にほんブログ村 主婦日記ブログ ひきこもり主婦へ
にほんブログ村 主婦日記ブログ 専業主婦へ
にほんブログ村 子育てブログ 一人っ子へ

ヨガレッスン

スポンサーリンク




PTAの仕事へ。
折角の休み、外は暑いし自宅でのんびり過ごしたかった本音。
だが、仕方がない。
私達の委員主催で、ヨガレッスンを行う予定なのだけれど、その講師に孤高の人が選ばれていた。
副委員長と繋がっているらしい。
どこで誰が繋がっているか分からないな、と驚いた。

レッスンの後は、学校のカウンセラーを招き、ちょっとした茶話会のようなものも予定している。とはいっても、コロナ禍なのでその場でお茶を飲んだりお菓子を食べたりは出来ず、持ち帰りとのことだけれど。
ヨガということは、私もやらなくてはならないのだろうか?茶話会も、だいぶ気が重い・・




スポンサーリンク





関連記事

向き不向き

スポンサーリンク




まだ数日も経っていないのに、この仕事は向いていないのではないかと思い始めている。
持ち場がそれぞれその日によって変わるらしく、でも私はまだ新人だから簡単な作業。
それでも立ちっぱなしで狭い空間の中、教えられた通りに的確に、いくつもの種類の総菜を決められた大きさのパックに詰め込まなければならない。しかも多くの数を。

茂木さんはすごい。
私が1パックもたもた詰めているうちに何パックも手際良く詰めている。さすが10年の技。
私は、その1パックの中に詰めた惣菜がぽろっと落ちてしまわないか気になって、そろりそろりと慎重になってしまうのだ。
単純作業だと思っていたけれど、覚えなくてはならないことは想像以上に多く、頭の中の処理が追い付かない。
自宅に戻り、メモを元にノートに清書したりもするけれど、果たして本当にこれで合っているのか不安になる。
早口でばばーっと説明を受け、ちょっとした合間に書き殴ったメモ。
認識違いもあるかもしれないが、時間との闘いなのでうまく聞き返すことも出来ない。
自分なりの解釈は、いつか大きなミスを冒してしまうのではと不安になるが、しかしそういう不安項目がはやくも山積みで、もはや ピックアップ出来ない状況。
もう、ミスする度に覚えていくしかないのだと腹をくくる。

明日は休み。それが嬉しい。
だが、PTA活動がある。たまった家事もあるし、ただただうざい。




スポンサーリンク





関連記事

主要人物

スポンサーリンク




瞼の痙攣が止まらない。右目だけなのだけれど、ぴくぴくするのが気になって、気になるからこそなかなか治まらない。
外ではマスクをするので、目がどうしたって目立つ。そんなに人の顔などじっくり見つめる訳ではないけれど、そういう時に限ってそういう機会が増えるのだ。

私に直接指導するこの道10年だというベテランパートの茂木さん。彼女は私より恐らく年下で、お子さんもまだ小学生だという。
子どもがまだ1歳の時から働き始めてずっと続けられているのだから、この仕事が肌に合っているのだろう。
そして、大ベテランーまだ私は目も合わせて貰えていないけれど、定年過ぎと思われる大ベテランの小林さんに気に入られている。
小林さんは、怖い。むしろ、社員よりも長くこの持ち場で働いていることで、社員が彼女のご機嫌伺いをしている風なのだ。

他にも人はいたけれど、私がようやく覚えたのはこの2人だ。




スポンサーリンク




関連記事

嫌いな初日

スポンサーリンク




「初日」が嫌い。
子どもの頃からずっと。
入学式だとか、クラス替えだとか、そういったガラリと環境の変化が起こる時の「初日」が嫌い。
ドキドキわくわくなんてしない。ただただ緊張の連続。

昨夜は一睡も出来なかった。いや、ウトウトはしたけれど、一時間おきに目が覚めた。
深夜4時からはまったく寝付けず、あれこれ考えてしまった。寝ないと、初日のあれこれ覚えなくてはならないことが頭に入らないーとにかく寝ないとーそう焦れば焦る程、目がギンギンに冴えてしまい、何度も繰り返し寝返りを打っていた。
結局、寝たんだか寝てないんだか分からないまま、のそりと布団から出て今に至る。
頭をしゃっきりさせる為に、アイスコーヒーを体に入れる。

初日は昼過ぎに帰宅なので、家のことは帰ってからしよう。




スポンサーリンク




関連記事

前日の緊張ピーク

スポンサーリンク




いよいよ明日から。
初日は朝から昼過ぎまで。
どれくらい疲れるのか、どれくらいの仕事量で難易度なのか?
どんな人達と働くのか、雰囲気はどうなのか。

明日にはすべて分かる。
喉から胃が出る程に緊張している。

初日は20分前には到着していた方がいいだろう。
それに、最初の挨拶が肝心だ。そこで7割くらい私の印象が決まってしまう。
背伸びし過ぎず、だが多少はつま先立ちで、良い印象を持ってもらいたい。




