。」

我が家の家計は基本、夫が握っている。私は「やりくり費」を貰い、足りなければその都度夫に口頭で追加催促をするという流れ。
だが、最近では子に関する急な出費が増えて来た為、子の通帳とカードに関しては私が管理することになったのだ。
子の口座には、これまでのお祝い金や月々の児童手当が入っていた。夫は子の金には手を付けていなかったということ、そして児童手当をきちんと定期的に子の口座にうつしていたことに安堵した。もしかして、夫は児童手当も自分の口座にごちゃまぜにして何となく使ってしまってるのでは?と疑心暗鬼な部分もあったのだ。


夫は私からの問いに、能面のような顔を向けてこう言った。

「俺の年収探ってどうするの?」

長い沈黙、夫の無言の威圧感と視線に耐え切れず、

「いや、ただ貰えるのかどうか知りたかっただけ。」

「OOの口座には十分入ってるはずだから。まだ大学行くわけでもないし、10万ぽっち入る入らないどうでもいいだろう。それよりあなたは自分の仕事探しどうにかしたら?国や夫から貰う金のことばかり考えてないで。」



嫌な言い方。だが、正論を突き付けられたことで何も言い返せなかった。夫の痛いところを付けば、その十倍返しで私は痛いところを突かれるのだということを思い出す。

もうすぐ試験の発表もあり、ピリピリしている夫。合格しても不合格でも、どちらにしても私の心は安定しない。
結局、夫の年収はいまだ分からないままなのだ。




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  • 2021/11/13

推薦用紙

中学校、PTAから届いた「推薦用紙」、もうこんな季節なのかと、最近では季節感さえ感じるようになった。
自薦か推薦、一人以上の名前を書かなくてはならない。

そして今回の用紙を目にし、ギョッとした。

今年度の推薦委員のメンバーにスネ夫ママが入っていたのだ。彼女に私が誰を推薦したのかばれることになる。
中学になり、ようやくスネ夫ママの存在が薄れ始めていたところで、また彼女の嫌がらせが蘇る。
私個人に対しての嫌がらせでもないのに、そう変換してしまう。というよりも、今回は彼女の名前をこっそり書いてやろうと思っていた矢先の出来事だったので、まるで心を見透かされていたかのようだ。

敬語ママの名前を書きたいところだが、現役員はNGとなっている。色々と制約があるのだ。
仕方ない、今回もまた素敵ママか孤高の人の名前を書こう。一応、私も彼女らと関わった過去があり、彼女達の仕事ぶりについては無知ではないのだからと思いながらも、他人に嫌な仕事を押し付けている感がどうしても否めなく、気が重い。







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イメージとのギャップ

ようやくたどり着いた面接。場所は、小さな雑居ビル。中に入ると薄暗く、何となく気分が滅入った。
ドアを叩くと女性が出て来て、中は事務所のような感じだったのだけれどとにかく狭い。
オフィスというよりも、作業場といった感じで、何人もの女性が身支度をし大きなトートバッグを手に出て行く。
恐らく仕事場に向かうのだろうか?

「行って来ます!」

私と同世代やそれ以上に年齢が上をいった女性らが威勢良い声を上げる。その勢いに委縮してしまう。私とはカラーが違う、そんな人種達。年齢層は様々だけれど、皆とにかく元気が良い。静かに佇む私はなんだか場違い、そんな空気。

デスクに座っている男性が一人いたが、どこかと電話をしており私の存在など気付いていないようだった。
女性から、応接室のような場所に案内され、座るよう指示された。若い女性だったのでてっきる案内役なのだと思っていたら、彼女が私の前に腰掛けた。

「それでは、面接を始めさせていただきますね。」

ーえ?あなたが?あの男性じゃないの?

