鏡の中の婆
今年に入り、無我夢中でやって来た私。
ようやくぽっと時間が出来た今、まじまじと鏡の中の自分を眺めてみた。
とんでもなく、老けた。
まず、髪。
パートをするにあたり、エチケットを兼ねて白髪染めはしていたのだけれど、どのパートも勤務中は頭にかぶりものをするので生え際の白髪については放置。真っ白な頭のてっぺんはまるで河童の皿のよう。
全体が白いのなら、グレイヘアー。だが、そうでないとずぼらなおばさんの出来上がり。更に髪質もバサバサ枝毛ばかり。
髪の長さが肩より下まで伸びた最近では、ほぼ1本結び。それが更にまた老け込みを冗長させる。
なんで髪は伸びるのだろう。現状維持のまま成長しない、そんな薬があったらと思う。
髪だけではない、肌はもっと酷い。最近の花粉の影響もあり、肌荒れが酷くガサガサで赤みもすごく化粧乗りも悪い。
また、しわやたるみも増えた。潤いがなく乾き切った砂漠のよう。マスクがあってまだ良かった。
一番老いが分かるという手先。そこもまた酷いものだ。
ささくれはあちこち、手の甲はやはり水分が無く乾いてがさがさ。子の艶やかな手の甲が羨ましい。
喉元も、常時しわが目立つ。決して痩せているから出来るしわではない。老いのしわ。
アンチエイジングしようとは思わないけれど、あまりにも酷い。
再びパート面接をするにあたり、おばさん具合は隠せずとも、せめて清潔感はあった方がいい。
みすぼらしい人間を積極的に採用しようーなんて思う企業なんてないだろうから。
- category: わたし
- 2023/03/01