スポンサーリンク




関連記事

対人運とか

スポンサーリンク




異常な暑さ。
朝から自治会の清掃でどっと疲れた。この暑い中、草むしりなんて誰が言い出したのか?
針金さんは相変わらず楽しそうにしており、女性陣の輪の中にうまく溶け込んでいる。
それに比べて私は、この集合住宅にもう10年程いるのに、いまだ新参者。いや、変わり者扱いを受けているようにすら思える。
普通にしているはずなのに。
服装も、華美でも小汚くもなく、よくある主婦の制服コーデー、つまりはボーダーTにジーンズ。髪型も、すっきり1本結び。
やはり、雰囲気なのだろう。


「梅、どんな感じ?」


ようやく私に気付いた彼女は、箒片手にこちらに近付くと、とびきりの笑顔で聞いて来た。


「うん、いい感じ。」


いい感じどころではなく熟しきってしまった。だが、ランチの約束をうやむやに流されていることの腹立だしさで、嘘をついている罪悪感は抑えられている。


「でさ、来週の月曜日か水曜、ランチ行かない?」


「!」


あまりの突然の誘いに面喰い、言葉を失ってしまった。嬉しい気持ちと同時に、その日は初出勤、そして水曜も出勤日だということを思い出した。私はやっぱり対人運というかこういう運が壊滅的に悪い。


「残念。その日は仕事で。」


「え?仕事?あー、残念。」


頭の中で忙しく空いている曜日をピックアップしー来週に限って、またPTAもあるし病院もあるのだー、口を開きかけた時、


「まあ、またの機会にね。」


さっぱりと話を切り上げられてしまった。




スポンサーリンク




関連記事

ロングバケーション、終了に向けて

スポンサーリンク




来週から働くことになり、まるで長い夏休みが終わりを迎える、そんな感じ。
日中、贅沢にぼーっとする時間を過ごす。
ソファーに深く腰掛け、珈琲をのんびり飲みながらのPCタイム。こんな時間も、あと数週間もすれば貴重だったのだと懐かしむことになるのだろう。そう思うと、家事もなかなかする気になれず、シンクにはたまった食器、それに床には薄っすらと埃。

いざ働くとなると、物凄く憂鬱だ。職場の人達とうまくやっていけるか?仕事内容は難しくはないか?等々・・・
清掃バイトの時もそうだったけれど、嫌な人はきっと一人二人いるに違いない。ただ、一つ違うのは、ずっと同じ場所で働くということだ。
清掃は、派遣のようにその日によって場所も違えば組む人も違ったし、また一人の時すらあった。あれはあれで気楽な仕事だったと今は思う。

何はともあれ、やるしかない。
頑張るしかない。
夫と相談し、今は子のことを第一優先にと言われ、扶養内で納める流れになったことはほっとしている。
いずれはフルタイムーと夫は思っているようだけれど、私も段階を踏む方がいい。




スポンサーリンク




関連記事

愚痴の捌け口

スポンサーリンク




PTAの仕事に行って来た。
軽く打ち合わせと、全校に配布するプリント作成や印刷など。
印刷したものをクラス毎の棚に生徒数入れるのだけれど、そこまでするのに3時間程時間を要した。
PTA会議室で、委員長がPCに毎年引き継いでる所定のフォーマットの日付など要所要所変更するのだ。
実は、その棚入れの仕事が私に割り振られたものだったのだけれど、打ち合わせついでに皆ですることになった。

秋に、委員主催のイベントがあり、例年コロナで中止になっていたのに、今年度は行う方向らしい。
委員長の引継ぎには、コロナ禍前ー要するに、数年前の委員長が作成した引き継ぎ書しか頼りにならず、だがそれもコロナ対応を絡めて行うとすれば、自分達で新たなやり方を考えて行かなくてはならないと言う。
委員長と副委員長は仲が良いので、二人で予めやり取りなどをし、その上でレジュメを作って私達を集め、簡単に共有してその他意見を募り、話し合い、擦り合わせたうえで今後の見通しを付けたかったのだと思う。

会議が終わり、皆と別れてとぼとぼ歩いていると、後ろから声を掛けられた。飯田さんだ。


「なんか、あの二人で色々決めちゃってさ。形ばかりの打ち合わせって感じだったねー。こんなんなら仕事休まなければ良かった。」


「ていうかさ、委員長、パソコン使い慣れてないよね?キーボード打つの遅過ぎ。もう途中から私がやるよって感じだったんだけど。」


そこから彼女の愚痴が始まり、分かれ道になっても1時間弱。私はただただ相槌を打つしかなかったけれど、後から思うとあの相槌は彼女の意見に同意ということになってしまうのではないかと不安な気持ちになってしまった。




スポンサーリンク





関連記事

塾代=パート代?