女性は、恐らくまだ20代程。若い子だったのでバイトか何かと思っていたらまさかの面接官。
うろたえつつ腰を掛けると、


「では、自己紹介をお願いします。」

「志望動機をお願いします。」

事前に送っていた履歴書に目を通しながら、彼女が促す。狼狽えつつも、何とか自分をアピールする。志望動機も事前に何度も練習していた文句だ。

「前職は、何をされていましたか?そこで得た経験から基づく成功例と失敗例を教えてください。」

「ブランクがあるようですが、その間、何をされていましたか?」

「体力勝負の仕事です。重い荷物を運んだり、また利用者様を介助することもあります。その面での自信はありますか?何か運動などされていますか?」

「急なシフト変更などにも対応出来ますか?」

「最後に、何かご質問はありますか?」

「いえ、特にありません・・」



矢継ぎ早に質問され、だが頑張って私なりに答えたのだけれど、話している最中からその女性のキビキビ感に圧倒され、恐らく彼女がパート達をまとめるリーダーなのだろうか。若いけれどただ歳だけくったブランク主婦なんかよりはるかに仕事が出来そうな彼女が求めるだけの能力を自分が発揮出来ない、というか働けている自分の姿をイメージ出来なかった。


なんとか面接が終わり、部屋を出る時もまだ社長?と思われる男性は電話中で、一度も視線が合わないままだが軽く会釈をした。

「それでは、採用のご連絡はお電話でいたします。不採用の場合はメールでお知らせいたします。本日はありがとうございました。」


正直、採用されたくないと思ってしまった。うまく言葉に出来ないが、実際目にして「何か引っ掛かる」ものを感じたのだ。
こんなことは初めてで、あんなにもインスピレーションを感じていたのは一体何だったのかと思う。



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合格率30%

合格率とは、簿記のこと。
明日受ける予定のパート面接のことで頭が一杯で、夫の手前、勉強をしているふりでテキストを眺めているが、まったく頭に入らない。
過去問を解いてみたが、壊滅的な点数だった。
しかし、受験料は支払い済だし、受けない訳にいかない。それに、その結果を夫に見せない訳にも。
自分の出来の悪さを夫に露呈する為だけの試験。時間も金も無駄である。
ふと、仮病を使おうかと考える。
熱が出たといって、コロナ禍であるし受験は無理だと。
当日、体温計を温めて具合の悪いふりをすればいい・・

と、ここまで考えて、まるで子どもだなと情けなく思う。まだあと数日あるのだから、全力を尽くすべきではないのか?と。
一応、人ひとりの親なのだ。
どっちにするか、心は秒単位で揺れている。



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面接対策

面接まで日にちがある為、ネットで合格する質疑応答を調べたり、またマナー等、頭に叩き込んでいる。
それが、なかなか頭に入らない。
一人で練習していても、よくある挨拶からの受け答えはしどろもどろしてしまう。
なかなかうまく口が回らないので、「らりるれろ」の練習をしたりもしているが、効果が無い。
今回は、ピンと来ていることもあり絶対決めたい。

使えない人間ながらも、真面目であることと一生懸命であること、それを精一杯誠実にアピールするしかないと思っている。
パソコンのお気に入りには、面接関係のタグがずらり。
自分で言うのもなんだが、真面目というのはこういう部分なのだろう。


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決意

応募したところから、連絡があった。ぜひ、面接に来て欲しいと。
嬉しい反面、現実味が帯びたことで不安が募る。まだ決まった訳ではないけれど、アラフォーブランク主婦にとって、面接まで漕ぎつくのが大変なのだけれど。
私の第一印象は、きっと暗いしとっつきにくい。ママ友作りに苦戦したのもそうだけれど、対面に自信がない。履歴書は、なんとか体裁を整えて、また写真も明るい雰囲気に加工した。
だが、実際会って話してみて、面接担当はその落差に驚くだろう。緊張のあまりどもり、また挙動不審な動き、そして口を開けばどもりまくる・・
これまでも、失敗の原因を探れば質問にうまく答えられなかったり、目を見て話せなかったり、そしてやっぱりどもったり。
受け答え以前の問題で、コミュ障がばれてしまい駄目になるパターン。
今回も、介護といっても意識のある老人の話し相手や身の回りの世話なのだ。

でも、同世代とだと緊張する私だけれど、世代が違う人とならうまくいくはず。あの近所のお婆さんともそうだった。
針金さんとも・・
だから、大丈夫。自信を持って前に進もう。


