退職、そして自営業妻へ
夫が退職した。
引継ぎに思ったより時間が掛かったらしく、本来なら有給消化しての退職希望だったのだがかなわなかった。
昨夜は、べろべろに酔っ払って帰宅。タクシーで。しかも、部下2人に玄関まで抱えられて。
「本当にお世話になりました!!また、飲みましょう!」
私の想像していたような、スネ夫っぽい部下でもない、誠実そうな部下達。彼らから、無理やり送別会に誘ったのだと聞いた。
「コロナ禍なのにすみません!でも、どうしても最後だと思ったら一杯やりたくて。奥さんにも怒られるかなと思ったんですが。」
職場のツーリング仲間や同期、可愛がってくれた上司や懐いていた部下など、それなりに大勢の人達が彼の送別会に参加したらしい。大きな花束やその他、たくさんの紙袋に選別。私の知らない世界での夫は、どうやら慕われていたようだ。外面の良さを物語っている。
玄関で倒れた夫をどうにか起こし、ソファーまで。お風呂は無理そうだったので、そのまま布団を掛けて寝かせた。手洗いうがいや歯磨きくらいして欲しかったけれど、無理だった。コロナ禍で、こんなに大酒を飲んでつぶれるなんて言語道断だけれども、一生に一度あるかないかの人生の節目となる一日を締め括るには、どうしても必要な儀式だったのだ。
なんだか、面白くなかった。夫の一面はどうやら完璧らしく、しかもそれは私の知らない一面だからだ。
いよいよ、私は自営業妻となる。これからどうなるのか、退職金の額だって知らされていない自営業妻。悩みは尽きない。
引継ぎに思ったより時間が掛かったらしく、本来なら有給消化しての退職希望だったのだがかなわなかった。
昨夜は、べろべろに酔っ払って帰宅。タクシーで。しかも、部下2人に玄関まで抱えられて。
「本当にお世話になりました!!また、飲みましょう!」
私の想像していたような、スネ夫っぽい部下でもない、誠実そうな部下達。彼らから、無理やり送別会に誘ったのだと聞いた。
「コロナ禍なのにすみません!でも、どうしても最後だと思ったら一杯やりたくて。奥さんにも怒られるかなと思ったんですが。」
職場のツーリング仲間や同期、可愛がってくれた上司や懐いていた部下など、それなりに大勢の人達が彼の送別会に参加したらしい。大きな花束やその他、たくさんの紙袋に選別。私の知らない世界での夫は、どうやら慕われていたようだ。外面の良さを物語っている。
玄関で倒れた夫をどうにか起こし、ソファーまで。お風呂は無理そうだったので、そのまま布団を掛けて寝かせた。手洗いうがいや歯磨きくらいして欲しかったけれど、無理だった。コロナ禍で、こんなに大酒を飲んでつぶれるなんて言語道断だけれども、一生に一度あるかないかの人生の節目となる一日を締め括るには、どうしても必要な儀式だったのだ。
なんだか、面白くなかった。夫の一面はどうやら完璧らしく、しかもそれは私の知らない一面だからだ。
いよいよ、私は自営業妻となる。これからどうなるのか、退職金の額だって知らされていない自営業妻。悩みは尽きない。
- category: 夫
- 2022/03/31