スポンサーリンク




仕事が決まった件、夫に伝えたら渋い顔をされた。
夕飯時、子が一人きりになってしまうこともある、この受験の時期なのに母親としてのサポートは出来るのかということ。
時間帯的に、子が帰宅する頃には家にいた方が良いのでは?と。
ただ、私が長期にわたり仕事探しに苦戦していたことは知っているので、さすがに辞退しろとは言わなかったけれど。
もろ手を挙げて賛成ーという訳にいかないということだ。

あれこれ条件を挙げたらキリがない。
それに、塾代が更にアップしたことに苛ついていたのは夫の方だ。分かってはいたが、受験学年になったことで様々なオプションを勧められ、友達もやってるんだからの声に負けていくらか費用が嵩むことを承知した夫。
しかし、私と二人きりになれば、


「あなた、そろそろ仕事決めないと。」


とハッパを掛けて来たのだ。


「皆、子どもの塾代稼ぐ為に、最低パートくらいはしてるよ。」


私の知る周囲を見渡しても、皆働いている。夫の言うことももっともだと思う。だが、いくつ応募しても落とされて、そればかりは自分でもどうすることも出来なかった。
ただ、仕事を選んでばかりはいられないーそんな窮地に落とされた現実の結果なのだ。




スポンサーリンク





関連記事
  • category:

  • 2022/06/22

嘘のような本当の話

スポンサーリンク




携帯に着信があった時、妙な胸騒ぎがした。
そして、相手の台詞を聞いた途端、頭の中が一瞬真っ白になった。

採用の連絡だったからだ。

こんなおばさんが受かるなんて。信じられず受話器を持つ手が震えてしまった。
土日も出られると伝えたのが良かったのかもしれない。子どもが大きかったことも。
最低賃金だけれど、仕事内容的に家事の延長のようなもの。基本、単純作業なので慣れてしまえば、私のように周囲とコミュニケーションを取ることが苦手な者にはうってつけの仕事だ。

ただ、勤務時間が不規則。早番と遅番があり、早番が8時半~14時。遅番が14時から19時。それが気になる。子は塾だったりで夕飯を共にすることが少ないし、また夫も仕事で毎晩遅いからこそ遅番にも対応出来ると答えたのだけれど。
どうせ受かるはずもないと夫に相談もしていなかったけれど。
なるようになる、とにかく一歩前進だ。




スポンサーリンク




関連記事

父の日

スポンサーリンク




父の日。
相変わらず、子は私がセッティングしないと動かない。
正直、母の日を思うとやる気が湧かない。
夫は私の為に子を促すことなんてないし、夫は私の父ではない。
そんな風に思いながらも、夫が朝からソワソワしているのを目にすれば、スルーする訳にはいかないのだ。

結局、子は友達と遊びに出てしまったので、私の方でお膳立て。
事前に、夫が好みそうなシンプルな質の良いTシャツー(あくまで、子が自分の小遣いで購入出来そうな価格帯)を買い、父の日ディナーはカレーライス。それにトンカツの材料。
カツカレーだ。夫はカレーが好物だし、子が作れるレベルのものだとこれが限界。勿論、カツは私が作る。

子がやっと帰宅したのは夕方5時。
ドタバタせかして、なんとか父の日は形となった。夫も上機嫌。
疲れたけど、終わり良ければ総て良し。




スポンサーリンク




関連記事
  • category:

  • 2022/06/20

焦り

read more...
関連記事

もう何度目かの面接

スポンサーリンク




スーパーの面接を受けた。
感触としては、悪くないように思える。
店長らしき人物からは、奥の事務所のような場所で履歴書を見ながら数点確認事項ーといったところで。
人間性だとかスキルだとかは特に問題視しているような感じではなく、単に、使い勝手が良いかどうかを見ている気がした。
私は事前に準備した通り、笑顔ではきはきとした受け答えをした。
実際の私とは真逆のー、一見テキパキと機転の利く仕事が出来そうな主婦を演じたのだ。

面接の結果は、来週頭には出る。
帰りに、ちらっと私が働くことになるかもしれない作業場を覗き見た。
皆、一様に割烹着と給食帽のようなものを被り、黙々と仕事をしているようだった。
和気藹々といった感じではなさそうで、だが私にとってはそれくらいが丁度良い。出来上がった輪に入るのは勇気が要るのだ。
仕事と割り切った付き合いー、清掃バイトの時もそうだけれど、仕事先の人達と仲良くなる気はない。
仲良くなれたらーという淡い期待を持つのはもうやめようと思っている。