道は、自分で切り開く。






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ヤキモキ

選考結果は、後日お知らせいたしますー

と、メールにはきちんと記載されているのだ。
なのに、いまだ来ない。一次選考の際も同じような締めくくりの文面だったし、それで通ったと連絡があったので今回だけ来ないということはないだろう。
毎時間、いや30分置きにチェックするメールBOX。また今回もだめなのだろうか?
駄目なら駄目で連絡が欲しい。そうすれば、次に切り替えて動けるのだ。勝手ながら、直感的に今回はここで働くというイメージが湧いた。こんなことは初めてで、しかもまだ面接まで行っていないのに。
面接まで行き落とされたところもあったのに。
こちらから、連絡をするのはマナー違反だろうか?せっついていると思われるだろうか?
ネットで得た知識では、マナーとして1週間待ってとある。そろそろだ。あちらからしてみたら、私は数多くいるうちの一人の選考対象者であって、また選考以外の仕事もあるだろうし、私の「待っていた一日」とあちらの「多くの業務をこなす一日」とは比較対象にもならない。

それでも、早く連絡が欲しい。何も手に付かない・・・

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事故PR欄

とうとう週末になってしまった。
選考の結果はいまだ来ない。通常、平日に来るのだろうと思っているのでそれまでの前向きな気持ちが一気に萎む。
もっと良い履歴書に上書きされたのだろうか?

履歴書には、介護の資格はないぶんやる気と経験めいたものがあると書いた。

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自己PR

私は現在、要介護の義母を抱えています。今、体調は安定しているので心配ありませんが、それまでは身の回りのお世話を一人でこなしてきました。病院の付き添いや話し相手、それに食事作りや掃除など。
とても感謝され、私もそれに応えようと頑張りました。
また、近所には高齢の方々が多くいますが、そういった方々とお茶を飲んだり家を行き来したりしていたこともあります。
なので、年齢差があってもコミュニケーションをとれると自負しています。
御社でぜひ、働きたく思っています。資格はありませんが、必要であれば業務をしながら勉強もしたいと思っています。
どうか、何卒宜しくお願い致します。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

数日経ち、自分の自己PRが事故PRであることに気付いた。まず、御社と書くのはNGらしい。貴社と書かないとならない。
そして、あの近所のおばあさんとのやり取りについて、少々誇張し過ぎた感がある。
そして、写真はうつりばかり気にして服装がボーダーシャツというのは駄目だったのかと思う。パートだから大丈夫かと思っていたけれど、常識外れの行動と見られたか?
返信がないことをみると、やはり胡散臭かったのだろう。一発で決まるアラフォーとなかなか決まらないアラフォーとの差は何なのか?
書類選考では、経歴と資格と写真、それに学歴。やはり、大学を出ていたら違ったのだろうか。
そして面接では、コミュ力と見た目なのかなと思う。
私の中での強みはと考えるが、何も浮かばない。




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ブレない心

宗教の友達から、ラインが届いた。

ー選挙、お疲れ様でした~いつもいつもありがとう!!またよろしくね^^

ありがとうと一方的なお礼。どこまでもポジティブだ。その政党に入れるなんて一言も言ってませんから!と心の中で思いながらも、


ー雨だったけど、散歩がてら行けて良かったよ。またランチでもしたいね。

と返信したが、特にそれについてのリアクションは無かった。選挙が済めば、もう用済みですか・・と黒い感情が再び湧く。そういうところが嫌なのだ。
ネット記事でもよく見かける、この手の話。
なのに、彼女らは改善しようともせず、押せ押せだ。

怖いもん知らずとはこういう人々のことをいうのだろう。彼女がいまだに貿易営業の仕事をしているのも頷ける。
ブレない心、そこは見習っていきたいところだ。












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適正ありなし

今、応募している求人のことで頭が一杯で、簿記の勉強はそっちのけ。
夫から釘を刺された。

「勉強は?もうすぐ試験だけど受かりそう?」

こうした圧に、嫌気がさす。テキストを開くが、やはり頭を素通り。こういう数字や頭を使う仕事は私には向いていない。
もっと単純作業のルーティン的な、作業系が向くのだ。
以前、短期でデスクワークのバイトをしたことがあったが、あれはあれでいっぱいいっぱいで。でも、短期だからなんとななったし、それ程重要な業務を与えられなかったのだろう。
実際、長期となればもっと責任は増すし、仕事内容もそれなりに難しくなると思っている。持病さえなければ、立ち仕事で例えば工場で黙々と作業したりの仕事も出来るのにと思う。
体が悪いことで、どうしても長時間立っていることが出来ないのだ。

簿記3級。高校生でも取れる簡単な資格だと夫は言う。これに落ちたら、私という人間は全否定されるのだろうか?
最近では、子も簿記3級は英検より簡単だと思ってしまっている。
思い出したら苛々し、テキストをぐちゃぐちゃにしてしまった。本当は燃やして捨ててしまいたい勢いだ。

とにかく、現状を変えたい。今度こそ、変わりたい。今、この流れに乗らないとまた息苦しい日々を繰り返すだけだ。
人生は、一度キリ。どうせ一度ならば、少しでも自分の興味のあることに時間を費やし生きていきたい。そう思うのは、今の世の中贅沢なことなのだろうか?



