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電話義務

実家とは疎遠になりつつ、コロナになってからは週に1度はこちらから電話を掛けるようにしている。
掛ける度に、面倒そうなリアクションを取られるが、調子が乗って来るとこちらから電話を切るタイミングがなかなか取れず、2時間近く話さなくてはならない羽目になるので、時間がたっぷりとれて尚且つ、夫不在時に掛けるしかない。
今週は、夫がほぼ在宅だったこともあり掛けることが出来なかった。それに気付いたのは、直接携帯に実母から掛かって来た時だった。

「もしもし。」

第一発目で、不機嫌そうな声。


なぜ、不機嫌なのか?母の苛つきは受話器越しにも伝わる。何かあったのだろうか?
聞いているうちに、つい先日伯母と電話をしたらしく、ちょっとしたマウントを取られたのだと分かり、その当てつけはやはりその根源となっている実の娘に向けられるのだ。
母親を幸せに出来ない娘である私に対してのアタリが強くなる。
実家べったりの従姉妹。仕事を始めたことで、全面的に孫を預け、週に3度は伯母の家で夕飯をとる毎日らしく、それは大変なことなのだけれど、賑やかで楽しく、このコロナ禍に引きこもりを余儀なくされても生き甲斐のようなものを与えられ溌剌と過ごす伯母に嫉妬しているようだった。
なので、ついぽろっと義母のことを話してしまった。

「え?入院?後遺症とか大丈夫なの!?」

電話口で大興奮の母の声は、なんだか嬉しそうにも聞こえる。

「じゃあ、仕事も辞めたの?退院しても、もう動き回るのは無理そうね~」

認知症の前兆については伝えなかったけれど、義母が病気ーそれも重大なものに掛かったことはいくらか実母を勇気づけたようだ。

「だいたい、あちこち動き回り過ぎだったのよ!自分の年齢を考えないとね。私はちゃんと健康管理してるわよ。毎日のように病院にだって言ってるし!」

喜々として語る母は、すっかりご機嫌が直ったようで、電話の終わりには最初の不機嫌さはすっかり消えて、

「そうそう、OOは元気?」

孫のことにも気を掛けるだけの余裕が出来たようだった。やれやれという気持ちで受話器を置くと、やはり2時間近く話していたようだ。喉はカラカラ、どっと疲労感が押し寄せた。












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