スポンサーリンク




関連記事

有難迷惑

スポンサーリンク




ゴミ捨ての際、エントランスで針金さんに会った。目が合った途端、にこりとされたので嬉しくなる。
彼女が私の方まで駆け寄っての第一声、


「梅、どんな感じ?」


うっと言葉に詰まる。だが何とか取り繕う。


「うん、いい感じ。蜜も出て来た。」


いまだに袋に入れたまま、だが捨てることも出来ずに放置している青梅。


「本当、美味しいから。毎年、この時期になるとうちは梅酒も含めて何瓶も作るの。赤紫蘇で梅干しも作るんだけど、夫婦二人だとなかなか消費出来なくて。あ、梅干し用にもう少しお裾分けしましょうか?」


「わぁ、嬉しい。」


心と真逆の台詞が口をついて出たことに我ながら驚く。正直、青梅ではない既に出来上がった梅干しを貰いたいくらいだ。消費出来なかった梅干しをこちらに寄越して、再び新しく針金さんが作り直して欲しい。
そんな風にしか思えない自分自身に対しても、残念な気持ちになる。


「ちょっと待っててね。」


玄関前でそう言い残すと、少しして家から出て来た彼女は再び袋一杯の青梅を抱えていた。


「はい、どうぞ。」


ずしっと重いそれは、更にどうにかして処理しなくてはというプレッシャーとなって私の心に圧し掛かる。
実際、本当に作ったら向こう何年分の梅干しが出来るのだろうか。笑顔でそれを受け取りながら、誰か貰ってくれる人はいないだろうかと考えを巡らす。




スポンサーリンク





関連記事

スーパーの求人

スポンサーリンク









週末の求人広告で目を付けていたスーパーの総菜部門のパートに応募することにした。
前回、隣町のスーパーは不採用だったけれど、今思えば、雨の日などの通勤は面倒だ。合羽を着て自転車なんてきつい。
今、梅雨の時期に入ってからは、家から近いに限る。
レジ対応などは、知人に会う確率が多いのでNGだけれど、惣菜などの裏方ならば人目に触れないし、また帽子や割烹着などを着ることで変装代わりにもなる。

夫からの圧もそうだし、自分の手持ち財産が限りなくゼロに近くなりつつある現実の不安に押されるように気付けば電話を掛けていた。
あれ程、面接を取り付ける為の電話を掛けることが嫌でたまらなかったはずなのに、いつの間に場数を踏んでそれも慣れてしまっていた。
いよいよ明日は面接。オフィスワークは諦めた。時給や土日祝休みも諦めた。条件としては、「家から近い」。せめてこれくらいは叶えて欲しい。
通勤時間は無給で働く時間だと思うと、短いに越したことはない。




スポンサーリンク




関連記事

値上げラッシュとプレッシャー

スポンサーリンク




「あなた、いつまで家にいるつもり?」


突然夫に聞かれ、困惑した。昨夜、上機嫌に晩酌をしている夫だったので油断していたのだ。


「仕事探しはしてるし、この間は面接までしたけど・・」


「駄目だったのか。あなた、どういう系目指してるの?高望みしてないで、取り敢えず動いた方がいいよ。こんな世の中だし、ブランクが続けば続く程、使えないヤツ認定されるぞ。どんな仕事でも、何かしら社会貢献してる痕跡は残しておかないと。」


以前とは言うことが違う。清掃の仕事をバカにしていた癖に。


貰っている食費が足りず、それは値上げの影響もあるのだけれど、1万円も足りなかった。私が働けば、その分は補填出来るのだと夫は言う。働かざる者食うべからず―的な雰囲気が、家の中に漂い始めている。
子は受験生となり、塾代も値上げした。来る夏期講習代もこれまでの比ではない。そうしたことを踏まえ、夫は微々たる稼ぎであっても私に外に出るように促しているのだ。
チラシをチェックし、スーパーをはしごする。こんな風に時間を無駄にして数十円節約するよりも、働きに出る方が効果的。そんなことは分かっている。




スポンサーリンク




関連記事

一方通行

スポンサーリンク




針金さんからラインが届いた。ランチの日取りについてかと思いきや、青梅のこと。
ご丁寧に、青梅の下処理についての分かりやすいサイトを転送してくれたのだ。
昨日、梅仕事なんてしたことがないと言ったから、彼女なりの気遣いなのだろうと思う。
だが、それは更に私にとってプレッシャーとなってしまった。

転送してくれたHPを見たけれど、やはり面倒だ。百歩譲って、我が子や夫が梅シロップや梅酒を飲みたがれば重い腰を上げて頑張れるけれど、苦労して作ったところで誰も手をつけない。致命的なのは、私自身も好きではないという事実。
一応、「ありがとう!」のスタンプを返してから、今週の空いている日程を彼女に送った。


ーもっと欲しかったら言ってね!まだまだたくさんあるから。(笑)


私が欲しい返事は来ず、またしても梅のこと。なんだかげんなり。一方通行。


ーあれから息子さん、どうなった?