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  • 2021/11/04

捕らぬ狸の皮算用

まだ二次選考も通っていないし面接にもたどり着いていないのに、今回は勝手にうまくいく予感がして、色々と妄想してしまう。
応募した会社のHPを見て、色々と妄想する。
そこで働く自分のイメージが、むくむくと膨らむ。こんなにポジティブになったのは久しぶりだ。
これであっけなく落ちたらどうなるのだろうという程に。

そういえば、生理明けということもあり、心身ともにハッピー期間だ。それもあるのだろう。
勿論、問題は山積み。
夫の脱サラに私の簿記試験、子の成績や実家の引っ越し問題に加えて義実家のこれから・・
悩みは尽きないけれど、今は二の次、三の次。

週4のペースで、5時間勤務だったら・・いや、最初はゆるく週3ペースで。それならこれくらい?
電卓を叩く手が止まらない。ついには、年収まで出してしまった。
勿論、今のところは扶養内マックスで。夫の自営を手伝う可能性もあるので、夫からも以前のようにフルタイム正社員で探せとは言われなくなったのだ。

盗らぬ狸を盗ってしまいたい。そしたら、全力で頑張るのみだ。






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二次選考のお知らせ

先日の求人、一次選考が通過した。
それだけで、嬉しい。
最近ではなしのつぶてだったので、こうしてわざわざ私のメアドに通知をくれることが、人間として認められたような気がして心弾むのだ。
何となく、今回はうまくいくのではないかと思う。
介護の求人。需要は多いし、しかも時給は都内そこらへんの価格と比較しても安い。
私の中で、かなりの妥協。いや、そんなことをいっては失礼だ。私だって、あちらからみたら何の取り柄もないブランク主婦なのだから。

履歴書作成も、これまでは一度作成したものをコピってたのだけれど。今回は本気も本気なので色々なサイトで受かりやすい履歴書の見本をリサーチし、修正した。
写真も、地味顔でぱっとしないけれど、履歴書アプリを使って詐称にならない程度に加工した。自分で言うのもなんだが、悪くない。
更に、ちょっと笑みを浮かべたことで、いつもの暗さが三割増しで明るくなった。
これだけの準備に、3時間掛かった。
アラフォー主婦の再就職は、競争率が馬鹿高い。コロナ禍ということもあり、皆必死だ。
だから私も、もっともっと必死にならなくてはならない。

どうか、どうか面接までたどり着きますように・・

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視野を広げる

気を取り直し、再び目に付いた求人に応募した。
これで何通目ーというカウントはやめにした。

今回は、未経験OKの需要の多い介護系の仕事。正直、避けていた業種だ。
自分の持病のことを考えると、どうみたって体力勝負の仕事だし、病状が悪化して結局辞めることになれば迷惑が掛かると思ったからだ。
だが、それも選り好みのうちの一つだと先日従姉妹に言われた。

「OOはさ、コロナ禍だから~とか、持病が~だとか、子どもや夫が~とかでさ。自分はないの?」

血縁関係だからこそ、痛いところをズバッと言われたのだ。彼女との先日のランチは、それもあり楽しくなかったのだろう。
相手の話ばかりーと思っていたところ、ようやく私の話になったかと思えば嫌なことを言われる。
だが、時間が経ち、もっともなことだと思い直した。

金曜に、義母の付き添いをした。あれだって、身内ではなく他人の世話だとしたら時給が発生するのだ。
介助といっても、資格必須ではないものもあるのだなと気付いた。
話し相手や病院の付き添い、散歩や買い物。これなら私にも出来るのでないかと?

取り敢えず、選考結果待ち。どうか、面接まで漕ぎつけますように。

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