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ググリ族

子が、テニス部の先輩の引退に向けての色紙書きをしていたのだが、スマホを見ながらぶつぶつ言っているので声を掛けた。

「どうしたの?分からない言葉とか?」


すると、


「色紙とか、面倒。コロナで特に関わってない先輩に一体何書いたらいいの?名前もよく分からん先輩数名いるし。」

かったるそうにしながら、それでもスマホから目線を反らさず、何かを書き写していた。


「何してるの?」

「色紙に書く言葉、適当なの探してる。」


子は、機嫌がいいらしい。そういう時は、素直に私の言葉に返してくれるのだ。
だが、スマホ画面を見せられた後は、なんだか自分の体温が何度か下がったかのような、冷え冷えとした気持ちになった。
子は、

ー色紙に書く例文ーなるサイトを閲覧し、その中で良さげなものを適当に選び書き写していたのだ。
私は、子の前では全うな親でいたい。

「ちょっと、そういうのは自分の言葉で書かないと。そんなネットからうつした言葉とか、あり得ないよ!」

だが、子は鬱陶しそうに、

「はぁ?別にいいじゃん。だって、何も浮かばないんだもん。会話したこともないし。」

今年はコロナのこともあり、密にならないようにと学年別の練習だったり、また試合もなかったりで、先輩との交流も無かったという。なので、このようにいざ色紙にメッセージを!と言われても、一体何を書けばよいのか戸惑うようだ。
それにしても・・・顔も知らない、この色紙を貰う先輩のことを思うと、なんだか胸が痛かった。
なので、子に代わって私がメッセージを考えた。


ーコロナのこともあり、なかなかお話する機会はありませんでしたが、先輩のフォームは素敵でした!3年間お疲れさまでした。卒業しても、先輩らしさを失わず頑張って下さい!!-

子に、そう書いた紙きれを渡すと、

「いや、こんなの笑われるし・・・いいよ、自分で書くから。」

却下された。
関わりの薄い人へ向けるメッセージ。これは、大人であっても難しい。貴重な部活動の3年間のうちの1年間は、人生の中であり得ない未知の時だったのだ。
メッセージこそ浮かばないが、きっと誰の記憶にも残るだろう期間。皮肉なことに、今年度はそういう年なのだ。










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