勇気を出してぶっこんでみたけれど、その後は未読のままとなってしまった。
どうやらランチは実現しそうにないってことだ。




スポンサーリンク




関連記事

嫌な夫、嫌な妻

スポンサーリンク




ーピンポーン


夫も子もいる休日。自宅のチャイムが鳴り、どうせまた夫が何か買ったのだろうとドアを開けると、そこには針金さんが立っていた。


「こんにちは、今、大丈夫?」


酔っ払った勢いで、ランチに誘ったことを思い出す。夫は玄関近くの自室にいるので、会話を聞かれたくないないなと思いつつ、だがこうして彼女が我が家のチャイムを押したことが誇らしかった。私にだって、この地での付き合いがあるのだーと夫と子に胸を張って言いたい気分。


「昨日はありがとうね。あのカフェ、いいよね。来週以降で予定合ったら、ぜひ行きましょう!」


嬉しかった。だが、


「実は先週にお友達と行ったの。まだオープンしたばかりだから、かなり混んでて。もし行くのなら、開店30分前には並んだ方がいいかもね。」


正直、ショックだった。既に「お友達」と行ったのだという事実は、少なからず私の心を傷付けた。針金さんの交友関係にあれこれ口を出す筋合いではないけれど、なんだか裏切られたような気さえした。


「そうそう、これ。良かったら。段ボール一杯いただいて。処理しきれなくって。」


袋の中には、いっぱいの青梅。


「梅酒とか、ジャムとか。娘さんには梅シロップを作って炭酸で割ったらこれからの時期いいかも。シロップは数日もすればすぐに出来るし、飲めるからお勧め。」


有難く頂戴したけれど、正直困惑の方が強かった。ネットで調べると、その下処理から色々は面倒に思えたし、作ったところで家族皆それ程梅が好きではない。梅ジャムをパンに塗って食べるなんてきっとあり得ないし、梅ジュースも、子はきっと口を付けないだろう。
それでも、それをそのまま捨てるなんて出来ないし、取り敢えず袋に入れたままテーブルに置いておいた。 夫が自室から出て来て、


「なに、あなたお隣さんとそんなに仲良かったっけ。」


そう言いながら、袋を開けて中身を確認する。


「なんだよ、梅か。」


そう言い放つと、すぐに興味を失ったのか冷蔵庫からビールを取り出す。ぐびぐびと喉を鳴らすように飲みながら、


「梅酒とか、好きじゃないんだよな。」


余計な一言。自分の夫ながら、嫌な性格だと改めて思った。
しかし、私もこの夫にして妻。すぐに貰った青梅のキロ数を量り、それが2キロ弱だと知ると、メルカリで検索した。だいたい相場が1500円程度。送料と手数料を引いて・・なんて売上を計算する。
実際、面倒になってやめたけれど、一瞬でも売ろうとした心は本当のところなのだった。




スポンサーリンク




関連記事

勇気を出して・・

スポンサーリンク




駅前に、素敵なカフェが出来た。お花がたくさん飾られている、雰囲気の良い店。
入り口に、小さなボードが立ててあり、ランチメニューA~Dまで。そのどれもメニューだけ見て美味しそう。
ガラス張りなので、外から店内が見える。天井からも素敵なドライフラワーがあちこちにぶら下げられており、ふらりと足を入れたくなるような店。
女性ばかりー、お喋りに花を咲かせている様子。どの人達も楽しそう。
先日のスーパーでもそうだけれど、女性数人のグループが楽しそうにしている様子を目にする度に羨ましくて仕方がない。
定期的に訪れる、この感情。しばらく封印していたはずなのに。

自宅に戻り、もやもやした気分を晴らすべく、チューハイ9%を煽った。すぐに頭がぼーっとして気持ちよくほろ酔い気分。
数少ないライン友達のアイコンを眺める。


「ど、れ、に、しよう、かな。」


上から順番に辿ると、針金さんの名前。出来たばかりの店のHPのURLを転送し、


ーこんにちは。駅前の新しい店、行きました?ランチでも行きませんか?


勇気を出して誘ってみた。




スポンサーリンク




関連記事

非常識よりコミュ障

スポンサーリンク




雨降り続きの最近。
子が、塾の送迎は友達のママさんがしてくれるからもう来なくていいよと言い出した。
正直、中学になってから子の交友関係はよく分からず。顔と名前も一致しないし、更にその親となるとお手上げ。
せめて連絡先を知っているママさんなら、どういう経緯でそうなったのか聞けるけれど、そうじゃないから断るよう告げた。


「雨の日、歩いてくのかったるい。それに、他の子も乗っけてもらってるんだよ。ついでだからどうぞって。」


塾での仲良しグループ。同じ部活の子もいるらしいけれど、今回送迎の足となってくれるママさんの子は、部活の友達のまた友達という流れなのだ。
子にそういう仲間が出来たのは喜ばしいけれど、さすがにそのまま厚意に甘える訳にはいかないのだ。


「駄目。ママが送るから。バスも出てるし。」


「えー、車なら一瞬だよ。それに、バス停で待つのしんどい。塾が終わったら早く帰ってお風呂入って寝たいのに!」


「我儘言わないで。知らないお母さんにそんなの頼めないし、もし事故にでもあったらー」


「ママがもっと他のママ達とうまくやれる人だったら良かった!」


そう言い放つと、勢いよく自室のドアを閉め子供部屋に籠ってしまった。
中学になり、そういうしがらみから逃れられていたと思っていたのに。そして、我が子からも「コミュ障の母」と思われているのだなと感じて辛くなった。
だからといって、会ったことも挨拶をしたこともない親御さんの車に娘を同乗させてもらう訳にはいかない。コミュ障の母であっても、非常識な母にはなりたくないのだ。




スポンサーリンク




関連記事

ボツ

スポンサーリンク




誠に残念ながら・・・
このフレーズから始まる言葉で、あぁ、やっぱり。
また不採用。
どんどん自己肯定感が無くなる。
きっと、あの人が受かったんだろうな、若くて美人だったし。
面接官は男性だったし、やっぱりルックスで選ぶところもあるだろう。

デスクワークを狙うなんて高望みなのか。
数年前のあの短期バイトだって、短期だから受かったようなものだ。いや、短期間過ぎて履歴書に書いていることもおかしいのかも。
それでも、少しでも経歴に華を持たせるべく、「事務補助アルバイト」と記載したのだ。

また、清掃の仕事に戻るか。それとも飲食系? 御用達スーパーの総菜屋で、パート募集の張り紙があった。
ついつい目で追ってしまう。




スポンサーリンク




関連記事

手に入れられなかったもの

スポンサーリンク




昼間のスーパーに行くと、併設された女性用専用ジムー、中高年対象の施設だけれど、そこからたくさんの女性陣がずらずらと出て来た。私と同世代~70代くらいに見える白髪の女性達。数人ずつグループになり、わらわらと出てくるのだ。
そのまま彼女らは、私が買い物をしているスーパーへとなだれ込み、お喋りに花を咲かせながら店内を回り出した。
買い物かごを手にしているので、何かを買おうとしているのだろう。だが、道の真ん中で立ち止まってはあれこれ吟味しつつ相談しつつ前に進まないので、前に進めずに困った。


「今晩、何にする~?」


「ほら、じゃがいもが安いわよ!肉じゃがにしたら?」


他愛のない会話。
毎週なのか、月に数回なのかは分からないけれど、定期的に会える近所の仲間ー共に汗を流し、買い物をし、お茶やランチをする。ただそれだけの繋がりだが、私がこの地で手に入れることが出来なかったもの。
ただただ羨ましかった。




スポンサーリンク




関連記事

ぼやき

スポンサーリンク




面接の疲れがまだ取れない。
夫と子を見送った後、何もする気になれずソファーに横たわる。
梅雨入りしたこともあり、天気も悪く家の中にいても寒い。

面接後、タイピングの試験は同じく面接に来ていた女性ら数人と一斉に行った。
小さな会議室のような場所にパソコンが数台置かれており、私を含めて5名程。どの人も「できる」人に見えた。
まず、私のようにビクビクしていなかったし、すべてがスムーズそうに見えた。そして、どの人も私より年下に見えた。
なぜか、面接官は私の背後から動かなかった。それが妙なプレッシャーに繋がり、緊張いてうまくマウスが動かせなかったり、キーボードも指先が震えて打ち間違えたりと、自分の力をうまく発揮することが出来なかった。

会社は、小さな一戸のビルで3階建て。都内の雑居ビルといった感じ。ただ、狭い路地から抜けて大通りに出ると、一気に都会といったオフィスビルが並ぶ。
ここで働く自分のイメージがまったく湧かなかった。憧れはあるけれど、自分には無理だろうと冷静になった今日は思う。
結果はまだ出ていないけれど、今日も引き続きの求人検索は続くのだ。




スポンサーリンク




関連記事

一仕事後

スポンサーリンク




昨日の疲れをまだ引きずっている。
たった30分足らずの面接と試験だけれど、肩も腰も背中もガチガチのごりごりに凝り固まってしまった。
そして、胃痛も酷い。

自分を出し切れたかというと、微妙だ。
試験は事前に知らされていた通り、タイピング。ただ、与えられたお題ー条件に従うので、ただ文章を打つだけではない。
ブログとは違う。
普段使わないアスタリスクや記号半角英数字も使う。慣れてしまえばこっちのものかもしれないけれど、背後で面接官が見ていることもあり、タイピングの指がフルフルと震えて自分の手ではない感じだった。

面接は、こちらの出れる曜日や時間帯を伝える程度で拍子抜け。あんなに対策をしていたのに、履歴書もちらっと見ただけで突っ込まれることはなかった。まあ、突っ込まれるような華麗な経歴もないからだろう。

決まればいいなと思う。
月収7~万円程度でも、外に出て稼げるようになれば、自立への小さな一歩だ。




スポンサーリンク




関連記事

面接再び

スポンサーリンク




今日は、これから先週に応募した会社の面接だ。
そこではタイピングの試験もあるらしく、事前に伝えられている。
寿司打で何度も練習して高得点を上げたし、あとは面接シミュレーションも頑張った。持ち物、OK。スーツの用意OK。履歴書の写真も少しでも明るく見えるよう加工した。マスクを取ると、更にへの字口なのと歯並びが悪く口先がもこっと出て老け顔なので、その部分を目立たなくした。
体力的にも精神的にも、私が以前の清掃パートのような仕事は長く続けられる自信がない。
やはり、座り仕事一択。
緊張するし、今になって逃げたい気分だけれど、それでも自分を信じて頑張るしかない。




スポンサーリンク




関連記事

妄想旅

スポンサーリンク




週末、ついつい一人になると旅番組をぼーっと眺めてしまう。
遥か昔、そういえば実母もそうだった。若い頃の私は、そんな実母を見て、行きたいなら行けばいいのにと思っていたし、小さなテレビ画面で芸能人があちこち足を運んだり美味しいものを食べたり、温泉に入って気持ち良さそうにしているのを指をくわえて眺めているのはなんて惨めなんだろうとさえ思っていた。
旅でもなんでも、自分が実際体験しないと感動なんて得られないというのに。

それが今では、あの頃の実母の気持ちが分かる。
現実から束の間逃避したいだけなのだと。実際に旅に出るだけの気力も金もないし、一緒に誘い合わせて行く友人もいないし家族は皆自分のことで忙しい。かといって一人旅をするだけの行動力も経済力もない。
妄想はタダである。そして、必要があればすぐに現実に戻って来られるのだ。
ちょっとでも妄想に現実味をおぼえる為、雰囲気ある喫茶店でアイスコーヒーを飲む芸能人と共に、自宅で淹れたそれを飲んだ。それだけで、彼らと旅をしている気分になれた。

これを侘しいと言えばそれまでなのだけれど、自分が楽しければそれでいい。
美味しそうなケーキは家にないので、代用にファミリーパックのクッキーを食べた。いつか、遠い未来に友人と旅に出る。そんな日を夢見て。




スポンサーリンク




関連記事

尊い繋がり

スポンサーリンク




「もしもし、元気?」


第一声で、分かる。そして、そんな時期だな、と思う。
宗教の友達からだ。
社交辞令的に近況報告が終わった後、さてそろそろあの流れ。いつも通りの流れ。


「でさ、OOもこれから教育費が掛かるし大変でしょう?」


ーあー、はいはい始まりましたね。


そこからは、彼女独壇場の支持政党がいかに素晴らしい政策を掲げているか、その実績と今後の展望。未来の日本を支えるのはここだと言わんばかり。鼻息荒く声高々に語り倒す。
私は、そんな彼女の話を耳で受けながら、視線は値上げラッシュについて取り上げているワイドショーに向けていた。


「じゃあ、よろしくね。」


一通り話が終わり、再度念押しのように、


「OOの1票が世の中を変えるから!」


そんな一言を残し、電話は切れた。
一方的過ぎる会話にうんざりしつつ、それでも話を聞いてしまう。彼女は、独身時代から続いている唯一の関係の一人だから。
もしも私が本当に孤独に陥り、夫とも別れ、にっちもさっちもいかなくなった時、彼女なら相談に乗ってくれる、そんな期待がある。
それは、宗教の力だったとしても。そうだったとしても、ゼロから始まる宗教の繋がりよりも尊く思えるのだ。




スポンサーリンク




関連記事

1億総株主

スポンサーリンク





ニュースでは、最近になってやたらと政府が投資を促していると報道。総理が1億総株主云々言い出しているけれど、その波に乗れる国民なんて限られているように思う。第一、投資には資金が必要なのだ。それも、余剰金。
夫は色々と株をやって儲けたり損したりしているっぽいけれど、私には何の恩恵も無い。 NISAとかイデコとか、私にはちんぷんかんぷん。皆、ちゃんと理解して始めているのだろうか?それとも理解ないままに、なんとなく先々儲かるという情報に飛び付いているだけだろうか。 アメリカでは、投資するのは当たり前。預貯金だけなんて昭和の考え。これからは、お金にも働いてもらう時代。高校生になれば、金融リテラシーを授業で学ぶことになる。

夫の庇護のもと、この先ずっと暮らしていけるという保証があるのならお気楽な立場なのかもしれない私だけれど、今は我が子あっての私達。子が巣立てば、夫婦関係がどうなっていくのか先行き不透明だ。だって、私は夫から愛されているという確信が持てないのだから。
もっと苦しい人はいる。シングル非正規の人やシングルマザー、夫がいたとしても無職だったりで日々の生活がいっぱいの人達。
今、夫は起業なんてしてこの先どうなるか分からないところもあるけれど、起業出来るだけの資金はあったということ。


「あなたはあなたで、ちゃんと自分の老後考えて計画的にした方がいいよ。」


私がなかなか働かなかった頃、夫が言った言葉。その後、焦って清掃パートをしたのだけれどうまくいかなかった。
国も誰かも守ってくれない。自分の身は自分で。そんな世の中に既になっている。老後が不安だ。
私が株主なんて想像も出来ないけれど、自助努力が求められているのは現実だ。





スポンサーリンク




関連記事

誘い損

スポンサーリンク





買い物帰りのエレベーターで、久しぶりに針金さんに出くわした。
元々針金のような細身だけれど、更に痩せたようだ。


「久しぶり。」


エレベーターからそれぞれの自宅に入るまでの数分だけれど、近況報告。どうやら針金さんはここずっと息子さんの家にいたらしい。


「異動になっちゃってね。北海道。だから色々荷造りとか引っ越し準備とか手伝ってやってたのよ。あの子、仕事で忙しいから。」


ふと、寂しげな表情を見せつつ、どこか清々しい感じだ。


「それでね、結婚を考えてる彼女がいるらしくて。その子も仕事辞めてうちの子についてくらしくってね。同棲するみたいで。なんかね、こっちとしてはけじめをつけなさいとは言ってるんだけどなかなか言うこと聞かなくて。」


買い物袋を提げたまま、玄関前で立ち話をする。つい、勢いで自宅に誘ってしまった。きっと、上辺ではない自らの家庭事情をさらけだしてくれた彼女にすっかり気を許してしまったのだろう。針金さんは断るでもなく、


「じゃあ、ちょっと荷物だけ置いて来るね。」


そう言って、いったん自宅に戻った。その日は朝から珍しく調子が良かったので、掃除も洗濯も終えていたのだ。それでも急な来客に、トイレと洗面所の水回りのチェック、タオルを替えてテーブルの上のものやソファーに無造作に置かれている上着などをまとめて洗濯かごに入れ、すっきりさせた。
しかし、なかなか針金さんは来なかった。なので、トイレ掃除を念入りにした。それでも来ない。どうしたのだろうと思い、ラインをしたらすぐに返事が返って来た。


ーごめんなさい、お邪魔したかったんだけど予定があったの忘れてて。また今度、機会があれば^^


「なんだよ・・」


つい、声が漏れた。なんだか肩透かし。もしかしたら、家に上がって私との距離が縮まることに抵抗感があったのかもしれない。
勇気を出して誘って断られる。ならば、最初から誘わなければ良かった。誘い損だ。
そして、それでも彼女の方から誘ってくれることなんてないのだろうなーと直感的に思うのだ。




スポンサーリンク
関連記事

すしだ

スポンサーリンク





今日も暑くなりそうだ。
朝から求人サイトを見ていたら、データ入力のバイトがあった。応募したらなんとすぐにレスポンス。
面接に行くことになった。
簡単なテストがあるというが、タイピングだろうか?
このブログを続けているお陰もあり、タイピングにかけては自信がある。
「寿司打」というタイピングゲームをしてみたら、なかなかの高得点なのだ。

夫も仕事に行くようになり、意気盛ん。
仕事だっていうのに、事務所に買ったばかりのゴルフクラブを持って行ったのは何故だろう?皆に見せる為?
いったい何しに行ってるの?
だが、何をしていても、生活費を稼いでくれるのは夫。文句なんて言えない。

とうとう6月に入ってしまった。今月中には仕事を決めたい。




スポンサーリンク





関連記事
copyright (c) 隣の芝生 all rights reserved.

プロフィール

selinee

Author:selinee
FC2ブログへようこそ!

月別アーカイブ

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR